ソシュール

 Ferdinand Saussure(Louis Ferdinand de Saussure)
 1857-1913

 スイスの言語学者

 ジュネーブ大学で化学を学んだが、ライプチヒで言語学を学び、18才でパリ言語学協会のメンバーとなり、パリに赴く。
 パリでは研究環境にも恵まれたが、やがてジュネーブに戻り、晩年には一般言語学一般記号学)を教える。
 この一般言語学の講義の内容が、学生たちの手によってまとめられ『一般言語学講義』として出版されることとなったが、その思考法は、構造主義の到来と記号学の草創を告げるものであった。

 ソシュールの言語学では、「言葉」の非実体性、関係的存在性が示され、また、記号(signe)における概念(signifie)と聴覚像(signifiant)の関係の恣意性が説かれた。
 (→ 一般言語学

 構造構成主義では、「言葉」「語」の認識にまつわる信念対立を扱うにあたり、ソシュールの言語学を踏まえ、さらに記号論的還元を応用することで、「言葉」「語」の相対化を図る。
2005年12月04日(日) 14:31:28 Modified by rainyshu




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