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SNOW

476 :SNOW:2005/08/21(日) 04:04:07 ID:gnPE0yYf
【雪月澄乃編1/2】
出雲彼方はアルバイトのため、従姉の佐伯つぐみが旅館を営んでいる龍神村へと行くことになった。
途中落石に見舞われながらも辛うじて軽傷で済んだ彼方は、従姉に葬式まで出されながらも誤解を説く。
つぐみは葬式に来た人の中で、思い切り号泣していた女の子がいたという。その名前を聞いて彼方はおぼろげに思い出す。
その娘は、昔彼方がこの地を訪れたときにいっしょに遊んだ女の子、雪月澄乃だった。
翌日から彼方は、つぐみの言うとおりに遠い龍神の滝から水を汲んできて
帰りに澄乃の母親が経営している雪月商店で食材を買って帰るというアルバイトを始めることになった。
重労働の割に超低賃金のこの仕事に彼方は初っ端から嫌気が差すが、金もほとんど無く
交通機関もバスだけの陸の孤島のようなこの地から帰ることは容易ではなかった。
けれどご飯はおいしいし、温泉には入れるし、いい歳した従姉は男もいなくて、最近親戚もあまりこないらしく
少し寂しそうだったので、結局彼方はしばらくの間この村に居座ることにした。
相変わらず仕事は過酷だったが、澄乃は励ましてくれるし、彼方を悪と断罪する物騒な女の子はいるし、
森の中になぜか一人で住んでる女の子や、神社で一人佇むょぅι"ょは気になるし、
何故か知らないがしょっちゅうちょっかいをかけてくる澄乃の友人橘芽依子のおかげで、それなりに退屈しない日々を過ごした。

477 :SNOW:2005/08/21(日) 04:04:42 ID:gnPE0yYf
【雪月澄乃編2/2】
しかしそれも数日のこと、突然つぐみが書置きを残して蒸発してしまった。
旅館は彼方にゆずると手紙には書いてあったが、そんなことを言われても
彼方にはどうすることもできず、さらにはすで旅館の予約も入っているため焦りが募る。
村中を駆けずり回りながら応援を呼ぶと、澄乃が快く引き受けてくれて、なんとかその場をしのぐ。
そしてその日から、澄乃の母親の提案で彼方と澄乃はいっしょに暮らすことになった。
澄乃の母親の協力を得ながら二人で旅館を切り盛りしていくうちに、次第に彼方は困ったときに助けてくれた澄乃に愛情を抱くようになっていった。
それから数ヶ月経ち、彼方と澄乃は結婚することになり、澄乃も妊娠してお腹が大きくなっていた。
旅館も次第に軌道にのり、彼方も今の忙しいながらも幸せな生活に満足していた。
けれどそれも長くは続かなかった。
澄乃を原因不明の熱病が襲う。もう少しでウェディングドレスが着られるのに、と残念そうな澄乃。彼方もすぐに治るだろうと思っていた。
しかし症状は悪化し、おまけに幼児退行のような振る舞いまで見せるようになっていく澄乃。
医者はもう長くはないと匙を投げ、看病に疲れ果てていた彼方だったが、どうしても澄乃のことをあきらめられない。
せめて着たがっていたウェディングドレスだけは着せてやりたいと、澄乃の母親の制止を振り切って澄乃をおぶって吹雪の中へ飛び出す彼方。
しかしそれも長くは続かず、澄乃は途中で意識が無くなった。そのことを知ると彼方も力尽き、雪の中に没した。
まるで走馬灯のようにかつて澄乃と交わした結婚の約束が思い浮かぶ。
そして次第に彼方も意識を失い、視界はすべて白く染まった。

END

480 :SNOW:2005/08/21(日) 09:33:25 ID:nXdOECJg
旭編書かないなら俺が書く。最近プレイしたばかりなんで。

【日和川旭編】
>476の続きから
主人公彼方に近づく澄乃を、悪と呼びちょっかいを出してくる少女日和川旭。
10年前に彼方が龍神村に来たとき、旭と肉体関係をもったと旅館の女将つぐみさんに
誤解され、旭と旅館で一緒に暮らすことになる。その後、誤解は解けたが彼方のために
懸命に尽くす旭に好意を持ち、そのまま一緒に暮らすことになる。

