1

ハードボイルドな固い意思とチンポ
そして魂と精子をかけた少女たちの戦い
そんなものが書きたかった

鈴仙・優曇華院・イナバはある一つの戦いへと赴く
射精ガンマン大会という、参加者100人は越えると言われているこの大会に参加を決意したのだ
勝てば名誉と、金と、大量のオナホが手に入る
親愛なる輝夜のため、尊敬する永琳のため、友であるてゐのために
鈴仙は持って帰りたかった
日々の恩返しを
輝夜にプレゼントをして喜ぶ顔が見たい
永琳へオナホ(被検体)をプレゼントして役に立ちたい
てゐに自慢したい
そんな想いから鈴仙は射精ガンマン大会へと赴いたのだった

2

鈴仙は会場に着き登録を済ませると、ルール確認もそこそこに選手控え室へと向かう
控え室では顔見知りや野良の妖怪・妖精たちや人里の少女たちが居たが、鈴仙は誰にも反応する事は無く、一人集中力を高めていく
馴れ合う気は一切無かった
試合は一対一のトーナメント方式で行われる孤独な戦い
決勝以外の全ての試合がその日の内に行われ、負ければ即終了
敗者に慈悲は無く一度たりとも負けは許されない戦いである
参加者の数により変動するが、鈴仙のこなすべき試合数は1日に6試合だった
それは即ち6発分の装填が無ければならない
鈴仙はこの日のために、日課であったオナニーを4日も我慢したのである
正直、我慢の限界だった

3

控え室ではふたなり少女の匂いが充満し、鈴仙の優れた嗅覚は何者かの我慢汁の匂いまで嗅ぎつけていた
鈴仙のパンツの中ではビキビキに勃起したちんぽがパンツを、さらにはスカートを押し上げており
傍目から見ても完全に勃起していた
だがしかし、鈴仙はその状態で尚一切の雑念を捨てることに集中していた
鈴仙の目的は優勝ただ一つであり、それ以外に興味は無いのだ
そう、これから行われる戦いはたった一人で戦う一対一の真剣勝負、孤高の戦い
言うなればこれは孤高の勃起なのである
一時の欲望に流されず、鈴仙は孤高の勃起と共に集中力を高めていった
額と鈴口に汗をにじませながら……

4

第一試合
「よろしくお願いします」
「ええ、よろしく」
鈴仙の相手は白玉楼の庭師、魂魄妖夢となった
妖夢はいつもの軽い挨拶程度のノリだったのだが、鈴仙の表情を見てあわてて気を引き締める
この時すでに、鈴仙の精神性は月で軍属していた頃にまで高められていた
セコンドの指示により5分間の集中時間が与えられた
鈴仙は厳しい訓練、激しい叱咤さまざまな苦難を乗り越えてきた過去を思い返しながらチンポを弄る
まだ射精はしない、だが次に触れた瞬間には射精をする、その境地まで高めるために
右手のひらで亀頭を揉み、左手で竿をシゴく
頭で5分を計りながら、時折鈴口や裏スジを刺激し射精欲を調節、高めていった
そして鈴仙が5分を数えきった時、セコンドが集中時間の終了を言い渡した
後は如何に早く射精が出来るか、それだけである

5

およそ60cmほどの距離で、鈴仙と妖夢は背中合わせに勃つ
これからセコンドの合図と共に振り向き、そして精液を相手に当てる
鈴仙はガマン汁を垂らしながら『その時』を待った
そして……
「3・2・1……始め!」
二人のふたなりが、ほぼ同時に振り向き、チンポに触れる
反応速度は妖夢の方が僅かに上だったと、鈴仙の眼は捉えていた
しかしガンマンの勝負は反応速度だけで勝てないという事は両者とも理解している
そこで妖夢は己の剣裁きを遺憾なく発揮し、超高速センズリを見せ付ける
この時、妖夢の入りと抜きはほぼ完璧だったと言えるだろう
並みの者ではその一瞬で何擦り分も差を着けられるほどのスピード
その速度のまま射精の快感に身をゆだね、喘ぎ声とともに彼女は眼を瞑る
そして、妖夢の口にザーメンの味が広がり、彼女の敗北が決定した

6

反応速度、センズリの構えに入り、抜くまでのスピード
妖夢はその2つが非常に優れていたと言える
しかし鈴仙はそれ以外の全てにおいて妖夢を圧倒した
妖夢が合図から射精にかかった時間は僅か1秒にも満たない時間だった
だが、鈴仙が射精にかかった時間は……1擦り……いや、半擦りとでも言うべきか
ほんの一瞬の出来事……
なんと驚くべきことに鈴仙は裏スジを指一本でなぞっただけで射精したのである
鈴仙にとって、圧倒的なセンズリスピードすら必要が無かった
たった一つの動作のうちに、振り向きざまに射精の狙いをつけ、妖夢の口内を撃ち抜いたのだ
鈴仙の腹に妖夢の精液がかかったのは、その僅か後だった……

7

「うーん……完敗ね」
「でしょうね。負けるつもりは無いもの」
「うう……私だって負けたくなかったのに……」
試合後、幽々子さまにお仕置きされるーなどと言いながら去っていった妖夢を見送る
妖夢に行った射精は、いわばパフォーマンスのようなものだ
チンポの位置関係上、相手に素早く精液を当てるのなら顔や胸よりもより近い腹の方が有利なのは当然の事である
しかし鈴仙はあえて妖夢の顔に精液を飛ばす事により、その射速のアピール、さらにはコントロールを見せ付けた
そうして1試合目を圧倒的に勝つ事で、より目立つ優勝を考えたのである
永遠亭に鈴仙ありと、その名を轟かせるために
そうなれば輝夜に直接褒められる事も夢ではない
次の試合からは、もうそんな余裕はないだろう、オナ禁明けの一発目というのは、少し多めに出てしまうものだ
如何に性欲が強いとは言え、無限ではない
少しでも多くの精液を、チンポに補給する必要があるのである
次の試合へ向け、まだ1試合目を行っている参加者のチンポをオカズに鈴仙は一人チンポを弄る
腹に付いた妖夢の精液の残り香を嗅ぎながら……

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