629 :実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー:2014/12/23(火) 05:36:43.52 0
>624を見てかっとなって書きました、反省はしているが後悔はしていない
間違いなく言われてるのはこういうことじゃないと思います実にすみません
>579で言ってたGG最新作ネタバレありのNTRネタです、ご注意下さい

URL:www1.axfc.net/u/3378221.txt
タイトル:無題
PASS: mugen
カップリング(登場キャラ): ザトー=ONE(+エディ)×ワラキアの夜 影三つ
性描写の有無: R-18
内容注意:GG最新作ネタバレにNTRをぶっこんで微妙なシリアスをトッピングした後おまけがギャグみたいなとんだカオスです
     また、始めの一部分だけエディ視点、後はザトー視点となっております。分かりづらかったらすみません


エディワラからのGG最新作を捏造してみたというわりにはエディワラ分少ないですが心意気的には影三つ
本当は後半からエディ参戦させようと思ってたんですが、今回はあっさりめに纏めました
というかワラキーが不憫になってしまったけど、なんだかんだ言って最終的には開き直るのかな、と
エディって最新作では普通にひらがなで喋らしていいんだろうか、それともあれはあそこだけなんだろうか
あと、ザトワラからの最新作はつらすぎて想像出来なかったです・・・ort






>625
いえいえとんでもないです、こちらこそ過敏に反応してすみません><
お仕事大変ですね・・いつまででもお待ちしてますから、どうぞ体調にお気を付けて下さい
わーほんとですか!とんだ散文だけど大丈夫かな・・w
なら少し纏め直してまた上げさせてもらいますね!



【ご注意】
・ザトー=ONE(+エディ)×ワラキアの夜です
・男性同士の恋愛、性描写を含みます
・キャラクターの口調・性格には正直自信がありません
・謎の捏造設定が入ってくるかと思います
・キャラクターの口調・性格には正直自信がありません(二回目)
・注意書きでNG要素がありましたら、ファイルと記憶を削除して頂けるとありがたいです










***




影に身を委ねて虚空を揺蕩う己の宿主を見ながら、エディは溜め息をついた。
感情を揺さぶるものを求めて一度は外へ出たザトーだったが、求めるものは得られず、またこうして影の世界へ引き籠っている。
ヴェノムの表情は傑作だったが、いい加減この場所はうんざりだ。
そもそもザトーはどうでもいいと頻りに繰り返すが、本当に全てがどうでもいい奴が砲身に詰め込まれてあんなに慌てるものか。

それでも強く出ないのは、ザトーに対しての負い目があるからだ。
エディは別に、ザトーを殺したかった訳ではない。何しろエディは、ずっとザトーと共にあったのだから。
エディはエディなりに、この宿主のことを大切に思っている。
それをまあ死なせてしまったのは、申し訳ないと思っているのだ。
人間の脆さは知っていたはずなのに、本当の意味では分かっていなかった。気にも止めていなかった。
もう少し早くあれと出会っていたなら、何か変わっていただろうか。
最後まで気丈に振る舞ってみせた恋人を思い出す。
エディに様々な感情をもたらしたあれに、もっと早く出会えていたなら。
けれどもそれは夢物語だ。
エディがあの影に出会うのは、あのタイミングしかなかったのだから。





影に身を委ねて、ザトーは漂っていた。
ここはつまらないとエディは言うが、ザトーからすればここも外も同じことだ。一度は外へ出てみたのだが、結局心揺らすものはなかったのだから。
ぼやきながらも傍に居るエディは、あれでもザトーを死なせてしまったことを気にしているらしい。
さて、生前のエディはそんなやつだっただろうか。人外の身に任せて人間を十把一絡げに見下していたというのに、えらい変わりようだ。どうでもいいが。
ああ、確かにどうでもいい。この感情を揺らすものなど、どうせない。
それでも考えを巡らせるのは、期待からだろうか。
時々エディは誰かを思い出して、ひどく感情を揺らしている。
その誰かが、エディに何かを与えたのだろうか。
今思えば、同じ体を使って、同じ死を体験したのに、ザトーとは違って感情の揺れを持つエディが羨ましかったのかもしれない。
まったく、とんだお笑い草だ。






