758 名前:野狗 ◆NOC.S1z/i2 [sage] 投稿日:2010/01/19(火) 00:19:16 ID:Y63zPLas
759 名前:野狗 ◆NOC.S1z/i2 [sage] 投稿日:2010/01/19(火) 00:19:55 ID:Y63zPLas
760 名前:野狗 ◆NOC.S1z/i2 [sage] 投稿日:2010/01/19(火) 00:20:41 ID:Y63zPLas
761 名前:野狗 ◆NOC.S1z/i2 [sage] 投稿日:2010/01/19(火) 00:21:11 ID:Y63zPLas

 慈悲を求めるように、己を縛る者を見上げる翡翠の瞳。
 無様なものを見下げる、冷ややかな紅玉の瞳。

「言ったはずだよね」

 視線と同じく、いや、それ以上に冷ややかな口調。

「聞こえなかったんだね」
「違……」
「ああ、そうか。私の言うことなんか聞くつもり無かったんだね」

 翡翠の視線が紅玉の視線から外される。

「ねえ、どうしてユーノは私のほうを見ないのかな」

 フェイトは容赦なく言葉を重ねる。
 冷笑は白い肌を三日月のように割り、真っ赤な唇の間には白い歯、きめ細かく整った舌が見え隠れする。

「なのはの事は頼まれなくても見る癖にね。おかしいと思うよね」
「なのはのことは言うなっ」
「私に命令しないで!」

 フェイトの足が動くと、ユーノは首を絞められたような声を上げ、歯を食いしばる。

「命令するのは私、それを聞くのはユーノ。これは覆らないよ」
「やめ……」
「うるさいよ」

 フェイトの足が小刻みに動くと、ユーノはのけぞるようにして後頭部を背中の壁にぶつけ悶える。

「どうしたの? ユーノ、もしかして、悶えるほど嬉しいの?」
「ち、違う……」

 説得力のない台詞にフェイトは笑う。

「ふーん。こんなにしておいて、嬉しくないんだ」

 全裸で座り込むユーノ。その股間にはフェイトの足が伸びている。
 開かれた股間の中心で、フェイトの足は小刻みにユーノに触れていた。
 フェイトが爪先でいじくる先には、ユーノのペニスが存在を主張するように怒張しきっている。

「なのはを見ていると、ユーノはこんな風になるんだね。ねえ、どんなことを考えてるの?」

 ペニスの根本を抑えつけるように爪先が伸ばされる。
 ユーノの苦悶の声には、別のものが確実に混ざっていた。

「ねえ、なのはをどんな風に見ているの? どんな風に想像しているの? どんな風に、頭の中で犯しているの?」
「や、やめ……フェイト……」
「ちゃんと言ってくれないとわからないよ。ユーノは、なのはをどんな風に抱いてるの?」
「僕はそんな……」
「ふーん。それじゃあ」

 ポケットからなにやら取り出すフェイト。薄い布地を丸めたような……

「これ、なんだかわかる? ユーノ」

 フェイトはゆっくりとその布地を伸ばしながらユーノの鼻先に近づける。

「これ、なのはの……」
「うん。さすがだね、ユーノは。ご褒美だよ」

 ペニスを上下に扱くように、フェイトの足が動く。
 呻きながら、それでもユーノは目の前に垂れ下がったもの……なのはのパンスト……に顔を近づけようとする。

「もう駄目。これはもっと後だよ」

 遠ざけられるパンスト。

「やっぱり、なのはの臭いだと凄く大きくなるんだね、ユーノは」

 さらに強く、爪先がユーノの股間に食い込む。

「だったら、こうするとどうなるのかな」

 パンストを広げ、ユーノのペニスを包む。そして、さらにそれを握る。
 フェイトの掌とユーノのペニスに挟まれているようなパンスト。

「ね、ユーノ。力を入れているのは私だけれど、直接ユーノに触れているのはなのはだよ」

 ペニスを扱くフェイトの手に、ぴくり、とユーノが反応する。

「あはは。やっぱり、ユーノはなのはだとこんなに反応するんだ」
「フェイト、もう、やめ……んっ!」
「やめないよ。ほら、ユーノ、なのはが触れてるよ、ユーノのオチンチンに」

