[300] なのは×ユーノ×フェイト sage 2007/10/11(木) 19:17:32 ID:t5EkfAdx
[301] なのは×ユーノ×フェイト sage 2007/10/11(木) 19:18:14 ID:t5EkfAdx
[302] なのは×ユーノ×フェイト sage 2007/10/11(木) 19:19:07 ID:t5EkfAdx
[303] なのは×ユーノ×フェイト sage 2007/10/11(木) 19:19:50 ID:t5EkfAdx
[304] なのは×ユーノ×フェイト sage 2007/10/11(木) 19:21:05 ID:t5EkfAdx
[305] なのは×ユーノ×フェイト sage 2007/10/11(木) 19:22:02 ID:t5EkfAdx

 休日、エース・オブ・エースは娘を連れて在宅中らしい考古学者の自宅へと訪れた。
 中に入るとヴィヴィオは調理場へ向かい、早速魔導冷蔵庫を開けて冷たいジュースを物色し始める。
 なのははそれを見て、我が娘ながら神経が図太くなってきなぁと感心した。
 というかこの冷蔵庫、最新式!
 第二八管理世界の大企業が製造した各部屋自動適温保存システム搭載!
「ヴィヴィオ、そっち持って。そっと、そっとね」
「うん!」
「……ひ、人の家で何やってるのかな」
 論文作成の小休憩に席を立ったユーノが、然程怒った風も無く、冷蔵庫の両側で格闘し
ている高町親子の姿を眺めていた。
 ちゃんと風呂に入ったり食事を摂ったりはしているようだが、それでもなのはとヴィヴ
ィオの前のユーノは集中作業の疲労の蓄積がありありと感じられた。
「ユーノ君、学会の論文? 折角の時空管理局創設記念日なのに、ゆっくりしなきゃ駄目だよ」
「いや、勝手にそんな記念日作らなくていいから。学校じゃあるまいしそんなの無いから」
 たまにある無性にテンションがオカシイなのはへと冷静に返しながら、部屋の主はあま
り相手にしたくない意中を発露させつつ、ヴィヴィオの傍から冷蔵庫内の飲み物に手を伸ばす。
 どうせまた過剰労働の精神爆発が起こってしまったのだろうとでも解釈し、一口お茶を
喉に流したユーノへ、そのなのはが凛々しい顔で肩を叩いた。
「時空管理局創設記念日はあるよ、わたし達の胸の中に!」
「お願いなのは、もうちょっとミッドチルダ式に会話しよう。お互い対等な立場で」
 余計な疲れは天敵なので、ユーノは正直二人にとっとと帰ってもらいたかった。
 しかしなのははユーノの気持ちなど露知らず、頬を膨らませる。
「もう、ユーノ君のカツ丼!」
「うな丼!」
 ヴィヴィオも続いた。
「意味がわからない。本当に意味がわからないっ!」
「昨日、うちはカツ丼だったの」
「今日はうな丼がいい〜」
 ちゃっかりとジュースを頂戴したヴィヴィオが、調理場から居間へと移って古代文明の
映像媒体を魔導型テレビで起動させる。
「ああ、そう……」
 無邪気に部屋を引っ掻き回してくれるヴィヴィオを目で追って、ユーノが半ば魂を覗か
せながら返答すると、間近のなのはが不意に頬を赤らめた。
「それでぇ、ユーノ君は今晩、幼馴染丼?」
 二人の空気が渇いて圧縮した。なのはが場の空気も弁えず、媚びるようにユーノへ身体
を密着させると、彼の一つに結んだ後ろ髪で古代ベルカ式の魔方陣を編んでいく。
「ごめん、とっても卑猥な響きだし、それ絶対に食べ物じゃないよね? っていうか髪で
遊ぶなオイ」
 つい口調が荒くなってしまった。
「夕方、フェイトちゃん任務から帰ってくるの」
「ごめん、いや、熱烈にごめん、僕が今論文で忙しいの知ってるよね? 五感、大丈夫? 
