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SEVEN-BRIDGE

638 :seven bridge:2005/07/05(火) 13:28:07 ID:+OeqzoB7
舞台は近代あたり。
ヨーロッパは黒死病と戦争により崩壊、その後切り払う事の出来ない謎の森が全土を覆ったために文明は消滅する。

他人の思った事を無作為に聞き取ってしまうドイツ出身の主人公クゥ・クランは、
生きる為に中国の犯罪組織に身を投じて日々を過ごしていた。
そして彼が任務を失敗して逃げ出した日、彼は初めて心を読むことの出来なかった少女エマと出会う。

喋る事の出来ないエマは彼に黒の切符を渡して、
黒死病とオスマン帝国との戦いに敗れて滅び去ったヨーロッパを救うために走る魔導列車プレステ・ジョアン号への乗車を要請する。
組織から逃げ出すためにプレステ・ジョアン号へと乗ったクゥを待ち構えていたのは、
エマに彼を導くように命じたとある騎士団の団長だったモーガンと
モーガンの手助けをする全知の魔女スカサハ、新聞記者のおにゅう。
そして様々な闇や強烈な信仰心を抱いた多くの老若男女だった。

やがて列車が進むにつれてクゥはプレステ・ジョアンにおける自らの役割を悟る。
ヨーロッパにたどり着くためには摩訶不思議な現象を起こす橋を渡らねばならず、
モーガン達は試練を超えるためにゴーレム機関プレステ・ジョアンの心を汲み取れるクゥを操縦者として選んだのだ。(最初の橋)

次々と橋を越えてヨーロッパへと近付いていくプレステ・ジョアン。
その過程でクゥとエマが仲良くなったり、
乗客が平行世界から現れた影と戦ったり、
ドラキュラのモデルになった元の領主の神父が無数の棘を生み出したり、
鏡像から生まれた騎士が双子の妹と決闘したり、
カレー大好きの領主が悪戯を仕掛けたり、
大戦で打ち捨てられたゴーレムが咆哮を上げて襲い掛かってきたりと無数の物語が紡がれる。(2〜6番目の橋)



639 :seven bridge2:2005/07/05(火) 13:28:27 ID:+OeqzoB7
やがて北京からオスマン帝国を抜けてヨーロッパへと近付くプレステ・ジョアン。
六つ目の橋を越え、七つ目の橋の先にはどんな願いをも叶えるといわれるダヌの聖地が続いていた。
ダヌへと至った時、クゥは使命に縛られたエマの開放を願う。
その瞬間、元々希薄だったエマの感情が全て抜け落ち、彼女は人形のような能面に変わり果てる。
元々廃人だったエマはモーガンとスカサハの魔術により偽りの感情を与えられていたのだ。
モーガンの望みは「全ての死に意味を与える事で死者の尊厳を守ること」、そして犠牲者のない新世界を作ることだった。
それを叶える為にモーガンとスカサハはヨーロッパに黒死病と大戦を顕現させて、
その責をクゥに負わせたうえで万能の願望器たるダヌに至る為にクゥを利用したのだ。
滅んだヨーロッパを復活させるには、大戦や黒死病が「無かった」世界をダヌに望むしかない。
しかしクゥはダヌへ至ることを拒絶。
それを聞いたモーガンは血塗れの体でエマに新世界を望むように指令を下してエマはダヌの中へ入っていく。
そしてエマは世界と同化した。
その中でエマの意識は過去へと遡り、黒死病で身内と隣人を全て失い絶望したクゥと出会う。
死を望む幼いクゥにエマはいつかきっと迎えに行くからそれまで私のために生きて、と約束を交わす。
そして七番目の橋に至ったクゥはエマを追ってダヌに身を投じ、
因果律の奔流に圧倒され半ば廃人と化しながらもエマの身柄を救い上げた。

プレステ・ジョアン号がダヌから脱出するとヨーロッパを覆っていた深い森の壁は消え、人間が戻りつつあった。
その中で半ば廃人となったクゥとダヌの影響のせいか心を取り戻したエマは、ヨーロッパで列車を降りて新たなる門出についた。(第七章)
エピローグでは数年後にクゥが元に戻った事が示唆されている。

クゥ・クランは幼い頃セタンタと呼ばれており、クゥ・クランという名はクー・フーリンを意識しているみたい。

640 :名無しさん@初回限定 :2005/07/05(火) 19:54:19 ID:LWU2ZClc
終わった? なら補足
SBは基本的にケルト神話をモチーフにしていて、知ってると何かと便利

どうでもいいが、クゥ・クランとKKKは関係ない(多分)
2006年12月07日(木) 11:56:34 Modified by luc001




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