Oracle Database アーキテクチャ
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Oracle Databaseのスキーマは、ユーザーを作成すると同時にユーザーと同じ名前で作成されます。
リレーショナル型データベースの場合、表は、複数の列から構成されています。また、複数の表とその関連(リレーションシップ)によってデータベースを構成しています。そして、これらの複数の表に関する情報や関連(リレーションシップ)情報、またセキュリティに関する情報などを総合的に管理しているものがスキーマです。つまり、スキーマは、複数の表が存在する領域となります。
Oracle Databaseでは、ひとりのデータベース・ユーザーに対して、ひとつのスキーマが作成されます。
そのため、Oracle Databaseにおいては、通常、データベース・ユーザとスキーマは同じ意味として用いられます。
データベース・オブジェクトは、必ず、「スキーマ名.データベースオブジェクト名」という名前が付けられ、スキーマに格納されます。
例えば、「TANAKA」という名前のユーザを作成すると同時に「TANAKA」というスキーマが自動的に作られます。
ユーザー「TANAKA」が作成した表などのデータベース・オブジェクトは、「TANAKA」スキーマに格納されます。
ユーザー「TANAKA」が「TEST」という名前の表を作成した場合は、Oracle Databaseは、「TANAKA.TEST」として管理します。
このように、スキーマという概念で、データベースオブジェクトを管理する仕組みになっている主な理由は、以下の2つです。
1.どのユーザーの所有物であるかをきちんと区別するため
2.他のユーザーからのアクセスを許可するのか、それとも拒否するのかを制御(コントロール)するため
1章. Oracle Databaseの構成要素
1 ソフトウェア
2 データベース
3 インスタンス
4.プロセス
2. Oracleデータベース
2. Oracleデータベースの物理構造
2-1 データファイル
2-2 REDOログファイル
2-3 制御ファイル
3. Oracleデータベースの論理構造
3-1 データブロック
3-2 エクステント
3-3 セグメント
3-4 表領域
3-5 スキーマ
3. Oracleインスタンス
SGA
1 データベース・バッファ・キャッシュ
2 共有プール
3 REDOログバッファ
バックグラウンド・プロセス
4. プロセス
ユーザプロセス
サーバプロセス
■Oracle Databaseの構成要素
Oracle Databaseの構成部分は、一番大きな構成要素として4つの部分に分ける事ができます。
・ソフトウェア
・データベース
・インスタンス
・プロセス
■ソフトウェア
Oracle Databaseとして動作させるための機能です。
このOracle Databaseソフトウェアを使用する事によってシステム上でRDBMSの役割を担います。
Oracle Databaseソフトウェアは、インストール対象のOSやバージョンによって製品が異なります。また、Oracle Databaseソフトウェアのバージョンによって対応するOSやシステム要件が異なりますので注意してください。そのため、ソフトウェアをインストールする前には、必ずシステム要件を確認するようにしてください。システム要件を満たしていないハードウェアやOSにOracle Databaseソフトウェアをインストールすると日本オラクルや販売元からのサポートを受ける事ができません。
Oracle Databaseソフトウェアの最新のシステム要件については、日本オラクルのホームページを確認してください。
また、こちらの対応マトリックスも参考にしてください。
Oracle Databaseのソフトウェアを導入した場所(パス)を、ORACLE_HOME(オラクルホーム)と呼びます。
※ Oracle Databaseのソフトウェアは、日本オラクル株式会社やその代理店から購入します。
■データベース
データを格納する部分です。
このデータベースに、表データを格納します。
Oracleのデータベースには以下のように、
物理的な構造(物理データベース構造)と論理的な構造(論理データベース構造)
の2つが存在します。
この2つの構造の違いは、データベースに対する視点の違いです。
データベースそのものは、1つしか存在しませんが、アーキテクチャ上、2つの視点からのデータベースが存在します。
(この2つの違いを理解する事が、Oracle Databaseを使いこなすための1歩となります。
初心者の方には、Oracle Databaseを理解するための、はじめの障壁となります。)
物理データベース構造とは、OS側からの視点で見た構造を指します。
OS上に実際に存在するいくつかのファイルの集まりで、ひとつのデータベースを構成しています。
論理データベース構造とは、OracleのRDBMS側からの視点で見た構造を指します。
表領域やセグメントなどの論理的ないくつかの構成体の集まりで、ひとつのデータベースを構成します。
○物理データベース構造
Oracleの物理データベース構造は、
OS上に物理的に存在するいくつかのファイルで、ひとつのデータベースを構成しています。
OS上に物理的に存在するファイルには、次の3種類があります。
1.データファイル
表や索引など(データベース・オブジェクト)のデータを実際に格納するファイルです。
このデータファイルがデータベースの実体となります。
2.REDOログファイル
データベースに対して行われたデータの変更履歴(ログ)を格納するファイルです。
3.制御ファイル
データファイルやREDOログファイルのファイル名や位置(パス)を管理するファイルです。
それ以外にも、データベース名や使用する文字コードなどのデータベース全体の構成情報を
格納するファイルとなります。
Oracleでは、このように、複数のOS上のファイルの集まりで、データベースを構成しています。
■インスタンス
スキーマ(schema)
