最終更新: nano69_264 2010年07月10日(土) 18:15:42履歴
766 名前:ら、らららら雷刃、だと? [sage] 投稿日:2010/05/30(日) 22:47:29 ID:vNSNCCpc [2/6]
767 名前:タイトル「ユーノ=フラグマン」 [sage] 投稿日:2010/05/30(日) 22:49:15 ID:vNSNCCpc [3/6]
768 名前:タイトル「ユーノ=フラグマン」 [sage] 投稿日:2010/05/30(日) 22:50:21 ID:vNSNCCpc [4/6]
769 名前:タイトル「ユーノ=フラグマン」 [sage] 投稿日:2010/05/30(日) 22:52:08 ID:vNSNCCpc [5/6]
ユーノ・スクライアはモテる。
ユーノは金髪に翡翠のような瞳を持った大変美形の少年だ。
性格もいいし、能力も素晴らしい。
だからかなりモテる。モテるったらモテる。
しかし、本人は周りがそんなことを言った瞬間、こう問い掛けるのだ。
「なら変わってみる?」
彼の身の回りのことをよく知っている人間は、口を揃えてこう言う。
「いえ、全力全開でお断ります」
割りとガチな表情で。
「ユーノくん〜♡」
「おわっ!?なのは!イキナリ抱きつかないで!?」
無限書庫にて、この膨大な資料がある場所を整理していた彼に抱きつく少女が一人。
高町なのは、ユーノの一番最初の女友達である。
そんな彼女はユーノの背中に胸を擦り付ける。
まぁ、何時ものことなのだが慣れないユーノは慌てふためく。
「なのは、取り合えず離れよう?」
「......ユーノ君は、私と居るのが嫌なの?」
「い、いや!そういう訳じゃ!?」
ウルウルと瞳を潤ませながら、問い掛けて来る彼女を見て、彼は慌てる。すっごい慌てる。
と、そこへ。
「なのは、泣き真似とかいう汚い手を使わないでくれるかな?後ユーノから離れて」
「勝った奴が正義なの。後離れるは却下なの」
無限書庫に入って来てそうそう黒いオーラを出しているのは、フェイト・T・ハラオウン。
体から立ち上っているのは金色の魔力光の筈なのに、黒く見えるのはどういうことだ?
対してなのはも魔力光を出しているのだが......血のような紅い魔力光に見える ......
(あれかなー?二人共聖王の子孫だったりして虹色みたいにころころ色が変わってるのかなー?)
と、ユーノは現実逃避。
だが現実は残酷で次々と状況は進んでゆく。
「第一最近なのはは調子乗り過ぎなんだよ。ユーノと一番触れ合ってた時間が長い癖に、少しは譲ろうとかいう気持ちは無いの?」
「譲るとかいう気持ちはとっくの昔に次元の彼方にディバインバスターで吹っ飛ばしたの」
なのはとフェイトは黒い顔をしながら、何時の間にかこの広い無限書庫内で対峙し、何時の間にかバリアジャケット装備。
てゆーかデバイス、テメー等は止めなくていいのか。
《私にアクセルシューター十発喰らえと?》
《フォトンランサー十発至近距離で喰らうのは拒否します》
《うん、正直にゴメン》
主の脅迫(めいれい)に従うデバイス達の声を聞いて、ユーノは心の中でジャンピング土下座。
気がつけば、なのはとフェイトはもう戦闘の構え。
「図に乗らないでね?砲撃なんか、当たらなきゃ意味無いんだから!」
「はっ、スピードしか能が無い癖に、よく言うなの!」
「そっちこそ砲撃ばっかのトリガーハッピーがぁ!」
戦闘が始まった。というか最後のフェイトのセリフが完全にキャラ壊れてた。
そしてユーノは結界をギリギリで張り終える。
上を見てみると、紅色の光と黒色の光が衝突していた。
色がおかしい気がするが、気にしない。
「......だんだん手馴れて来たな、僕......」
目の前で友達同士が戦っているのに慣れるって大丈夫じゃないよね絶対、と思いつつも、彼はいそいそと無限書庫を出てゆく。
