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刃鳴散らす

250 名前:刃鳴散らす[sage] 投稿日:2006/11/22(水) 20:24:22 ID:IZc89a0x0
第2次世界大戦での原爆投下がなく、政府がポツダム宣言を拒否した場合のパラレルワールド的な日本の話。
ポツダム宣言を拒否し、日本は当然のように負ける為の戦争を続ける。
北海道はロシア、九州は米国に占領されるも、本州を巡る侵略国間での闘争回避等の事情により、結局、国政への不干渉を条件に日本降伏。
戦時中の国民の心を折らずして戦争が終わったという感じ。
戦後、文化・思想面での海外からの侵略を受ける状況の中、頑なに海外文化との接触を拒否する東京が話の舞台。
物理的に他府県と隔離されている為、作中の東京は海外の影響を受けず戦前の武士思想・国粋主義を強く残した都市となっている。
人は刀を腰に下げて着物着てるし、銃はタブーだし、と言った感じ。
だが、その結果、都内の治安は低下し日常的にテロが起こる危険な都市になってしまっている。

主人公・武田赤音(♂)は、そんな東京で海外貿易を生業とする大会社、滝川商事社長の愛人兼用心棒だった。
異国と取引をする滝川商事を狙う過激派国粋主義のテロ集団を斬って捨てる詰まらない毎日。
いつもと同じ、襲撃してきたテロ集団の掃討その最中に赤音はかつての道場仲間である伊烏義阿と再会する。
伊烏は自分の許婚を殺した赤音に復讐をするため追っていて、赤音は退屈な日常から逃れる為、伊烏を待っていた。
矛止の会という過激派テロ組織に所属する伊烏と対決するため、さっそく後日、矛止の会本部を襲撃する赤音。
火を放ち、味方をゴミのように死地に追いやり、歯向かう敵を細切れにし、矛止の会は速攻で壊滅。
敗戦兵の姉ちゃんのレイープしたあと、その姉ちゃんから赤音が東京最大の滝川商事の私設兵団に属しているため、伊烏もうかつに手を出せないことを聞く。
伊烏と斬り合うことに執着する赤音は、その場に滝川商事のパスカードをわざと残しておき、自分を愛する弓すらあっさり捨ててしまうのだった。

251 名前:刃鳴散らす[sage] 投稿日:2006/11/22(水) 20:25:03 ID:IZc89a0x0
で、また数日後、伊烏が赤音が落としたパスコードで滝川商事に乗り込み兵団を虐殺。
東京10傑にも数えられる滝川私設兵団最強の老兵・八坂すら魔剣昼の月で破る。
自分が赤音に裏切られたことを知った弓は、伊烏に赤音のアキレス腱である赤音の姉が入院する病院を教える。
しかし、それでも赤音を捨てられない弓は伊烏を止めようとするも、伊烏の剣に倒れるのだった。
邪魔なものは全部無くなった。
そんな赤音の前に伊烏との闘いで隻腕と化した老兵・八坂が立ちはだかる。
もはや主である弓を売った赤音を殺す為だけの存在となった八坂に思わぬ苦戦をする赤音。
武士の誇りを捨て、東京ではご法度の拳銃を赤音に突きつけ終わりか?と思った瞬間。

回想シーン。
道場の跡継ぎを決めるべく、赤音と伊烏が試合をしていた。
赤音の木刀は宙を舞い、力を認め合う2人は最高の兄弟弟子になるはずだった。
が、その試合は伊烏に想いを寄せる師範の娘が赤音の木刀にひびを入れた嘘の試合だった。
その事実を師範の娘から聞いた赤音は絶叫、自分達2人の闘いをそんな下らない理由でお前は汚したのかと激昂し、打ちあがったばかりの腰の刀で娘を殺してしまうのだった。
回想終わり。
赤音は己の価値は伊烏との死闘の為だけだ、と思い直し、土壇場で我流魔剣・鍔眼返しを生み出し八坂を破る。

最後は東京タワーの屋上で伊烏と決闘。
伊烏は赤音の姉を自分の許婚と同じ目に遭わせるため拉致っていた。
復讐に狂った伊烏は姉を首ちょんぱ。
だが、それは赤音が望んでいたこと。赤音の姉は実は記憶喪失になっていた道場の娘だった。
そんな事知る由も無い伊烏を前に赤音の復讐は終わった。
あとは雌雄を決するのみ。

2人の間にはもはや復讐心ではなく純粋な闘争心しかなかった。
疾走する伊烏を迎え撃つ赤音。伊烏を捉え刀を振り下ろすも伊烏は飛翔することで回避、宙天しながらの抜刀の姿勢。
勝利を確信した伊烏であったが、一刀を振る時間で2回斬撃を放つ赤音の魔剣・鍔眼返しの2太刀目に敗れるのだった。
勝利した赤音だったが、伊烏との死闘を終えた刀も身体も意味はない。
ネオン輝く東京を臨みながら、割腹自殺。
終わり。



2周目 死に際の伊烏にかける言葉を選択できるようになっている。

上記一周目の姉の首チョンパし決闘を終えた赤音は、伊烏に「伊烏さんほんとは愛してたのに!」と驚愕のウホ告白をする。
それに対して伊烏も又「俺もお前のことを愛していた」と怒涛のBLっぷりを発揮する。

キャーキターと騒ぎ立てる腐女子を打ち砕くように、伊烏の死体はヒュルリと不思議な力でどこかへ飛んでゆく。

異常現象により最愛の者を奪われた赤音はポカーンになる。
そこへ首を落とされた姉復活。自分の首を小脇に抱えて不死者として復活した姉は性格まで捻じ曲がっていた。
復活直後の「変態二人に挟まれればそりゃおかしくなるわよね」と言うセリフは、それまで2人の確執をノリノリで楽しんできたしてきたプレイヤーたちを絶望の淵へ叩き込んだ。

さらに次々と死んだはずの登場人物が不死者として甦る。窮地に立たされる赤音。

そこへ現れる物語の黒幕「石馬戒厳」(不死者の親玉。東京にGUN持ち込み禁止したのもこいつ。革命が成就すると死ぬ。)
石馬はそこで自らの思惑を語る。大帝陛下を伊烏の優良な体に降臨させ、不死者を率いて日本に革命をもたらすという。
そのためには力を持つものが必要不可欠であるため、赤音にも仲間になるようもちかけるが、赤音は「伊烏は俺のものだ」と頑として拒否。

伊烏を取り戻すための死闘が今始まる〜〜〜ッッ!

余談だが後に発売されているサントラのジャケットには、伊烏が軍服を来て椅子に座る傍らに石馬が寄り添っている様子が描かれている。このことから赤音は敗北したと思われる。さらに余談だが、ニトロロワイアルには剣戟を繰り広げた赤音でもなく伊烏でもなく。影の薄い石馬が参戦。やたらつよい。


2012年07月03日(火) 19:47:32 Modified by ID:WGTVHyzQRQ




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