最終更新: nano69_264 2012年09月02日(日) 15:00:37履歴
764 名前:闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA [sage] 投稿日:2012/06/03(日) 23:46:12 ID:SzPwcOnk [2/15]
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■ 5
自分の肉体の臓器が、包まれる感触。体外に露出しているという男性器特有の感触を、クロノは生まれて初めて味わっていた。
両脚を左右に開き、股間を広げた体勢のアインスは、左手で身体を支えながら右手の人差し指と中指で土手の肉を押さえ、膣口をクロノに見えるようにしている。
アインスの女陰はしとどに濡れそぼり、愛液はクロノに塗り広げさせたので恥丘から肛門の辺りまで満遍なく広がっている。
クロノは既に亀頭の先端をアインスの膣口に押し当て、感触を確かめている。
初めてのセックス、初めての挿入。期待と、欲望と、不安と焦燥が入り混じる。
まっすぐ差し込もうとするが、すぐにつっかえる。少し位置が上にずれてしまった。いったん戻し、再び、ペニスの向きを直す。
「割れ目の中を撫でてみろ。穴の場所を感触でおぼえるんだ」
「は、はい……」
「焦らしをやるのは慣れてからだ。まずはとにかく挿入してみろ……すべてのバリエーションはそれからだ」
なかなか挿入できず、クロノはやや焦りながらペニスを上下させる。いくらアインスの身体が大きくても、膣口はきゅっと締まっているので、勃起して硬くなったペニスで押し広げていかなければならない。
膝をついて身体を立て、腰をゆっくりと前へ進める。アインスはあえて動かず、クロノに女性器の形状を覚えさせる。
亀頭に押されて、膣口からかすかに空気が漏れ、愛液が気泡をはじけさせる。
「あ……っく、こ、ここですよね……い、いきます……」
ぬるり、と前へ進める場所が見つかった。クロノの視界の中で、見慣れた自分の肉棒の先端の楕円が、半分ほどアインスの股間に埋もれている。
抜けないように体勢を整えながら、ベッドの上で膝をつく位置を直し、しっかり挿入できるように踏ん張る。
顔を上げると、アインスは相変わらず不敵に微笑みながら、試行錯誤しているクロノの仕草を見守っている。
たとえば、もしエイミィと初体験をしていたら──
お互いに勝手がわからず、無我夢中で股間をすり合わせるだけだったかもしれない。無理に挿入しようとして、痛がらせてしまったかもしれない。
エイミィは処女のはずだし、女性は初めてのセックスでは処女膜が破れるので痛みを感じるということくらいはクロノも知っていた。
熟練した大人の女性から教えられるのは幸運だったのだろうか、それとも、ぎこちなくても好きな相手とやるほうが幸せだっただろうか。
好きな相手?クロノは戸惑う。
エイミィは確かに幼馴染だ。小さい頃から、仲の良い友達であり、信頼できる同僚だった。
しかし、恋愛関係となったら?今さらのように、エイミィへの気持ちに自信がなくなってしまう。
今、こういうことをしているからこそなのか。アインスとのセックスを目前に、他の女の事を考えている。
それはアインスに対して失礼な事ではないのか。
初体験の焦りから、性感が薄れ、雑念が生まれている。
「クロノ」
「っは、はい」
アインスの呼びかけに、思わず大声で反応してしまう。
寝そべった姿勢でクロノを見上げるアインスの表情に、クロノは恐怖した。彼女に怒られたら、男としての自信をなくしてしまいそうだ。
セックスの不手際は、これから大人になっていってもずっと尾を引くだろう。
女を悦ばせられなければ、いずれ誰かと結婚しても夫婦生活に支障をきたすだろう。
「焦るな。落ち着け……大丈夫だ、私がついている」
筆おろし。それだけか?アインスに、セックスのやり方を習うためにここにいるのか?
違う。アインスに、惚れたから、彼女と触れ合いたいから、ここまで来たはずだ。誘いを断り、家に帰って自室で処理する事だって出来たはずだ。
単に、からだ目当て?それこそ違う。アインスに会いたかった。彼女と一緒に過ごしたかった。
たとえセックスをしなくても、二人で会話をしたり食事をしたり、共に過ごせば心地よい気分になれた。
それが好きだということだ。
粘つく音に混じり、アインスの吐息が漏れる音が聞こえた。同時にすっと抵抗が緩み、亀頭がわずかに前へ進む。襞の中にもぐりこめる場所があり、それが、肉腔だとわかる。人体の、管状の構造をした臓器。
生殖器。女の、性器。
ここだ。ここに挿入するんだ。やっと、たどり着いた。早く、彼女を悦ばせてあげたい──
「っ……、そうだ、そこだ……そこが、膣だ。クロノ、そのまま一気に来い、私は大丈夫だ」
「アインス……さんっ、ふあっ」
大きな枕に背を預け、アインスは両手を広げてクロノを迎える。
飛び込んで来い。
身体を前に倒せば、クロノの胸はそのままアインスの胸へ、そしてクロノの腰はアインスに密着する。
粘液に包まれたペニスが、柔らかい肉襞を押し広げていく。それが膣だ。膣の中をペニスが突き進んでいるんだ。
手を伸ばし、アインスに向かう。伸ばした手を取り、つかまろうとする。
「クロノ──っ!」
ペニスに感じる抵抗が臨界点を超え、ぬめりに引っ張られるように腰が前に出た。
亀頭が完全に膣内に入りこみ、そこでアインスがクロノを捕まえた。手を取ってクロノの身体を引き寄せると同時に、膣を締めてクロノに喰らいつく。
「ああっ、アインスさん!」
倒れこむ勢いで、いっきに根元までめりこんでいく。温い粘液が飛び散る感触が下腹に伝わる。挿入の圧力で、膣口からあふれ出したアインスの愛液とクロノのカウパー液が、二人の結合部から大きく押し広げられていった。
ペニス全体が、アインスの肉襞に包まれる。慣れないクロノをエスコートするように、強すぎず弱すぎず、絶妙の力で締め付け、抜けないようにする。
同時に両腕でクロノを抱きかかえ、胸に包む。
膣壁のぬくもりと、乳房のぬくもりをクロノは同時に感じた。
倒れこんできたクロノを、アインスはしっかりと受け止め、抱きしめる。最大限の愛情を表現するように、力強い腕で、大きな胸に。
たおやかなやわい細腕ではない、力強い筋肉。魔導師として、類稀な力を持つ彼女。底知れない妖しい魅力を持つアインスに、クロノは今、入り込んだ。自分程度の男では彼女に太刀打ちできない、篭絡され、手篭めにされてしまう。
しかし、それでも。たとえ彼女にどんな思惑があろうとも、今自分が愛情を感じていることには間違いはないとクロノは思っていた。
「くっ、あ」
「クロノ、入ったぞ──よく、やったな──私の中にお前が入っているぞ」
「アインスさん」
挿入を達成した。大人の、夫婦や恋人なら当たり前のようにやっている性の営み。それだけのことでも、14歳の少年にとっては偉大な経験だ。
初めてのセックス。それを成し遂げたクロノを、アインスは優しく抱き、包みこむ。
この先、これほどの慈しみと快楽を与えてくれる女性に二度と出会えるだろうか、というほどの、まさしく名器といえるアインスの膣。そこに、クロノの陰茎は収まり、確かに脈打っていた。
「しっかりしろ……よく、感じとるんだ。今、お前のペニスは私の膣に入っている」
言い聞かせるように、アインスはクロノに語りかける。
挿入を果たした。セックスの第一歩を踏み出した。クロノは、これで童貞を喪失したことになる。
アインスはその大きな尻をベッドに深く沈めたまま、骨盤底筋の動きだけでクロノの腰を捕まえ、支えている。クロノは気づかないが、計り知れない能力と性技である。
「アインスさんの……中に」
「ふふ、何と言えばいい?ペニスでは味気ないか。お前のちんちんは凄くいい……女慣れしていない、若いちんちんだ。とても美味しい」
ようやく胸の谷間から顔を起こしたところで、目の前で不敵に妖艶に微笑むアインスから卑語を浴びせられ、クロノはさらに顔を真っ赤にした。
もう、何をやっても彼女にはかなわない。おそらく今の自分では、彼女を本気で喘がせる事はできないだろう。やるとすれば彼女が自分からクロノを貪り、感じようとした場合のみだ。
でもそれでもいい。むしろ、彼女に貪られたい。アインスに貪られたい。
