201 名前:夏ノ雨[sage] 投稿日:2017/03/19(日) 17:20:53.61 ID:ZO/uBcFa0 [1/6]
【登場人物】
桜井 宗介
高校2年生。元サッカー部のサッカー馬鹿。サッカーを抜かすと馬鹿。


瀬川 理香子
都会からの転校生。おまけに腹違いの姉。素直になれない強がり娘。

宮沢 翠
宗介の女友達。元サッカー部マネージャー。元気なお節介さん。

伊東 ひなこ
幼馴染なお姉さん。料理上手なおっとりタイプ。

篠岡 美沙
学校の先生。二十代半ばだが可愛い人。


武田 一志
宗介の親友。サッカー馬鹿2号。宗助や翠と一緒に退部した自主練仲間。

桜井 夏子
宗介の母。職業は小説家。生活能力皆無。家庭より仕事な放任主義者。

桜井 朋実
宗介の妹。内気な寂しがり屋。

篠岡 ねね
美沙の姪。聞き分けの良い子。

202 名前:夏ノ雨[sage] 投稿日:2017/03/19(日) 17:22:01.69 ID:ZO/uBcFa0 [2/6]
【共通パート】
高校をサボった宗介は見慣れない制服の少女と出会い、一目惚れをする。
物憂げな少女を元気づけようと、宗介は町を案内して親しくなるが、
母の夏子から、その少女・理香子は離婚した父の娘、つまり腹違いの姉であること、
そして父が死んで身寄りのない理香子が同居することを告げられる。
宗介が腹違いの弟だと知った途端、理香子は冷たい態度を取るようになり、
宗介のクラスに転入した後も、周囲の人間を突き放すように一人で過ごす。
宗介自身も理香子への複雑な想いが整理できずにいるが、
一緒に暮らす内、理香子の意地っ張りで努力家な一面も知り、好意を抱く。
だが、理香子は「桜井家から父親を奪った」という立場にあり、
お互い想う所のある桜井家と理香子の関係は噛み合わず、理香子は家を出ようとする。
自暴自棄な態度に苛立ち、宗介は理香子を強引に押し倒すが、
強がりな理香子が、本当は心の拠り所だった父親を失って怯えている事を知り、
宗介は理香子の居場所を作ると約束する。
それから理香子は人を遠ざける態度をあらため、宗介の女友達の翠とも仲良くなり、
宗介が元々はサッカー部で、後輩いじめを行う先輩を殴った事で退部となり、
先輩連中が引退する夏休み明けに復帰しようと今も自主練している事を聞かされる。
夏休みに入り、宗介は補習、理香子はバイトと慌ただしい日々が過ぎ、
夏子と朋実が田舎に帰省した事で二人きりの生活が始まる。

【理香子ルート】
宗介は友達との海水浴を楽しみ、追試に追い込みを掛けてどうにか合格、
サッカー部復帰に向けて練習を再開しようとするが、無理が祟って倒れてしまう。
甲斐甲斐しく看病する理香子の意外な一面に宗介はまた惹かれ、
相思相愛となっていた二人は想いを抑え切れずに一線を越えてしまう。
しかし理香子は帰ってきた朋実と口論になり、
桜井家の母子関係が上手くいっていない事に触れてしまい、宗介に頬を叩かれる。
実は夏子は離婚後に心を病んで育児放棄をしていた時期があり、
朋実も、そして夏子も未だにその事を克服できていなかった。
宗介は家を飛び出した理香子を追い、桜井家での理香子の居場所を守るために止めたこと、
理香子のことを愛している事を告げ、理香子も宗介をどうしようもなく好きだと答える。

203 名前:夏ノ雨[sage] 投稿日:2017/03/19(日) 17:22:30.58 ID:ZO/uBcFa0 [3/6]
理香子と朋実は和解、以前から姉を欲しがっていた事もあり朋実は理香子に懐く。
宗介は秘密の関係ながらも両想いになれた事で浮かれ、誕生日に指輪を渡そうとバイトする。
しかし。家族関係が好転した事から、夏子は戸籍上も姉弟となる養子縁組を提案。
サッカー部復帰は、宗介の態度に薄っぺらさを感じた監督の意向で取り消しに。
宗介が自分よりサッカーを選んで離れていく事を恐れ、理香子は自分から離れようとする。
更に二人でホテルを出た所を補導され、関係が学校と家族に知られてしまう。
部への復帰は絶望的、それどころか退学の可能性もある状況。
そして夏子は育児放棄をした時のように酒に溺れ、理香子を引き取った胸の内を明かす。
夏子は離婚で人としての自信を失くし、残された宗介と朋実を一度は見捨ててしまった。
病床の別れた夫から理香子を託された時、夏子は「母親」をやり直す機会だと思った。
しかし不器用な夏子には結局母親らしい事などできず、子供の過ちにも気付けなかった。
夏子は後悔に沈むが、朋美は「私達とちゃんと向き合って」と言い、
宗介も朋実も夏子の事を大切に想っているのだと伝える。
関係に薄々気付いていた朋実、立ち直った夏子に理香子への想いを告げ、
宗介は愛する人がいなくなる事に怯える理香子を追い、プロポーズする。
固い絆で結ばれた二人に、夏子は「宗介が転校して寮生活を送る」という条件を出す。
部への復帰が絶望的な宗介の救済にもなり、二人の想いが本物かを確かめる事にもなる。
こうして理香子は家族として受け入れられ、宗介は友達に見送られて転校した。
宗介は1年後の全国大会に出場、サッカー漬けの高校生活を終える。
一足先に卒業式を終えた宗介は、春から同棲生活を始める恋人を迎えに戻ってくる。