「「カートリッジロードォ!!」」
『エクセリオンモード』
『ザンバーフォーム』
「聞こえない、僕は何も聞こえない......」
「ブレイクシュートォォォォォォォォォ!!」
『エクセリオンバスター』
「雷光一閃!!」
『プラズマザンバーブレイカー』
デバイス達のやる気なさそーな声とともに、結界内に凄まじい魔力が吹き荒れる。
それを肌で感じながらユーノは食堂へと向かった。
「僕は聞いてない......カートリッジフルロードとか聞こえてない......」
自己暗示をしながら。
というか、キッチリ細かいとこまで聞いてたのな。
さて、あれほどまで仲良しの筈の二人があそこまでなるのにはちゃんとした?理由がある。
まぁ、ぶっちゃけ。二人共好きなのだ。ユーノが。
なんでユーノが好かれてんだよなのはタンは俺の嫁だじゃあフェイトは僕の妹だって思う人も多いだろう。
ここで原作改変が入るのだ。
つまり、ユーノがフラグを立てた。
なのはの場合はフラグを立てた、というよりは長い間ともに戦っていくうちに(長いと言っても一年も無いのだが)好きになった。だからその分なのはのユーノにかける恋という名の情熱は熱い。火龍一閃よりも熱い。
まぁ、フラグといえば事故のさいの話だろうがそれはまた別に。
フェイトの場合はプレシアが亡くなった時のことだ......
「ごめん」
イキナリ、アースラに戻った瞬間、フェイトはユーノに頭を下げられた。
当然、フェイトは戸惑う。
「えっ?ど、どうしたの?」
「僕のせいだから」
「?」
ユーノのせい?とフェイトは首を傾げる。
ユーノには手伝って貰った記憶しかない。むしろ謝るのは此方の方だろう。
だが目の前の少年は頭を下げたまま言ったのだ。
「僕がジュエルシードを見つけなかったら」と。
確かにそうなのかも知れない。
ジュエルシードという存在を母が知らなかったらプレシアは、彼女の母親は狂う事も無かったかも知れない。
「ユーノ......謝らなくていいよ」
「でも、僕は......」
「ユーノ」
ジッと少年の肩を掴みながら、翡翠の瞳を見つめてフェイトは優しく微笑む。
「ユーノのおかげで、私はなのはと会えた。フェイト・テスタロッサとして生きていくことが出来るようになった。だから、私が感謝しこそすれユーノが謝ることなんか無いよ」
「フェイト......ありがとう」
さて、こんな訳でフェイトは段々ユーノのことが気になってゆくようになり、執務官になるための勉強にも付き合ってもらい、資料請求と偽って何度も無限書庫まで会いに来たり。
クロノに相談したり(その日ユーノは一日中逃げ惑うはめになった)。
リンディに相談したり(ユーノ、気がついたら籍を入れかけられていた)。
まぁ、そんな訳で。
よーするに先程のこともフラグ立てときながら回収しないユーノ自身のせいなのだが、
「しっかし、なんで二人共あんなに僕の目の前の時だけ仲悪いんだろうかなぁ?」
全く!自覚無し!リア充なのに!なめとんのかおまえは!?と、管理局には一時期「ユーノ司書長シネシネクラブ」というのがあったが、幹部クラスの人間が全員一ヶ月後に病院行きになったため、潰れた。
誰が病院に行くほどの怪我を喰らわせたのか?答えは考えないほうがいいだろう。
「はぁ......」
ち な み に。
「ウィングロードォォォォォォォ!!」
フラグを立てられたのは二人だけでは勿論無い。
ユーノの隣に青い魔力による道が作られ、その上を超高速で疾走して来る女子が一人。
そしてその女子はユーノの隣で急にストップ!
またか、といった表情のユーノにニッコニッコ顔で彼女は言った。
「お久しぶりです!ユーノさん!」
「うん、取り敢えずウィングロードを消そうか」
はい!と元気よく返す彼女の名前はスバル・ナカジマである。
さて、次回はスバルのフラグが立つシーンの回想に入りたいと思う。
まぁ、作者の貧弱な脳みそがネタを絞り出せたらだが。
続く?
