少年誌のバトル漫画のWikipedia風『桃太郎』

桃太郎

この項目では、原作・テレビアニメ・実写映画について説明しています。その他の「桃太郎」については「桃太郎 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

桃太郎』(ももたろう)は、桃山亜義羅による日本の御伽噺作品。吉備田書店の雑誌『ヤングピーチ』にて1193年51号から1194年25号まで連載。
桃太郎 (PEACH BOY)
御伽話
ジャンル 少年御伽格闘御伽
作者 桃山亜義羅
出版社 吉備田書店
掲載誌 ヤングピーチ
発表号 1193年51号 - 1194年25号
巻数 全5巻 全3巻(文庫版) 全1巻(完全版)
話数 全24話
アニメ
原作 桃山亜義羅
監督 海苔巻伸志
シリーズ構成 小林高子
脚本 伊上組織
キャラクターデザイン 亀巻和也
メカニックデザイン 過渡期終
音楽 佐橋鳥彦
アニメーション制作 Production PG
製作 VTY、Production PG
放送局 MUKASIテレビ系列、アニMAXIMUM
放送期間 2012年4月1日 - 2012年6月24日
話数 全13話


概要

から産まれるという奇妙な出生の青年桃太郎が、獣達の力を借りて、悪の鬼たちを退治するという冒険活劇である。
昔話としては、日本で最も親しまれている作品であり、宝物社「この御伽噺がすごい!1193」オトコ編にて2位、第2回相談社御伽噺賞選考会では大賞に選出された。

連載終了後にも多数の関連グッズやゲームソフトなどが生み出されている。2012年にはテレビアニメ化、実写映画化も行われた他、劇場版アニメやハリウッドでの実写映画も企画されている。(2015年現在。)

ストーリー

日本のある地方。小さな村で貧しくも幸せに暮らしていた老夫婦は、あるとき川から流れてきた巨大なを持ち帰る。桃の中には赤子が暮らしており、二人は彼を桃太郎と名付け育て始める。
それから15年、村には「」と名乗る怪物が出没し破壊の限りをつくすようになっていた。成長した桃太郎は、鬼達を退治する為、鬼の住む「鬼ケ島」へ向かう。途中で3匹の獣、犬・猿・雉を家来にした桃太郎。鬼ケ島へ到着した桃太郎一味は、ある悲しい真実を知る。

登場人物

「声 - ○○」は、テレビアニメ版の声優。「演 - ○○」は実写映画版の俳優。

桃太郎一味

桃太郎(ももたろう)
声 -宮野攻 、子供時代 - 沢下条ゆきみ / 演 - 松田庄太郎

主人公。巨大な桃の中で川に流されていたところを、おばあさんに拾われ育てられる。 真面目で正義感に熱く、鬼達が(一見)理不尽に村を襲うことに我慢が出来ず、一人退治に向かうことを誓う等、勇敢な心の持ち主。初対面の獣達を食べ物で釣り、家来にするという策士の一面も持つ。一人称は「俺」。まれに「僕」。

刀を使った戦いを得意とし、その戦闘力は非常に高く通常の鬼であれば一撃で殺傷することが出来る。好きな食べ物は小松菜キビダンゴが好物と誤解されることが多いが、小さい頃からことあるごとにお弁当に持たされていた為、あまり好きではないらしい。[1]

武器は、おじいさんの先祖から伝わる名刀「桃丸」。木火土金水総てを切り裂くという伝説の剣で、桃太郎以外の人間には扱えなかった。

番外編では、鬼と人間の混血であることが示唆されている。

 必殺技
 桃切り
 「桃丸」で真っ向から切りつける技。アニメ版では、切られた相手が桃のように割れる演出がある。

 桃ブレイバー
 「桃丸」を大上段に構え、並外れた跳躍力で上空高く跳び上がり、降下と共に叩き切る技。アニメオリジナル。


犬(いぬ)
声 -早稲田通 、 / 演 - さわお

イヌ科の生物。人語を話す。見た目はニホンオオカミに近く、背中の灰色の毛並みが特徴。アニメ版では毛並みの色が青色に変更されている。
ストイックに自分を鍛えることを好み、己の限界を知る旅の途中、食料が尽きたところを桃太郎と出会い家来となる。
クールな一匹狼タイプで、一味の仲ではツッコミ的ポジションに回ることが多いが、"枝を投げられると追いかけてしまう"、"肉球を押されると悶える"等、コミカルな一面も見せる。一人称は「俺様」。