そういう性癖になってしまったほうがいいとさえ思えるほどに、アインスの膣に包まれているクロノの快感はすさまじいものになっていた。
「はあ、ああ、うう、いいです、すごくいいです、アインスさんの──中──」
「恥ずかしがるな。言葉に出して、言ってみろ。自分が今どうなっているか、言ってみろ。自分のちんちんが今どうなっているか、言葉に出して言ってみろ」
アインスはさらにクロノを責める。先ほどシャワールームで射精したばかりなので、いかに若いクロノといえどもまだ次弾装填はできていない。次の射精に達するにはもう数分かかる。
張り詰めるように勃起しているクロノのペニス。これまで自分で処理していたときなど、ただ一人で勃てているだけでは、空気に触れて乾いて痛くなっていたが、今はアインスの愛液によって濡らされ、温かく、心地よく、包まれている。
「あ……はっ、ぼ、僕の、ちん……ちん……」
自分の陰茎の状況を説明するなどクロノはした事がない。どう言えばいいのか一瞬迷ってしまう。
その隙もアインスは見逃さず、さらに追撃する。
「言葉を濁すな!はっきり言え。お前の、どこが今どうなっている。きっちり言葉に出せ」
わざと語気を強め、クロノを制する。思わず恐縮し、それでも股間の張りは萎えない。完全に男を手玉にとる言葉だ。
執務官として辣腕をふるっていても、性に関してはクロノはずぶの素人だ。ベッドの上では、アインスの前では、なすすべもない。
叱咤される悔しさと恥ずかしさと、股間に注がれ続ける触感で、クロノの精神はみるみる溶かされていく。このまま、アインスに飲み込まれてしまう。
「ぼ、僕の……ちんちん、アインスさんの、中に、入ってます」
アインスは唇の端を吊り上げ、さらに問う。まずはクロノに、照れをなくし慣れてもらわなければならない。初々しいのはいいが、男がいつまでもだらしないままではいけない。
それではアインスも楽しめないし、クロノ自身の将来の性生活のためにもならない。
「私の中に、なんだ。それではわからんぞ。アインスさんの中とはどこだ?名称をぼかさず、はっきり言ってみろ」
息を閊えさせ、クロノは両手をついて身体を起こし、見下ろす。
目の前に、正常位の体位をとるアインスの身体。乳房はぴんと肌を張って盛り上がり、丸い釣鐘型の乳房は少しも形を崩していない。そこから、上体を軽く曲げた皺をひと筋おいて、きつく引き締められた大胸筋と腹筋が続く。
DSAAの選手でもここまで鍛えている者は少ないだろうと思えるほどの、マッシブかつしなやかな肉体だ。
おそらく遠距離からの砲撃魔法だけではなく、クロスレンジでの魔法格闘戦の心得もあるのだ。あらゆるレンジで戦えるオールマイティな魔導師だ。
視線を下に移せば、へそを囲むやわらかい下腹からなだらかにデルタゾーンへ向かい、クロノの下腹部と触れ合っている。
密着しているので見えなくなっているが、そこでは、たっぷりと肉づいたアインスの秘花が、クロノの肉棒をがっちりとくわえこんでいる。
クロノは目をつぶり、堪えた。自分がこんな卑猥な言葉を口に出す事になるとは思ってもみなかった。ただ、触れ合って、愛撫をして、穴に棒を入れるだけだと思っていた。
しかしもちろん、セックスはそれだけではない。無言でセックスをするわけではない。
互いに、言葉を交わしあい、気持ちを高めていく。そのときに恥ずかしがってうまくしゃべれないようではこれもいけない。
アインスはあくまでも、クロノを単に童貞を味わうためだけでなく、これからも繰り返し、セックスのパートナーとして関係を作っていきたいと思っているのだ。クロノも、それに気づいた。ゆえに、アインスの気持ちにこたえなければと願う。
アインスの美しい顔を見て、クロノは胸が切なくなる。こんなにきれいな年上の女性に、こんなによくしてもらって、男としてそれにこたえないわけにはいかない。
クロノにも、男としてのプライドはある。確かに自分は童貞で、初めてのセックスだが、だからといっていつまでもアインスに甘えてはいられない。
「クロノ」
「は、っはい……アインスさんの、ま……」
息が上がり、股間を締め付けてくるアインスの膣の力をペニス全体に感じる。クロノにもはっきりわかる、アインスは女性器を自分の意思で自在にコントロールし男を悦ばせるテクニックがある。
「アインスさんのおまんこに、僕の、ちんぽ、入ってます……根元まで、いっぱい、はいってます」
目を見る。アインスが笑った。笑顔を見せてくれた。
うれしい。アインスと、本当の意味で繋がる事が出来た。肉体だけではなく心もつながらなければ気持ちのいいセックスではない。そんな気がしてくる。
腕を広げ、アインスはクロノを迎える。クロノは再び、アインスに抱きしめられ、乳房に寝そべった。両腕をアインスの身体に回し、しっかりと抱きしめる。アインスも、クロノの背中をさすりながら抱きすくめる。
そっと、少しずつ、腰を動かし始める。
アインスは手をクロノの腰にもってきて、ペニスが抜けないようにクロノに動かし方を案内する。腰を前後するにつれて、アインスの肉襞にペニスがこすれ、粘つく愛液に塗り包まれ、しごかれる。
気持ちいい。アインスの膣に、ペニスを挿入してピストン運動をしている。クロノはその実感を、声に出して確かめる。
「ううっああ、アインスさん、僕、ぼく、ちんぽ、動かしてます、おちんぽをアインスさんのおまんこに入れてますぅっ……」
「クロノ、お前のちんちんが私のまんこを抉っているぞ……こすれて、私の膣の中の襞を掻き分けている、わかるか?私のいやらしい肉襞が、お前のちんちんを撫で回しているんだ。
お前のちんちんにつつき回されて、私のまんこはぐちょぐちょに濡れている、気持ちよくて、腰がむずむずする」
「僕もですっ、アインスさん、アインスさんのおまんこの中、とっても気持ちいいです」
「もっと激しくしてもいいぞ、激しくピストンして、私のまんこを突いてくれ、奥まで、いっぱいにちんぽを入れてくれ、子宮にちんぽを当ててくれ……」
声色を変え、嘆願するような甘い声を出す。クロノの中で、ぞわりとするような感覚がいっきに股間から頭のてっぺんまで駆け抜けた。
女に求められる。今まで、男の性欲というのは隠すべきもので、いやらしいもので、女はそんな男の劣情を汚らわしい、恥ずかしいと軽蔑するものだと思っていた。
しかし本当は、セックスするときは、女も同じように男を求めていやらしくなる。
怜悧な理知的な顔を普段見せていたアインスが、性欲をさらけ出して乱れるさまは、クロノの欲望をさらに素直にさせる。
「ああっ、アインスさん、アインスさん……!ちんぽ、はいって、すごい、あっ、ちんぽが吸い込まれそうです!
僕のちんぽ、アインスさんのおまんこに入って、先っぽがとろけそうです、アインスさんのおまんこにちんぽ入れたいです、アインスさんのおまんこ、とっても気持ちいいです……!」
押し寄せる快感に、クロノは腰の動きを大きくしていく。アインスはクロノの尻を掴み、慣れないクロノがペニスを抜けてしまわないように案内している。
アインスに導かれ、クロノは抽送を激しくしていく。摩擦によって愛液が泡立ち、粘つく淫靡な音をたて、二人の肌を濡らしていく。
クロノのまだ陰毛の生えていないペニスと、ほのかな銀色の薄毛が萌えているアインスの恥丘が、あふれる愛液で粘つき、透明な糸を絡ませている。
打ち付ける下腹部に、クロノは硬い感触がペニスの付け根に現れ始めているのを感じ取った。
ピストンに連動して、ペニスの上側をこすっている感覚がある。
アインスが、クロノを見上げて、やや汗ばんだ頬で笑みを見せた。艶っぽい、性的に興奮しているのがわかる表情だ。
「ふ、ふふっ……お前のちんちんで私も感じている、クリトリスが勃起しているぞ……わかるか、お前が私を感じさせているんだ、そうだぞ……
少し前に身体をもってこい、もっと上のあたりをこすってくれ、ちんちんを持ち上げろ」
「ふあっ、は、はいアインスさん、これっ、アインスさんのクリトリス、硬いのがわかりますっ、アインスさんのクリトリスこすれてますっ」
「クロノぉっ、ああ、そうだもっと私を感じさせて……くれっ、お前のちんぽにかき回されたい、私なら平気だ、心配する事はない、思い切り、おもいきり突いてくれ!