著者:ら、らららら雷刃、だと?
767 名前:タイトル「ユーノ=フラグマン」 [sage] 投稿日:2010/05/30(日) 22:49:15 ID:vNSNCCpc [3/6]
768 名前:タイトル「ユーノ=フラグマン」 [sage] 投稿日:2010/05/30(日) 22:50:21 ID:vNSNCCpc [4/6]
769 名前:タイトル「ユーノ=フラグマン」 [sage] 投稿日:2010/05/30(日) 22:52:08 ID:vNSNCCpc [5/6]
ユーノ・スクライアはモテる。
ユーノは金髪に翡翠のような瞳を持った大変美形の少年だ。
性格もいいし、能力も素晴らしい。
だからかなりモテる。モテるったらモテる。
しかし、本人は周りがそんなことを言った瞬間、こう問い掛けるのだ。
「なら変わってみる?」
彼の身の回りのことをよく知っている人間は、口を揃えてこう言う。
「いえ、全力全開でお断ります」
割りとガチな表情で。
「ユーノくん〜♡」
「おわっ!?なのは!イキナリ抱きつかないで!?」
無限書庫にて、この膨大な資料がある場所を整理していた彼に抱きつく少女が一人。
高町なのは、ユーノの一番最初の女友達である。
そんな彼女はユーノの背中に胸を擦り付ける。
まぁ、何時ものことなのだが慣れないユーノは慌てふためく。
「なのは、取り合えず離れよう?」
「......ユーノ君は、私と居るのが嫌なの?」
「い、いや!そういう訳じゃ!?」
ウルウルと瞳を潤ませながら、問い掛けて来る彼女を見て、彼は慌てる。すっごい慌てる。
と、そこへ。
「なのは、泣き真似とかいう汚い手を使わないでくれるかな?後ユーノから離れて」
「勝った奴が正義なの。後離れるは却下なの」
無限書庫に入って来てそうそう黒いオーラを出しているのは、フェイト・T・ハラオウン。
体から立ち上っているのは金色の魔力光の筈なのに、黒く見えるのはどういうことだ?
対してなのはも魔力光を出しているのだが......血のような紅い魔力光に見える ......
(あれかなー?二人共聖王の子孫だったりして虹色みたいにころころ色が変わってるのかなー?)
と、ユーノは現実逃避。
だが現実は残酷で次々と状況は進んでゆく。
「第一最近なのはは調子乗り過ぎなんだよ。ユーノと一番触れ合ってた時間が長い癖に、少しは譲ろうとかいう気持ちは無いの?」
「譲るとかいう気持ちはとっくの昔に次元の彼方にディバインバスターで吹っ飛ばしたの」
なのはとフェイトは黒い顔をしながら、何時の間にかこの広い無限書庫内で対峙し、何時の間にかバリアジャケット装備。
てゆーかデバイス、テメー等は止めなくていいのか。
《私にアクセルシューター十発喰らえと?》
《フォトンランサー十発至近距離で喰らうのは拒否します》
《うん、正直にゴメン》
主の脅迫(めいれい)に従うデバイス達の声を聞いて、ユーノは心の中でジャンピング土下座。
気がつけば、なのはとフェイトはもう戦闘の構え。
「図に乗らないでね?砲撃なんか、当たらなきゃ意味無いんだから!」
「はっ、スピードしか能が無い癖に、よく言うなの!」
「そっちこそ砲撃ばっかのトリガーハッピーがぁ!」
戦闘が始まった。というか最後のフェイトのセリフが完全にキャラ壊れてた。
そしてユーノは結界をギリギリで張り終える。
上を見てみると、紅色の光と黒色の光が衝突していた。
色がおかしい気がするが、気にしない。
「......だんだん手馴れて来たな、僕......」
目の前で友達同士が戦っているのに慣れるって大丈夫じゃないよね絶対、と思いつつも、彼はいそいそと無限書庫を出てゆく。
「「カートリッジロードォ!!」」
『エクセリオンモード』
『ザンバーフォーム』
「聞こえない、僕は何も聞こえない......」
「ブレイクシュートォォォォォォォォォ!!」
