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NHW-11型

2000年5月25日発売され2003年8月まで販売された初期型マイナーチェンジモデルNHW-11型
「NHW-11型」あるいは「11MC型」と呼ばれる。

概要


世界初のハイブリッドカーとして発売されたプリウスNHW-10型は発売から二年を経過し、多くのプリウスが世に出た。これらの実車で集めた膨大な走行データや製造技術の進歩によって、ハイブリッドシステムの熟成が進み、大いにマイナーチェンジで反映された。
日本市場のみで販売されていたNHW-10型プリウスと違い、NHW-11型は、北米や欧州市場に投入される。

車両概要


全長全幅全高ホイールベース車両重量最少回転半径
43101695149025501220kg4.7m

ハイブリッドシステム

バッテリーの小型化、モーターの高出力化、エンジンの高回転域使用によるパワーアップ、インバーターの効率化が実施される。
燃費の向上は28→29と、僅か+1km/Lであったが制御が抜本的に見直され、暖機運転時の燃費消費が抑えられ、モーター走行可能速度の向上もあって、実用燃費は2割程度向上する。

動力性能


NHW-10型の2割増の動力性能が体感できる。高速域(時速90km/h以上)で少々非力な感があるが、実用車としては文句の付け所が無い。
カメマーク点灯による出力制限も皆無で、高回転域まで回した場合以外は快適なドライブが可能である。
ガソリン車に例えると1700CCクラスの動力性能と言ったところだろうか。

操作性

初期型の手応えに乏しいステアリングフィールはセッティングの変更で若干改善されたが、タイアサイズが165を継続している為、頼りなさが残る。

シフトをBレンジに入れると、エンジンブレーキが働くようになった。当然ながらDレンジと比較しての燃費向上性能は無い。

クルーズコントロールが搭載され、EMV上での区間燃費表示が追加された。

乗り心地


若干、しなやかさが失われた印象を受ける。

エクステリア


バンパーが大型化され、ナンバープレート取り付け部は北米輸出を意識してる模様。バンパーに組み込まれた樹脂カバー(バンパーサイドモールディング)は廃止された。

インテリア

センターディスプレイがEMVと改称され、ピアノタッチのボタンがタッチパネル操作へと変更された。
また、GPSを用いた時計ではなく、手動調整式のデジタル時計が独立して配置されている。

居住性


リアシートが可倒式になり、リアシート組み込み式チャイルドシートは廃止された。

積載性能

バッテリーの小型化によりトランクスルーが可能になり、バッテリー部分の段差はあるものの、長尺物を搭載できるようになった。

ナビ、オーディオ

10型は嫌でもカセットが付いてきたが、MDと選択できるようになった。
ナビはDVDに進化し、2001年から音声による応答可能なボイスナビになる。

グレード、価格


S218.0万円
G228.0万円

GはSと比較して
ウッド調パネル、シート表皮上級タイプ、レザー風ステアリング、CDチェンジャー、クルーズコントロールが標準装備されている。

2001年8月の一部改良で175タイアとリアスポイラー、リアスタビライザーの追加されたユーロパッケージが追加された。

2002年8月の一部改良では、燃費が31km/lへと進化した。
2006年02月18日(土) 14:40:44 Modified by prius_hybrid




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