思い切り、お前のちんぽで私を突いてくれ、お前のちんぽを、私のまんこの中で暴れさせてくれっ……!お前のちんぽで、私をっ、ぐちゃぐちゃに……ぃっ」
アインスも呼吸が荒くなり、熱い吐息がクロノの顔にかかる。熟れた唇からのぞく赤い舌が、動物のようにうごめき、宙を泳いでいる。
キスをしたい、という欲望がクロノに生まれる。
届かせるには背を伸ばさないといけない。いったん腰を引いてさらに膝を前につき、よりアインスの腰に密着する。アインスも脚をいっぱいに開き、クロノがピストンをしやすいようにする。
股間を広げる事で、より膣が感じやすくなる。広げられた内ももの肌を、クロノの脚がピストンのたびにこすり、撫で、クロノの腰骨がアインスの太ももに打ち付けられる。
アインスの強靭な筋肉は、それを覆っているやわらかい脂肪の層とあいまって比類ない快感をクロノに与えた。ただ肥っているだけの女では味わえない、まさしく強い生命力を持った人間とのセックスである。
規則的に、強めてクロノのペニスを締め付ける。根元から亀頭までを撫でつけるように筋肉に力を入れ、クロノの肉棒をしごく。その刺激は初体験のクロノにとっては強烈過ぎた。
膣の肉襞がペニスに縦横に絡みつき、撫で、包皮や血管、カリ首の隙間などをわずかも余さず蹂躙していく。
ほどなく、復活したクロノの睾丸が陰嚢の中を上昇し、射精に向けて動き始める。
土手に打ち付けられる陰嚢の感触で、アインスもクロノの射精が近い事を察する。
「アインスさんっ、アインスさん、あっ、すごい、すごいですっ、ちんちんがとろけそうですっ、気持ちよくて、あったかくて、ぬっちゅぬっちゅって音がしますっ、くっ、こんな、すごい、アインスさんのおまんこっ、アインスさんのおまんこぉぉ」
呻くような、絞るようなクロノの嬌声。可愛い。たまらなく可愛い。声に出せと言ったのはアインスだが、クロノはそれによって、自身の快感が、卑語を声に出す事によって高められると気づいていた。
さらにそれはアインスも同じだろうとクロノは思った。自分たちが今どれだけみだらな事をしているかというのを声に出して確かめる事で、背徳感を性的興奮に結びつける事が出来る。
思い切り背伸びをしてクロノはアインスの唇に吸い付いた。アインスもあごを引いてクロノを迎え、唇を合わせる。すぐさま舌を差し出し、絡める。唇同士がぎりぎり届かないくらいの距離で、互いに吸おうとして唾液がこぼれ、湿った吸気音が飛び散る。
唇からこぼれた唾液がアインスのあごから喉元に落ち、垂れ流れていく。クロノはそれも舐め取ろうとし、アインスの胸元や、鎖骨に吸い付く。
再び顔を上げ、舌を再び触れ合わせる。舌先を舐めあい、絡ませる。アインスの唇が、クロノを求めている。クロノにはそう見えた。夢中で、唇を突き出し、吸い付こうとする。声を漏らし、クロノは手をアインスの肩に回して、しがみつく。
アインスも脚をクロノの背中に回し、手だけではなく脚でクロノを押さえつける。この力で押さえつけられるとクロノは脱出できない。
左脚をクロノの腰に回し、右足を横に伸ばして、股間をさらに拡げる体位にする。
クロノはもはや無我夢中で腰を振り、アインスのより深くを求め、ペニスを食い込ませていた。
クロノの律動に揺さぶられ、アインスの乳房がうねる。ピンク色の乳首が、熱でぼやけたクロノの視界に残像をひいて往復する。
「はあっ、ぁ、アインスさんのっ、アインスさんのおまんこ、アインスさんのおまんこ、いいですっ、アインスさんのおまんこにちんちんいれてます、僕のちんちん、アインスさんのおまんこに入ってますっ!
奥の、かたいとこ、突っついて、アインスさんのっ、入りたいっ、アインスさんの、アインスさんの子宮に入りたいですっ!
く、うああっ、アインスさん、僕のちんちん、アインスさんに入れて、僕のちんちんがアインスさんのおまんこの中で、ぐちゅぐちゅって、ああ、アインスさん、まんこ、僕のちんちん、おまんこにいれて、くう、あっ!」
「ふうっうう、クロノっ、そうだ、そうやってやるんだ、そうやってちんぽを操れ、ちんぽで子宮を突け、襞をこすりながら、おおっ、女の内臓を抉れ、私のっ……!
私のまんこ、凄いだろう、お前のちんぽを、受け止めて包み込んでしごきあげるんだ、お前のちんぽを入れるためにあるんだぞ、私のまんこは、お前にちんぽを入れられてうれしいっ!ちんぽ、いれてぇっ!」
クロノがなぜ積極的に卑語を口に出すのかはアインスもわかる。実際、今のクロノのテクニックはアインスからしてみれば児戯もいいところで、本当に女を喘がせるものには程遠い。
それでも、クロノが精一杯頑張ろうとしているのはわかる。
だからこそアインスもクロノの想いにこたえたい。声に出し、普通にまじめな社会生活を送っていればまず耳にしないであろう、女がしゃべる淫言を聞かせる。そうすることで、自分もクロノも気持ちよくなれる。
幼い、青い、生真面目で純真な少年のクロノを、これほど、エロティックに、卑猥に、劣情へと駆り立てる。無垢な少年を自分好みに調教していく過程が、背筋がぞくりとするほどたまらない。
鼻筋に汗が浮き、アインスからも、クロノの前髪が、汗ばんで濡れ垂れてきているのが見える。
自分に必死でしがみつき腰を振っているクロノの裸身。精一杯踏ん張り、肩と腕の筋肉が引き攣り、クロノの小さな身体が、激しく律動している。
「はあっクロノ、このまま、このままの体勢でいくぞっ!このまま来い、めいっぱい、だせっ……射精しろ!思い切り、私の中にぶちまけろ!
外に出そうなんて考えるなよ、思い切り女の子宮に注ぎ込むことを覚えろ!それが男の本能だっ、お前の、男の精を思い切り、全部受け止めてやる、私にぶつけるんだ!」
「中に……っ、あ、アインスさんのっ、アインスさんの中にっ」
「そうだ、私の中に射精するんだ、膣の、中で、射精するんだ……、膣内射精だぞ!私の、奥はわかるな、限界までちんぽを押し込んで、私のまんこに、ちんぽを押し付けろ、そうやって、絞り出せ……!」
目の焦点が浮き、それでもなお、理性が吹っ飛びそうなギリギリのところで踏みとどまっているのがわかる。
アインスにとって、セックスの後についてくる事柄は、普通の人間とは少し違う。だがクロノはそんなことなど知る由もないだろう。膣の中で射精すれば、女を妊娠させてしまう可能性が非常に高い事ぐらい、知っているはずだ。
だがそれでもやってほしい。クロノをほしい。できることなら、クロノの子を孕みたい。
でもクロノは、これが初めてのセックスだ。初めてで意識するには、まだきっと重荷だ。だから、その不安を吹き飛ばしてやらなければならない。
「くあっ、あおっ、あ、ああっ、ああぁん!クロノぉ、お前のちんぽが、私の中に、まんこの中にぐいぐいと、くっ、クロノぉ、クロノ、ああっ、お、お願いだ!
だして、だしてくれっ、おもいきり、おもいきり射精してくれっ、私の中に精子をっ、クロノ、お前の精液が欲しい、精液っ!精液、射精、射精するんだ、射精するんだっ……私の中で射精するんだッ……!」
射精。それをはっきり意識させる。クロノに、中出しを要求する。
おびえるような表情を見せるクロノを、アインスは下から、眉を寄せて睨みつける。か弱い小動物を狩る、雌の獣だ。
「あっ、くぅ、あ、アインスさん、でも、でも、中はっ、ああ、中で出しちゃったら、あいっ、アインスさんがっ」
「ばかもの……っ!!いまさら、今更抜くな!私の、中に、膣内に、出してくれと言っているんだ!お前に、私の中に出して欲しいんだ、わかってくれ!
