緑深い故郷の村で | ミドリフカイコキョウノムラデ | 指示 | 速度 | 調性 | 拍子 | 備考 | |
1 | 春日 | シュンジツ | 中庸の速度で,素朴に | 4分音符=約82 | ト長調 | 4/4 | |
2 | 風 | カゼ | 大そう速く,激しく | 4分音符=約166 | ホ短調 | 2/4 | |
3 | 雨 | アメ | やや遅く,しんみりと | 4分音符=約66 | 変ホ長調 | 4/4 | Baritone Solo |
4 | 壽に | ヒサシニ | 中庸の速度で,悲しく | 4分音符=約72 | ニ短調 | 4/4 | |
5 | 林檎園の六月 | リンゴエンノロクガツ | 早く,流れるように | 4分音符=約120 | ヘ長調 | 4/4 |
組曲の題名は出典詩集の「序」(序文)に拠る。伊藤がその文章を書いた場所を「緑深い故郷の村で」としている。
『林檎園の六月』では、題名の後にフランソワ・コペ(François Coppée 1842-1908)のソネット「Pour Toujours(永遠に)」から、最後の行がフランス語のまま引用されている。
Pourquoi le mot (toujours) sur des lévres mortelles? (引用文ママ)
全文はSonett-Archivを参照。
また本作品は伊藤整の詩作品では珍しく直接的表現を避けており、
多田作品の終曲としても、詩情を表現するため曲調が5回以上変化する『異色』な作品となっている。
『林檎園の六月』では、題名の後にフランソワ・コペ(François Coppée 1842-1908)のソネット「Pour Toujours(永遠に)」から、最後の行がフランス語のまま引用されている。
Pourquoi le mot (toujours) sur des lévres mortelles? (引用文ママ)
全文はSonett-Archivを参照。
また本作品は伊藤整の詩作品では珍しく直接的表現を避けており、
多田作品の終曲としても、詩情を表現するため曲調が5回以上変化する『異色』な作品となっている。
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