町の中心から相当に離れた郊外に、その屋敷はひっそりと佇んでいた。
影による感覚探知によって探った外観は、豪奢ではないが洗練されている。
それまでははしゃいでいるのかあれやこれやと騒いでいたエディは、その人がこの屋敷にいるのだと知って以来、何故だか押し黙っていた。
借りてきた猫のような禁獣というものも気味が悪い。まあけれど、どうでもいい。
本当を言えばザトーは、この屋敷の住人だってどうでもいい。
けれども生前ザトーに渇望をもたらしたものが全て色褪せた今、エディを通してではあるが感情の揺らぎを興すものは、ここ以外には見当たらなかったのだ。

人どころか小動物の類いの気配さえ感じられないほど静かな周囲の空気に、本当にここにその人がいるのだろうかと疑問を感じる。
もっとも、エディ曰く人間ではなくて吸血鬼らしいが。
なんでもありの世界だとかいう、最高に胡散臭い場所で出会った"私"の恋人は、中々にエキセントリックな性格だという。
そのわりには寂しい場所に居を構えているのだな、と思いながら、ザトーは扉を叩いた。
分厚い扉を叩く、鈍いノック音が辺りに響いて消える。
間もなく、重い扉が軋むこともなく静かに開いた。
拒む様子ではないが、かといって歓迎する様子でもなく、ただ許容する様に迎え入れられたそこに、一歩足を踏み入れる。
ひんやりとした空気が肌を包む。扉はまたひとりでに閉まった。
華美ではないが整えられ、調和良く纏められた調度品が並ぶ室内は、外から受けた印象そのままに静かだった。
家具は埃こそ被っていないものの、花瓶には何も飾られていない。そもそも使った形跡が見受けられない。

およそ生活感というものが感じられない室内をザトーが見回していると、どこからか音が響いた。
音の出所を探せば、リビングに続いているのであろう部屋の扉が開いている。
躊躇いなく扉をくぐると、背後で音を立てて扉が閉まった。鍵は閉められていないようだが。
ソファやテーブル、閉め切られた窓に掛けられたカーテンに、壁に飾られた絵画。嫌な雰囲気はしないが、それだけに妙にも思える。
何の変哲もない、おおよそリビングと聞いて思い浮かべるような内装。
それらを一通り確認しているザトーの背後で、空気が歪に歪んだ。
振り返ると、今まで何もなかった空間から、溶ける様に何かの形が現れていた。
「おや、珍しい客だ。君はエディ……、ではないようだね。確か名前はザトーだったかな」
わずか上空から降り立つようにして姿を見せたのは、恐らくこの屋敷の住人だろう。
肩の辺りで揃えられた金髪に、古めかしい礼装を神経質に着込んでいる。
瞼は閉じられ、外套に包まれていて体格までは詳しく判別出来ないが、背はザトーと同じほどだろうか。
空気を震わせた声は低く甘い。事前にエディから聞いたものや、調べさせて集めた情報と合致する。
「そういうあなたはワラキアの夜、で相違ありませんか」
確認の為に問い掛けると、その麗人は首を傾げた。
「如何にも、私がワラキアの夜と呼ばれている存在で相違ない。……それで、私に何の御用かな?」
君が私を訪ねる理由など、思い至らないのだが。
淡々と問いかけに答える様子からは、こちらに対する薄い興味しか感ぜられない。ザトーの存在にではなく、自分を訪ねてきたことに対する興味しか。
エディとそれなりの関係にあったなら、ザトーの果たしていた役割は知っているだろうし、ザトーが今ここにいるという意味についてもっと関心を、
あるいはそれ以上の感情を抱いてもおかしくはなさそうなものだが。
この存在が、本当にエディに何かを与えたのか。そして、ザトーの感情も揺らしてくれるのだろうか。