抜いたら、ぜったいに、外でイッたら絶対に許さないぞ、お前だけ、私を満足させないまま逃げたら絶対に許さないぞ……!」
「でもっ、中に、出したらっ、ふうっ、ううっそんなっ、僕は、ぼくはぁっ!」
「クロノ!お願いだ、私が頼んでいるんだ、私が全部、責任はとる……っ、ぜんぶ、お前のこれからも、ずっと、ずっとお前のめんどうをみてやる、だから、だからぁっ……!
たのむ、ほしいんだ、本当だクロノ、おねがい……!なあ、中でイキたいだろう?まんこの中で、私のまんこの中に思い切り精液をぶちまけたいだろう?
中で出すのは凄く気持ちいいんだ、膣内射精されると私も気持ちいいんだ、中で、膣内で射精して、私を気持ちよくさせてくれ、お願いだクロノ、私の、ああ、中で、まんこの中に出すんだ、私のまんこの中に射精するんだ……ああっ!」
激しく責め、あるいは甘え、クロノの理性を揺さぶる。
もはやアインスも動き始めた。下から激しくクロノを突き上げ、返す勢いで、思い切りクロノのペニスを締め付けながら引っぱり下げる。
アインスに激しく揺さぶられ、クロノは身体全体を翻弄されながら無理やりペニスをしごかれる状態だ。
クロノの亀頭の先端に、さらに一段と硬いものがぶつかる。いったい自分のペニスはどこまで引きずりこまれてしまったのか、アインスの体内の、果てしない深い場所に触れているような気がする。
アインスの、内臓が収まっている腹腔のいちばん底部に位置する筋肉の束だ。内臓を守るための強力な筋肉の壁、これにぶつけられたらひとたまりもない。
さらにアインスが腰をひねり、切なく締まって盛り上がる子宮口でクロノの亀頭の上側をこする。ここは弱い。ここを攻められたらクロノはもう射精を我慢などできるはずも無く、あっという間に限界を突破してしまう。
腰を引こうとしてももう動けない。アインスの脚と腕でがっちりと押さえ込まれ、この体勢を崩せない。
激しく、煮えたぎるように巨乳を揺らし、アインスの身体がベッドの上で跳ねる。アインスの動きに自分が揺さぶられ、突き上げられているのだとわかる。
クロノとアインスでは、まるで体格差がありすぎる。クロノの腕力ではアインスの拘束を振りほどけない。
手加減無くクロノの肉棒をしごき、絡みつくアインスの肉襞が容赦なくクロノを攻め立てる。
襞の表面にさらに細かい肉の柔毛が生えているような感覚があり、それらが無数の触手のように亀頭を包み、尿道口をこじ開け、射精を促しているように感じる。
膣だけでなく、それを包み込む小陰唇、大陰唇の肉脈さえが、クロノの腰を捕まえ、陰嚢に喰らいついてくる。
射精が迫り、睾丸が痙攣を始める。タマが体内に吸い込まれそうになる感覚。そこにアインスの媚花からの追撃。
クロノの、まだ陰毛の生えていない、きれいな薄紅色の陰嚢に、アインスの陰唇が吸い付き、撫で、内部の睾丸を締め上げる。刺激され、精巣の中に充填された精液が搾り出される。
こうまでされてはクロノはもう何も対抗できない。
化け物だ、とクロノは今更のように思った。
完熟し、性技と精力を鍛え抜かれた女体はまさしく化け物だ。これが同じ人間かと思えるほどの、異様で、神秘にあふれた肉体。それが女というものだ。
もしかしたら、アインスは、彼女はこの世でもっともすばらしい女体を持っている。
喰われる。自分はアインスに喰われてしまう。
それをはっきりと意識すると同時に、クロノの脳奥で、血の匂いがはじけた。これほど情熱的で、刺激的な射精は生まれて初めてだ。
「ああっ、いい!クロノぉ、いい、クロノのちんぽいいっ、ほしい、ちんぽほしいっ、クロノ、お前が欲しいっ!まんこが、まんこがたまらない、クロノぉ、クロノ、クロノっ私のまんこをぉ、あああ!
ちんぽ、クロノ、ちんぽ、クロノのちんぽ、おまえのちんぽが、あっ、ああっ、おまえのちんぽでわたしはもうだめだっ、ああ、クロノ、私、クロノのちんぽほしい、おねがい、だして、精子出して、精子、せいしほしいぃ!」
「アインスさぁんっ!くっ、うあっ、あああっ、アインスさん、でるっ、でます、アインスさん、ぼくせいしでますっ、精子でちゃいます、アインスさんの中で出ちゃいます、アインスさんの膣に出しちゃいますぅ!
アインスさんのおまんこが気持ちよすぎて、ぼくもう、おぉっ、ちんちんがっ、ちんちんがぴゅっぴゅって、ちんちんから出ますっ、精子でます、せいしっ、アインスさんっ!
精子、精子あげます、アインスさんに僕の精子あげたいですっ、アインスさんのっおまんこの中きもちよくてっ、アインスさんの中に出したい、アインスさんのおまんこに出したい、膣の中に出したい、ぼくっ!
でます、でますっ、出る、でる、射精しますっ、アインスさん、アインスさん、ああっ僕射精します、アインスさん、僕アインスさんの膣に射精します、ちつ、ちつ、アインスさんの膣、膣の中に射精します、子宮まで届くくらいいっぱい射精しますぅぅ!!!」
目いっぱい、クロノの腰骨が圧し折れるかと思うほどの力を込めてアインスは脚を挟めた。押し付けられたクロノは、ぎゅっと股間をアインスに密着させ、腰を動かせない状態で、目いっぱいペニスを突っ張って射精した。
オナニーなら、射精の最中も腰を振り続けることでオーガズムを発散させられるが、アインスに固められている状態ではそれができない。
股間から発生する快感がすべて脳まで駆け上がり、クロノの意識が、爆発しそうなほどに理性を壊す。
ペニス先端から迸る精液の熱が、アインスの膣奥に吸い込まれていくのがわかる。
アインスも、クロノを受け入れるために大きく拡がった膣の最奥部と子宮口に、クロノの精液が満たされていくのを感じ取る。
放たれた大量の精液が、アインスの胎を満たしていく。
やがて、両腕両脚をぴんと突っ張って堪えていたクロノがついに力尽き、アインスの胸に崩れ落ちた。
汗ばんだ乳房に顔を埋め、荒く息をしている。再び起き上がる気力も無く、アインスに抱え込まれたまま、放心している。
そっと背中をさすった。まったくの未経験から、よくぞここまで駆け上がったものだ。今更ながら、自分も調子に乗って無理をさせすぎてしまったかもしれない、とアインスはクロノの細いうなじを撫でながら思った。
可愛く、いとおしく見える。クロノ。愛しい少年、愛しい男。間違いなく彼の初めてを奪ったのは自分だ。
そう思うと、可愛らしさといじらしさが混じった笑みがこぼれる。
頭を後ろにそらし、ベッドの背中側に置いてある時計を見やる。
今の時刻は23時58分。まもなく深夜0時をまわり、日付が変わる。今日は6月3日。あと2分で、6月4日になる。
「もうまもなくか……提督の計画が滞りなくいっていれば、まもなく……主のもとへ……。リーゼがしっかりやっていれば、兆候を掴まれることはない……はずだ……」
クロノに聞こえないようにそっと小さくつぶやく。
今回の計画では、闇の書の起動の瞬間を管理局の他の部署に探知されてしまうわけにはいかない。
それでなくても、PT事件の事後処理と現場検証のために多くの局員が海鳴市近辺にまだ滞在している。下手をすればジュエルシードの余波で闇の書が動き出してしまう危険があったのだ。
アリア、ロッテの二人によってなんとかそれは抑えこまれたが、今回、闇の書の対策を行うにあたり、まずは闇の書を正常に起動させすべての機能にアクセス可能な状態へもっていくことが重要になる。
途中で邪魔が入ると、闇の書が不完全な状態で起動し、外部からの操作を受け付けなくなってしまう危険がある。
そうならないよう、ある程度闇の書に魔力を溜め込ませ、自力起動ができる状態になるまで、第97管理外世界にある闇の書の存在を秘匿する必要がある。
本局に保管されていたもうひとつの魔導書端末を無人世界に移動させるのもそれが目的だった。
第97管理外世界で闇の書が起動すれば、こちらにも影響が来る。それを探知されては元も子もない。今、本局にあった魔導書は無人世界へ移送され、その管理は機動一課が行っている。
他の局員たち──もちろんリンディ・ハラオウン提督以下アースラスタッフも、現在闇の書からは注意がそれた状態である、はずだ。
思い出。
クライドの思い出。彼とともに過ごした時間は、短かったが幸せだったと思う。
今は、どうだろうか?クロノと出会い、共に過ごしている。これから、幸せになれるだろうか?
