忘却めも



ダウンロード

  1. ubuntuのHPへアクセスしてServerを選択
  2. Downloadを選択
  3. 場所を日本に選択して、isoをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルは、"ubuntu-9.10-server-amd64.iso"です。



インストール

VirtualBoxの設定

  1. メニュー → 「仮想マシン」 → 「新規」 を選択して新規仮想マシン作成ウィザードを起動
  2. 新規仮想マシン作成ウィザードで、Ubuntu(64bit) を選択してデフォルトでウィザードを進める
  3. 仮想マシンを作成後、ネットワークでローカルPCのNICと仮想マシンのNICをブリッジでで接続
(ゲストOSとしてインストールするUbuntuServerにサービスを稼動させ、外部からアクセスできるようにするため)
  1. "ubuntu-9.10-server-amd64.iso" ストレージに追加

インストール実行

仮想PCを起動して、以下のとおりインストールする。DHCPがあると勝手にDHCPで設定される。
<戻る>を選択後、IPを固定する設定ができる。ここでは、デフォルトでインストール後に固定IPへ変更する。
|No|種類|項目|初期値|設定値|備考|h
1言語選択LanguageEnglish日本語
2起動メニューubuntuubuntuサーバをインストールubuntuサーバをインストール
3キーボード選択Keyboard modelA4Tech KB-21Generic 102-Key(intel)PCインストール後に「日本語 106/109」に変更
4Origin of the keyboardJapanJapan
5keyboard layoutJapanJapan - OADG 109A
6ネットワークの設定ホスト名ubuntuubuntu910
7ディスクのパーティショニングパーティショニングの方法ディスク全体を使いLVMをセットアップする初期値
8パーティショニングするディスクの選択SCSI1 (0,0,0)(sda)-8.6GB ATA VBOX HARDDISK初期値
9ディスクへの変更を書き込み、LVMを設定しますか?いいえはい
10ガイドによるパーティショニングを利用するボリューム8.3GB初期値
11ディスクに変更を書き込みますか?いいえはい
12ユーザーとパスワードのセットアップ新しいユーザの本名****
13あなたのアカウントのユーザ名****
14新しいユーザのパスワードを選んでください****
15確認のため、再度パスワードを入力してください****
16ホームディレクトリを暗号化しますか?いいえ初期値
17パッケージマネージャンの設定HTTPプロキシの情報空白初期値続ける を選択
18aptを設定していますインターネットからファイルを取得
19ソフトウェアの選択とインストールこのシステムのアップグレードをどのように管理しますか?自動的にアップデートしない初期値
20ソフトウェアの選択インストールするソフトウェアの選択OpenSSH server を選択SSHでログインするため
21インストールの完了インストールメディアが除かれていることを確認してください続ける初期値

初期設定

端末(ターミナル)

インストールで日本語を選択しているため、標準端末は、日本語表示ができなので文字化けが発生する。
その際に、ログインしたときに、標準端末の環境変数LANGを"C"、それ以外を"ja_JP.UTF-8" と設定する。
※それ以外とは、TeraTermなどでログインした場合
  • .bashrcを編集
$ vi ~/.bashrc
末尾に以下を入力する ※環境変数"$TERM"は、端末(ターミナル)の名称です。
 case $TERM in
    linux) LANG=C ;;
    *) LANG=ja_JP.UTF-8 ;;
 esac
  • .bashrcの再読込み
$ source ~/.bashrc

IP固定

初期値でインストールするとネットワーク関連は、DHCPから取得する設定になっている。
サーバとしてサービスを提供することを前提に考えると、可変アドレスは運用しにくので固定アドレスを設定する。
  • ネットワーク設定
"/etc/network/interfaces"ファイルにNIC設定が記述されている。 ここでは、ネットワークインタフェース"eth0"のDHCP をIP固定へ変更する。
 $ cat /etc/network/interfaces
 # This file describes the network interfaces available on your system
 # and how to activate them. For more information, see interfaces(5).
 
