マンガン及びその化合物
マンガン及びその化合物(二酸化マンガン、過マンガン酸カリウム)
●おもな用途
- マンガン:合金の原料、鉄鋼製品製造の際の添加物
- 二酸化マンガン:マンガン乾電池の電極、有機溶剤製造時の酸化剤、フェライトの原料、花火、マッチの原料、ガラスの着色など
- 過マンガン酸カリウム:飲料水の処理、COD測定などの分析用試薬、繊維や油脂の漂白
●特徴
自然界(水中、土壌、岩石等)でも広く存在。
●年間排出・移動量(2003年度)
- 排出量:約8800トン。100%工場などの事業所から出ている。業種的には鉄鋼業、非鉄金属製造業で約8割を占めている。88%が土壌への埋立、残りの12%は公共用水域へ
- 移動量:約2万4000トン。100%廃棄物への移動。
●環境への悪影響
よくわかっていない。
●人の健康への悪影響
必須微量元素として知られている(不足の場合、骨異常、成長障害などを起こすこともある)。過剰の場合、運動失調、パーキンソン病などにもなる。通常の摂取量では毒性は示さない。
●マンガン及びその化合物の使用量を減らすには?
通常の使用の場合、使用を減らす必要はない。
●参考ウエブサイトアドレス
- リスクコミュニケーションのための化学物質ファクトシート(環境省)
- エコケミストリー研究会(毒性情報)
2006年03月25日(土) 05:48:31 Modified by toxwatch