「う……」
「大丈夫か?」
アインスの胸の中で、クロノはようやく、顔を起こした。射精による脱力と意識の混濁からようやく回復してきた。
激しい動きの後で、クロノは肩をちぢめ、アインスの乳房の谷間に身を寄せるようにしてしなだれかかった。
「アインスさん、なんだか……、寒いです……」
震えている。クロノは、目元が青ざめ、唇が震えている。
あまりに射精が激しすぎ、体力を消耗しすぎてしまった。腕から血の気が引き、鳥肌が立っているのが見える。初めてのセックスの快感が、クロノの肉体の限界に達してしまったのだ。
「しっかりしろ、私が見えるか?私の声が聞こえるか?」
クロノを抱き寄せ、毛布を引っ張ってクロノの汗を拭き、身体を包む。
過度の興奮で、体温に異常が出たか。さすがのクロノも、アインスとのセックスに耐えられなかったのか。
アインスはクロノをぎゅっと抱きしめ、身体を温めるように背中や腕をさすり、撫でる。
「は……、はい、アインスさん……すごく、気持ちよかったです……」
震える声で、それでもクロノは笑顔を見せた。
胸が、のどの奥がきゅう、と切なくなった。なんて愛しいんだ。これほど健気な少年に、自分はなんて酷いことをしてしまったんだと、アインスの脳裏をネガティブな思考がよぎる。
クロノの身体を抱き起こして、ベッドに座る体勢になる。
射精を終えて硬さが緩んだクロノのペニスがぬるり、とアインスの膣から抜けた。
二人の間のシーツに、混ざり合った愛液と精液が泡立ってあふれ出し、白い染みを大きく広げていく。
「待て、無理をするな……今飲み物を取ってくる」
クロノの身体を冷やさないよう、なるべく離れないようにして腕を伸ばし、ベッド横に置いてある一人暮らし用の45リットル冷蔵庫を開ける。
スポーツドリンクのペットボトルを取り出し、キャップを開けてクロノに飲ませる。
おそらく予想以上に体力と水分を消耗しているはずだ。まず、休息をとらないといけない。
一口ずつ飲ませながら、短いキスを何度かに分けて行い、神経が興奮状態にあるクロノが過呼吸を起こさないようゆっくりと息を落ち着けさせていく。
唇を合わせるたびに、切なさが身体全体に広がる。
彼を、クロノを、愛したい。どんな手を使っても。自分と関係を持ったことでもしクロノが責められることがあったなら、その相手を絶対に許さない。クロノは、自分のものだ。
アインスの腕の中で、クロノはまだときおり身体を震わせながらも、どうにか、次第に落ち着いてきていた。
童貞喪失の最初のセックスがこれほどまでに激しかったことは、クロノにとって、肉体的にだけでなく精神的にも大きな衝撃だろう。
これからのクロノの人生の中で、忘れられない記憶のひとつになるはずだ。
「クロノ……すまない、キツすぎたかもしれないな……もっと、お前をいたわってやればよかった……」
「泣いてるん……ですか?アインスさん……」
「バカなことをいうな、お前のことが……愛しいからだよ、わかるか……?好きで好きでたまらなくて、切なくなるんだ」
アインスの胸にもたれかかり、左の乳房に頬をすり、右の乳房に手のひらを当ててそっと揉みながら、クロノはささやくように言った。
「僕も今……、アインスさんのことがとっても、好きです。凄く、胸が満たされた気がします」
クロノの頭に手を置き、そっと撫でる。やわらかな少年の黒髪は、汗に蒸れてしっとりと艶めいている。
「そうか……。よかったよ、お前が満足してくれて。私はお前に尽くしたい、この気持ちは本当だ」
クライドを救えなかったことの罪滅ぼし?そんなわけはない、と思う。
確かに、彼が死んだのは自分の責任かもしれない。それを今になってどうこうしたところで何のためにもならない、という事実はアインスの心に鈍く重石を残す。
どれだけ償っても償いきれるものではない、特にクロノに対しては。
しかし同時に、それを些事と切り捨てるべきだという黒い感情が心の底に澱んでいることを否定できない。
今頃、第97管理外世界では新たな主に選ばれた人間が、闇の書に対峙しているはずだ。
そこから伝わってきていると思われる、黒い闇のような精神の波動が、アインスの心に波紋を広げる。
闇の書の主。自分にとって、守るべきものであると同時に、生きていくために喰らうべき糧でもある。
これまでの、歴代の主もそうだった。すべては、闇の書が生き永らえるために。
そして、生存圏を拡大していくために。
自分の本能の奥底に刻み込まれた、原初の意志の声が、アインスの心の基底を支配していた。
「アインスさん……」
「どうした?」
「もう少し、こうしてていいですか」
やや元気が戻り、はにかみながらクロノが見上げてくる。
もちろん、と答えてアインスはクロノを抱きしめる。アインスの大きな乳房に、クロノは甘えるように寝そべり、頬ずりし、揉み触っている。
そんなクロノがたまらなく可愛い。可愛くて、愛しくて、抱きしめたくて、離したくない。
今夜、夜が明けるまでまだ何時間もある。
そして、明日の昼間になってから、素知らぬ顔でクロノは帰宅できるだろう。そのとき、あるいはリンディならば、息子がある特別な経験をしたと勘付くかもしれない。
そう思うと、アインスも笑みがこぼれる。
可愛いクロノ。若い少年の、艶にあふれた肌を味わい、抱く。
早いもので、もうクロノの股間は再び元気を取り戻していた。今度は、クロノも無理のないペース配分を考えられるだろう。
どちらからともなく、自然に求め合うようにキスを交わし、アインスとクロノは再びベッドに沈んでいった。
第1世界ミッドチルダ、首都クラナガン、シダーミル区地方裁判所を管轄として、PT事件の裁判初公判が執り行われた。
原告は時空管理局遺失物管理部機動一課、被告はプレシア・テスタロッサ。重要参考人としてフェイト・テスタロッサ、および使い魔アルフ。被疑者死亡のため、被告人席は空けたままである。
形式上、ロストロギアを扱う部署である遺失物管理部が書類送検を行った形になる。
次元航行艦隊アースラによる捜査で、第97管理外世界にて漏洩したロストロギア・ジュエルシードはすべて回収され、フェイトに対する容疑はロストロギアの違法使用である。
ただし、これについてもクロノの調べで、故意性は低いと判断されていた。
いかにロストロギアが関わった事件といえども、規模の小さいものでは、他の多くの事件に埋もれてしまう。
公開裁判ではあったが、たとえばテレビの報道番組をにぎわす事件のように法廷の入り口に記者やカメラマンが詰め掛けたりといったこともなく、あっけないほど静かに、たんたんと手順が進められた。
証言台で弁論を行うクロノは、傍聴席に見知った顔を認めていた。
髪をアップにしてまとめ、ウィッグを被って髪型と髪色を変えた上で眼鏡をかけて変装しているが、その顔立ちを見ればクロノにはわかった。
他の人間にはわからないだろうが、クロノは彼女が誰か、見てわかる。
およそ30分間の開廷を終え、クロノはフェイト、アルフを連れて裁判所のロビーに下りた。
奥のほうでは、次の開廷に備えて関係者や裁判官、弁護士たちが慌しく出入りしている。
傍聴席に来ていた女が、さりげなく装い、クロノのもとにやってきた。
「あの……クロノさん、この方は……?」
おずおずとフェイトが質問する。フェイトは彼女を知らず、警戒してしまう。
「失礼しました。ハラオウン執務官の秘書です、フェイトさんに、次元航行艦隊司令部からの重要なお話をお持ちしました」
「私に……?」
「ギル・グレアム提督からです」
クロノもこの場で初めて聞かされたことだ。
それは、フェイトを嘱託魔導師として迎えることにより保護観察期間の短縮をはかる、というものである。
首輪つきにする、ということではあるが、それにしても、フェイトにとっては悪い話ではない。
クロノはフェイトとアルフに、今日一日休息をとった後、ミッドチルダ北部の聖王教会へ向かうと告げた。
管理局理事である、聖王教会騎士カリム・グラシア少将に面会し、PT事件に対する聖王教会の見解を受け取るためである。
裁判は1回の開廷では終わらない。判決が下るまでにいくつかの手順を踏む。
