apocalypse

喧嘩界とはその名の通り喧嘩をするためのスペースだということから、何の他意もない普通の交流であっても
「敵対心を鈍らせてしまう」などの理由により「馴れ合い」と否定的･侮蔑的に扱う場合が多い。
喧嘩師はただひたすら周りを敵視して、そして抗争してこそ美徳とする価値観がそうさせているのだろう。

しかし実際のところ、過度の馴れ合いは別として適度な「普通の交流」は無くてはならないものであるとも言える。
それは現役の古参たちが、皆ある程度の「喧嘩外の交流」を持っていることからも明らかで
一切の馴れ合いを避けひたすら喧嘩のみを行う者は、えてして短命であることの裏付けとも言える。
喧嘩に飽きてしまった時、ちょっとダレた時に「留まる理由」が全く無くなってしまうため
そういった者は去って行き、「しばらくしてまた復帰する可能性」さえも薄まってしまうのである。