『エクセリオンバスター』
「雷光一閃!!」
『プラズマザンバーブレイカー』
デバイス達のやる気なさそーな声とともに、結界内に凄まじい魔力が吹き荒れる。
それを肌で感じながらユーノは食堂へと向かった。
「僕は聞いてない......カートリッジフルロードとか聞こえてない......」
自己暗示をしながら。
というか、キッチリ細かいとこまで聞いてたのな。
さて、あれほどまで仲良しの筈の二人があそこまでなるのにはちゃんとした?理由がある。
まぁ、ぶっちゃけ。二人共好きなのだ。ユーノが。
なんでユーノが好かれてんだよなのはタンは俺の嫁だじゃあフェイトは僕の妹だって思う人も多いだろう。
ここで原作改変が入るのだ。
つまり、ユーノがフラグを立てた。
なのはの場合はフラグを立てた、というよりは長い間ともに戦っていくうちに(長いと言っても一年も無いのだが)好きになった。だからその分なのはのユーノにかける恋という名の情熱は熱い。火龍一閃よりも熱い。
まぁ、フラグといえば事故のさいの話だろうがそれはまた別に。
フェイトの場合はプレシアが亡くなった時のことだ......
「ごめん」
イキナリ、アースラに戻った瞬間、フェイトはユーノに頭を下げられた。
当然、フェイトは戸惑う。
「えっ?ど、どうしたの?」
「僕のせいだから」
「?」
ユーノのせい?とフェイトは首を傾げる。
ユーノには手伝って貰った記憶しかない。むしろ謝るのは此方の方だろう。
だが目の前の少年は頭を下げたまま言ったのだ。
「僕がジュエルシードを見つけなかったら」と。
確かにそうなのかも知れない。
ジュエルシードという存在を母が知らなかったらプレシアは、彼女の母親は狂う事も無かったかも知れない。
「ユーノ......謝らなくていいよ」
「でも、僕は......」
「ユーノ」
ジッと少年の肩を掴みながら、翡翠の瞳を見つめてフェイトは優しく微笑む。
「ユーノのおかげで、私はなのはと会えた。フェイト・テスタロッサとして生きていくことが出来るようになった。だから、私が感謝しこそすれユーノが謝ることなんか無いよ」
「フェイト......ありがとう」
さて、こんな訳でフェイトは段々ユーノのことが気になってゆくようになり、執務官になるための勉強にも付き合ってもらい、資料請求と偽って何度も無限書庫まで会いに来たり。
クロノに相談したり(その日ユーノは一日中逃げ惑うはめになった)。
リンディに相談したり(ユーノ、気がついたら籍を入れかけられていた)。
まぁ、そんな訳で。
よーするに先程のこともフラグ立てときながら回収しないユーノ自身のせいなのだが、
「しっかし、なんで二人共あんなに僕の目の前の時だけ仲悪いんだろうかなぁ?」
全く!自覚無し!リア充なのに!なめとんのかおまえは!?と、管理局には一時期「ユーノ司書長シネシネクラブ」というのがあったが、幹部クラスの人間が全員一ヶ月後に病院行きになったため、潰れた。
誰が病院に行くほどの怪我を喰らわせたのか?答えは考えないほうがいいだろう。
「はぁ......」
ち な み に。
「ウィングロードォォォォォォォ!!」
フラグを立てられたのは二人だけでは勿論無い。
ユーノの隣に青い魔力による道が作られ、その上を超高速で疾走して来る女子が一人。
そしてその女子はユーノの隣で急にストップ!
またか、といった表情のユーノにニッコニッコ顔で彼女は言った。
「お久しぶりです!ユーノさん!」
「うん、取り敢えずウィングロードを消そうか」
はい!と元気よく返す彼女の名前はスバル・ナカジマである。
さて、次回はスバルのフラグが立つシーンの回想に入りたいと思う。
まぁ、作者の貧弱な脳みそがネタを絞り出せたらだが。
続く?
著者:ら、らららら雷刃、だと?
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