純粋な戦闘力は桃太郎一味で最も高く、とくに回避命中が上昇し易い。牙を使った戦い方が得意で、単行本の表紙では爪切りのやすりを使って牙を研いでいる様が描かれている。

 必殺技
 かみつき投げ
 するどい牙でかみつき、相手を振り回して投げる。

 ワン・ツー
 最終決戦で使用。前足を駆使して相手に連打を浴びせる。


猿(さる)
声 -山田負平 、 / 演 - ごろう

猿科の生物。人語を話す。ずるがしこくお調子者で、時に仲間を裏切ろうとすることもあるが、根は熱く正義感にあふれている。元は月光の猿軍団に所属していたが、仲間の餌代が入った袋が無くなった際、日頃の行いの悪さから飼育員や仲間の猿に疑われ、軍団を脱走する。
月光時代に鍛えた跳躍力、大木を切り裂く鋭い爪と、相手を丸め込む話術を使った戦闘を得意とする。かしこさが上がりやすいが、ちからが低い。
雉とは喧嘩しながらも、名コンビっぷりを発揮しており、巻末イラストには鬼退治が終わったのちも共に暮らす姿が描かれている。一人称は「オイラ」。アニメ版ではアドリブが非常に多い。

 必殺技
 きりさき
 するどい爪で敵を引き裂く。クリティカルが出やすい。

 回転ひっかき
 高速回転して敵に連続攻撃をしかける。一撃一撃のダメージは小さいが、連続する為大ダメージを与えることが出来る。

 最終究極奥義
 「最終究極奥義を放つ」と宣言して、相手をたじろがせる技。実際には究極奥義など存在しない。


雉(きじ)
声 -飛多展女 、 / 演 - ピーちゃん

キジ科の生物。犬・猿と比べて人語が不得手なようでカタコト風にしゃべる。そのことを猿に馬鹿にされるのがお約束。
所謂天然と思わしき発言が多く、一味に加わったのも「鬼ケ島に鬼退治」を「ゴミ屋敷にゴミ掃除」に行くと勘違いしたからと語っている。キビダンゴはくちばしでは食べづらいので好きではなく、何となく空気を読んでもらっただけである。[2]
猿とは馬があうようで、名コンビっぷりを発揮している。一人称は「ボク」。怒ったときは「オレ」になることもある。
鋭いくちばしと飛翔能力を使った戦い方が得意。相手の急所(目玉・喉)や傷口を狙う狡猾さを持つ[3]が、"誰もいないのに(敵がいると勘違いして)空中に攻撃を加える"等、天然ゆえの行動も目立つ。ライフが高いが、かしこさが低い。

 必殺技
 ドリルのくちばし
 高速回転しながら敵をつらぬく。

 ウィングカッター
 高速で飛ぶことで敵を切り裂く技。奥の手として繰り出したが、鬼の大将には通じなかった。

鬼一族

鬼ケ島と呼ばれる小島に暮らす、人類とは異なる進化を遂げた種族。赤・青などカラフルな体色と、頭の角が特徴。一族に共通して腕力が強く、通常の人間では束になっても歯が立たない。
力に物を言わせて理不尽に略奪を働く野蛮種族と思われていたが、物語終盤で哀しい過去が明らかになる。


