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星空☆ぷらねっと

147 :星空プラネット:2005/05/28(土) 20:36:16 ID:LfFbjhnW

主人公、今村正樹の母夏樹は、天美市のはずれにあった三陸技研でロケットの研究をしていた技術者で、佳多奈の両親もここの技術者だった。
正樹は、小学生時代にそこに出入りしていて、エンジンの燃焼実験を見たい一心から、
佳多奈の案内で抜け道を使って研究室内に潜り込み、そこで実験の失敗による爆発に巻き込まれてしまう。
幸い正樹はかすり傷程度だったが、夏樹や佳多奈の両親は死亡、佳多奈も脳に破片が突き刺さるという重傷を負ってしまった。
正樹は、夢を叶えてくれるはずのロケットの実験で母を亡くしたことからショックを受け、宇宙飛行士になるという夢に疑問を抱いてしまった。

そして現在、正樹は高校2年生。
幼い頃に引っ越した天美市に帰ってきて1年経つが、幼なじみ達とのかつての友誼はほとんど途絶えていた。
その後正樹は、逃げるように父の住む田舎に引っ越してしまったため、
天美市に戻った後も、当時の友達には気まずくて近寄りがたい状態になっている。
1年後輩として入学してきたゆかりと、明るく、積極的に正樹に絡んでくる瞳の存在により、正樹は周囲と接点を持つようになるのだ。
宇宙飛行士になるなどという夢は、現実的にはほとんど無理な話で、
事故のことを持ち出すまでもなく夢自体色褪せてきているのだが、まだ捨て切れていない正樹は、日々悶々としている。
そんな時、昔、転校していった幼なじみの瞳が転入してくる。


148 :星空プラネット2:2005/05/28(土) 20:36:38 ID:LfFbjhnW

 星見 瞳シナリオ

天然ボケ気味の彼女は正樹との別れ際の約束『今度会うときは、笑ってみる』を果たした。
彼女と触れ合ううちに次第に宇宙に行く事への憧れを思い出しつつも、
母が夢を追った結果、自分を含めた家族全員を悲しませる事になったせいでいまいち踏ん切りがつかない正樹。
もう1つの約束『一緒に宇宙に行く』を果たそうとして優秀な成績を修める瞳に対して後ろめたさを感じる。
宇宙飛行士という夢へ後押しを始めた瞳やからのプレッシャーを感じる正樹は、母の死を思い出し、つい瞳を遠ざけるようになった。
そんな時、瞳が倒れた。
実は、瞳は先天性心臓疾患の持ち主で、自分が宇宙飛行士にはなれないことを知って、せめて正樹にはなって欲しいと考えていた。
子供の頃の作文などを見て、あの頃の情熱を取り戻した正樹だったが、瞳はどこかへ引っ越していた。
正樹は、瞳との約束を果たすべくSAS(宇宙飛行士養成の大学)を目指し、一年後に合格を果たす。
  
幼い頃、2人で満天の星空を見上げながら、"いつか2人で星の世界へ行く"ことを誓い合った正樹と瞳。
正樹との「今度会うときは、笑ってみる」という約束を支えに、心臓病という絶望を克服し、
「Passoin is power。笑ってると元気になって、元気になると情熱が出て、情熱は活力で原動力で行動力なんだもん。だから…私は笑うの」
と笑顔で言い放つ瞳。
ラストは宇宙から地球を見た正樹がその感動を地上勤務の瞳に伝える場面で終わり。

149 :星空プラネット3:2005/05/28(土) 20:37:11 ID:LfFbjhnW

 相馬蘭子シナリオ

小学校の同級生で泣き虫だった蘭子は陸上短距離の特待生として、
練習も他の部員とは違う扱いになっており、天狗になっていると評判だった。
正樹は、かつて天美市を離れる直前に蘭子を傷つけていることの気後れがあり、
蘭子が正樹を無視し続けていたこともあって、2人は1年にわたって無干渉のままだった。
ある時、蘭子が雨の中で練習していて倒れるのを目撃した正樹は、保健室に運び、それ以来2人の仲は昔に戻り始める。
だが入院した蘭子は、高校総体の予選を欠場し、特待生の地位が危なくなってきていた。
 
蘭子が走る理由は小学校時代の運動会に遡る。
誰も出たがらなかったリレーに1人で出ようとし、正樹が加わり、瞳が加わっていった。
最終的には、蘭子が足を痛めたため、正樹が2人分走ることになったのだが、
その時に正樹が「走ろうよ」と励ましたことが蘭子の胸に深く残っていた。

