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フードスタンプ【FoodStamp】

バウチャー制度としてよく紹介されているのが,米国農務省(USDA)が運営する「フードスタンプ・プログラム」(FoodStampProgram)と「WICプログラム」(Women,Infants,andChildrenProgram)である。ニュー・パブリック・マネジメントの概念が出る以前から実施されている制度であるが,バウチャーの原型といえるものであるので,紹介しよう。
  「フードスタンプ・プログラム」は,1964年に開始された低所得家庭を対象にフードスタンプ(食料券)を交付する連邦政府のプログラムで,実務は州政府が行っている。2004年度予算で,対象者は2,160万人,予算額は250億ドル(約2兆7,500億円)で,1人当たり月額平均83ドルの支給が見込まれている。
  フードスタンプによって購入可能なものは,人が消費する食料,家庭での消費を目的に栽培するための種子及び作物,非アルコール飲料とされ,アルコール飲料,タバコ,家庭用品の購入やレストランでの食事には使えない。フードスタンプによって購入した場合は,連邦法によって消費税が免除されている。
  フードスタンプによって食料を購入する場合は,名前や住所の提示は必要とされていない。このことがフードスタンプの転売の原因になっているとして批判されることがある。このため,運営コストの低減とともに虚偽利用を防止するためクレジットカード化が進められている。

農林水産政策情報センター
2007年08月12日(日) 18:28:47 Modified by mizunobara




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