最終更新: vanillalab 2011年10月21日(金) 22:52:57履歴
iSCSIは、SCSIプロトコルをTCP/IPネットワーク上で使用する規格である。
プラットフォーム間のファイル共有を目的とするsambaと違い、ネットワークを利用しストレージそのものを提供する。
環境:ubuntu server 11.04 64bit
プラットフォーム間のファイル共有を目的とするsambaと違い、ネットワークを利用しストレージそのものを提供する。
環境:ubuntu server 11.04 64bit
"apt-get"コマンドから、"iscsitarget"パッケージをインストール
$ sudo apt-get install iscsitarget
起動スクリプトは、"/etc/init.d/iscsitarget"ファイルに設置される。中身の12〜14行目に設定ファイル等の格納先が記述されている。21行目に"ISCSITARGET_ENABLE"変数の有効無効にするファイル格納先が記述されている。
12 PID_FILE=/var/run/ietd.pid <----プロセスIDを記録するためのファイルパス。停止時に使用 13 CONFIG_FILE=/etc/iet/ietd.conf <----設定ファイル 14 DAEMON=/usr/sbin/ietd <----実行ファイル 15 … 20 ISCSITARGET_ENABLE=false <----"ISCSITARGET_ENABLE"変数は、サービスの有効で初期設定では無効になっている。 21 ISCSITARGET_DEFAULTS_FILE=/etc/default/iscsitarget <----ここのファイルに"ISCSITARGET_ENABLE"変数の記述あり
"ISCSITARGET_ENABLE"変数の値を"true"にしてiSCSIターゲットを有効にする。
$ cat /etc/default/iscsitarget #ISCSITARGET_ENABLE=false ISCSITARGET_ENABLE=true
ターゲットにするストレージは、ddコマンドを使いファイルを作成する。
ここでは、"/var/iscsi/iscsi1gb.img"ファイルに1GBを作成する。
ここでは、"/var/iscsi/iscsi1gb.img"ファイルに1GBを作成する。
$ sudo dd if=/dev/zero of=/var/iscsi/iscsi1gb.img bs=1024 count=1000000 1000000+0 records in 1000000+0 records out 1024000000 bytes (1.0 GB) copied, 8.29981 s, 123 MB/s
ddコマンドについて
入力から出力へコピーするコマンドでデバイスのバックアップに使われる。
"bs"オプションは、入出力のブロックサイズを指定
"count"オプションは、コピーするブロック数を指定
入力から出力へコピーするコマンドでデバイスのバックアップに使われる。
"bs"オプションは、入出力のブロックサイズを指定
"count"オプションは、コピーするブロック数を指定
"/etc/iet/ietd.conf"ファイルの末尾に追記。Targetセクションを記述して、Targetセクション内に論理ユニット番号(LUN)を定義する。TargetセクションのiqnはiSCSIのターゲットの識別子で、iqnの命名規則より「iqn.年-月.ドメイン名:任意の名前」となる。
ttp://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0128?page=1
Target iqn.2011-10.aabbcc:ubuntu.disk1 Lun 0 Path=/var/iscsi/iscsi1gb.img,Type=fileio参考
ttp://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0128?page=1
iSCSIターゲットの設定が終わったら、iscsitargetを再起動する。
$ sudo /etc/init.d/iscsitarget restart * Removing iSCSI enterprise target devices: [ OK ] * Starting iSCSI enterprise target service [ OK ] [ OK ] $
イニシエータ、iSCSIターゲットからデータを読み出す。ubuntuでは、「Open-iSCSI」があり"open-iscsi"パッケージで提供されている。ここでは、Windows7を利用する。
Windows Vista / Windows Server 2008 も標準でiSCSIイニシエーターを搭載している。
Windows 2000/2003/XPについてもMicrosoftから無償でダウンロードできる。
2011-10 時点で最新のバージョンはVersion 2.08
Microsoft iSCSI Software Initiator Version 2.08
ttp://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?DisplayLang=en&id=18986
Windows 2000/2003/XPについてもMicrosoftから無償でダウンロードできる。
2011-10 時点で最新のバージョンはVersion 2.08
Microsoft iSCSI Software Initiator Version 2.08
ttp://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?DisplayLang=en&id=18986
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