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2016/03/01 ページ開設
- [音]: (1)ウ (2)ク
- [訓]: (1)ああ (2)ここ-に (3)ゆ-く
- [義]: 【A】ああ 【B】ここに 【C】ゆく
- [一] 『漢検漢字辞典第二版』
- (A)ここに。語調をととのえる語。
- (B)…に。…において。…より。場所・比較を表す。
- (C)ああ。詠嘆の声。 [類]吁(ウ)
- (D)いく。ゆく。「于役」「于帰」
- [二] 『新漢和大字典』
- (A)《感》ああ。わあ、ああという嘆息の声をあらわすことば。 [同]吁。「于嗟(ああ)」
- (B)《助辞》ここに。語気をあらわす助辞。詩のリズムを整える間拍子として用いる。
「燕燕于飛=燕燕(エンエン)于に飛ぶ」〔詩経・邶風・燕燕〕 - (C)《前》に。…において、…に対しての意をあらわすことば。 [同]於(オ)・乎。
「友于兄弟=兄弟(ケイテイ)に友なり」〔論語・為政〕
「乗桴浮于海=桴(いかだ)に乗りて海に浮かばん」〔論語・公冶長〕 - (D)《前》に。おいて。…において。時間や場所を示すことば。 ◆「於」と同じ。
「于今三年=今に于いて三年」〔詩経・豳風・東山〕 - (E)《前》に。動作がどこから来るかを示す前置詞で、受け身をあらわすのに用いることば。 ◆於と同じ。
- (F)《前》より。比較の対象をあらわすことば。 [同]於・乎。
「多于我=我より多し」 - (G)《動》ゆく。いく。 ◆「往(ゆく)」と同じ。
「君子于役=君子、役に于く」〔詩経・王風・君子于役〕
- [三] 『漢字典』
- (A)ここに。 ◆ことばのはじめ、あるいは途中にあって語調を整える。「詩経」「書経」などの古い文章によく用いられる。
「黄鳥于飛(コウチョウここにとぶ)」〔詩経・葛覃〕 - (B)
- (C)
- (A)ここに。 ◆ことばのはじめ、あるいは途中にあって語調を整える。「詩経」「書経」などの古い文章によく用いられる。
- **(**) 【*】
- [一] … ※掲載無し。
- [二] …
- [三] …
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