それでも、遅くとも今年中には決着するだろうとクロノはみていた。
さらにグレアムがこの事件に手を入れてくるとなると、おそらく、フェイトを自陣営に取り込む狙いがあると考えられる。そのためにも、できるだけフェイトの無罪を確定させ行動の自由を確保しなければならない。
そう、クロノはアイコンタクトで彼女を見上げた。
「驚きましたよ。アインスさん……まさかあなたが直接来るなんて」
新暦65年6月中旬、ギル・グレアム率いる時空管理局機動一課は、既に闇の書対策に向けその作戦を発動させていた。
そして海鳴市は、未だ沈黙を守り続けている。
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目次:闇と時と本の旅人
著者:SandyBridge ◆UKXyqFnokA
765 名前:闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA [sage] 投稿日:2012/06/03(日) 23:47:12 ID:SzPwcOnk [3/15]
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775 名前:闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA [sage] 投稿日:2012/06/03(日) 23:56:38 ID:SzPwcOnk [13/15]
776 名前:闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA [sage] 投稿日:2012/06/03(日) 23:57:54 ID:SzPwcOnk [14/15]
■ 5
自分の肉体の臓器が、包まれる感触。体外に露出しているという男性器特有の感触を、クロノは生まれて初めて味わっていた。
両脚を左右に開き、股間を広げた体勢のアインスは、左手で身体を支えながら右手の人差し指と中指で土手の肉を押さえ、膣口をクロノに見えるようにしている。
アインスの女陰はしとどに濡れそぼり、愛液はクロノに塗り広げさせたので恥丘から肛門の辺りまで満遍なく広がっている。
クロノは既に亀頭の先端をアインスの膣口に押し当て、感触を確かめている。
初めてのセックス、初めての挿入。期待と、欲望と、不安と焦燥が入り混じる。
まっすぐ差し込もうとするが、すぐにつっかえる。少し位置が上にずれてしまった。いったん戻し、再び、ペニスの向きを直す。
「割れ目の中を撫でてみろ。穴の場所を感触でおぼえるんだ」
「は、はい……」
「焦らしをやるのは慣れてからだ。まずはとにかく挿入してみろ……すべてのバリエーションはそれからだ」
なかなか挿入できず、クロノはやや焦りながらペニスを上下させる。いくらアインスの身体が大きくても、膣口はきゅっと締まっているので、勃起して硬くなったペニスで押し広げていかなければならない。
膝をついて身体を立て、腰をゆっくりと前へ進める。アインスはあえて動かず、クロノに女性器の形状を覚えさせる。
亀頭に押されて、膣口からかすかに空気が漏れ、愛液が気泡をはじけさせる。
「あ……っく、こ、ここですよね……い、いきます……」
ぬるり、と前へ進める場所が見つかった。クロノの視界の中で、見慣れた自分の肉棒の先端の楕円が、半分ほどアインスの股間に埋もれている。
抜けないように体勢を整えながら、ベッドの上で膝をつく位置を直し、しっかり挿入できるように踏ん張る。
顔を上げると、アインスは相変わらず不敵に微笑みながら、試行錯誤しているクロノの仕草を見守っている。
たとえば、もしエイミィと初体験をしていたら──
お互いに勝手がわからず、無我夢中で股間をすり合わせるだけだったかもしれない。無理に挿入しようとして、痛がらせてしまったかもしれない。
エイミィは処女のはずだし、女性は初めてのセックスでは処女膜が破れるので痛みを感じるということくらいはクロノも知っていた。
熟練した大人の女性から教えられるのは幸運だったのだろうか、それとも、ぎこちなくても好きな相手とやるほうが幸せだっただろうか。
好きな相手?クロノは戸惑う。
エイミィは確かに幼馴染だ。小さい頃から、仲の良い友達であり、信頼できる同僚だった。
しかし、恋愛関係となったら?今さらのように、エイミィへの気持ちに自信がなくなってしまう。
今、こういうことをしているからこそなのか。アインスとのセックスを目前に、他の女の事を考えている。
それはアインスに対して失礼な事ではないのか。
初体験の焦りから、性感が薄れ、雑念が生まれている。
「クロノ」
「っは、はい」
アインスの呼びかけに、思わず大声で反応してしまう。
寝そべった姿勢でクロノを見上げるアインスの表情に、クロノは恐怖した。彼女に怒られたら、男としての自信をなくしてしまいそうだ。
セックスの不手際は、これから大人になっていってもずっと尾を引くだろう。
女を悦ばせられなければ、いずれ誰かと結婚しても夫婦生活に支障をきたすだろう。
「焦るな。落ち着け……大丈夫だ、私がついている」
筆おろし。それだけか?アインスに、セックスのやり方を習うためにここにいるのか?
違う。アインスに、惚れたから、彼女と触れ合いたいから、ここまで来たはずだ。誘いを断り、家に帰って自室で処理する事だって出来たはずだ。
単に、からだ目当て?それこそ違う。アインスに会いたかった。彼女と一緒に過ごしたかった。
たとえセックスをしなくても、二人で会話をしたり食事をしたり、共に過ごせば心地よい気分になれた。
それが好きだということだ。
粘つく音に混じり、アインスの吐息が漏れる音が聞こえた。同時にすっと抵抗が緩み、亀頭がわずかに前へ進む。襞の中にもぐりこめる場所があり、それが、肉腔だとわかる。人体の、管状の構造をした臓器。
生殖器。女の、性器。
ここだ。ここに挿入するんだ。やっと、たどり着いた。早く、彼女を悦ばせてあげたい──
「っ……、そうだ、そこだ……そこが、膣だ。クロノ、そのまま一気に来い、私は大丈夫だ」
「アインス……さんっ、ふあっ」
大きな枕に背を預け、アインスは両手を広げてクロノを迎える。
飛び込んで来い。
身体を前に倒せば、クロノの胸はそのままアインスの胸へ、そしてクロノの腰はアインスに密着する。
粘液に包まれたペニスが、柔らかい肉襞を押し広げていく。それが膣だ。膣の中をペニスが突き進んでいるんだ。
手を伸ばし、アインスに向かう。伸ばした手を取り、つかまろうとする。
「クロノ──っ!」
ペニスに感じる抵抗が臨界点を超え、ぬめりに引っ張られるように腰が前に出た。
亀頭が完全に膣内に入りこみ、そこでアインスがクロノを捕まえた。手を取ってクロノの身体を引き寄せると同時に、膣を締めてクロノに喰らいつく。
「ああっ、アインスさん!」
倒れこむ勢いで、いっきに根元までめりこんでいく。温い粘液が飛び散る感触が下腹に伝わる。挿入の圧力で、膣口からあふれ出したアインスの愛液とクロノのカウパー液が、二人の結合部から大きく押し広げられていった。
ペニス全体が、アインスの肉襞に包まれる。慣れないクロノをエスコートするように、強すぎず弱すぎず、絶妙の力で締め付け、抜けないようにする。
同時に両腕でクロノを抱きかかえ、胸に包む。
膣壁のぬくもりと、乳房のぬくもりをクロノは同時に感じた。
倒れこんできたクロノを、アインスはしっかりと受け止め、抱きしめる。最大限の愛情を表現するように、力強い腕で、大きな胸に。
たおやかなやわい細腕ではない、力強い筋肉。魔導師として、類稀な力を持つ彼女。底知れない妖しい魅力を持つアインスに、クロノは今、入り込んだ。自分程度の男では彼女に太刀打ちできない、篭絡され、手篭めにされてしまう。
しかし、それでも。たとえ彼女にどんな思惑があろうとも、今自分が愛情を感じていることには間違いはないとクロノは思っていた。
「くっ、あ」
「クロノ、入ったぞ──よく、やったな──私の中にお前が入っているぞ」
「アインスさん」
