[276] ザ・シガー sage 2008/01/23(水) 16:22:54 ID:4GMDC9fz
[278] ザ・シガー sage 2008/01/23(水) 16:24:38 ID:4GMDC9fz
[279] ザ・シガー sage 2008/01/23(水) 16:26:31 ID:4GMDC9fz
[280] ザ・シガー sage 2008/01/23(水) 16:28:18 ID:4GMDC9fz
[281] ザ・シガー sage 2008/01/23(水) 16:30:48 ID:4GMDC9fz

カリム姦淫

目を覚まして最初に映ったのは煤けたコンクリートの天井、私の意識は朦朧としながらもここが見知らぬ場所で夢でないと思考した。
そして手首に感じる金属の感触に自分が拘束されているという事実に気付く。

いつの間にか近くにいた人影が拘束された私の手首を舐め回すようないやらしい手付きで撫でた。

「ひゃっ!」

思わず悲鳴を上げた私にその影の主は邪悪なものを宿した声で口を開いた、それは聞き覚えの無い男の声だった。






「手錠なんてされるのは初めてですか? 教会騎士様は」
「なっ! あなた誰ですか!? ここは一体…」
「下っ端の名前は覚えてないんですか? まあどうでも良いですが、ここは……まあミッドのどこかとでも言っておきましょうか」

男はそう言いながらカリムの前に姿を現す。その男は温厚そうに見える風貌で年の頃は20代前半くらいに見える青年であった。
一見すると何の害意も見受けられない優しげな雰囲気を持つ者だが、その目はまるでカミソリのように鋭い気迫が溢れている。

そしてその男の前にいる金髪の美女は聖王教会騎士にして管理局事官でもあるカリム・グラシア。
彼女は煤けたビルの一室にて簡素なベッドの支柱に手錠で拘束されていた。

「あなた一体何が目的なんですか!? これを離しなさい!!」

カリムは気丈に吼えながら、身をよじり手錠から金属音を響かせる。
だがそんな抵抗はあまりに虚しく、彼女の置かれた状況をより明確に悟らせた。
魔力を込めた筈のカリムの腕からは手錠の固い感触しか返ってはこない、そして行使しようとした魔法も何の反応も無い。

「ああ、魔法なら無理ですよ? まあ色々と仕込んでありますので」

男はそう言いながらベッドの上に膝を乗せてカリムの身体に跨る、そしてなんの前触れもなく彼女の服を引き裂いた。
手に魔力が込められていたのか、男はいとも簡単にカリムの服をた易く裂きカリムの白く美しい肌を曝け出した。
カリムの肢体は白い肌に白い下着、ガーターベルトもストッキングも白で統一されており、引き裂かれた黒い法衣と乱れる金髪のコントラストはもはや芸術的でさえある官能を漂わせていた。

「きゃあっ! な、なにをするんですか!?」
「“なに”って……この状況で本当に理解できないんですか? それとも理解したくないってのが本音かな」

男は静かにそして淡々と言いながらカリムの柔肌に指を這わせていく。
生まれてこの方、男との睦事など経験したことの無いカリムの身体は交合に慣れた手付きに敏感に反応する。



「や、やめなさい……こんなこと…んぅっ!」

男は下着越しにカリムの豊満な乳房を揉みしだき硬くなった乳頭を転がす、そして舌を優しく首筋に這わせていく。
本来は不快でしかない筈のその性戯にカリムは自分でも信じられないくらいに快感を感じていた。
カリムの身体には既に強力な媚薬と性感を昂ぶらせる特殊な魔法がかけられていたのだから無理もない。
そして何より今まで自分で慰める回数も数える程度だった貞淑な教会の女には、男の手慣れた前戯は効果的過ぎたのだ。

男は乳房を弄んでいた手を離し、未だ誰も手を出していない禁断の領域へと伸ばした。
カリムの股ぐらをそっと指が撫でて未知の性感を彼女の脳髄に刻む。

「ひゃんっ!」

可愛らしい鳴き声を漏らすカリムに男は耳元へ舌を差し込みながら囁く。
それはどこまでも優しい残響だったがまるで悪魔のようにいやらしいものだった。

「凄い濡れてますね、もうビショビショですよ?」
「なっ! そ、そんなことありませんっ!!」

カリムは美しくそして甘い香りの漂う金髪を振り乱しながら必死に首を横に振って否定する。
貞淑で慎み深い教会の女である自分が見知らぬ男に無理矢理された情交で快楽を感じるなどあってはならない、そう信じたいが故である。
だが男はそれで責めの手を緩めたりはしない、唐突に強い力で指を蜜壷の入り口に指を挿し入れて果汁を溢れさせた。

「ひゃぁっ! んぅ……や、やめなさい! むぅっっ!!!」

声を上げて抵抗を続けるカリムの口が男の唇で塞がれる。
カリムは生まれて初めての口付けを見ず知らずの男に奪われて思わず涙が流れそうになるが、感情より先に唇から走る心地良い感触で甘い快楽を感じた。
最初はただ重ねるだけだった口付けは即座に舌を絡めた淫靡なものへと移行してカリムに悦楽を与えていく。

