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粗筋
寛永19年春。女人救済で名高い、鎌倉東慶寺の山門に血が流れた。
会津藩家老・堀主水は暗愚な藩主・加藤明成の悪行に憤り退転を決意する。堀の態度に怒った明成は堀一族を捕らえ虐殺におよぶ。さらには鎌倉東慶寺にまで芦名衆から成る「会津七本槍」の七剣鬼が押し寄せ、逃げ延びた堀一族の女たちをなぶり殺しにした。
この暴挙に将軍家光の姉である天樹院こと千姫は激怒、必ずや女人の手で七本槍を誅さんことを決意し、生き残った七人の堀一族の女たちに復讐の命をくだした！
しかし、蛾眉細腰の美女だけで仇討ちはできぬ。彼女はある男に助太刀を頼んだ。彼こそが柳生一族の異端児・十兵衛！　隻眼の剣侠と美女七人が七剣鬼に挑む痛快活劇！

■講談社文庫、講談社ノベルス、角川
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