藤宮たつの財産を狙い藤宮家に近づいたが、次第に麗子に惹かれていく。
親交を深める中で、麗子にミステリ小説などの楽しさを教えたのも彼。
自暴自棄に暮れ警察に厄介になることも増えた時期から死番虫と交友があり
時計塔の秘密目当てで近づいてきた死番虫に薬物の提供を受けるなどしていた。
たつから盗み見して「時計塔の動かし方」だけは知っていた。
たつの死後、死番虫にとっては用なしとなり口封じのために命を狙われる。
一度は命からがら逃げおおせ、幽霊屋敷に住まい身を隠していたが
再び相対した死番虫から麗子を守りぬき本懐を遂げた。
死番虫が語る「怪物に兄弟の契り」「薄気味悪い悪夢」といった発言は真実か否か。
麗子に男としての彼女を打ち明けられ酒や薬に溺れながら彼女の問への答えにもがいていたとすれば妥当やも。
ただそれに関しても、真に彼女を好いていたからこその苦悩であり
その答えを見出す前に死番虫が口封じに命を狙いに来てしまい、記憶と容貌を失ったか。
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