妓楼 働く人々 雇人
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yoshiwarawiki 2011年03月17日(木) 17:19:58履歴
雇人 
料理番
妓楼内のまかないがもっぱらの仕事内容。客に出す簡単な料理も作りはしましたが、宴席に出す見栄えのいい料理は喜の字屋（台所）と呼ばれる仕出し料理屋から取り寄せるのが一般的でした。
不寝番
二階の廊下をカチカチと拍子木を打ち、時刻を告げて回る役目。客と遊女が寝ている部屋は夜中でも真っ暗にすることはないため、隅に置いた行灯に油を補充するのも役目のひとつでした。
中郎
妓楼の内外の掃除を担当。二階には長い廊下が縦横に走っていたため、雑巾がけはかなりの重労働だったとのことです。
お針
裁縫女のこと。遊女は裁縫などまったくできないため、ちょっとした着物の継ぎ接ぎでもお針に頼まねばならないという事情がありました。年に四、五両の給金を受け取り、遊女の衣装を仕立てる際には別途にかなりの謝礼も受け取るため実入りはよかったらしいです。
内芸者
客と遊女の宴席に出て座を盛り上げる、妓楼住み込みの芸者のこと。あくまでも遊女が主役の吉原では芸者は添え物に過ぎず、芸者はつねに遊女を立て、出しゃばった真似をしたり客と深い関係になったりすることはもってのほかでした。
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