大将 魔刹(たいしょう ませつ)
声 -座木踏彦 、子供時代 - 緒高美絵/ 演 - 市町悪親

鬼一族のボスにして鬼の大将。数百年に渡って島の外に出ることのなかった鬼達を率いて村を襲い、住民を皆殺しにした。その強さと冷酷さは、人類は元より仲間の鬼達からも恐れられているが、仲間思いで情に熱い一面があり、側近の鬼達からは崇拝されている。人類を襲う際、女子供は決して襲わないというポリシーを持ち、母親の目の前で子供を殺そうとした部下を自ら処刑したこともある。
角の数は1本。アニメ版での体の色は緑色で、一人称は「我」。
戦闘能力は非常に高く、犬・猿・雉の同時攻撃をものともせず金棒の一撃で戦闘不能に追いやっている。アニメ版では2段階の形態変化能力を身に着けており、第2形態では、脚部が太く・腹部にもう一つの顔が出来るなど厳つい見た目だが、最終形態では余計な器官が取り除かれ、シンプルでスマートな姿へと変化する。アニメ版監督の海苔巻は、某人気漫画にあやかったと語っている。[4]
最期は過去の誤解を悟った上で尚、桃太郎に一騎打ちを挑み、桃太郎の渾身の一撃を受けるも立ち上がり、鬼達の繁栄を願いながら崖から転落して爆死するという壮絶な死を遂げた。

{実写版ではアニメ同様形態変化を行っており、CGではなくスーツで再現された。その着ぐるみは非常に重く、演じる市町は演技に苦労したという。[5]


中将 無魔(ちゅうしょう むま)
声 -上尾流星 、 / 演 - 太川茂木

鬼の大将の側近で、鬼一族の副官的存在。冷静且つ知的な言動をとる。魔刹からの信頼は厚く、島の外へ攻め入る際の戦略も彼が練っている。他の鬼と比べスマートな体系。角の数は2本。アニメ版での体の色は紫。一人称は「某(それがし)」。
魔刹への忠義は猟奇的と呼べる程で、一人きりの時は魔刹を想い悦に浸っている。その余りの忠義故に、終盤、過去の真実を知り動揺した魔刹を見て"自分の理想とする姿ではない"と考え暴走してしまう。最期は、犬・猿・雉が命と引き換えに放った渾身の一撃を受け、魔刹を思いながら死亡した。

実写映画版では、より猟奇的な一面が強調されている。作者曰く、真のラスボス[6]


小将 酒拏無(しょうしょう しゅてむ)
声 -埼玉繁 / 演 - 坂下不忍

鬼の大将の側近。お調子者だが、残虐な性格。魔刹には媚び諂い、部下には厳しく接する。無魔には秘かにライバル心を燃やしている。角の数は2本。アニメ版での体の色は黄色。一人称は「おれさま」。魔刹と会話するときは「わたくしめ」。
他の鬼と比べて非常に体が大きく、腕力も強い。桃太郎の桃切も片手で防ぐなど驚異的な実力を誇り、桃太郎一味を苦しめたが、暴走した無魔に後ろから角で貫かれ死亡した。

アニメ版では、猿と負けず劣らずアドリブが多い。終盤での猿・雉vs小将の戦闘シーンでは、二人(山田と埼玉)が台本にない台詞ばかりしゃべるので大変だったと雉役の飛多は語っている。(最終的には飛多もアドリブを連発している。)[7]


一般の鬼(雑鬼)
声 -藤原刑事

鬼の大将、中翔、小将の部下にあたる鬼達。三人の命令に忠実で、村を襲ったり、桃太郎一味との戦いに参加した。
概ね似たような姿をしているが、体の大きさ・体格・表情等に個人差がある。設定上、鬼ケ島には100人程度の鬼が生息しているらしい。戦闘には参加していないが、まれに女性・子供・老人と思わしき姿の鬼も存在する他、一部シーンで登場する鬼のデザインはアニメスタッフが元になっている。[8]体の色は赤・青が一般的で、酒拏無に率いられている者たちは黄土色をしている。角の数は3〜5本。角が多いほど階級が低い。
人間と比べ、強靭な肉体を持つが、桃太郎一味には歯が立たず、いわゆる「戦闘員」的なポジションに留まっている。