 速度を上げ、フェイトの手が上下に動く。
 吐息を浴びせ、ユーノの意識をペニスを包むものに合わせ、絶頂へと追い込んでいくフェイト。

「ほら。ユーノ、出しちゃえばいいよ。なのはの中に一杯出していいよ」
「フェイト……っ!」
「間違えたら駄目だよ。ユーノのオチンチンに触れているのは誰? 誰の匂い?」
「ああっ……なのはっ……なのはっ! なのはっっ!!」
「良くできたね、ユーノ」

 怒張が弾けるようにユーノはのけぞり、フェイトの手とペニスを包んだパンストを白濁が覆う。

「出てるよ、ユーノ。なのはの中に、ユーノのザーメンがたくさん出てるよ」
「うあ……なのは……なのはぁ……」

 どろりとしたものを垂らしながら、フェイトは手の中のパンストを見る。
 左足の部分が、どろどろに汚されていた。

「ユーノ……綺麗にしてあげるよ」

 パンストのクロッチの部分を、両手で広げながら再びユーノの萎えたペニスに当てる。

「わかる? ユーノ。なのはの、お股の部分だよ?」
「も、もう止めて……フェイト……」
「ユーノは嘘つきだったんだね。オチンチンは止めてなんて言ってないよ?」

 当てられた部分が本来包んでいるはずのモノを意識するだけで、ユーノのペニスは再び硬度を取り戻しつつあった。

「元気になるよね。本当に、ユーノはなのはが好きなんだね」

 でも、と続けてフェイトは言う。

「それだけは絶対に許さない、なのはを想うのは仕方ないよ。なのはにはそれだけの魅力があるから。
ユーノがなのはのことをおもって自慰にふけっても仕方がない。それは許してあげるよ。
 だけど、なのははユーノのモノじゃない。そこははき違えないで欲しいな」

 放出よりも前のように、何事もなかったかのように怒張したモノをフェイトは優しく握りしめる。

「なのははユーノのモノじゃないよ」
「……フェイトのモノでもないよ」
「知ってるよ」

 パンストの右足の部分。未だ手つかずの綺麗な部分を、フェイトはユーノのペニスに被せ、グルグルと巻き付ける。

「私も、ユーノと一緒。なのはを想うだけだから」

 座り込んだままのユーノの肩を押さえつけ、立ち上がったフェイト。ユーノに跨り、その腰を徐々に落としていく。

「動いちゃ駄目だよ、ユーノ」
「フェイト?」

 充分に濡れたフェイトの秘部が、パンストの巻かれたユーノのペニスを受け入れる。

「ん……」

 なのは、と呟いたフェイトの腰がさらに下がる。

「今、なのはに触れてる……なのはが、私の中に……はぁ……ああ、なのはぁ……」

 ユーノを……いや、なのはをくわえ込もうと貪欲に動くフェイトの腰。
 断続的に上がる、悲鳴のような喘ぎ。

「なのはぁ……なのはぁっ!」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 


 ユーノが訪れたとき、フェイトは部屋に落ち着いていた。

「大丈夫?」

 ユーノは、抱えていた花束を横に一旦置いた。

「ユーノのほうこそ、大丈夫?」

 フェイトの視線に入るのは、両頬を真っ赤に張らしたユーノ。
 左は明らかに拳で殴られた痕。右は、平手で叩かれた痕。

「左は、怒ったクロノにぶん殴られた。妹を孕ませやがってこの淫獣! って」
「あー。ごめん」
「右は、バレたなのはに平手打ちされた。人のパンストで何やってんの! って」
「あー」
「まあ、よく考えたら僕もバカだったけど」

 パンストでは避妊はできないのである。
 二人とも、盛り上がりすぎてすっかり忘れていたである。
 
「お腹、あんまり目立ってないね」
「うん。まだまだだよ」

 フェイトは淫靡な笑いを浮かべる。

「だから、まだできるんだけど?」

 そして、部屋の片隅の紙袋をがさがさと

「ほら、これ、使おうか?」
「あ……」

 フェイトは、なのはのブラを掲げながら、嬉しそうに微笑んでいた。


著者:野狗 ◆NOC.S1z/i2

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