荒湯地獄(宮城県大崎市)は、鬼首カルデラの火口跡。
今でも地熱活動が見られ、いたるところから熱水が噴出しています。
火口跡の周辺は平坦で、駐車したりテントを張ったりと思い思いに利用されています。






２００６年に訪れた時は、地獄から流れ出す熱水をせき止めた熱めの浴槽があったのですが･･･

その後の気象災害で流れてしまったようです。











メインの浴槽とその泉源群です。
今でこそ秘湯とされている荒湯地獄ですが
隣の片山地獄が硫黄鉱山として利用されていた頃は鉱山町として大いに栄え
旅館や学校なども存在していたそうです。
片山地獄での硫黄採掘が終わると、土砂災害の多さを理由に退去命令が出たそうです。

現在この浴槽を管理しているのは、主に塩竃市在住の方々なのですが
その方々の話によると、ことあるごとに崩壊してしまうので管理は大変とのことです。

泉質は酸性。
川の水を利用した加水処理がなされています。
男女混浴、トイレや更衣スペースなんてありません。








川を登ると、加水処理されていない浴槽があります。
この浴槽は非常に天候に左右されやすいらしく、夏場しか使い物にならないらしいです。
僕が入った時（８月中旬）は若干熱めでした。
これといった道はありませんので、このあたりを行き来する場合はスリッパを持参した方がいいでしょう。

地図http://map.livedoor.com/map/scroll?MAP=E140.43.48....


〜２００７年８月１２日来訪〜

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