挿入を達成した。大人の、夫婦や恋人なら当たり前のようにやっている性の営み。それだけのことでも、14歳の少年にとっては偉大な経験だ。
初めてのセックス。それを成し遂げたクロノを、アインスは優しく抱き、包みこむ。
この先、これほどの慈しみと快楽を与えてくれる女性に二度と出会えるだろうか、というほどの、まさしく名器といえるアインスの膣。そこに、クロノの陰茎は収まり、確かに脈打っていた。
「しっかりしろ……よく、感じとるんだ。今、お前のペニスは私の膣に入っている」
言い聞かせるように、アインスはクロノに語りかける。
挿入を果たした。セックスの第一歩を踏み出した。クロノは、これで童貞を喪失したことになる。
アインスはその大きな尻をベッドに深く沈めたまま、骨盤底筋の動きだけでクロノの腰を捕まえ、支えている。クロノは気づかないが、計り知れない能力と性技である。
「アインスさんの……中に」
「ふふ、何と言えばいい?ペニスでは味気ないか。お前のちんちんは凄くいい……女慣れしていない、若いちんちんだ。とても美味しい」
ようやく胸の谷間から顔を起こしたところで、目の前で不敵に妖艶に微笑むアインスから卑語を浴びせられ、クロノはさらに顔を真っ赤にした。
もう、何をやっても彼女にはかなわない。おそらく今の自分では、彼女を本気で喘がせる事はできないだろう。やるとすれば彼女が自分からクロノを貪り、感じようとした場合のみだ。
でもそれでもいい。むしろ、彼女に貪られたい。アインスに貪られたい。
そういう性癖になってしまったほうがいいとさえ思えるほどに、アインスの膣に包まれているクロノの快感はすさまじいものになっていた。
「はあ、ああ、うう、いいです、すごくいいです、アインスさんの──中──」
「恥ずかしがるな。言葉に出して、言ってみろ。自分が今どうなっているか、言ってみろ。自分のちんちんが今どうなっているか、言葉に出して言ってみろ」
アインスはさらにクロノを責める。先ほどシャワールームで射精したばかりなので、いかに若いクロノといえどもまだ次弾装填はできていない。次の射精に達するにはもう数分かかる。
張り詰めるように勃起しているクロノのペニス。これまで自分で処理していたときなど、ただ一人で勃てているだけでは、空気に触れて乾いて痛くなっていたが、今はアインスの愛液によって濡らされ、温かく、心地よく、包まれている。
「あ……はっ、ぼ、僕の、ちん……ちん……」
自分の陰茎の状況を説明するなどクロノはした事がない。どう言えばいいのか一瞬迷ってしまう。
その隙もアインスは見逃さず、さらに追撃する。
「言葉を濁すな!はっきり言え。お前の、どこが今どうなっている。きっちり言葉に出せ」
わざと語気を強め、クロノを制する。思わず恐縮し、それでも股間の張りは萎えない。完全に男を手玉にとる言葉だ。
執務官として辣腕をふるっていても、性に関してはクロノはずぶの素人だ。ベッドの上では、アインスの前では、なすすべもない。
叱咤される悔しさと恥ずかしさと、股間に注がれ続ける触感で、クロノの精神はみるみる溶かされていく。このまま、アインスに飲み込まれてしまう。
「ぼ、僕の……ちんちん、アインスさんの、中に、入ってます」
アインスは唇の端を吊り上げ、さらに問う。まずはクロノに、照れをなくし慣れてもらわなければならない。初々しいのはいいが、男がいつまでもだらしないままではいけない。
それではアインスも楽しめないし、クロノ自身の将来の性生活のためにもならない。
「私の中に、なんだ。それではわからんぞ。アインスさんの中とはどこだ?名称をぼかさず、はっきり言ってみろ」
息を閊えさせ、クロノは両手をついて身体を起こし、見下ろす。
目の前に、正常位の体位をとるアインスの身体。乳房はぴんと肌を張って盛り上がり、丸い釣鐘型の乳房は少しも形を崩していない。そこから、上体を軽く曲げた皺をひと筋おいて、きつく引き締められた大胸筋と腹筋が続く。
DSAAの選手でもここまで鍛えている者は少ないだろうと思えるほどの、マッシブかつしなやかな肉体だ。
おそらく遠距離からの砲撃魔法だけではなく、クロスレンジでの魔法格闘戦の心得もあるのだ。あらゆるレンジで戦えるオールマイティな魔導師だ。
視線を下に移せば、へそを囲むやわらかい下腹からなだらかにデルタゾーンへ向かい、クロノの下腹部と触れ合っている。
密着しているので見えなくなっているが、そこでは、たっぷりと肉づいたアインスの秘花が、クロノの肉棒をがっちりとくわえこんでいる。
クロノは目をつぶり、堪えた。自分がこんな卑猥な言葉を口に出す事になるとは思ってもみなかった。ただ、触れ合って、愛撫をして、穴に棒を入れるだけだと思っていた。
しかしもちろん、セックスはそれだけではない。無言でセックスをするわけではない。
互いに、言葉を交わしあい、気持ちを高めていく。そのときに恥ずかしがってうまくしゃべれないようではこれもいけない。
アインスはあくまでも、クロノを単に童貞を味わうためだけでなく、これからも繰り返し、セックスのパートナーとして関係を作っていきたいと思っているのだ。クロノも、それに気づいた。ゆえに、アインスの気持ちにこたえなければと願う。
アインスの美しい顔を見て、クロノは胸が切なくなる。こんなにきれいな年上の女性に、こんなによくしてもらって、男としてそれにこたえないわけにはいかない。
クロノにも、男としてのプライドはある。確かに自分は童貞で、初めてのセックスだが、だからといっていつまでもアインスに甘えてはいられない。
「クロノ」
「は、っはい……アインスさんの、ま……」
息が上がり、股間を締め付けてくるアインスの膣の力をペニス全体に感じる。クロノにもはっきりわかる、アインスは女性器を自分の意思で自在にコントロールし男を悦ばせるテクニックがある。
「アインスさんのおまんこに、僕の、ちんぽ、入ってます……根元まで、いっぱい、はいってます」
目を見る。アインスが笑った。笑顔を見せてくれた。
うれしい。アインスと、本当の意味で繋がる事が出来た。肉体だけではなく心もつながらなければ気持ちのいいセックスではない。そんな気がしてくる。
腕を広げ、アインスはクロノを迎える。クロノは再び、アインスに抱きしめられ、乳房に寝そべった。両腕をアインスの身体に回し、しっかりと抱きしめる。アインスも、クロノの背中をさすりながら抱きすくめる。
そっと、少しずつ、腰を動かし始める。
アインスは手をクロノの腰にもってきて、ペニスが抜けないようにクロノに動かし方を案内する。腰を前後するにつれて、アインスの肉襞にペニスがこすれ、粘つく愛液に塗り包まれ、しごかれる。
気持ちいい。アインスの膣に、ペニスを挿入してピストン運動をしている。クロノはその実感を、声に出して確かめる。
「ううっああ、アインスさん、僕、ぼく、ちんぽ、動かしてます、おちんぽをアインスさんのおまんこに入れてますぅっ……」
「クロノ、お前のちんちんが私のまんこを抉っているぞ……こすれて、私の膣の中の襞を掻き分けている、わかるか?私のいやらしい肉襞が、お前のちんちんを撫で回しているんだ。
お前のちんちんにつつき回されて、私のまんこはぐちょぐちょに濡れている、気持ちよくて、腰がむずむずする」
「僕もですっ、アインスさん、アインスさんのおまんこの中、とっても気持ちいいです」
「もっと激しくしてもいいぞ、激しくピストンして、私のまんこを突いてくれ、奥まで、いっぱいにちんぽを入れてくれ、子宮にちんぽを当ててくれ……」
声色を変え、嘆願するような甘い声を出す。クロノの中で、ぞわりとするような感覚がいっきに股間から頭のてっぺんまで駆け抜けた。
女に求められる。今まで、男の性欲というのは隠すべきもので、いやらしいもので、女はそんな男の劣情を汚らわしい、恥ずかしいと軽蔑するものだと思っていた。
しかし本当は、セックスするときは、女も同じように男を求めていやらしくなる。
怜悧な理知的な顔を普段見せていたアインスが、性欲をさらけ出して乱れるさまは、クロノの欲望をさらに素直にさせる。
「ああっ、アインスさん、アインスさん……!ちんぽ、はいって、すごい、あっ、ちんぽが吸い込まれそうです!
