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SHUFFLE!

131 :名無しさん@初回限定 :2005/05/28(土) 05:04:51 ID:J2jiSlAM
導入
神界と魔界につながる扉が開放されてから十年、人間界では普通に神族や魔族が暮らしていた。
そんな中、主人公土見稟のクラスに神族と魔族の少女、リシアンサス(シア)とネリネが転校してくる。
彼女たちは、それぞれ神王と魔王の娘であり、稟を自分の婚約者だという。
実は凛と彼女たちは六年前に一度あっており、その時に優しくされたことで今でも凛のことが好きなのだという。
かくして、同居中の幼馴染、芙蓉楓や料理部の先輩、時雨亜沙、
さらに魔界からネリネを追ってきた人工生命体、プリムラも加えた五人で土見凛の争奪戦が開始される…

リシアンサス編
ある日稟はシアとそっくりだが、少し雰囲気の違う「裏シア」に会う。
裏シアの正体はシアの中にいる生まれなかったシアの妹の人格。
シアの母親は魔王の妹であり、魔族の血を濃く引いてしまった裏シアは神王の娘としては許されない存在だった。
しかし、シアは生まれてからずっと表に出ることのできなかった妹を想い、自ら眠りについてしまう。
稟は今までの苦しみ、孤独を訴え、魔力を暴走させる裏シアに傷つきながらも近づき、
裏シアにキキョウという名前を付けてやる。
結局、シアは目覚め、キキョウと姉妹二人一つの体で生きていく。


132 :SHUFFLE:2005/05/28(土) 05:06:14 ID:J2jiSlAM
ネリネ編
夏休み中に距離を縮め、ついに夏休み明けに結ばれた稟とネリネ。
しかし、翌日からネリネは学校に来なくなる。
それどころか家に行ってもネリネには会えず、理由を必死に考える稟。
稟は一つのことを思い出した。六年前、稟は確かに一人の魔族の女の子と出会った。
ネリネの瞳は真っ赤だ、しかしその子の瞳は…紫だった。
稟はネリネを何とか見つけ、話を聞く。
稟が昔出会った少女の名前はリコリス、ネリネのクローンであった。
強力な魔力を持つ実験体として作られたリコリスはその魔力が元で寿命を縮め、
どうせ死ぬのならばと、当時は病弱だったネリネと同化する。
結果ネリネはリコリスの持っていた全てを奪ってしまうこととなる。
健康な体、天使の歌声、そして…土見稟への想い。
ネリネはそのことに引け目を感じ、ネリネは凛を好きになってはいけないと身を引いたのだ。
結局、稟の言葉によって救われたネリネは歌を歌う。
リコリスの好きだった歌を。

芙蓉楓編
楓の趣味は「稟くんに尽くすこと」である。
しかしほんの数年前まで楓は稟を憎み、いじめていた。
稟の両親と楓の母親が死んだ事故、その原因を引き起こしたのが稟だったからだ。
しかし、それは母を失い生きる気力を無くしかけていた楓を怒りによってつなぎとめようとする、
稟の嘘だったと知り、今の状態と相成ったわけである。
稟に告白された楓はこう答える。「愛しています。だけど私を愛さないでください。」
楓をそうさせるのは稟を憎んでいた数年間分の自責の念。
稟はそれを解き、楓は稟の愛を受け入れるのだった。

続く

159 :SHUFFLE:2005/05/28(土) 23:57:25 ID:E1LLRyYE
時雨亜沙編
亜沙は普通の人間として生活しているが、実は彼女の母親・時雨亜麻は魔族である。
しかも、強大な魔力を持った、元魔族の実験体である。
その昔、魔力の暴走による大爆発で魔界では死んだものと扱われていたが、
実は亜麻は人間界に飛ばされ、そこでであった人間と結ばれ、亜沙を産むこととなる。
しかし、その強大な魔力は娘の亜沙にも受け継がれ、亜沙は子供の頃から抑えきれない魔力に苦しんできた。
そのため、亜沙は幼い頃、抑えきれない魔力と、それを自分に与えた母を憎み、嫌っていた。
しかし、大人になるにつれ、母のやさしさに気づき、今では母のことが大好きである。
亜沙は稟から楓との過去の事情(楓編参照)を聞き、母と稟をダブらせ、好きになる。
付き合い始めた二人、しかし亜沙は突然倒れてしまう。
倒れたのは魔力がたまり過ぎたため。解決策は魔力を使ってしまえばいい。
しかし、亜沙は魔法を使おうとしない。亜沙にとって母との絆を壊しかけた魔法は憎むべきものだった。
稟は覚悟し、亜沙の前で手首を切る。亜沙に強引に回復魔法を使わせるために。
亜沙は稟を救うため自分の魔力を受け入れ、回復魔法を使うのだった。


160 :SHUFFLE:2005/05/28(土) 23:59:48 ID:E1LLRyYE
プリムラ編
神界と魔界が共同で創り上げた最高の魔力を持つ人工生命体、プリムラ。
彼女は生まれてからずっと研究所内で育てられた。
周りには研究者ばかり、プリムラにとって家族と呼べる人は同じ実験体のリコリスだけ。
そのためリコリスが死んでからは、感情の薄い少女となっていた。
魔法研究のため創られた彼女だが、彼女の魔法はあまり上達しない。
なので、環境を変えてみようということになり、プリムラの希望もあって、稟の家にすむことになる。
はじめは誰に対しても反応の薄いプリムラだったが、稟の努力によってついに心を開く。
綾波系無反応少女からいきなりお兄ちゃん大好きっ娘にクラスチェンジしたプリムラ。二人はすぐに愛し合うようになる。
プリムラは稟のちょっとした怪我を治すために今まで上手く出来なかった魔法を使う。
しかし、魔法を使えるようになったということで、プリムラは研究所に戻らなければならなくなる。
研究所に戻れば、後は研究のために生涯をささげることになるだろう。
プリムラは稟の彼女に関する記憶を全て消し、研究所に戻る覚悟をする。
翌日から、どこか心に穴があいたようながらも、その理由がつかめない稟。
その姿を見て稟の友人たちは神王と魔王に一つの賭けを持ちかける。
稟とプリムラをもう一度合わせて稟の記憶が戻ったら、プリムラの研究所行きを取りやめる。
本来乗る必要のない賭けだったが、愛する娘に脅されて親バカ二人はしぶしぶ賭けを受けることになる。
廊下ですれ違う稟とプリムラ。これで最後かと涙を流すプリムラを稟は後ろから抱きしめるのだった…


161 :SHUFFLE:2005/05/29(日) 00:01:37 ID:E1LLRyYE
補足:実験体について
「生命」に関する魔法研究のために強大な魔力を持つ者が必要だった。そのために三人の実験体が造られた。
一人目は「強化」、一人の魔族の魔力を強引に引き上げていき、結果として暴走、消滅した。
実際は人間界に飛ばされ後の時雨亜麻となった。
二人目は「複製」、もともと強力な魔力をもつものの体をクローニングで複製するというもの、
これも複製の精度が足りず、失敗。リコリスである。
三人目は「創造」、強力な魔力を持つ人工生命体を一から創るというもの、
しかし、成功したのは偶然であり、もう一度創ることは出来ないと思われる。プリムラである。

訂正:上の方で六年前と書いたけど、八年前だった。
2006年12月06日(水) 16:25:05 Modified by luc001




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