まだ自分の事を魔法少女とか言ってない? そこら辺、ちゃんと把握してる?」
「きっとフェイトちゃんも仕事続きで……その、色々溜まってると思うんだ〜」
「思うんだ〜って乙女チックに言われても、論文! 僕は論文あるから! 三日後発表だから!」
「うん、じゃあわたしもヴィヴィオを連れて発表会に行くね!」
「は、話が成立していない……! 今日も中々手強いデスネなのはサン! HAHAHA!」
 ユーノは地球の米国人風に片言で笑うしかなかった。なのはも釣られて笑う。ユーノは
一発くらい殴っても悪くない気がしてきた。
「今日は幼馴染丼〜!」
「ヴィヴィオ、それ家の外で言っちゃ駄目だから! 絶対に!」
 ユーノがある種の社会的危機を敏感に感じ取り、居間で太古のロマンを視聴している少
女へ釘を刺した。
 親しい間柄には周知の事実とはいえ、管理局内の二大美女と懇ろな関係だと知れたらそ
れこそ運命の幕が閉じる。
 一部の高町一等空尉支持者とテスタロッサ・ハラオウン執務官支持者の結託で、第一次
無限書庫陥落作戦が勃発してしまいかねない。
「僕の命日が無限書庫の局員記録簿に追加される日がいつか……」
 ユーノは壁に身をもたれさせ、両手で頭を抱えた。据え膳を喰った自分自身が悪いんやー
ケケケのケーの大文字焼き〜とか、どこかの元部隊長が悪魔の微笑みで囁いてきた。
 ってかいっそ私も混ぜてよ! 私もユーノ君の幼馴染やん! となのはの脳内に声が届いた。
「ごめん、無理。……どうしたのユーノ君? 演目『生涯の嘆き』?」
「そんなポーズ知らないから」
「凄く似合ってた! 星二点!」
「評価メチャクチャ微妙じゃないか!」
「因みにフェイトちゃんは十点満点だったよ」
「あぁ……彼女はいじけた姿がよく似合うしね……」
 想像しただけで絶妙な慨嘆美に、ユーノはフェイトに同情の念を禁じ得なかった。何て
言うか、いじけるフェイトはさり気無くトレンディだ。
 症状が進むと、今でも大切に保管してある初めて買った携帯電話を物置から引っ張りだ
して「この頃は皆も可愛かったなぁ〜」と青春回顧を始めたりする。
「いや、僕達って今が青春真っ盛りじゃ!? 二十歳だよ二十歳!」
「そうだよ? フェイトちゃんも帰ってきたら連絡くれるって。だからほら、ね?」
「全ては君達の掌の上ってわけかっ……ああ、勝手にやってくれたらいいよ。僕は部屋に
戻るから……まぁ、局勤めじゃなくても、僕は遺跡発掘とかして、今とそんなに変わらな
い生活を送ってたと思うし……」
 休憩どころか更に体力を消費していまい、ユーノは足許が危うくなりながらも作業中の部屋へと戻る。
 なのはは心成しか強く音を立てて閉じられた扉を開く。
「ユーノ君〜ヴィヴィオと三人で遊ぼうよ〜」
「まさかっ、まさか五秒も我慢出来なかったなんて! 凄いよ、なのはさん!」
 はぁぁぁぁ……とチャックを下ろしそうな勢いで、ユーノは書類作成の魔法画面から振り返った。
 なのははズカズカと個室に侵入し、ユーノの肩に顎を乗せて作成中の文章に眼を向ける。
「ねぇなのは、胸を背中に押し付けない」
「つまり、現在調査中の管理外世界で発見されている文字体系の、第四八管理世界文字と
の共通点から……えっと、過去の二つの世界の間で交易や外交が行われていた可能性が強
く……えっと、両古代文明が文化的にも密接な関係にあった事が……今回出土された魔導
装置で明らかとなり……更に、この魔導装置の材質は今回初めて確認された物であり……
えっと、恐らくその次元宇宙の隕石や、宇宙から飛来した物質である可能性が考えられ……
えっと」
「無視かよ。あまり本も読まない中卒のなのはさんじゃ、一文を読み上げるのも一苦労だ
ねグェ、首、首絞めない、でっ、何か見える、これはまさか虚数空間っ!?」
「わたしだってフェイトちゃんと一緒に、ユーノ君に高校受験の手解きを受けたかったの!