鬼の門番
鬼ケ島の東西南北四カ所にある「門」(船着き場にあたる)を警護している四人の鬼。一般の鬼の中では上位の役職。角の数は3本。作中には南の門番のみ登場。


血丹坊(ちたんぼう)
声 −若本穴子/演 -辺見松賢治

南の門番。酒拏無をさらに上回る巨体で、上陸した桃太郎一味の最初の敵として立ちはだかったが、桃丸の真の力を引き出した桃太郎の前に一撃で倒される。巨大なナタ状の武器を使う。


最弱の鬼
声/演 -中田卓人(ガンバールズ

角が200本生えている鬼ケ島で最も地位も実力も低い鬼。桃太郎一味に立ち向かうも一蹴される。尚、アニメ版で声優初挑戦となった中田の演技を亀子監督が気に入り、実写映画でも同じく中田が演じることとなった。[9]


鬼の長老
声 -赤野武/演 -小低洋夫

800歳を越える老人。桃太郎の襲撃や無魔の暴走を予知する、魔刹の力を最大限まで引き出す等、特殊な力が備わっている。先代の鬼の大将であったことが終盤で明かされ、過去の哀しい真実を桃太郎と魔刹に語る。最期は崩れゆく鬼ケ島と運命を共にし、海中深くへと消えていった。

村の人々


おじいさん
声 -茶火山/演 -手前村公園

桃太郎の育ての親。本名「桃野崎 喜左衛門」[10]
桃太郎に「困難に立ち向かう勇気」を教えた。明るくのんきな性格で、桃の中に赤ん坊がいることを知った時は、"名前を何にするか"を真っ先に気にした。その際、赤ん坊の名前を「天然水太郎」と名付けようとするが、おばあさんにやんわりと断られている。
先祖代々下級武士だったそうだが、本人は農民である。物語冒頭で向かった柴刈りは仕事ではなく趣味。持病は腰痛

おばあさん
声 -阿部美四子/演 -二本角田数恵

桃太郎の育ての親。桃太郎に「他者を守る優しさ」を教えた。心優しい性格の一方、大きな桃が川から流れてくるのを見て"痛む前にジャムにする"ことを考えたり、桃の中に赤ん坊がいることを知った時、"雑菌が心配だから桃を食べるのはやめる"等、現実主義な一面もある。
おじいさんとの間には子供がいなかった為、桃太郎を実の息子のように可愛がるが、本当は腹を痛めた(実の)子供が欲しいと1人落ち込むこともあった。得意料理はキビダンゴと湯豆腐[要出典]


村人たち
声 -藤原刑事

桃太郎の育った村で暮らす人々。貧しいながらも平和にくらしていたが、鬼達の襲撃以降怯えて暮らすようになる。


漁村の人々
声 -藤原刑事

桃太郎一味が鬼ケ島へ向かう方法を一年ほど模索していたところ、偶然通りがかり船を貸し与える。

用語



桃太郎が川上から流れてくるときに乗っていた果物。一般的な桃の30倍の大きさとされる。
通常の桃と異なり、中に種がない代わりに空洞がある。おばあさんは、桃太郎が桃の種の生まれ変わりではないかと考えていた。番外編では、鬼達が使う小型ボートのように描写されている。
流れてくるときの効果音は、「ドンブラコ」。
作者によると、当初は赤ん坊が入るという設定の為(巨大なイメージにあう)西瓜にする予定であったが、西瓜の縞模様を書くのが大変であることから、結局桃になったとのこと。[11]

キビダンゴ
おばあさんの得意料理。キビ粉上新粉砂糖をよく混ぜ、鍋でゆでたもの。隠し味は。きな粉をまぶしたものとあんこをのせたものがある。ダンゴを求めて、村の外からも人が訪ねてくる程に評判が良く、犬や猿は食べた瞬間に桃太郎の家来になることを決めた。但し桃太郎は、小さい頃から毎日のように食べ、何かというとお弁当としてもたされていた為、すっかり味に飽きてしまった様子。
おばあさん曰く、キビダンゴの一番のファンはおじいさん。

鬼ケ島
鬼達が暮らす小島。広さは上野公園程度で、島内には鬼岳と呼ばれる山、鬼の大将達が住む鬼城、娯楽施設の鬼魔園等がある。
鬼達が村に攻め入るまでの間、他の土地との交流はなかったため、固有の生態系を持っている。