 # The loopback network interface
 auto lo
 iface lo inet loopback
 
 # The primary network interface
 auto eth0
 iface eth0 inet dhcp
  • DHCPをstaticへ変更
 # The primary network interface
 auto eth0
 iface eth0 inet static
   address 192.168.1.10
   netmask 255.255.255.0
   network 192.168.0.0
   broadcast 192.168.1.255
   gateway 192.168.1.1
||-
**DNSサーバ
"/etc/resolv.conf"ファイルにDNSサーバが記述されている。適切に設定されているか確認する。
=||
 $ cat /etc/resolv.conf
 nameserver 192.168.1.1
メモ:高速DNSサーバー「Google Public DNS」は、"8.8.8.8"または "8.8.4.4"である。

ネットワークの再起動

再起動するか、以下のコマンドでネットワークのサービスを再起動する。
$ sudo /etc/init.d/networking restart

manを日本語

manpages-jaパッケージをインストールする。(5MBほどダウンロードします。)
 $ aptitude search  manpages-ja
 p   manpages-ja                          - 日本語版マニュアルページ (ユーザ用)
 p   manpages-ja-dev                      - Japanese version of the manual pages (for devel
 p   xmanpages-ja                         - X の日本語版 man ページ
 $ sudo aptitude install manpages-ja

時刻調整

時刻合わせは、NTP(ネットワーク・タイム・プロトコル)を使用する。
"/etc/default/ntpdate"ファイルに、NTPサーバを指定する。その際、NTPサーバはデータセンタが指定するサーバや独立行政法人・情報通信研究機構(NICT)などがある。
ここで、以下のとおり"NICT"を指定した。
 $ cat /etc/default/ntpdate
 NTPDATE_USE_NTP_CONF=yes
 NTPSERVERS="ntp.nict.jp"
 NTPOPTIONS=""

ランレベル

UNIX System V 系のinit処理を実装したオペレーティングシステムに見られる動作モードを意味する。※wikipedia
デフォルトランレベルは、Redhat系では、"/etc/inittab"に記述され、ubuntu 9.04 まで"/etc/event.d/rc-default"に記述されている。

ランレベルの種類

ubuntu は以下のとおり。
ID名称備考
0システム停止
1シングルユーザモードネットワーク機能を起動しないモード。最近は、&br;システムの修正パッチ適応など安全な環境として使用している
2マルチユーザモードデフォルトランレベル
3
4
5
6システム再起動

ランレベル確認

"runlevel"コマンドで現在のランレベルが確認できる。Nは、"NONE"で起動後に変更していないことである。
 $ runlevel
 N 2

一時的なランレベル変更

一時的にランレベルを変更する場合は、"init"コマンドを使用する。
 $ runlevel
 N 2
 $ sudo init 3
 $ runlevel
 2 3
 $ sudo init 2
 $ runlevel
 3 2

デフォルトランレベルの変更

デフォルトランレベル変更は、"/etc/init/rc-sysinit.conf"ファイルを編集するか、"/etc/inittab"ファイルを新規設置する方法があり、後者が推奨されている。(前者は、システムに影響があるファイルのため)
  • /etc/init/rc-sysinit.conf
9.10から仕様が変更されて、9.04以前にあった/etc/event.d/はなくなり、/etc/init/以下に移動した。
"/etc/init/rc-sysinit.conf"ファイルの、14行目"DEFAULT_RUNLEV"変数にデフォルトランレベルが記述されている。
 12 # Default runlevel, this may be overriden on the kernel command-line
 13 # or by faking an old /etc/inittab entry
 14 env DEFAULT_RUNLEVEL=2
  • /etc/inittab
"/etc/init/rc-sysinit.conf"ファイルの28行目に"/etc/inittab"ファイル が"読み取り可能ならば真"と記述されているので、inittabがあれば読み込むようになっている。
 27     # Check for default runlevel in /etc/inittab
 28     if [ -r /etc/inittab ]
デフォルトランレベル"3"にしたい場合は、"/etc/inittab"を作成し、"id:3:initdefault:"と記述する。

パッケージ管理

ubuntuは、Debianなどが採用するパッケージ管理システム「aptitude」を採用している。
これにより、パッケージの追加/更新/削除/検索などが管理できる。

