ノーデンス

Nodens
ノーデンズ、ノデンス
偉大なる深淵の主(Lord of the Great Abyss)、大帝

旧神の一柱とされることもあり、人間に対して比較的好意的な存在であり、旧支配者などから人間を助けることもある。

オリオン座?のベテルギウス?の辺りに住んでいる。

又、幻夢境?（ドリームランド）の地下に広がる暗黒世界「偉大なる深淵?」を治めている。

姿

白髪と灰色の髭をもつ老人の姿で現れ、貝殻の形をしたチャリオットを操る。

魔導書に於ける記述

ネクロノミコンには、多数居る人類に友好的な神の1柱として此の神だけが名を挙げられている。

信仰

ケルト神話におけるヌアザ Nuadhaと同一視され、イングランド西部のセヴァン河の神ともされる。但しノーデンス自体を信仰する教団は無い様だ。
ダニエル・ハームズ?の"ENCYCLOPEDIA CTHULHIANA?"によると別名をChozzarといい、アトランティス?の魔術師たちにChozzarの名で信仰されていたらしい。

眷属

夜鬼?（夜のゴーント）：召喚し使役する。

解説

アーサー・マッケンの著作「パンの大神」(1890)にて名前が初出？。ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが自作の中で、その性格をはっきりと打ち出した。元ネタはケルト神話のヌアザか、イングランド西部のセヴァン河の神らしい。ジェラルド・マッシー Gerald Massey(1881)『A BOOK OF THE BEGINNINGS』,8章にノーデンスが載っており、森瀬繚?によればこれが元ネタの可能性があるとのこと。