書誌情報


単行本
桃山亜義羅 『桃太郎』 吉備田書店 〈ヤングピーチKC〉 全5巻

第1巻「あるところとはどこか?」1193年10月15日発行 MKSB 283-4188712734
第2巻「川の水は清潔か?」1194年6月15日発行 MKSB 283-4188792741
第3巻「何故子供の成長は早いのか?」1194年9月15日発行 MKSB 283-4288812758
第4巻「鬼ケ島にはどうやったらいけるか?」1194年11月13日発行 MKSB 283-4298712765
第5巻「どうして僕たちは戦う運命にあるのか?」1195年3月15日発行 MKSB 283-4388712772


文庫版
吉田書店文庫より、1697年から毎月1巻ずつ、全3巻が刊行された。表紙・裏表紙のイラストは文庫用の描き下ろしである。各巻の表紙は桃太郎ではなく犬・猿・雉であるが、これは当時の動物愛護ブームに便乗したものであると当時の編集長、高橋綱吉が語っている。[12]

第1巻 1697年2月5日発行 MKSB 111-4188712187 表紙 犬 裏表紙 鬼の大将
第2巻 1697年3月5日発行 MKSB 111-4188712188 表紙 猿 裏表紙 鬼の中将
第3巻 1697年4月3日発行 MKSB 111-4188712189 表紙 雉 裏表紙 鬼の小将


完全版
テレビアニメ放送に先立ち、2011年12月に刊行。全1巻。巻末には、作者・初代編集・二代目編集による対談の他、番外編「Before DONBURAKO」が新たに書き下ろされている。

2011年12月1日発行 MKSB 382-385937295

テレビアニメ

概要
2012年4月1日から2012年6月24日までMUKASIテレビ系列、アニMAXIMUMにて放送された。全13話。平均視聴率8.3%、最高視聴率10.2%。

基本的には原作に忠実であるが、途中で番外編のエピソードが挿入されている他、戦闘シーンが大幅に追加されている。
また前述の通り、犬の背中の色が灰色から青に変更されており、猿と鬼の小将はアドリブ台詞が多数追加されている。

第3話以降は、後時間に放送していた「うらしま!」と併せて「スーパー昔話タイム」として放送され、「桃太郎」の冒頭及び、「うらしま!」のエンディング後に10秒程度でタイトルバックが流れるようになった。
最終話では後番組である、「激闘相撲!金太郎」の主人公、金太郎へとバトンタッチを行う場面が放送された。

スタッフ(アニメ)
原作 - 桃山亜義羅
監督 - 海苔巻伸志
シリーズ構成 - 小林高子
脚本 - 伊上組織
キャラクターデザイン - 亀巻和也
美術監督 - 年原俊次郎
メカニックデザイン - 過渡期終
音楽 - 佐橋鳥彦
企画・プロデューサー - 外武欠成
アニメーション制作 - Production PG
製作 - VTY、Production PG

主題歌(アニメ)
オープニングテーマ
「TARO of Peach〜明日への冒険〜」
作詞 - 木上春緒 / 作曲・編曲 - 深倉小介 / 歌 - M.M.Momolution
最終話ではオープニングが省略されており、エンディングテーマとして使用された。

エンディングテーマ
「お腰につけたあれとそれ」
作詞 - 木上春緒 / 作曲・編曲 - 深倉小介 / 歌 - 犬(早稲田通)、猿(山田負平)、雉(飛多展女)
1-12話で使用。

