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インプリメント【implement】

別名 : インプリメンテーション, implementation, 実装

 ハードウエアやソフトウェアに新しい機能や仕様、部品などを組み込むこと。また、実際にその機能を組み込む際の手法も意味する。日本語でいうと「実装」。

 例えば、ソフトウェア開発においてプログラム中に新しい関数を作成することを「新しい関数をインプリメントする」と言い、基板に新しいチップを載せることを「新しいチップをインプリメントする」と言う。

 「インプリメント」は実装する作業を、「インプリメンテーション」は実装された機能や部品を指す場合が多いが、この逆の用例も頻繁に見かけるので、ほぼ同義と言える。

 インプリメンテーションはシステム構築を設計と開発の2つに分けた場合の後半の段階に相当し、基本的には設計段階で決定された仕様を元に機能を組み込んでいく作業となる。しかし、仕様書があいまいだったりする場合には現場の解釈で実際の動作が決められてしまう場合もあり、この結果、同じ仕様書から作成されたプログラム同士の間に相互運用性がない、といった事態が発生することがある。

 このように、同じ仕様に基づいていながら実際の動作が製品ごとに微妙に異なっている状態がインプリメンテーションの違いであり、特定の製品が採用した独自のインプリメンテーションと組み合わせないと動作しない製品やサービスを「インプリメンテーションに依存した製品」などと呼ぶ。

IT用語辞典
2007年01月09日(火) 07:31:03 Modified by mizunobara




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