スキーマとは、一般的に、データの構造や各データの関連性などを記述した情報のことです。Oracle Databaseのスキーマは、ユーザーを作成すると同時にユーザーと同じ名前で作成されます。
リレーショナル型データベースの場合、表は、複数の列から構成されています。また、複数の表とその関連(リレーションシップ)によってデータベースを構成しています。そして、これらの複数の表に関する情報や関連(リレーションシップ)情報、またセキュリティに関する情報などを総合的に管理しているものがスキーマです。つまり、スキーマは、複数の表が存在する領域となります。
Oracle Databaseでは、ひとりのデータベース・ユーザーに対して、ひとつのスキーマが作成されます。
そのため、Oracle Databaseにおいては、通常、データベース・ユーザとスキーマは同じ意味として用いられます。
データベース・オブジェクトは、必ず、「スキーマ名.データベースオブジェクト名」という名前が付けられ、スキーマに格納されます。
例えば、「TANAKA」という名前のユーザを作成すると同時に「TANAKA」というスキーマが自動的に作られます。
ユーザー「TANAKA」が作成した表などのデータベース・オブジェクトは、「TANAKA」スキーマに格納されます。
ユーザー「TANAKA」が「TEST」という名前の表を作成した場合は、Oracle Databaseは、「TANAKA.TEST」として管理します。
このように、スキーマという概念で、データベースオブジェクトを管理する仕組みになっている主な理由は、以下の2つです。
1.どのユーザーの所有物であるかをきちんと区別するため
2.他のユーザーからのアクセスを許可するのか、それとも拒否するのかを制御(コントロール)するため
1章. Oracle Databaseの構成要素
1 ソフトウェア
2 データベース
3 インスタンス
4.プロセス
2. Oracleデータベース
2. Oracleデータベースの物理構造
2-1 データファイル
2-2 REDOログファイル
2-3 制御ファイル
3. Oracleデータベースの論理構造
3-1 データブロック
3-2 エクステント
3-3 セグメント
3-4 表領域
3-5 スキーマ
3. Oracleインスタンス
SGA
1 データベース・バッファ・キャッシュ
2 共有プール
3 REDOログバッファ
バックグラウンド・プロセス
4. プロセス
ユーザプロセス
サーバプロセス
■Oracle Databaseの構成要素
Oracle Databaseの構成部分は、一番大きな構成要素として4つの部分に分ける事ができます。
・ソフトウェア
・データベース
・インスタンス
・プロセス
■ソフトウェア
Oracle Databaseとして動作させるための機能です。
このOracle Databaseソフトウェアを使用する事によってシステム上でRDBMSの役割を担います。
Oracle Databaseソフトウェアは、インストール対象のOSやバージョンによって製品が異なります。また、Oracle Databaseソフトウェアのバージョンによって対応するOSやシステム要件が異なりますので注意してください。そのため、ソフトウェアをインストールする前には、必ずシステム要件を確認するようにしてください。システム要件を満たしていないハードウェアやOSにOracle Databaseソフトウェアをインストールすると日本オラクルや販売元からのサポートを受ける事ができません。
Oracle Databaseソフトウェアの最新のシステム要件については、日本オラクルのホームページを確認してください。
また、こちらの対応マトリックスも参考にしてください。
Oracle Databaseのソフトウェアを導入した場所(パス)を、ORACLE_HOME(オラクルホーム)と呼びます。
※ Oracle Databaseのソフトウェアは、日本オラクル株式会社やその代理店から購入します。
■データベース
データを格納する部分です。
このデータベースに、表データを格納します。
Oracleのデータベースには以下のように、
物理的な構造(物理データベース構造)と論理的な構造(論理データベース構造)
の2つが存在します。
- 物理データベース…OS側から見た構造
- 論理データベース…RDBMS側から見た構造
この2つの構造の違いは、データベースに対する視点の違いです。
データベースそのものは、1つしか存在しませんが、アーキテクチャ上、2つの視点からのデータベースが存在します。
(この2つの違いを理解する事が、Oracle Databaseを使いこなすための1歩となります。
初心者の方には、Oracle Databaseを理解するための、はじめの障壁となります。)
物理データベース構造とは、OS側からの視点で見た構造を指します。
OS上に実際に存在するいくつかのファイルの集まりで、ひとつのデータベースを構成しています。
論理データベース構造とは、OracleのRDBMS側からの視点で見た構造を指します。
表領域やセグメントなどの論理的ないくつかの構成体の集まりで、ひとつのデータベースを構成します。
○物理データベース構造
Oracleの物理データベース構造は、
OS上に物理的に存在するいくつかのファイルで、ひとつのデータベースを構成しています。
OS上に物理的に存在するファイルには、次の3種類があります。
1.データファイル
表や索引など(データベース・オブジェクト)のデータを実際に格納するファイルです。
このデータファイルがデータベースの実体となります。
2.REDOログファイル
データベースに対して行われたデータの変更履歴(ログ)を格納するファイルです。
3.制御ファイル
データファイルやREDOログファイルのファイル名や位置(パス)を管理するファイルです。
それ以外にも、データベース名や使用する文字コードなどのデータベース全体の構成情報を
格納するファイルとなります。
Oracleでは、このように、複数のOS上のファイルの集まりで、データベースを構成しています。
■インスタンス
2007年04月20日(金) 17:42:11 Modified by itportal