「私は一度死にました。その間、エディがあなたと出会ったそうですね」
こちらにソファを勧めて自らも座すワラキアに続いて、ザトーも正面に腰掛ける。
エディの名前を出しても、静かにザトーの話を聞く姿勢を取るワラキアからは、敵意の類のものは感じられない。
「色々あって私は黄泉帰った。けれど心を、感情を無くしてしまいました。今の私は抜け殻のようなものです」
そのエディが恐ろしいほど静かなのも気になった。あれほど執着していたというのに、今は影にひっそりと身を潜めている。
「何も私の感情を刺激してはくれなかった。けれど、この体に残ったエディの記憶の残滓が、強い感情の揺れを伝えてくる」
そう言うと、ワラキアは少し眉を寄せた。細やかな変化ではあるが、それまでの無反応からは明らかに差がある。
暫くの間、言葉を探すように口を開きかけては閉じ、を繰り返していたワラキアだったが、ようやく言葉が見つかったのか、声を出した。

「そうか……想われていたのだな」
ただそれだけ、ただ一言だけの、独白にも近い台詞。けれど、そこに籠められていたのはどれほどの想いだったのだろう。
安堵、回顧、寂寞、追悼、それと恋情。
綯い交ぜになった、けれども不思議と調和した感情を吐露したその言葉に、ひどく心がざわついた。
勢いに任せて目の前の存在を、そのままソファに押し倒す。
縫い止めた肩は成人男性の平均ほどだろうか。特段華奢ということもないが、一応鍛えているザトーからすれば少し頼りない。
のしかかるザトーを下から眺めて、ワラキアは口を開いた。
「ザトー、私では代わりにならない。君がエディの代わりにはならないように」
果たしてそうだろうか。確かにザトーはエディの代わりにはならないだろう。先ほどのものは、エディの情動にザトーが釣られたのかもしれない。
けれど、今まで何を前にしても波一つ立たなかった湖面に、確かに波紋がさざめいたのだ。
静かに、諦めのような、あるいは許容のような態度でこちらを見返すワラキアに、噛み付くように口づけた。






体を押さえ付けて揺さぶりながら、ザトーはつぶさにワラキアの反応を見ていた。
服を乱して体に手を這わせても、解した後ろに屹立を突き立てても、ワラキアは声一つ上げはしなかった。
決して乱暴にはしていない。いや、この行為自体が乱暴だと言われればその通りだが。
ザトーは別にワラキアを傷つけたい訳ではないのだ。厳密に言えば、物理的には。
戦ってみてもよかったが、世界の滅亡を止めるための戦いだとかいう御大層な戦いでも得られなかったのだから、戦闘行為だけで何かを得るのは難しそうだ。
それに、エディの動向が読めない。自分の恋人を傷つけられることを、エディは認めないかもしれない。
流石にザトーも二度死ぬのはごめんだ。体にガタがきて生命を維持するのが困難になったなら仕方ないが、わざわざ投げ捨てることもないだろう。
ザトーが求めているのは感情、内的なことなのだから、別の手段でも構わなかった。例えば、強い感情を引き出せることなら。
そうして選んだ性行為に、エディは今のところ口出しをしていない。どういうつもりかは知らないが、今はどうでもいい。

ああそうだ、どうでもいい。これに比べれば些細なことだ。
馴染んだ中を抉ると、強い締め付けと息を詰める音が伝わってくる。
ワラキアは声こそ上げようとしないが、感情は強く揺れているようだった。
耐えるように噛み締められた唇に、拘束されている訳でもないのに拒もうとはせず、ソファに爪を立ててしがみつく手。
中途半端に乱された服の隙間から見える肌は、不健康に白い。
抜き差しされる度に息を詰め、あるいは吐き、唇を噛んでは口を開いてただただ耐えるワラキアは、一体何を考えているのか。
中心にあるワラキア自身も反応しているところを見ると、全く感じていないという訳でもなさそうだ。
張り出した部分で内壁を刺激し、しこりを引っ掻いてやると、足を引き攣らせて身悶える。
じっとりと額に汗をかいている自分を認識して、ザトーは更にワラキアへの関心を強くする。
こんな行為をするのは久しぶりだ。感情を抱くのは、もっと。
性欲処理がしたい訳ではない。頑なな態度を溶かしてみたい。そうしてその先の反応が見たい。
脚を持ち上げ、腰をしっかりと掴んで、ぬかるんだ内壁を大きく抉る。
愛しい恋人にするように口づけると、まるで子どもがするように、首を振っていやいやをする。