それから数週間たったある日、旭は急に目が見えなくなる。医者は原因が分からないと言う。
その後、旭は次第に口も聞けなくなり、耳も聞こえなくなる。
旭の症状が日々悪化している途中、彼方は部屋に掛けてある掛け軸にウサギの様な絵が、
旭が悪化するたび、どんどん浮かび上がってきていることに気づく。
彼方は10年前この村でウサギと一緒に遊び、また会おうと約束したことを思い出す。
彼方は旭が掛け軸の中のウサギだと考える。

その後、旭と一緒に寝ていると不思議な夢を見る。
遠い昔、掛け軸の絵から飛び出したウサギの妖怪が、人になりたいと思い人間の姿になる夢で、
掛け軸の所有者の神社の宮司は、掛け軸はウサギの命で無くなるとウサギは死ぬと言う。
さらに人の姿でいるには、長い時間掛け軸に入ってなければならないと言う。

旭は掛け軸が無くなると病気が治ると思い込み掛け軸を燃やそうとするが、彼方は自分の夢を
信じて、掛け軸さえあればいつかは会えると信じて燃やすのを止める。
時間が来て旭は消えていく。掛け軸には、はっきりとウサギの絵が写っていた。

それから半年ほどたったある日、アルバイトを終えて掛け軸を見るとウサギの絵が消えていた。
直後旅館の外で、つぐみさんが嬉しそうに彼方を呼んでいる。
急いでつぐみさんの所に行くと、つぐみさんにウサギを渡される。

END

484 :SNOW:2005/08/21(日) 17:57:12 ID:gnPE0yYf
【LEGEND編1/2】
雪月澄乃編が終わるとタイトルメニューに出現する、SNOWのバックストーリー編。
何故澄乃編がBADENDになってしまったのか、旭が掛け軸に封じ込められた経緯などが
龍神村に伝わる伝説の、真実の形として語られる。


――はるか遠い昔、現在においては龍神村と呼ばれる地へ、二人の兄妹が神職の修行を為し終えて帰ってくるところから話が始まる。
その兄妹、若生白桜と鳳仙はかつて山賊に両親を殺されこの地を追われたが、その時燃やされた社を再建するためにこの地に帰ってきたのだった。
そしてもう一つ、かつてこの地で行われていた龍神を再び降臨させる龍神祭を行うためでもあった。龍神に願いを聞き届けさせれば、豊な生活をすることができるからだった。
そのためには村人たちの協力を得なければならないが、村人たちは龍神を呼べばまた山賊が襲ってくると及び越しだった。
しかし白楼が必死に説得したり、村人の依頼で化け兎退治などをしているうちに次第に協力を得られるようになっていった。
儀式を行い龍神を降臨させると、二人の女性が現れた。二人は姉妹で、大人しく真面目な姉と、子供っぽい正直な妹。彼女たちが神の遣い、龍神なのだ。
龍神祭を行うまで、龍神と一緒に暮らすことになる白桜と鳳仙。しかし白桜は幼いときに一度会っていた龍神の片方にほのかな思慕を抱いていたのだった。
子供っぽい龍神、菊花もまた以前から白桜に好意を抱いており、その二人が結ばれるのに長い時間はかからなかった。
龍神が地上の人間と契りを交わしたことは掟に反すると怒る龍神姉だったが、起きてしまったことはもうどうにもならず龍神祭当日になる。

485 :SNOW:2005/08/21(日) 17:57:59 ID:gnPE0yYf
【LEGEND編2/2】
粛々と祭は進行し、皆の願いを聞いてあとは龍神を天に返すだけというところになって、龍神を狙った山賊が再び襲ってきた。
抵抗を村人たちに任せ、とにかく龍神を天に返さねばならないと儀式の場まで逃げる若生兄妹と龍神姉妹。悲劇はここから始まる。
逃避行を続けるうちに、まるでつわりのような状態になる菊花。菊花は妊娠してしまったのだ。それを見て、掟を破ったことで天罰が落ちることを恐れる龍神姉。
白桜と菊花は、お腹の中の子供に桜花と名付けるが、龍神姉の予感は的中したのか、雷が近くに落ちたときのショックで菊花はまるで幼児退行のような記憶喪失に陥ってしまう。
完全にお荷物になった菊花に白桜はいらだつが、義務感のためにそれを投げ出すこともできず、疲労だけが溜まっていった。
ようやく儀式の場の近くまで辿り着いた四人だったが、そこにも山賊は待ち構えていた。足手まといの菊花は白桜には守りきれず、山賊が勢い余って殺してしまう。
それを見て白桜は鬼となり山賊を皆殺しにするが、疲れきっていた白桜は菊花の亡骸を見ると悲しみに耐え切れず自害。
残された鳳仙と龍神姉は悲しみに暮れる。その悲しみをまるで代弁するかのように雪が降り始めた。
龍神姉曰く、この天罰による呪いはたとえ生まれ変わったとしても二人が幸せになろうとする度に起きるでしょう、ということだった。
鳳仙はたとえそれでも最後まで顛末を見届けたいと龍神に不老不死にしてもらい、白桜と菊花の生まれ変わりを見守っていくことにした。
かくして天罰により天に帰れなくなった龍神姉と鳳仙は里へと降りてゆかず、雪山の中で暮らすことになった。
そして長い長い年月が過ぎたある日、鳳仙はより近くで見守りたいがためか、村へと降りていきひょんなことから村の医師の養女となる。橘芽依子と名前を変えて。