「ぴちゃ…んぅ…ちゅぷっ……」

胸と膣そして唇を弄られる快感に、カリムは徐々に軽い絶頂の高みへと近づいていく。
そして男の指がびしょ濡れの下着越しに陰部の肉豆を弾いた瞬間、カリムの意識は絶頂の快楽に白く塗り潰される。

「んううぅぅ!!」

カリムは塞がれた唇から甘い嬌声を漏らして達した。
脳髄を駆け巡る悦楽の電流に身体は小刻みに震え、股ぐらはまるで失禁したように果汁を溢れさせてしとどに濡れる。



「はぁ…はぁ…はぁ……」

カリムは生まれて初めて他人から与えられた絶頂の快楽に身体を何度も痙攣させる。そして白濁としていた意識が下半身に感じた寒気で引き戻された。
見下ろしてみれば男が自分の下着を脱がしている姿が目に映る。

「や、やめてぇ!!」

足をバタつかせて必死に足掻くが男は慣れた手付きでカリムの両足にバインドをかけて身動きを封じる。
そして下着が足首を通り、完全に脱がされると今まで誰にも許したことの無いカリムの蜜壷が露にされる。
絶頂の快楽に濡れたそこはまるで洪水のように果汁を溢れさせ、ヒクヒクと蠢いて肉棒による貫通を今か今かと待ち望んでいた。

「これはまた…すごいですねぇ」
「いやぁ……やめて…そんな…見ないでぇ」

男は初めて感情の篭った声で感嘆の言葉を漏らした。その言葉にカリムは否応無く羞恥心を徹底的に辱められて涙を零しながら許しを請うが、その懇願は秘所に当たる熱い感触で否定される。
男は下ろされたファスナーから自身の肉根を取り出し、その硬く猛り立った凶器をカリムの蜜壷の入り口に当てがっていた。

「な、なにを…する気ですか……」
「犯すんですよ」
「や、やめて……なんでも…なんでも言う事を聞きますから…それだけはやめてぇ」
「ダメです、これも仕事なんで諦めてください。大丈夫ですよ、魔法かかってますから痛くはありません」

男は静かにそう言うと肉棒で一気にカリムの蜜壷を貫いた。処女膜などまるで無かったかの如くに呆気なく最奥まで男の肉棒が届きく。
男の言葉通りにカリムに一切の痛みは無かった、そしてその代わりに濡れそぼって準備を整えていた彼女の蜜壷は今まで味わった事の無い快楽をその身にもたらした。



「んあぁぁ…なに…これぇ……あつぅいぃ」

膣から全身を駆け巡り、脳髄に走る甘い快楽の電流にカリムは意識を失いそうになる。
生まれて初めて受け入れた肉根のもたらす悦楽は、もはや彼女の持つ理性を溶かす一歩手前まで来ていた。

男はそのカリムの反応に苦痛や拒絶が無い事を確認すると、蜜壷に埋まった肉棒を動かし始めた。
前後に左右に上下に、あらゆる方向からあらゆる角度で探るように蠢く肉棒の律動にカリムはその美しい金髪を振り乱してよがる。

「だめぇっ! あんっ!…うごかないでぇ……おかしく…おかしくなっちゃうからぁ…んぅ…だめぇぇ」

必死に耐え難い快楽から抜け出そうとカリムは身をよじるが手足を拘束され、魔法を封じられた彼女にこの快楽地獄から逃げ出す方法など無かった。
そして蜜壷を抉っていた肉棒がある1点を集中的に責めだす、それは今までの蹂躙に対するカリムの反応から探り当てた彼女の性感帯である。
容赦なく弱点を擦り上げる肉棒の動きにカリムは一層強い快感を感じて更なる絶頂の高み近づく。

「くるぅぅっ! なにかくるぅ……あんっ! こわいから…やめれぇ…わらひぃ…ほんとうに…おかしくなっちゃうぅ」

カリムはだらしなく唾液を垂らす口でろれつの回らない言葉を漏らしながら、涙に潤んだ瞳で許しを請う。
今まで感じた事の無い絶頂の高みがただ不安で恐くて、怜悧な教会騎士を年頃の少女のように震えさせる。
男はそんなカリムに優しいまでの口付けを落とした。

「んぅ…ぴちゃっ…あんぅ」

唇が重なり、舌が口内を蠢く、肉棒が下腹部から与える快楽と混ざり蕩けるような快楽をカリムの身体に刻む。
男はたっぷりとカリムの唇を味わうと唾液の糸を引きながら口を離し、そっと耳元に囁いた。

「カリムさん、別におかしくなっても良いんですよ? 気持ち良くなっても良いんですよ?」
「はぅんっ!……いいの? わらひぃ…んぅ……おかしくなってもいいのぉ?…きもちよくってもいいのぉ?」