 勿論、性的な意味で!」
「最後はかなり意味不明! じゃ、じゃあ、今からでも、定時制なりっ、通信制を考えた
らいいじゃない、か!」
「ユーノ君も一緒なの! はやてちゃんも!」
「学位持ってる僕が学生として高校に通えるわけ、ないから! そんな暇も無いから!」
 首を捻り回されたユーノの揺れる視界に、扉の向こうでヴィヴィオがスナック菓子を頬
張りながらテレビに執心している姿が映った。
「あぁ……君は真っ直ぐ健やかに育っておくれヴィヴィオ……」
「大丈夫だよ。成人式に着る晴れ着用に、聖王の鎧はちゃんと復元して保管してあるから」
「い、今直ぐ次元断層の涯に棄ててきなさい!」
 ユーノは反射的に、なのはへ強制転送魔法を詠唱していた。
 転送先は地球! グッドラックなのは!
 なのはの姿が消え去った部屋で、ユーノは管理局良識派に属する自分とフェイトで、あ
の女性の暴走教育の緩衝材になろうと改めて固く誓った。

 転送完了から五分でスクライア宅に戻ってきたなのはが、一体どのような手段を用いた
のか、ユーノはもう深く考えない事にした。
 夕方になると、なのはの宣告通り本局で所属艦船の整備が始まり、少しの間暇を貰った
フェイトがスクライア宅にやって来た。
 仲良く夕食を済ませた大人組み三人は、最近所帯持ちの局員の間で噂の『電話一本、即
座に対応! 皆大好き・ザフィーラわんわん託児所(八神家提供)』に連絡を入れ、ヴィ
ヴィオを朝まで預かってもらう事となった。
『はいもしもし〜、皆大好き・ザフィーラわんわん託児所、電話係のヴィータお姉ちゃんだよっ』
「ぷっ、何やってるのヴィータちゃん」
 一瞬で電話が切れ、見た事もない愛くるしい笑顔のヴィータを映していた通信画面も消えた。
 なのははすぐに連絡を入れ直す。破裂しそうな程に引き攣った顔のヴィータが、なのは
達の前で映し出される。彼女の後ろで、必死で笑いを堪えるはやて達がいた。
『は、い、もし、も、し……み、皆、大好き、ザフィーラ、わん、わ、ん、保育園……電
話係のヴィータだゴルァ!』
「お客さんに向かってそんな言い方は無いよヴィータちゃん! 実家が客商売のわたしが
一から教えてあげてもいいよ!」
『るせぇ! 何だ、ヴィヴィオか? 今何処だ、とっとと現在地を言いやがれ!』
『あかんでヴィータ、大事な客にそないな口を利いたら……ぷっ』
『どこが客だよ! っていうかはやても笑って、ひでぇよ! あたし、もうお嫁に行けねぇ!』
(行く気なんだ)
(行く気みたいだね)
 フェイトとユーノは囁きあい、相手は極めて偏執的な性癖を持った相手に限定される現実に、
ヴィータの将来を哀れんだ。
 ギャンギャンと激しいやり取りをしながら、それでも手続きを飢えると、指定した次元
座標に転送魔法の魔方陣が発生する。
 ユーノ達の眼の前で、ザフィーラの体格の輪郭がはっきりとしていく。
「いや、あれ、電話中に既に魔方陣無かった?」
「気のせいだよユーノ君」
 軽くユーノの疑問を受け流し、なのはは半分夢の中にいるヴィヴィオを現れたザフィー
ラの背中に優しく載せた。母と一緒に先に風呂に入ったヴィヴィオのパジャマ姿が、ザフ
ィーラの大きな背中に横たえられる。
「それじゃあお願いしますね、ザフィーラさん」
 ヴィヴィオの愛しい体重を背中に感じつつ、ザフィーラはうむ、と相変わらずな威厳で