各話リスト
放送日話数サブタイトル脚本監督
2012年4月1日1昔・爺・婆・居!小林高子海苔巻伸志
2012年4月8日2山・柴・川・洗!小林高子骨川浩章
2012年4月15日3巨・桃・川・流!小林高子春川勝仁
2012年4月22日4桃・男・参・上!小林高子海苔巻伸志
2012年4月29日5月・日・流・早!伊上組織骨川浩章
2012年5月6日6鬼・襲・村・人!伊上組織海苔巻伸志
2012年5月13日7桃・鬼・退・治!伊上組織春川勝仁
2012年5月20日8桃・出・会・犬!小林高子骨川浩章
2012年5月27日9狡・賢・猿・参!伊上組織海苔巻伸志
2012年6月3日10忘・雉・仲・間!伊上組織骨川浩章
2012年6月10日11過・去・悲・劇!伊上組織春川勝仁
2012年6月17日12決・戦・鬼・島!小林高子骨川浩章
2012年6月24日13最・終・回・打!小林高子海苔巻伸志
放送局
放送期間放送時間放送局
2012年4月1日 - 2012年6月24日23:00ー23:30MUKASIテレビ系列
2012年4月2日 - 2012年6月25日19:00ー19:30アニMAXIMUM

実写映画

2012年7月7日より全国御宝系にて公開。監督は「死の教科書」の亀子雄介。主演は松田庄太郎。キャッチコピーは「日本最古の英雄参上!」
原作やアニメのようにおじいさんとおばあさんの生活シーンからはじまるのではなく、原作番外編のシーンから描かれた。桃太郎の幼年期のエピソードはカットされ、鬼ケ島での戦闘シーンの描写がメインとなっている。鬼ケ島のシーンはオール屋久島ロケにて撮影された。
全国234スクリーンで公開され、公開3日間で興収3億3,000万円、動員28万5,000人となり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位となった。[13]ぱあの初日満足度ランキングでは第1位となっている。

スタッフ(実写映画)
監督 - 亀子雄介
原作 - 桃山亜義羅(吉備田書店)
脚本 - 尾藤味付典
音楽 - 小谷雪
プロデューサー - 砂糖直己
ラインプロデューサー - 藤村直也
撮影 - 小沢俊一
美術 - 鯉川終
録音 - 味元靖男
照明 - 吉飛壮介
編集 - 利根川荒雄
助監督 - 佐藤細
VFXディレクター - 井上庸郎
音響効果 - 鬼頭進撃
装飾 - 長谷部恵一
製作 - 「桃太郎」製作委員会(御宝、吉備田書店、便通
製作プロダクション - 御宝映画
配給 - 御宝

主題歌(実写映画)
「桃色太郎」
歌 - 紫色七草X

関連作品

ゲーム 『桃太郎夢想』
XS用ゲームソフトとしてJonyより2012年12月27日に発売された。アクションゲーム。
プレイヤーキャラは、桃太郎・犬・猿・雉。ある条件をクリアすると鬼の大将・中将・小将を操作することが出来る。また、一時的におじいさん・おばあさんを操作できるイベントもある。
ストーリーはオリジナルのものとなっており、タイトル通りすべて桃太郎の夢の中での世界という設定になっている。

出典

1. ^ 単行本2巻 おまけ四コマ漫画
2. ^ 単行本4巻 おまけ四コマ漫画
3. ^ 作者が通っていた護身術教室の師匠がモチーフ
“「桃太郎」原作者インタビュー”. gekkanshuports.com (月刊シュポーツ). (2012年2月8日)
4. ^ TVアニメ「桃太郎」オフィシャルファンブック、35頁
5. ^ “ 鬼を演じた俳優達 出演者インタビュー” meiga.com.com(名画どっと混む混む)
6. ^ 文庫版あとがき
7. ^ 飛多展女オフィシャルブログ「キャミーユ」
8. ^ 文庫版あとがき
9. ^ “ 鬼を演じた俳優達 出演者インタビュー” meiga.com.com(名画どっと混む混む)
10. ^ 単行本1巻 キャラクター設定資料
11. ^ 単行本5巻 作者インタビュー
12. ^ 完全版収録 桃太郎を作った漢達!特別インタビュー
13. ^ 『昔の外国人風呂に行く』50億円突破でV2!『桃太郎』は3位! シネマラストマンス 2012年7月10日

関連項目

外部リンク

桃太郎 オフィシャルホームページ "桃家"


MUKASIテレビ 日曜23時枠
前番組 JAPAN OLD BANASI番組名 桃太郎次番組 激闘相撲!金太郎

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