ゆらぎの神話百科事典

ランディバイスは竜殺しである。いっぱい殺した。たくさん殺した。やたらめったら殺した。
死闘もあったし、圧勝もあった。しかし敗北は知らなかった。
７大理事の一人

その名は竜神信教にとって最恐にして最悪の神敵である。

かつて竜神信教史上最強と謳われた9代目界竜の巫女を殺害したのもランディバイスである
最悪の異能として恐れられていた、彼女の「崩界之武」ですら彼にはかすり傷一つ与えることが精一杯であったという。

しかし低位の【竜】がランディバイスを傷けた例は存在する。とはいえ、
その低位の【竜】と9代目界竜の巫女がぶつかり合えば、9代目のほうが勝っていたはずだ。
ここにランディバイス撃破の鍵が秘められているような気がしないでもない。

【歌】とランディバイスには何か関係があるのかもしれない。
吟遊詩人ユガーシャのランディバイスを讃える歌は、後の世に多くの竜殺しを名乗る剣士を生み出した。
もっともその多くは、竜をその目で見たこともない紛いものではあったのだが。

テーマソング 竜殺しランディバイスのテーマ

竜殺しランディバイスその名高く　知らぬものなどおるまいが
竜殺しランディバイス勝ち鬨を挙げよ　永久の未来へ語り継げ

西に囚わる者があれば　行って解放してやり
東に荒ぶる竜があれば　殺しに征くという

竜殺しランディバイスその名高く
知らぬものなどおるまいが
正義の剣を引き抜かば
この世の悪をぞ打ち倒す

西に困るる者がおれば
行って分けを訊いてやり
東に悪夢が蔓延れば
打ち倒しにゆく

人に優しさのある限り
この身は不滅とうそぶく
それはまるで御伽噺
誰もが夢見る英雄

ランディバイスのいるところ
悪の栄えた試しなし
それはまさに英雄譚
世の終わりまで語り継げ

魔剣オデドラクを振るったと言われる。

大胆にも地上を支配しようと企み、天空から大地に降り立った魔女リカーベルベルに説教をかましたことがある。