既に快楽の甘い毒に半ば思考を溶かしているカリムは、ひどく舌足らずな言葉を漏らす。
男は慈しむような微笑を見せてその淫蕩な問いに答えた。

「ええ、良いんですよ」

男はそう言うとカリムのその豊満な乳房を優しく揉みしだきながら頂上の豆を転がし、腰の動きを強める。
肉棒が激しく動き、溢れる蜜が飛沫となって飛び散ってカリムの身体を美しく汚していく。
徹底的に与えられる快楽の悦びにカリムの理性は完全に溶け尽くした。

「んああぁぁ!! きもちいい!! あんっ!……これすっごくきもちいぃ」

そうして遂に高く大きな絶頂の波がカリムの身体を駆け抜けた。
彼女の脳髄は甘い快楽の電流に焼かれ、背は折れんばかりにのけ反り、股ぐらからは尿さえ失禁していた。

「ふあぁぁ…すごぉい……あつくて…とけちゃうぅ」

カリムはだらしなく唾液を垂らした口で淫猥に蕩けた言葉を漏らす。
その様はどこまでも淫蕩であり、もはや誇り高い教会騎士の姿は微塵も無い。あえて言うなら今の彼女の姿はまるで生来の淫婦であった。



男はカリムの様子が落ち着くのを見計らって再び腰の動きを再開する。
男の肉根は今度もまた正確にカリムの蜜壷の性感帯を擦り上げ、耳たぶや胸や首筋と言った敏感な場所に舌と指が這って無常の快楽を提供していく。

「んあぁぁ…まら…きちゃう……おかしくなっちゃうぅぅ」
「ええ、たっぷりおかしくなってくださいね」

極上の甘さを持つ毒により騎士はもう淫蕩なメス犬へと変わり果てていた。

その後彼女が気を失うまでこの淫らな狂宴は続けられた。





意識を失ったカリムの腕に1本の注射針が刺さる、それが流し込むのは彼女が2度とこの男の与える快楽と支配から逃れられなくする魔の薬である。
彼が行使する魔法と合わせれば、この世のどんな女でも最低のメス犬奴隷と成り果てるのだ。

男は少し血を流す注射痕にガーゼを張り、元の姿に修復したカリムの服から埃を払うと彼女を抱き上げる。
後は彼女を元いた部屋に戻せば、何事もなかったように享楽の宴は幕を下ろす。
夢から醒めたカリムは自分の身体の異変に気付きはしないだろう。だがこの男がひとたび声をかけ、命令すれば彼女は一瞬で奴隷へと成り果てるのだ。
調教は既に完了していた。




男は聖王教会本部の通路を一人歩く、身を包むその法衣から男が教会関係者だとすぐに分かる。
そんな彼に一人の女性が声をかけた。

「あの、すいません」
「あ、はい。なんでしょうか」
「騎士カリムがどこにいるか知りませんか? 今日は会う約束してたんやけど、どこにもおらへんのです。シスターシャッハも知らへん言うし…」
「騎士カリムでしたら、先ほど仮眠室へ入っておりましたよ? きっとお疲れなのでしょう」
「そうなんですか? まあ今日は大した用やないから帰ろかな……それでは教えてくれてありがとうございます…ええと…」
「教会僧侶のジャックです、八神はやてさん」
「分かりました、ジャックさん、ありがとうございます………ってなんで私の名前知っとるんですか?」
「あなたは何かと有名ですから、それでは私はこれで」


そう言うと男は頭を下げて挨拶しその場を離れて行く、そして後ろからかけられたはやての別れの言葉に軽く溜息を漏らす。

「八神はやて…か。確か組織のリストに乗っていたな……あの子も犠牲になるのか…」

今まで自分が奴隷に堕としてきた女性の顔にあどけなさの残るはやての顔がかぶる。
心の芯に残る罪悪感の棘が僅かに痛みをもたらして、ジャックの顔に苦悶を刻む。
だが彼がその痛みを感じる間もなく念話通信が入ってきた。
それは彼の上司、いや“飼い主”だった。

『ジャック、状況はどうだ?』
『問題なし、いつも通りです』
『“いつも通り”……完全に成功か。さすがだジャック、ナンバー1の工作員は伊達じゃないな』
『ありがとうございます、課長』
『しかしジャック、いつも思っていたんだがねぇ……君は何で潜入工作の時はいつも本名を名乗るんだい?』

唐突に振られた質問にジャックは表情を変えず、だが僅かに悲しみを零しながら答えた。

『俺は全部偽者ですから……出生も、育ちも、表情も、顔も、吐く言葉も愛も、ここでの俺は全部偽者ですから…名前だけは本当でいたいんです……止めろと言うならすぐに止めます』
『いや、良いんだよ。君の仕事ぶりは見事だからね、口を挟む気はないよ。では引き続き任務を続けてくれ、次の標的は追って報告する』
『分かりました…』

そう言って念話の通信を切ると、ジャックは小さく溜息を漏らす。

(組織の飼い犬の俺が、女をメス犬に堕としていく……か、ひどい皮肉だな)


ジャックは自分の首にある筈のない首輪の感触を感じてひどく自嘲的な笑みを見せた。


終幕。



著者:ザ・シガー

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

メンバーのみ編集できます