何のために走るのかという目的を見失い、陸上部内でも校内でも孤立していた蘭子は、
その重圧から逃げ出すために身体に負荷を掛けて膝を壊してしまう。
その後、彼女を支えた主人公への思慕を前面に出すようになった彼女(実は小学生のときから正樹が好きだったらしい)と正樹は付き合うようになる
しかし走ることそのものへの未練も残ってしまう。
結局、正樹の励ましによって、正樹と別れて長丘大付属に転入して膝を治し再起を図ることになる。
正樹は自分の道を歩くべくSASを受験することになり、2人はそれぞれの道を歩く事になる。
いつか、夢を叶えた上でもう一度巡り会おうと願いながら。


151 :星空プラネット4:2005/05/28(土) 20:43:24 ID:LfFbjhnW
 真田恭子シナリオ

幼い頃、正樹と姉弟のように育ち、いじめっ子から正樹を守るために剣道を始めた恭子。
今や彼女は女子剣道部の主将で、ボーっとしていながらもきびきびとした佇まいもするようになった。
そんな恭子に気後れを感じていた正樹だったが、
男子剣道部の宮本武蔵(たけぞう)から助っ人を依頼されたことから一時的に剣道部に入部。
それ以降恭子の近くにいる時間が多くなってきた。
そのうちに正樹は、恭子の本質は全く変わっていなかったことに気付く。
そして、全国大会の最中、正樹を襲った不良に対して恭子が剣を振るったことで、剣道部は失格、恭子は無期停学となった。
その時から動き出した恭子の婚約話。
相手はかつて恭子とも仲の良かった大介であったが、恭子は全く乗り気でなかった。

それは恭子が、正樹を可愛がるようになった事に由来する。
かつて弟の卓を失った恭子は保護欲を持て余して、弟の代わりに可愛がる存在を欲していた。 
最初に愛を注がれたのは、当時は弱かった大介だった。 
しかし、大介は守られるのではなく対等に付き合うべく、
剣道に打ち込み始めて恭子の保護を必要としなくなるまでに成長。恭子はそんな大介と距離を置くようになる。
大介の後に守られる対象となったのは正樹であり、正樹の転校後は脳に障害を負った藤原佳多奈だった。

結果的に正樹は恭子の保護対象への感情を理解し、
彼女に守られることで彼女の心を支えるという自分なりの愛し方を見出す。
そして2人は結ばれるが、正樹は高校卒業後、SAS(外国の島にある)に合格。
恭子は近所の子供に剣を教えながら、休日に正樹が帰ってくるのを正樹の家で待っている。

152 :星空プラネット5:2005/05/28(土) 20:43:53 ID:LfFbjhnW
 サーシャ・ノーブルク シナリオ

唯一幼馴染ではないヒロイン。
サーシャは、フスクス王国から留学してきた国王の第2王女で、王位継承権2位。
ただし、校内では身分を隠しており、フスクスの富豪の娘ということにしている。
正樹は、ひょんなことからサーシャと知り合い、その秘密を知ったことで距離が近くなった。
やがてサーシャの護衛のディネイの信頼も得た正樹は、サーシャの良き友人となっていく。
そんな時、サーシャの父である現国王が死んだ。
彼女にはミネリアの刺客であるイワン(このシナリオにしか登場しない渋くて格好いいおっさん)
が襲ってくるが主人公やデュネイの奮闘で撃退。
サーシャは第1王女ミネリアとの政争のためにフスクスに帰らなければならなくなる。
別れを惜しむ2人は、駆け落ちをすることになって正樹の実家に行くが、
数日後、サーシャは彼女を待っている人達の為にも正樹に別れを告げて帰国する事になる。
 
エンディングでは、SASを卒業して宇宙飛行士に選ばれた正樹と、
王制を廃止して戻ってきたサーシャが2人が初めて出会った立ち食い蕎麦屋で再会する。
このシナリオは明らかに主人公の性格が他の話よりも軽いので違和感を覚えた。

