SCC

コナミが開発した音源チップ。名称は「Sound Creative Chip」の略。
低音の強い、独特の特徴的な音色を鳴らすことができる。
MSXの『グラディウス2』より採用された。MSXのゲーム以外での利用法はあまり知られていないがアーケード基板の『ヘクシオン』『悪魔城ドラキュラ』そして『グラディウスIII』にも使用されている。

『スナッチャー』および『SDスナッチャー』では、ディスク版のソフト+独立したSCCカートリッジの組み合わせとなっており、このカートリッジを音源として利用できるDTMソフトも存在した。

性能・特徴

  • 同時発声数(チャンネル数)は5音。MSX本体のPSG3音と合わせて8音同時発声が可能となった。なお、FM音源搭載のMSXであればそれと合わせて最大17音までの発声が可能。
  • 周波数(12ビット)、振幅(ボリューム)(4ビット)のパラメータはMSXの内蔵音源であるAY-3-8910と互換性がある。サウンド制御処理が共用できる利点があったと思われる。
  • チャンネル毎に任意の波形を生成できるようになっている。
  • エンベロープ(音量の自動減衰)などはないためソフト側で対処する必要があり、SCCを使用しているソフトはその分処理が重くなっている。
2007年10月30日(火) 10:34:24 Modified by kei_kof




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