最終更新: angelpasse 2012年06月20日(水) 16:45:05履歴
<夏宴夜>〜推薦コメント〜
夏の曲というと「元気良く」、「アップテンポ」といったイメージがあるし、 そういった曲にも名曲がたくさんある。
5月6月頃になると、今年の夏の新曲がそろそろ店頭に並びだし、心踊るものだ。
一方、この「夏宴夜」は、太陽ギラギラ輝く光景を歌ったものではない。
むしろ、夕暮れや夜のイメージを思い起こさせる。 そして、浴衣姿の彼女と、Tシャツにサンダル履きの彼の、仲睦まじくどこか照れながら歩く瞬間を思わせる。
それは誰もが想い出の片隅に持っている、あの夏の夜のポートレートなのだ。
「夏は夜。」という言葉を掘り返す必要も無いほど、我々の心に訴えかけてくる風情というものが、夏の夜にはある。
蛍、星、花火、そして様々な夏のオノマトペ。
今年の夏はどのように染まるのだろうか? 金色に?七色? いずれにしても、鮮やかに夏の夜の宴の時を楽しみたくなるような、この歌の風景である。
落ち着いたコード進行の元、すべて任せられるピアノの音色が基礎を築き、 そこに、まるで宙を舞っているかのようなチェロの響きが重なる。 ボーカルはその音空間の中を、自らの想いを届けようと、ひとつひとつの言葉を丁寧に歌い上げている。
惜しまれつつ過ぎ去ってしまう夏の一片を、 壁のピンナップのように留めておいてくれる。 この曲にはそんな静かな力が潜んでいる。
by Kiyohisa Kogure
夏の曲というと「元気良く」、「アップテンポ」といったイメージがあるし、 そういった曲にも名曲がたくさんある。
5月6月頃になると、今年の夏の新曲がそろそろ店頭に並びだし、心踊るものだ。
一方、この「夏宴夜」は、太陽ギラギラ輝く光景を歌ったものではない。
むしろ、夕暮れや夜のイメージを思い起こさせる。 そして、浴衣姿の彼女と、Tシャツにサンダル履きの彼の、仲睦まじくどこか照れながら歩く瞬間を思わせる。
それは誰もが想い出の片隅に持っている、あの夏の夜のポートレートなのだ。
「夏は夜。」という言葉を掘り返す必要も無いほど、我々の心に訴えかけてくる風情というものが、夏の夜にはある。
蛍、星、花火、そして様々な夏のオノマトペ。
今年の夏はどのように染まるのだろうか? 金色に?七色? いずれにしても、鮮やかに夏の夜の宴の時を楽しみたくなるような、この歌の風景である。
落ち着いたコード進行の元、すべて任せられるピアノの音色が基礎を築き、 そこに、まるで宙を舞っているかのようなチェロの響きが重なる。 ボーカルはその音空間の中を、自らの想いを届けようと、ひとつひとつの言葉を丁寧に歌い上げている。
惜しまれつつ過ぎ去ってしまう夏の一片を、 壁のピンナップのように留めておいてくれる。 この曲にはそんな静かな力が潜んでいる。
by Kiyohisa Kogure
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