31 ：朝の来ない夜に抱かれて　第一章 ：2005/05/21(土) 06:23:37 ID:WDIBHaAq
瓜葉山バス転落事故　そこで幼い子供三人だけが救助された
それから二年後　その子供の一人である辰人は父親と共に
同じく事故の救助者である美空の家の隣に引っ越してくる
美空は事故以前の記憶が無く　何故か日本刀を持って
蔵の中で何かを待っているだけであった　そこで二人は再会する

さらに十二年後　二人は蔵の中で探し物をすることになる
そこで美空は嫉妬心から自分達の関係について問い詰めるが
拒否されることを恐れ「聞きたくない」と自分の耳を塞ぐ
そこへ「聞きたくないのなら聞こえないようにしてやろう」
という声と共に鬼が出現(蔵には鬼の手があった)
美空を庇おうとした辰人は殺されてしまう
そして今度は美空を殺そうとする鬼　
そこに異形の者と化した辰人が復活　鬼を倒し　美空を救う
そして辰人はこの時の美空の記憶を消す

それから月日は経ち卒業式を間近に控えたある日のこと
辰人は都子(助手のような人)に図書館に呼び出される
彼女が言うには明日には異世界との門が開くとのこと
(辰人に憑いている無貌の神はこの門のせいで
身動きがとれなくっているらしく辰人に壊せと命じている)

次の日の夜　美空の告白を受けようとしている最中に
都子から呼び出しを受ける　渋々そこに向かう辰人
昼間の内に都子に預けていた鬼の手が無くなったらしい
とりあえず蔵の中を調べてみると其処には魑魅魍魎が溢れていた

一方取り残された美空のもとに同窓会に出かけていたはずの叔母が現れる
忘れ物をしたから美空に取ってきてほしいと言う
そして鏡台の所にはあの鬼の手の箱が
蔵での出来事を思い出す美空　叔母に化けていた鬼は美空に襲いかかろうとする
そこへ辰人が現れ鬼を倒し　鬼を思い出した美空の記憶をもう一度消すのだった