153 :星空プラネット6:2005/05/28(土) 20:44:19 ID:LfFbjhnW
 山本ゆかりシナリオ

1年後輩として入学してきたゆかりは、昔と変わらずに気安く付き合える相手だった。
学内のカフェ『迎賓館』のウェイトレスであることもあって、何かと顔を合わせるうちに、何となくいい雰囲気になっていく2人。
更に、ゆかりの積極的な性格から、文化祭のデートを賭けての競走をしたり、修学旅行先に付いて来たりと、波乱に富んだ付き合いが続く。
そんな中、天文部の部活に参加していた正樹とゆかりは偶然、未発見の星を見つけるという快挙を成し遂げる。
それに興奮したゆかりは宇宙飛行士になる事に興味を持ち始める。
そして正樹の高校にやってきたSASの入学案内を見たゆかりは、SASを目指す事を決意。
幼なじみの中で、唯一ゆかりだけが過去に事件を共有していないため、
正樹は自身のトラウマが刺激される事もなく彼女と夢を共有するようになっていく。
その影響もあって、正樹はかつて胸の奥に封じた宇宙への夢をもう1度燃え上がらせた。
 
エンディングでは、SASに入学して一年がたった正樹が新入生としてやって来たゆかりを出迎える。

154 :星空プラネット7:2005/05/28(土) 20:49:42 ID:LfFbjhnW

 藤原佳多奈シナリオ

虚ろな目をして校内をさまよっている佳多奈。彼女はサヴァン症候群だと診断されていた。
彼女をそうしたのは、あの事故の時、佳多奈を誘った自分だと思い込んだ正樹は、恭子と共に佳多奈の面倒を見るようになった。
佳多奈は、人智を超えた記憶力や計算力を持つ代わりに、情緒的な面はほとんど持っていない。
やがて献身的な介護の下で佳多奈の行動に改善が見え始めるが、
文化祭の花火の光と音に三陸技研の爆発を思い出した佳多奈の症状は悪化。ほとんど何の反応も示さなくなる。
実は事故で脳に刺さった破片は、佳多奈に特に悪影響を与えてはいなかったらしい。
佳多奈の両親が残していた日記では、佳多奈がおかしいのは、元々自閉症であったが故の特殊能力だった。
そこには、正樹という同年代者の存在が、佳多奈に情緒を会得させる希望の光だったと書いてあった。
諦めずに献身的な介護を続けた結果、佳多奈は奇妙な数字を呟いた後に意識を取り戻した。
 
佳多奈が7年間にわたっておかしかったのは、
あの事故の直前に正樹が何気なく口にした『宇宙人と出会うことはできるのか』という疑問に対する答えを、
その特殊な知能を活用して計算していたからだ。
出た答えは、12万5742日19時間35分後。
その時に、宇宙人と出会えるということらしい。
佳多奈は、そのデータ収集のために、自らの意志で電磁波をも感知できるよう身体を造り替え、
計算に脳の力の大部分を割いてしまっていたが故に、ほとんど何もできない人間になってしまった。
佳多奈はその後、不要になった電磁波を見る能力等を捨て、日常生活に身体を戻し始めている。

155 :星空プラネット8:2005/05/28(土) 20:52:09 ID:LfFbjhnW
藤原佳多奈シナリオの長いエンディング

佳多奈は、まだ小学生程度のメンタリティでしかないが、きちんと自我を持って能動的に生きていけるようになった。
その上、人智を超えたレベルの演算力・記憶力の持ち主でもある。
そんな佳多奈が正樹と一緒にいるために取る行動は、一緒にSASを目指すことだった。
この方面においては、佳多奈の方が数段優秀であり、そのことが正樹のコンプレックスを刺激することになる。
正樹は超難関であるSASに合格できるほどに優秀な頭脳を持っているが、
それでも試験を受けて合格できるかどうかという位置にいる普通レベルの人間である。
ところが佳多奈は、飛び級で推薦合格が決まるような、レベルの違う天才。
正樹は鬱屈していくが、精神的には幼い佳多奈自身にはその自覚がない。
やがて自分が正樹の側にいるために身に付けた能力が、
正樹自身によって否定されようとしていることに深く傷ついた佳多奈は心を再び閉ざしかける。
かつて、『宇宙人に会える日は来るか』という何の気なしの言葉に答えるため、7年間も外界との接触をほぼ断ったように。
ようやく正樹は、能力的に劣っていたとしても、自分が佳多奈の庇護者でなければならないことに気付く。
そして佳多奈が、その優秀な能力のために生命力の消耗が激しく長くは生きられないことが分かり、
正樹は佳多奈が死ぬその日まで支え続けようという決意する。




前作で叩かれた脇役の使い方については随分改善されているが、
別のシナリオで設定が変わっているのは相変わらず。
奇跡なしの学園ものとしては結構爽やかで、シナリオによっては泣ける話に仕上がっている。
2006年12月11日(月) 17:55:21 Modified by luc001




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