「二次創作」とはグレーまたは黒の存在。各ジャンル公式の所謂「目こぼし」で成り立つ
公式提供の「本編」からインスピレーションを得て二次創作(キャラクターをそのままの名称で動かす)をするということは、版権者に対する版権侵害に当たる場合が多分にあり得る。
しかし、現在は、各公式が目くじらを立てず、二次創作に無言の許可を与えている状態だ。
そこには「個人の趣味」の範囲なら自由であって構わないという認識が大いに働いていて、だからこそ同人イベントの開催者はあえてイベントを「即売会」と呼ぶ。趣味で作ったものを同好の者が買う場というわけだ。
カップリングがどうであれ二次創作は等しく「個人の趣味」であり「グレーまたは黒」。本来、その中に数の違いこそあれ、ヒエラルキーなど存在しないはずなのだが……
同カップリングから「裏切り者」を炙り出し叩く
過激派は「ヴィク勇ガチ固定」なので、元々逆の「勇ヴィク」または「リバ」というタグが付いている作品に関してはpixivでもスルーするようだ。
なので、実際は過激派と同じ「ヴィク勇」の作家に向けて攻撃や晒しが行われる例が多い。例えば「タグがヴィク勇なのに中身がリバっぽかった」「ずっとヴィク勇っだったのに急に勇ヴィクを書(描)いた」「ハッピーエンドじゃなかった」などの理由で同じカップリングの者を叩くのだ。
もはや書(描)き手に自由はない。pixivなどはその作家が自由に使ってよいネット空間のはずなのだが。