IGN設立記念講演として、岩山漆芸美術館japan21いわて会長　全龍福（チョン・ヨンボク）氏を講師に「自然と共に」というテーマで講演を行って頂きました。韓国生まれの全先生は身近に優れた画家がいる家庭環境で育ち、20歳で漆の道に入り。1998年に東京・目黒雅叙園から5,000点の漆芸術作品の修復と作品づくりを依頼されて来日。創作活動にふさわしい場所を求めて全国を歩き、水と空気がきれいで良質の漆がとれる岩手県川井村で作業を始め、　膨大な数にのぼる目黒雅叙園の漆作品の復元修理、補修、制作の全てをまかされ、３年間の歳月をかけて命がけの執念で取り組みました。現在は「旧盛岡橋本美術館」を改修し「岩山漆芸美術館」として「漆＝ｊａｐａｎ」文化を推進しています。講演では先生の大きな体からみなぎるパワーとあたたかい優しさを頂きました。会場が一体となった瞬間でした。
　全先生にはＩＧＮの会員としても参加いただき、岩手県のグリーン・ツーリズムに協力していただけることとなりました。
　さて二つの世界一とは、漆芸美術館としての面積が世界一、館内に展示してある全先生の作品「岩手の魂」の大きさ（縦2.42ｍ、横18ｍ）が世界一なんですよ。必見です！
全先生より講演会参加の方々になんと岩山漆芸美術館の入館招待券を頂きました。先生どうもありがとうございます。