パッケージデータベース更新

apt 入手先から入手可能なパッケージの一覧を更新する。
 $ sudo aptitude update
 拡張状態情報を書き込んでいます... 完了
 該当 http://jp.archive.ubuntu.com karmic Release.gpg
 該当 http://jp.archive.ubuntu.com karmic/main Translation-ja
                        省略
 該当 http://security.ubuntu.com karmic-security/multiverse Sources
 パッケージリストを読み込んでいます... 完了

パッケージ更新

aptitudeのヘルプから、"upgrade" と "dist-upgrade"が消えているので、"safe-upgrade" と "full-upgrade"を使用したほうがいいかも。
  • aptitude safe-upgrade
インストールされているパッケーの最新版があれば安全に更新する。
更新の際に、関連するパッケージの削除や変更があれば削除・変更しない。
  • aptitude full-upgrade
インストールされているパッケーの最新版があれば更新する。
更新の際に、関連するパッケージの削除や変更があれば削除・変更する。

パッケージ検索

aptitude search 検索語
 $ aptitude search sysv-rc-conf
 p   sysv-rc-conf                         - 端末用 SysV init ランレベル設定ツール

パッケージ情報表示

aptitude show パッケージの名称
 $ aptitude show sysv-rc-conf
 パッケージ: sysv-rc-conf
 新規: yes
 状態: インストールされていません
 バージョン: 0.99-6
 優先度: 任意
 セクション: universe/admin
 メンテナ: Ubuntu MOTU Developers <ubuntu-motu@lists.ubuntu.com>
 展開サイズ: 106k
 依存: libcurses-ui-perl, sysv-rc
 説明: 端末用 SysV init ランレベル設定ツール
  sysv-rc-conf は、"/etc/rc{runlevel}.d/" シンボリックリンク管理用の端末 GUI
  を供給します。二 種類のインターフェイスが付属してきます。一つは単?? ?サービスを
  オンオフできるだけのもの、もう一方は、 シンボリックをより精密に調整できるもの です。ほと?
  ??どのランレベル設定プログラムと違い、現在いるラン レベルだけでなく、
  あらゆるランレベルの起動スクリ? ??トを編集できます。

パッケージのインストール

sudo aptitude install パッケージの名称
 $ sudo aptitude install sysv-rc-conf
 パッケージリストを読み込んでいます... 完了
 依存関係ツリーを作成しています
 状態情報を読み取っています... 完了
 拡張状態情報を読み込んでいます
 パッケージの状態を初期化しています... 完了
 以下の新規パッケージがインストールされます:
   libcurses-perl{a} libcurses-ui-perl{a} sysv-rc-conf
 0 個のパッケージを更新、 3 個を新たにインストール、 0 個を削除予定、62 個が更新されていな い。
 406kB のアーカイブを取得する必要があります。 展開後に 1,442kB のディスク領域が新たに消費されます。
 先に進みますか? [Y/n/?] Y
    省略
 パッケージの状態を初期化しています... 完了
 拡張状態情報を書き込んでいます... 完了

パッケージの削除

  • 通常の削除
$ sudo aptitude remove パッケージの名称
  • 設定ファイルを含めて削除
$ sudo aptitude purge パッケージの名称

サービス管理

ランレベル毎のサービスの自動起動/停止は、"/etc/rc[ランレベル].d"以下のディレクトリに、サービスの起動と停止を関連つけたシンボリックリンクを実行している。その際に、1文字目のSは"start"、 Kは"stop"を引数として、2桁の数字は、優先順で実行する。(シンボリックリンク先は、"/etc/init.d/ファイル")
"sysv-rc-conf"は、このシンボリックリンクをGUIで、有効/無効を簡単に管理できる。
  • sysv-rc-confインストール
$ sudo aptitude install sysv-rc-conf
  • sysv-rc-conf実行
$ sudo sysv-rc-conf