もっと反応が欲しいと思った。もっと感情が欲しい。憎しみでもなんでもいい、この存在からの何かが欲しい。
奥の奥まで差し入れた屹立で、内臓を押し上げるように刺激する。
そのまま小刻みに揺らすと、いよいよ限界が近いのか、ワラキアが体を強張らせるようになった。
ふと思いついて、ザトーは上体を倒してワラキアの顔に自身の顔を近づける。
またキスをされると思ったのか、顔を横に逸らしたワラキアによって目の前に差し出された耳に、ザトーは息を吹き込んだ。
「かわいいな、ズェピア」
瞬間、息を鋭く吸い込んだワラキアが、幾度も身を跳ねさせた。
びくびくと震える体と共に、ザトーを包み込んでいた内壁が搾り取るように蠢動する。
堪らずザトーも自身を解放する。中で吐き出した欲が馴染んでいく感覚に、ワラキアがまた身を震わせた。






吐き出し切るまで待って引き抜くと、中々の有り様だった。
揺さぶられた後肛はほんのりと赤く染まり、抜き出されたときについてきた白濁が垂れている。
触られることなく達したワラキアのそれも、自身が吐き出した白い液体に塗れていた。
半ば意識を飛ばしているらしいワラキアの頬に、一滴血のようなものが筋を描いている。
そういえば、この吸血鬼には眼球がなく、代わりに血溜まりがその瞼の下に収まっていると言っていた。
雫の跡を舌で辿る。鉄臭い血の味。けれども、どこか甘い。
「エディ……」
殆ど吐息のような声で呟いて、ワラキアは完全に意識を飛ばしたようだった。

その声に誘われるように手を伸ばしかけて、ザトーは黒い影にそれを阻まれた。
「今更になって恋人気取りか、ズェピアも可愛そうに」
「ウルサイ黙レ、ソノ名ヲ呼ブナ」
ザトーの影から抜け出たエディが、まるで抱き締めるようにワラキアを包み込む。
「ナア、ざとーヨ。確カニ俺ハオ前ニ借リガアルシ、オ前ガ感情ヲ持テルナラ出来ル限リノコトハシテヤリタイト思ッテイル」
ぐったりとしたワラキアを愛おしげに抱え込んで、少し汗ばんだ髪を一撫でした。
「ケドナ、コレハ俺ノモノダ」
久しく向けられていなかった敵意を隠そうともせず、傲慢に言い放たれた言葉に、ザトーは口の端を釣り上げた。
ああ、ああ、けれどももう遅い。もう遅いのだ。
「悪いが、私もそれを気に入った」













「で、君たちは私の意思も無視して何をやっているのかな」
「興味本位で手を出してみたらうっかり本気になった。反省も後悔もしていない」
「NTRヲ見タカッタガ、ソノ辺ノ相手デハ腹ガ立ツ。ざとーナラマア許容出来ルカト思ッタ。反省ハシテイナイガ後悔ハシテイル」
「つくづく欲望に正直だな君は、というか君たちは。まあ、そういうところも好きだよ。好きだとも。好きだがね」
「なら問題はないだろう」
「何を断定系で言っているのだねザトー。一応これでも私の恋人はエディ、というかエディも、寝取られ云々は置いておいて、どうして直ぐに会いに来てはくれなかったんだ」
「泣カセテ置イテキタノニ、ウッカリ黄泉帰リマシタト言ッテ顔ヲ出スノハ気マズカッタ」
「この状況はもっと気まずいだろう常識的に考えて」
「話し合いの結果、エディは私を黙認するらしい。後はお前が受け入れるだけだな」
「何故私を抜きにして話し合いが行われているのかはまあこの際無視するとして、どうしてそうなった」
「心配シナクテモ、俺ノ恋人ハオ前ダケダゾ」
「そういう問題では……」
「そこで揺らぐのか。私が言うのもなんだが、ちょろすぎないか」
「君たちに喪ったと思った最愛を再び手にすることが出来た私の胸の内など分かるものか」
「成る程、ならその勢いでだな」
「随分押しが強いな君は!」

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