【Guam:Day2-4】リアル海猿
2本目が終わって写真を確認していたら、ボートの中ががちょっとあわただしい。どうやら一組上がってきてないらしい。
流れがそこそこ強かったこともあるが、それでもデイドリームの2グループは同じタイミング、同じ場所で浮上してきた。しかし、今回たまたま相乗りになった別のサービスのグループがまだ上がってきていないというのである。
結構流れがあったのでもしかしたらちょっと流されているのかもね、という感じでボートを流しながら探すが、フロートの影も形も見つからない。
エグジット時点での時間は12:30。
20分も探し回って何も無いと、さすがに船内に緊張が走る。
さらに20分探すが、相変わらず見つからない。
ボートキャプテンのポールがコーストガードに連絡。
また知り合いのボートにも連絡をして、応援を頼む。
しばらくすると友人(と思われる)のボートが早速合流。状況と潮の流れを簡単に説明。さらにその15分後、コーストガードのオレンジ色の船が近づいて来てボートに接舷。ポールに軽く事情聴取して探しに行った。暫くすると、コーストガードの船が2〜3隻増え、辺り一帯を捜索。
僕らの船もエグジットポイント付近を中心にあちこち回りながら探す。
この時、僕の頭の中では去年サイパンのグロットで起きた事故を思い出していた。ゲストがパニックを起こし、助けようとしたガイドも一緒になって、、、というあの事故。もしかしたらパニックではなくダウンカレントかも知れない…、などとと思い始めていた。あとで他のゲストにも聞いたら、やっぱり同じようなことを考えていたようである。
しばらくすると、今度はヘリ登場。
この時点で14:00。この間、写真を撮ったのはこの一枚だけ。写真を撮る事自体不謹慎かとも思ったのだが、一ダイバーとして記録に残しておくためにも撮った方が良いのではないかと思い、撮った一枚である。
その後、現場付近でちょっとの間待機をしていると、港近くの他のダイビングサービスの船が僕らゲストを迎えに来てくれた。僕らはそれに乗ってサービスに帰る。みんな重い雰囲気で口を閉ざしたままである。
14:30にサービスに到着。
お腹は減るもので、重い雰囲気の中、一緒に帰ってきたガイド氏と話をしながらピザを食べる。もし万が一の場合、大使館経由で日本でもニュースになるだろうから、あらかじめ実家に連絡しておかないと、とか色々なことを考えながら。
重い雰囲気の中で、「ボートに残してきた器材は夜にはホテルに預ける」と言った連絡をしていると、サービスの電話が鳴った。
「They found!!」
重い雰囲気が一気に明るくなった。
思わず拍手。
時間は15:30。ちょうどエグジットから3時間である。
見つけ出したスタッフを捕まえて話を聞いたら、僕らを港に戻した後、ポールはかなり沖合の方まで探しに行き、遙か遠くにフロートを見つけたとのこと。その場所はかなり遠く、岸からも1kmくらい離れていたんだそう。
流された彼らの話を聞くと、どうやら思っていた以上に流れが強く、ちょっと早めに浮上したら、流れと風のせいでかなり流されてしまったらしい。同じサービスであれば、流れのある場合の手順もあらかじめ打ち合わせておくが(実際DayDreamのガイドはウォッチャーも含めて情報交換をしていた)、彼らは別のサービスと言う事も影響して、あまり詳しく打ち合わせずにエントリーしたらしいのである。
彼らはピックアップ後、病院に搬送されたとの事である。
ボートが帰ってきて、器材を無事に回収。ボートキャプテンのポールはこの後でコーストガードの事情聴取があり、その後のペナルティもあるらしくて、かなり不機嫌だった。
本当に無事で良かった。
3本目は自動でキャンセルになってしまったが(当然だけど)、それよりもせっかくのダイビングが悲しい思い出にならずに済んだ。もし万が一のことになっていたら、ダイビングのログ自体ブログに書かなかったかも知れないし。でもダイバーとして色々と勉強になることもあった。それはまた別の機会に。
