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抜け殻end

[抜け殻end]
上野猟奇連続殺人犯であり、学園のシスターでもあった深水薫
彼女は子を産めない身体であり、その事実に妄執していた
だからこそ、「子宮を食せば自分も出産出来る様になる」そう狂信し、多くの者を手に掛けた
しかし、孤独な殺人犯は「トモダチ」を欲した
そこで「秋五をペットにする」と言う
一方的に脚を切り落とされ、激痛に意識が飛ぶ秋五
目を覚ますと地下室に鎖で繋がれ、脚を失い、逃げ出せない状況であった
「ペットにエサをあげる」言葉と共に秋五の目の前にシチューを置く薫
それが禁忌たるヒトの肉である事は自明の理である
頑なに食事を拒む秋五
だが心身は疲弊し、空腹に襲われる
ついには都合良く作り上げた凛の幻を見て、ヒトを食してしまう
彼の人間たる意識は失われかけていた
薫のペットとして数日を過ごしたのち、唐突に七七が現れ薫を拘束する
そして救出された秋五は病院に搬送される
彼の精神は完全に衰弱していた
療養の為に郊外へ移送されるが、心は元には戻らなかった
いつしか見舞い客も訪れなくなり、抜け殻の男が出来上がる
七七はこの瞬間を待っていた
満足に動くことすら叶わない秋五に跨り、性交を行う七七
彼女は兄を深く深く愛していた
邪魔する者はもう居ない、抜け殻の様な兄を乗せた車椅子を押し歩みながら、七七は幸せに微笑む -了-
2006年12月03日(日) 17:34:58 Modified by luc001




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