小さく相槌を打った。
「確かに承った。責任をもって預かろう。……ふっ、今晩は三人で夜通し語らうわけか」
「やーだー、犬でもわかっちゃうなんて! わたし達ってラブラブだねっ!」
「いや、僕は今日も徹夜で論文……かなり修羅場だから、本当に」
 あれ以降、熾烈ななのはの妨害を受けて今日は一文字も進めていなかった。
 なのはが座っていた隣、ユーノの向かいに位置する食卓に座ったフェイトは、洒落にな
らないユーノを心配し、苦笑いを浮かべてなのはに顔を向けた。
「そ、そうだよね。ユーノ、忙しいから……ねぇなのは、今日はもう帰ろうよ」
「えぇ〜! 何言ってるのフェイトちゃん、もうぐしょぐしょに濡れてるくせに!」
「そ、そんな事無いから! 濡れてないから! ユ、ユーノもそんな軽蔑の眼差しで私を
見ないで! お願いユーノ、私そんな淫乱じゃないよ! で、でもそんなユーノの視線に
感じちゃうっ……く、悔しいっ(びくびくっ)」
 うわーん、とフェイトが浴場に向かって逃げ出した。
「とか言って、しっかりシャワー浴びて準備を始めるフェイトちゃんって本当に可愛い!」
「ザフィーラ、この二人も連れて行ってくれないかな……」
「そのような依頼は受けていない。さらばだ」
「あぁザフィーラ、それじゃあ僕を連れて行って……」
 ユーノの願いはヴィヴィオを載せて消えていくザフィーラと共に、虚しく散った。
「ユーノ君〜、すたんばいれでぃ?」
 しなだれかかってきたなのはへ、ユーノは暗澹な溜め息を肺から押し出すしか出来なかった。
「もう好きにして……」

 数時間後、スクライア宅の寝室では金の美女のあられもない嬌声が響き渡る。
 全裸のフェイトは、同じく服を脱ぎ去って寝台に寝転がったユーノに跨り、上下に激し
く律動していた。
「んはっ、ユーノ、ユーノっ……ごめんね、ユーノ忙しいのに、ごめんねっ……」
「い、いや、フェイトが謝る事じゃ、ないんだけ、ど、フェイト、今日はまた、激しい、
すぎっ」
 涙目で本当に申し訳なさそうに謝りながらも、フェイトはその腰を止める事は出来なかった。
 その上下運動は限界を超えて過熱していき、フェイトの豊満な乳房が大きく揺れる。
 涙と唾液を散らせながら、フェイトはユーノの胸板に両手を置いて自重を支えると、泣
き叫ぶようにしてユーノの男根を貪り続ける。
 フェイトの「ごめんね、本当にごめんね」という繰り言と、裏腹に感度良好な膣が妙な
背徳感となって、二人の結合を盛り上げた。
「ユーノ君、わたしも気持ちよくして……」
 二人と同様に一糸纏わぬ姿でいるなのはが、ユーノの頬に片手でそっと触れた。
「あぁ、うん……ごめん、なのは」
 横からユーノの口を奪い、なのはは彼と狂おしく舌を絡ませながら、自分の指で秘所を
弄んでいた。なのはの指が、何となく男らしさを感じるユーノの首筋や鎖骨にツツツと伝った。
 既に蜜が溢れているなのはの秘所へ、ユーノも手を差し伸べる。
 二人の指が蜜を絡めて逢瀬を深め、淫猥な音を奏でてなのはの熱い陰唇を掻き混ぜる。
 優しく撫でられるその感触に、漣のような恒常的な絶頂がなのはの背中を粟立たせる。
「ん、あぅっ、あふぅ……はむ、ん、じゅ、んっく……」
 ユーノの口内から彼の唾液を貪欲に吸い取り、なのはは喉を鳴らしてそれを飲み込む。
 赤い粘膜は自ら意志を持っているかのように蠢き、二人の口の間でのたくる。