204 名前:夏ノ雨[sage] 投稿日:2017/03/19(日) 17:24:13.71 ID:ZO/uBcFa0 [4/6]
【翠ルート】
宗介と翠は一志の恋を応援する内に良い雰囲気になり、友達の関係から一歩先に進む。
恋人になる事で今までの関係が壊れるのではと翠は不安に思うがそんな事もなかったが、
翠のマネージャー復帰を一志も翠も諦めていた事に宗介は腹を立て、一志と険悪になる。
おまけに宗介のサッカー部復帰も拗れ、正式な部員として参加できなくなるが、
宗介は翠に励まされ、それでも部活に顔を出し続ける。
しかしなぜか翠の悪評が流れ始める。黒幕は他校のサッカー部のエースで、
中学時代マネージャーの翠に振られた腹いせに当時もいじめを主導していた。
味方のいない中学生活に翠は苦しみ、高校でもいじめを目の当たりにして心を荒ませたが、
宗介達が我が身も省みずにいじめを止めたのを見て、二人に興味を持つようになったという。
そうした過去を聞かされ、今はマネージャーよりもサポートの勉強がしたいと言われ、
宗介は翠にも翠の夢があるのだと理解する。
そしてサッカー部は例のエースの学校と練習試合をするが、前半で2点差を付けられる。
部員達は宗介が必要だと監督に直訴し、後半、宗介のアシストとフリーキックで逆転勝利する。
試合を機会に一志との仲も元に戻り、翠への周囲の誤解も解け、宗介も正式復帰する。
1年後、サッカー部は全国大会に出場。宗介達は大学に進学して今も夢を追い続けている。

205 名前:夏ノ雨[sage] 投稿日:2017/03/19(日) 17:24:28.39 ID:ZO/uBcFa0 [5/6]
【ひなこルート】
ひなこは元々母親の実家の田舎に住んでいたが、
宗介と一緒にいたいがために、単身赴任している父親を頼って宗介と同じ高校に進学していた。
そんな事とは露知らず、宗介は一志とひなこの仲を取り持とうとして傷付けてしまう。
ひなこの想いを知った一志は、宗介にひなこと付き合うように迫り、二人は相思相愛になる。
しかし両親の離婚が決まり、ひなこは何も言わずに母親のいる田舎に引っ越そうとする。
自分の気持ちを押し殺そうとするひなこを追いかけ、宗介は側にいて欲しいと告白する。
卒業までは一緒に過ごせる事になるが、長年の想いが報われたひなこは宗介にベッタリで、
サッカー部に復帰した宗介も、今年受験のひなこも本業にいまいち力が入らない。
一度は距離を置こうとしたものの、ひなこは半ばストーカーのようになってしまい、
適度にイチャイチャしつつ過ごすのが一番良いという事になる。
それからも二人はイチャイチャして過ごし、高校を卒業した後もイチャイチャしていた。

【美沙ルート】
宗介は美沙に追試の勉強を手伝ってもらい仲良くなる。
美沙の姪のねねが迷子になっている所を助け、美沙がねねの母親代わりをしている事を知る。
ねねを通じて美沙との交流も多くなり、恋愛未経験な事がコンプレックスだと聞かされる。
宗介は美沙に告白、歳の差や教師と生徒という問題はありつつも初々しい恋愛が始まる。
しかし宗介の将来を想い、美沙は別れを切り出し、親の勧めでお見合いをするが、
乱入した宗介はぶち壊しにし、美沙は秘密の関係でも一緒にいたいと思うようになる。
一件落着かと思いきや、ねねの実の親である美沙の兄が、ねねを引き取りたいと言い出す。
宗佑と美沙が結婚できないのは自分がいるからだと思ったねねは父親の家に行くが、
単にまだ学生だから結婚できないのだと誤解は解け、美沙とねねはまた一緒に暮らすようになる。
実の親子ではないものの、美沙とねね、そして宗介は毎日を幸せに過ごしてゆく。

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