流れがそこそこ強かったこともあるが、それでもデイドリームの2グループは同じタイミング、同じ場所で浮上してきた。しかし、今回たまたま相乗りになった別のサービスのグループがまだ上がってきていないというのである。
結構流れがあったのでもしかしたらちょっと流されているのかもね、という感じでボートを流しながら探すが、フロートの影も形も見つからない。
エグジット時点での時間は12:30。
20分も探し回って何も無いと、さすがに船内に緊張が走る。
さらに20分探すが、相変わらず見つからない。
ボートキャプテンのポールがコーストガードに連絡。
また知り合いのボートにも連絡をして、応援を頼む。
しばらくすると友人(と思われる)のボートが早速合流。状況と潮の流れを簡単に説明。さらにその15分後、コーストガードのオレンジ色の船が近づいて来てボートに接舷。ポールに軽く事情聴取して探しに行った。暫くすると、コーストガードの船が2〜3隻増え、辺り一帯を捜索。
僕らの船もエグジットポイント付近を中心にあちこち回りながら探す。
この時、僕の頭の中では去年サイパンのグロットで起きた事故を思い出していた。ゲストがパニックを起こし、助けようとしたガイドも一緒になって、、、というあの事故。もしかしたらパニックではなくダウンカレントかも知れない…、などとと思い始めていた。あとで他のゲストにも聞いたら、やっぱり同じようなことを考えていたようである。
しばらくすると、今度はヘリ登場。
この時点で14:00。この間、写真を撮ったのはこの一枚だけ。写真を撮る事自体不謹慎かとも思ったのだが、一ダイバーとして記録に残しておくためにも撮った方が良いのではないかと思い、撮った一枚である。
その後、現場付近でちょっとの間待機をしていると、港近くの他のダイビングサービスの船が僕らゲストを迎えに来てくれた。僕らはそれに乗ってサービスに帰る。みんな重い雰囲気で口を閉ざしたままである。
14:30にサービスに到着。
お腹は減るもので、重い雰囲気の中、一緒に帰ってきたガイド氏と話をしながらピザを食べる。もし万が一の場合、大使館経由で日本でもニュースになるだろうから、あらかじめ実家に連絡しておかないと、とか色々なことを考えながら。
重い雰囲気の中で、「ボートに残してきた器材は夜にはホテルに預ける」と言った連絡をしていると、サービスの電話が鳴った。
「They found!!」
重い雰囲気が一気に明るくなった。
思わず拍手。
時間は15:30。ちょうどエグジットから3時間である。
見つけ出したスタッフを捕まえて話を聞いたら、僕らを港に戻した後、ポールはかなり沖合の方まで探しに行き、遙か遠くにフロートを見つけたとのこと。その場所はかなり遠く、岸からも1kmくらい離れていたんだそう。
流された彼らの話を聞くと、どうやら思っていた以上に流れが強く、ちょっと早めに浮上したら、流れと風のせいでかなり流されてしまったらしい。同じサービスであれば、流れのある場合の手順もあらかじめ打ち合わせておくが(実際DayDreamのガイドはウォッチャーも含めて情報交換をしていた)、彼らは別のサービスと言う事も影響して、あまり詳しく打ち合わせずにエントリーしたらしいのである。
彼らはピックアップ後、病院に搬送されたとの事である。
ボートが帰ってきて、器材を無事に回収。ボートキャプテンのポールはこの後でコーストガードの事情聴取があり、その後のペナルティもあるらしくて、かなり不機嫌だった。
本当に無事で良かった。
3本目は自動でキャンセルになってしまったが(当然だけど)、それよりもせっかくのダイビングが悲しい思い出にならずに済んだ。もし万が一のことになっていたら、ダイビングのログ自体ブログに書かなかったかも知れないし。でもダイバーとして色々と勉強になることもあった。それはまた別の機会に。
2006年07月18日(火) 19:24:43 Modified by tomo_travel