 ユーノはなのはと絡み合う下で、フェイトとの結合部へと煮え滾る衝動が集まっていくのを感じた。
「フェイト、そのままだと、すぐに、いくから」
「駄目っ、ユーノ、まだ駄目っ! あっ、その、でも、は、ぁっ、論、文、私も、手伝う、
からっ! だから、もうちょっと、もうちょっとユーノ頂戴っ!」
「そん、な、無茶苦茶なっ」
 上下運動から円運動へと移行し、フェイトは少しでもユーノの熱に浸ろうと交合を続ける。
 ユーノの一物を咥えている自分自身をグチュグチュと粘つかせながら、フェイトは上体
をユーノの上半身へと屈ませる。
 唾液の糸をパチンと弾かせ、なのはが恨めしそうに間近で弛緩したフェイトの顔を見た。
「フェイトちゃんばっかりズルイよ〜。わたしだって早くユーノ君と一つになりたいのに
……んちゅ……ひゃん!」
 ユーノに二本の指を突き入れられ、なのはの表情も雌の快楽に溺れるものへと転じる。
半開きのなのはの口へ、フェイトが顔を寄せて自分の舌を進ませた。
「だって、ぇ……なのはは、休みさえあれば、ユーノと会える、のに……ん、んく……
ちょっと、くらい……私、にも……ユーノ、独り占めにさせっ、させて、よぉ……」
 互いの陰毛同士を擦り付けるように腰を回しながら、フェイトはユーノの眼前でなのは
と百合色の接吻を交わす。二人の美女が性愛の欲求を曝け出し、情熱的に舌を絡ませあう
光景はいかにも甘美だった。
「あの、僕に人権というか、そういう類の人間的な尊厳は……」
「フェレットにそんなのないよ」
 ユーノに膣内を捏ねられながら、なのははすっきりした口調で言った。
「二人にとってそっちが標準認識!?」
「んふっ……ユーノぉ、また固くなったぁ。そろそろ……一回楽になる?」
 当初あったユーノへの罪悪感も、弥増す興奮と快感で塗り潰されたフェイトは、男の精
気を根こそぎ吸い尽くしかねない魔性の笑みを浮かべた。
「そ、そうだね、なのはも、ほら、ちょっと魔王ちっくにこっちを睨んでるわけだし」
「うぅぅぅ、フェイトちゃんばっかりずーるーいー」
 ユーノがフェイトの汗ばんだ背中に腕を回し、そこに流れる長い金の髪を掌で撫でる。
 その仕草さえも、今のフェイトには性感帯への刺激にしかならなかった。悩ましく肩や
背中を揺らしながら、フェイトは腰だけを器用に上下に運動させた。
 程無くして、ユーノから白濁の奔流が迸る。溢れ出た命の液は、フェイトの膣内を忽ち
安らかな熱で満たしていった。
「はぁ、ふぅ、ユーノ……」
 繋がったまま、フェイトは腹部にも広がるユーノの温度を堪能していた。
「う、うん。えっと、お疲れ様。ごめん、何だかフェイトに任せっきりだったね」
「ううん……凄く気持ちよかったよ……」
 それ以上言葉を発する気力もなく、フェイトはほつれた髪を口の端に貼り付けながら嫣
然と微笑むだけだった。
「フェイトちゃん一休みだね」
「ふぁ……」
 なのはに肩を押され、フェイトは反対方向へと寝台に寝転がった。その動作で、二人の
白く濁った陰部が離れる。
 なのはが四つん這いになってフェイトの上に跨り、物欲しげな顔をユーノへ向ける。
 暫く続いた缶詰状態の生活で溜まったユーノのそれは、既に天井へと屹立していた。
 フェイトへとかなりの量を放出した筈だが、若さ故かその消耗を感じさせない怒張を見せている。
