マクロスFのキャラクター、早乙女アルトとランカ・リーのカップルに萌えた人たちのための二次創作投稿所です。

思い付きでざっと書いたので、めっちゃ短いです。





「ある日の朝」  BYアヤ








「やってみたいんだろ?」
鏡に映る自分の呆れ顔。
自分が握っていたものを、ランカの手に置いた。




ランカが俺の部屋に、お泊りした次の日の朝。
「「おはよう。」」
何時もよりはゆっくり起きだして、バスルームに立つ。
洗面台の鏡に映る二人は、寝癖をそのままに、半分目が閉じた状態だ。
二つ並んだ歯ブラシをそれぞれ咥えて、歯磨きを始める。
「しゃこしゃこ。」
「しゅこしゅこ。」
歯を磨きながら、隣に並ぶ少し下にある頭を撫でつけてやる。
ランカの髪の柔らかい感触を楽しんでいると、段々と目がしっかりと醒めてくる。
歯磨きを終えて、顔を洗えばスッキリとして、空腹を感じ始める。
「アルト君。屈んで〜。」
隣で一生懸命背伸びをして、ヘアブラシを俺の頭に当てようとするランカとじゃれ合いながら、自分の顎を触ればいつもの感触。
洗面台の前に充電してあった物を手に取れば、隣からの視線を感じる。
「・・・何だ?ランカ。」
「アルト君。・・・ヒゲ剃るの?」
「ああ、毎朝剃ってる。って、知ってるだろ?」
「そうだっけ??」
・・・寝ぼけてたのか、寝癖直しに夢中になっていたのか。
きらきらした瞳で、ランカが見上げてくる。
やりたいんだな。
「やってみたいんだろ?」
若干呆れながら、手に持っていたシェーバーを渡した。



笑顔のランカを抱き上げて、洗面台に腰を下ろさせた。
ショートパンツから伸びる細い足を揺らしながら、楽し気に俺の顔に手を伸ばした。
スイッチを入れ、唸るシェーバー。
そっと俺の顎に押し当てると、ジョリジョリと音を立てる。
「おぉ〜。デカルチャー!」
「デカルチャーって・・・。お前の兄貴達で見慣れてるだろ?」
「オズマお兄ちゃんとアルト君は、違うから。」
「アルト君には生えてこないかと・・・。」
まあ、薄い方ではあるけれど、だ。
俺はオ・ト・コだ!
「そんな事言う奴には、こうだ。」
ランカの頬に摺り寄せた。
「あははっ。ジョリジョリ痛いよ。」
逃げようと身体を捩るランカの腰を引き寄せて、耳元で囁いてやる。
「男の証明、してやろうか?」
「・・・意地悪だね、アルト君。」
真っ赤になるランカに気を良くして、とりあえず髭剃りを終わらせるために、ランカの手を取ってシェーバーを当てた。

このページへのコメント

コメントありがとうございます。( ´∀`)
思い付いて30分ほどで書き上げたものなので短いですが、さっそく読んでいただけて嬉しいです。

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Posted by アヤ 2016年07月15日(金) 16:01:15 返信

ちょっと大人な2人に
ドキドキしました(*^◯^*)

やっぱり、アルランいいですね( ^ω^ )
ありがとうございました!

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Posted by サアマハナ 2016年07月14日(木) 23:10:57 返信

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