リソース確認

CPU情報

 $ cat /proc/cpuinfo
 processor       : 0
 vendor_id       : AuthenticAMD
 cpu family      : 16
 model           : 4
 model name      : AMD Phenom(tm) II X4 B50 Processor
 stepping        : 2
 cpu MHz         : 0.000
 cache size      : 512 KB
 fpu             : yes
 fpu_exception   : yes
 cpuid level     : 5
 wp              : yes
 flags           : fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 apic sep mtrr pge mca cmov pat pse36 clflush  mmx fxsr sse sse2
 syscall nx fxsr_opt rdtscp lm 3dnowext 3dnow up rep_good extd_apicid pni monitor lahf_lm cr8_legacy
 bogomips        : 417.79
 TLB size        : 1024 4K pages
 clflush size    : 64
 cache_alignment : 64
 address sizes   : 48 bits physical, 48 bits virtual
 power management:

システム情報

 $  uname -a
 Linux ubuntu910 2.6.31-14-server #48-Ubuntu SMP Fri Oct 16 15:07:34 UTC 2009 x86_64 GNU/Linux

メモリ情報

デフォルト単位はキロバイト。詳細は、manコマンドで確認。
 $ free
              total       used       free     shared    buffers     cached
 Mem:        376948      87080     289868          0      10328      41408
 -/+ buffers/cache:      35344     341604
 Swap:       397304          0     397304

搭載メモリ

 $ cat /proc/meminfo | grep Mem
 MemTotal:         376948 kB
 MemFree:          288960 kB

ディスク確認

デフォルト単位はキロバイト。詳細は、manコマンドで確認。
 $ df
 ファイルシステム           1K-ブロック    使用   使用可 使用% マウント位置
 /dev/mapper/ubuntu910-root
                        7583436    795356   6402852  12% /
 udev                    188472       188    188284   1% /dev
 none                    188472         0    188472   0% /dev/shm
 none                    188472        40    188432   1% /var/run
 none                    188472         0    188472   0% /var/lock
 none                    188472         0    188472   0% /lib/init/rw
 
 /dev/sda5               233335     14891    205996   7% /boot

パーティション情報

 $ sudo fdisk -l
 
 ディスク /dev/sda: 8589 MB, 8589934592 バイト
 ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 1044
 Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
 Disk identifier: 0x000afe4f
 
 デバイス ブート     始点        終点    ブロック   Id システム
 /dev/sda1   *           1        1013     8136891   8e  Linux LVM
 /dev/sda2            1014        1044      249007+   5  拡張領域
 /dev/sda5            1014        1044      248976   83  Linux

稼働時間

現在時刻, 稼働時間, ログインユーザ数(セッション数), ロードアベレージ 1分 5分 15分
 $ uptime
  01:02:24 up  3:03,  2 users,  load average: 0.00, 0.00, 0.00

PCIバス上のデバイス情報

lspciは、"/proc/bus/pci"以下の情報から一覧を表示する。
 $ lspci
 00:00.0 Host bridge: Intel Corporation 440FX - 82441FX PMC [Natoma] (rev 02)
 00:01.0 ISA bridge: Intel Corporation 82371SB PIIX3 ISA [Natoma/Triton II]
 00:01.1 IDE interface: Intel Corporation 82371AB/EB/MB PIIX4 IDE (rev 01)
 00:02.0 VGA compatible controller: InnoTek Systemberatung GmbH VirtualBox Graphics Adapter
 00:03.0 Ethernet controller: Intel Corporation 82540EM Gigabit Ethernet Controller (rev 02)
 00:04.0 System peripheral: InnoTek Systemberatung GmbH VirtualBox Guest Service
 00:05.0 Multimedia audio controller: Intel Corporation 82801AA AC'97 Audio Controller (rev 01)
 00:06.0 USB Controller: Apple Computer Inc. KeyLargo/Intrepid USB
 00:07.0 Bridge: Intel Corporation 82371AB/EB/MB PIIX4 ACPI (rev 08)
 00:0b.0 USB Controller: Intel Corporation 82801FB/FBM/FR/FW/FRW (ICH6 Family) USB2 EHCI Controller

USB情報

lsusbは、"/dev/bus/usb"以下の情報から一覧を表示する。
 $ lsusb
 Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
 Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub

ハードウェア情報

lshwは、ハードウェア情報が記述されているファイルを一括して一覧を表示する。
オプション"-html" を追加で、html形式に出力される。
$ lshw

マシンの停止

$ sudo shutdown -h now

..

カウンタ

カウンター

管理人/副管理人のみ編集できます