妓楼 働く人々 遣手
最終更新: yoshiwarawiki 2011年03月17日(木) 17:18:09履歴
遊女を監視・管理する監督係として各妓楼にひとりずつおり、禿のしつけから遊女に客あしらいを指導したり、閨房の技を伝授したりするなどの役割を担っていました。
年季が明けても行き先のない遊女がそのまま妓楼にとどまったものが多く、吉原のことは裏も表も知り抜いている、いわば海千山千の女。働きの悪い遊女や行儀のよくない禿を容赦なく叱りつけ、ときには残忍な摂関も行いました。それだけに、遊女や禿からは嫌われ、“憎まれ婆”として恐れられる存在でした。
給与体系としては、妓楼からは特に給金は出ず、客からの祝儀や茶屋からの割戻しが収入となっていました。そのため、金払いのよい客と見るや遊女を駆り立てたたり、金が続かなくなってきていると見抜くや遊女を遠ざけさせたりしました。また、遊女が客に本気で惚れてしまわないよう監視するのも、重要な役目でした。
年季が明けても行き先のない遊女がそのまま妓楼にとどまったものが多く、吉原のことは裏も表も知り抜いている、いわば海千山千の女。働きの悪い遊女や行儀のよくない禿を容赦なく叱りつけ、ときには残忍な摂関も行いました。それだけに、遊女や禿からは嫌われ、“憎まれ婆”として恐れられる存在でした。
給与体系としては、妓楼からは特に給金は出ず、客からの祝儀や茶屋からの割戻しが収入となっていました。そのため、金払いのよい客と見るや遊女を駆り立てたたり、金が続かなくなってきていると見抜くや遊女を遠ざけさせたりしました。また、遊女が客に本気で惚れてしまわないよう監視するのも、重要な役目でした。