511 :SNOW:2005/08/23(火) 19:53:53 ID:UVrEDoVM
【北里しぐれ編1/2】伝説編をクリアすると行ける
>476の続きから
主人公彼方は、アルバイトで水を汲みにいく最中に、山の中で偶然出会う帽子をかぶった
不思議な少女に何度か出会ううちに、その少女に興味を抱くが、少女は自分に関わるなと言ってくる。

ある日彼方は、山を探索していると3つの古びた墓石がある丘を見つける。(白桜と菊花が死んだ場所)
そこに花を供えにやってくるしぐれ。彼方を見て驚く。

その後何度か会ううちに、少女はしぐれと名乗り、3つの石はある夫婦とその子供の墓だと言う。
その後も会う約束した二人は、しだいに仲良くなっていく。彼方は、龍神鎮魂祭が終わった後しぐれに好きだと告白する。
しぐれは何かを決心した後、今夜旅館に泊まるので抱いてくれと言う。

選択肢 しぐれを抱く(BADEND)
しぐれを抱いた後、ふと目を覚ますとしぐれがいないので山まで探しに行く。
しぐれを見つけるが、しぐれは彼方に抱かれた自分は妹と同じ過ちを犯し天罰で死ぬと言う。
これが私の正体と言って帽子をとると頭には角があり彼方は驚く。そしてしぐれは消滅してしまう。
しぐれを探しに墓のあった丘に行くとなぜか墓が4つになっていた。
山でしぐれを探し続ける彼方。そして彼方も帰らぬ人となった。
END

512 :SNOW:2005/08/23(火) 19:55:26 ID:UVrEDoVM
【北里しぐれ編2/2】
選択肢 抱かない
今のしぐれは自暴自棄になっていると彼方は感じ、しぐれを抱かずに一緒に眠るだけにする。

その夜、不思議な夢を見る。気が付くと辺りは真夏で雪なんて降っていない。
そこで芽依子にそっくりな巫女に兄上と呼ばれる。この夢の中では自分が白桜という宮司で
芽依子似の巫女が鳳仙という。彼方は龍神を降臨させる儀式が分からないのに無理矢理やらされる。
なんとか儀式は成功し龍神が降臨する。しかしその龍神はよく見ると澄乃としぐれだった。

澄乃似の龍神は菊花というらしいが、しぐれは自分の名前が分かっていたので不思議がる。
好意を寄せてくる菊花を無視して、彼方はしぐれと仲良くなる。
しぐれに人と龍神が結ばれるにはどうすればいいかと聞かれると、龍神が人になればいいと適当に言う。
祭り当日、盗賊団が来るが、なぜが夢の中に一緒に付いてきた祭りのロケット花火を使い撃退する。
菊花、しぐれとも結ばれることもなく無事に龍神を天に帰す。しぐれにまた一緒に花火をしようと花火を半分渡す。

夢から覚めようとすると、菊花と白桜と生まれてくる前の子供が死んでしまう本当にあった出来事を見る。
現代しぐれが現れて、二人を止めることが出来ず、自分のせいで死んだ三人に何百年も償い続けていたと言う。
彼方は、もし自分が白桜だったとしても、しぐれに罪は無く、運命であって許しているはずと言う。
何百年もの自責の念で暗黒となった、しぐれの心の闇が崩れていき夢が覚める。

気が付くと旅館で寝ているのだが、しぐれの姿は無く、自分の体も動かない。
つぐみさんにどういうことか聞くと、彼方が村に来た直後落石事故に会い、今まで意識不明だったという。
見舞いに来た芽依子と澄乃。芽依子に鳳仙か?と聞くと、まったく分からないというそぶりをされる。