「ユーノ君。後ろから、突いてくれる?」
「わかったよ。なのはも、ちゃんと気持ちよくさせてあげなきゃ不公平だしね……」
 ……の部分にユーノの哀愁というか論文どうしよう的な考えが残っていたが、もう覚悟を決めるしかなかった。
「うん」ユーノにくびれた腰を掴まれ、なのはが待ち侘びて両目を伏せる。
 ユーノが位置を定めて腰を進ませると、なのはが下腹部の挿入感に歓喜の声を上げた。
「なのはの感じてる顔、凄く可愛いよ」
 珠の汗を頬に滴らせるフェイトは、なのはの形良く育った乳房へ掌を向けた。
 上と下から攻められ、なのはは両手で自分の姿勢を保つ事で精一杯だった。
「あぅっ、はぁ、ユーノ君、うぅ、奥まで、来てるっ。フェイ、トちゃ、そんなに激しく、揉まないでっ」
 喉を反らし、なのはは悦楽に上気した顔でよがる。強すぎず弱すぎず打ち込まれる腰に、
二つの性器を濡らす愛液は更に分泌量を増加させていく。
 部屋の明かりを怪しく反射させるほど、大腿に筋を垂らすなのはの下の唾液は、ユーノ
の律動でまだまだ外へと溢れ出ていた。
 フェイトが指先で固く尖った乳首を弾くと、なのはの声が一際跳ね上がる。ユーノの動
きも絶え間なく続き、愛する二人に肉体を弄ばれてなのはは半狂乱に叫ぶ。
「ユーノっ、君っ、あ、はぁっ、んぁっ、す、き、好き、フェイトちゃんも好き、ユーノ
君もフェイトちゃんも、どっちも愛してるよぉっ!」
「私もだよ。世界の誰よりもなのはとユーノを愛してる」
「なのは、フェイトっ……二人とも、愛してる、よ」
 ユーノが律動を加速させ、なのはの心さえも貫こうと彼女の雌の襞を蹂躙した。
 やがてユーノがなのはの中で果てる。再び解き放たれた精の脈動は、なのはの蜜と混ざ
り合いながら彼女の膣を白く染め上げていた。
 三人ともが同じ艶やかな呼吸を上げながら、一つの寝台の上で折り重なった。
「はふぅ……」
 なのはが高揚の余韻も深く胸を上下させ、汗やら愛駅やらで湿った敷布の上で脱力する。
「ユーノ、ほら」
 フェイトが少し横にずれると、彼女となのはの間に一人分の空間が出来た。
「はぁ……このままじゃ、論文間に合わないや」
 なのはとフェイトの間に沈みこみ、ユーノは思わず頭の隅にある懸念を口にしていた。
 汗を吸った彼の結ったままの後ろ髪が、首筋を回って肩から鎖骨辺りに滑っていた。
 すぐさま、なのはとフェイトがむっとして彼の左右の頬を抓る。
「痛い痛い」
「こんな時に仕事の話なんて聞きたくないの」
「そうだよ。何とかなるよ。だから、今は三人一緒に休もう?」
 情交に火照った身体を寄り添いあい、なのはとフェイトがユーノの腕に自分の両腕を絡
ませ、微笑みを交わす。
「しょうがないなぁ……」
 ユーノもいつもの温和な苦笑いを浮かべ、いつしか三人は同じ夢の中へと心を融解させていった。



著者:33スレ299

このページへのコメント

なのはとユーノとフェイトでの3P、続編でははやても入れてほしい。

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Posted by ねくすと 2014年12月12日(金) 04:22:11 返信

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