体が治ったので、山にしぐれを探しに行くと、墓があったはずの丘には墓が無くなっていた。
全ては夢だったのかと落ち込む彼方。帰ろうとするがポケットに花火があったので夢でないと思い
誰もいないその丘で一人で花火をする。最後の花火が消えた時、背後で花火の音がする。
振り向くと、そこには角の無い笑顔を浮かべたしぐれがいた。

END

513 :SNOW:2005/08/23(火) 19:56:13 ID:UVrEDoVM
【若生桜花編1/2】桜花以外の全キャラをクリアした後行ける
>476の続きから
主人公彼方はアルバイトをしている最中、神社で両親の帰りを待っている猫を連れた幼女に出会う。
毎日アルバイトの途中に会っては桜花と一緒に遊ぶようになる。

ある日、旅館の女将のつぐみさんが彼方に旅館を譲ると言って蒸発してしまう。
困った彼方は澄乃とその母親に相談しにいく。すると澄乃は学校を中退して旅館の女将になるという。
それで彼方と澄乃は一緒に暮らすことになる。

数日後、天気が悪天候になる。神社に一人っきりの桜花が心配になり様子を見に行くと桜花と彼方の側に
雷が落ちる。そのショックで桜花は自分の両親はすでに死んでいることを思い出し気を失う。
彼方は慌てて旅館に連れて行く。桜花が目を覚ますと彼方を父上、澄乃を母上と呼んでくる。
桜花を診断しに来た芽依子はショックによる記憶喪失と記憶の混乱だと言う。
彼方は桜花を自分の娘にすることにして澄乃と結婚する。

順調に旅館を経営していたある日、旅館にウサギが現れる。桜花は父上が昔飼っていたと言ってウサギを
飼うことにする。桜花の父親が昔飼っていたウサギと同じ名前でアサヒという名前をウサギに付ける。

旅館の経営も慣れてきて、彼方は幸せな日々が続くことを願い、月日が流れていく・・・

514 :SNOW:2005/08/23(火) 19:58:11 ID:UVrEDoVM
【若生桜花編2/2】
十ヶ月後澄乃は妊娠していて出産間近になり村の病院に行くようになる。
姉になれると喜ぶ桜花だが突如病気になり熱が下がらなくなる。
急いで村唯一の病院に電話するが医者の娘の芽依子が電話に出て、医者は今、村にいないという。
代わりに診断しに来た芽依子は時間が解決してくれると言うだけで、桜花の容態は悪くなる一方で
困った彼方が再び電話すると医者が出てずっと病院に居たと答える。彼方は芽依子に強い不信感を持つ。

医者と芽依子が駆けつけるが、医者は肝心の桜花の姿が見えないと言う。彼方と澄乃は混乱する。
芽依子は、桜花は両親と共に既に死んでいてなぜか彼方と澄乃だけにはっきりと見える幽霊であると告げる。
霊感がある芽依子には小さな女の子の霊がぼんやり見えるらしい。
自分が本当の親と共に死んでいると知った桜花は旅館からいなくなる。

雪の降る神社で両親を待つ桜花。しかし両親は死んでいて自分も生きていないという。帰る所がない桜花。
彼方は、桜花は神社にいると思い、澄乃と一緒に神社に行く。桜花のもとに駆けつける二人。
彼方と澄乃は桜花がなんであろうと桜花は自分達の娘だと言って旅館に帰ろうと桜花に言う。
その後、かつて白桜の住んでいた神社の前で雪で遊ぶ三人の親子。
徐々に桜花の体が消えていく。桜花は父上母上とずっと一緒にいたかったと言って徐々に消えていく。
澄乃は桜花のために桜花に教えてもらった龍神が歌う子守唄を歌う。
桜花は微笑みながら消えて、天に帰る。


その翌年、万年雪の龍神村に春が来た。
それから数年後の春、3歳ほどの娘さくらと澄乃や芽依子達と共に神社に花見をしに行く。
さくらは、桜花が天に帰った直後に澄乃が産気付き生まれてきた桜花にそっくりの娘で、
突然訪れた春と共に何か不思議な運命みたいなものを彼方は感じる。
桜が咲く神社の前でさくらに「おかえりなさいパパ」と満面の笑顔で抱きつかれる。
その笑顔はまるで桜花のそのものだった・・・

END
2006年12月06日(水) 17:38:43 Modified by luc001




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