僕のちんぽ、アインスさんのおまんこに入って、先っぽがとろけそうです、アインスさんのおまんこにちんぽ入れたいです、アインスさんのおまんこ、とっても気持ちいいです……!」
押し寄せる快感に、クロノは腰の動きを大きくしていく。アインスはクロノの尻を掴み、慣れないクロノがペニスを抜けてしまわないように案内している。
アインスに導かれ、クロノは抽送を激しくしていく。摩擦によって愛液が泡立ち、粘つく淫靡な音をたて、二人の肌を濡らしていく。
クロノのまだ陰毛の生えていないペニスと、ほのかな銀色の薄毛が萌えているアインスの恥丘が、あふれる愛液で粘つき、透明な糸を絡ませている。
打ち付ける下腹部に、クロノは硬い感触がペニスの付け根に現れ始めているのを感じ取った。
ピストンに連動して、ペニスの上側をこすっている感覚がある。
アインスが、クロノを見上げて、やや汗ばんだ頬で笑みを見せた。艶っぽい、性的に興奮しているのがわかる表情だ。
「ふ、ふふっ……お前のちんちんで私も感じている、クリトリスが勃起しているぞ……わかるか、お前が私を感じさせているんだ、そうだぞ……
少し前に身体をもってこい、もっと上のあたりをこすってくれ、ちんちんを持ち上げろ」
「ふあっ、は、はいアインスさん、これっ、アインスさんのクリトリス、硬いのがわかりますっ、アインスさんのクリトリスこすれてますっ」
「クロノぉっ、ああ、そうだもっと私を感じさせて……くれっ、お前のちんぽにかき回されたい、私なら平気だ、心配する事はない、思い切り、おもいきり突いてくれ!
思い切り、お前のちんぽで私を突いてくれ、お前のちんぽを、私のまんこの中で暴れさせてくれっ……!お前のちんぽで、私をっ、ぐちゃぐちゃに……ぃっ」
アインスも呼吸が荒くなり、熱い吐息がクロノの顔にかかる。熟れた唇からのぞく赤い舌が、動物のようにうごめき、宙を泳いでいる。
キスをしたい、という欲望がクロノに生まれる。
届かせるには背を伸ばさないといけない。いったん腰を引いてさらに膝を前につき、よりアインスの腰に密着する。アインスも脚をいっぱいに開き、クロノがピストンをしやすいようにする。
股間を広げる事で、より膣が感じやすくなる。広げられた内ももの肌を、クロノの脚がピストンのたびにこすり、撫で、クロノの腰骨がアインスの太ももに打ち付けられる。
アインスの強靭な筋肉は、それを覆っているやわらかい脂肪の層とあいまって比類ない快感をクロノに与えた。ただ肥っているだけの女では味わえない、まさしく強い生命力を持った人間とのセックスである。
規則的に、強めてクロノのペニスを締め付ける。根元から亀頭までを撫でつけるように筋肉に力を入れ、クロノの肉棒をしごく。その刺激は初体験のクロノにとっては強烈過ぎた。
膣の肉襞がペニスに縦横に絡みつき、撫で、包皮や血管、カリ首の隙間などをわずかも余さず蹂躙していく。
ほどなく、復活したクロノの睾丸が陰嚢の中を上昇し、射精に向けて動き始める。
土手に打ち付けられる陰嚢の感触で、アインスもクロノの射精が近い事を察する。
「アインスさんっ、アインスさん、あっ、すごい、すごいですっ、ちんちんがとろけそうですっ、気持ちよくて、あったかくて、ぬっちゅぬっちゅって音がしますっ、くっ、こんな、すごい、アインスさんのおまんこっ、アインスさんのおまんこぉぉ」
呻くような、絞るようなクロノの嬌声。可愛い。たまらなく可愛い。声に出せと言ったのはアインスだが、クロノはそれによって、自身の快感が、卑語を声に出す事によって高められると気づいていた。
さらにそれはアインスも同じだろうとクロノは思った。自分たちが今どれだけみだらな事をしているかというのを声に出して確かめる事で、背徳感を性的興奮に結びつける事が出来る。
思い切り背伸びをしてクロノはアインスの唇に吸い付いた。アインスもあごを引いてクロノを迎え、唇を合わせる。すぐさま舌を差し出し、絡める。唇同士がぎりぎり届かないくらいの距離で、互いに吸おうとして唾液がこぼれ、湿った吸気音が飛び散る。
唇からこぼれた唾液がアインスのあごから喉元に落ち、垂れ流れていく。クロノはそれも舐め取ろうとし、アインスの胸元や、鎖骨に吸い付く。
再び顔を上げ、舌を再び触れ合わせる。舌先を舐めあい、絡ませる。アインスの唇が、クロノを求めている。クロノにはそう見えた。夢中で、唇を突き出し、吸い付こうとする。声を漏らし、クロノは手をアインスの肩に回して、しがみつく。
アインスも脚をクロノの背中に回し、手だけではなく脚でクロノを押さえつける。この力で押さえつけられるとクロノは脱出できない。
左脚をクロノの腰に回し、右足を横に伸ばして、股間をさらに拡げる体位にする。
クロノはもはや無我夢中で腰を振り、アインスのより深くを求め、ペニスを食い込ませていた。
クロノの律動に揺さぶられ、アインスの乳房がうねる。ピンク色の乳首が、熱でぼやけたクロノの視界に残像をひいて往復する。
「はあっ、ぁ、アインスさんのっ、アインスさんのおまんこ、アインスさんのおまんこ、いいですっ、アインスさんのおまんこにちんちんいれてます、僕のちんちん、アインスさんのおまんこに入ってますっ!
奥の、かたいとこ、突っついて、アインスさんのっ、入りたいっ、アインスさんの、アインスさんの子宮に入りたいですっ!
く、うああっ、アインスさん、僕のちんちん、アインスさんに入れて、僕のちんちんがアインスさんのおまんこの中で、ぐちゅぐちゅって、ああ、アインスさん、まんこ、僕のちんちん、おまんこにいれて、くう、あっ!」
「ふうっうう、クロノっ、そうだ、そうやってやるんだ、そうやってちんぽを操れ、ちんぽで子宮を突け、襞をこすりながら、おおっ、女の内臓を抉れ、私のっ……!
私のまんこ、凄いだろう、お前のちんぽを、受け止めて包み込んでしごきあげるんだ、お前のちんぽを入れるためにあるんだぞ、私のまんこは、お前にちんぽを入れられてうれしいっ!ちんぽ、いれてぇっ!」
クロノがなぜ積極的に卑語を口に出すのかはアインスもわかる。実際、今のクロノのテクニックはアインスからしてみれば児戯もいいところで、本当に女を喘がせるものには程遠い。
それでも、クロノが精一杯頑張ろうとしているのはわかる。
だからこそアインスもクロノの想いにこたえたい。声に出し、普通にまじめな社会生活を送っていればまず耳にしないであろう、女がしゃべる淫言を聞かせる。そうすることで、自分もクロノも気持ちよくなれる。
幼い、青い、生真面目で純真な少年のクロノを、これほど、エロティックに、卑猥に、劣情へと駆り立てる。無垢な少年を自分好みに調教していく過程が、背筋がぞくりとするほどたまらない。
鼻筋に汗が浮き、アインスからも、クロノの前髪が、汗ばんで濡れ垂れてきているのが見える。
自分に必死でしがみつき腰を振っているクロノの裸身。精一杯踏ん張り、肩と腕の筋肉が引き攣り、クロノの小さな身体が、激しく律動している。
「はあっクロノ、このまま、このままの体勢でいくぞっ!このまま来い、めいっぱい、だせっ……射精しろ!思い切り、私の中にぶちまけろ!
外に出そうなんて考えるなよ、思い切り女の子宮に注ぎ込むことを覚えろ!それが男の本能だっ、お前の、男の精を思い切り、全部受け止めてやる、私にぶつけるんだ!」
「中に……っ、あ、アインスさんのっ、アインスさんの中にっ」
「そうだ、私の中に射精するんだ、膣の、中で、射精するんだ……、膣内射精だぞ!私の、奥はわかるな、限界までちんぽを押し込んで、私のまんこに、ちんぽを押し付けろ、そうやって、絞り出せ……!」
目の焦点が浮き、それでもなお、理性が吹っ飛びそうなギリギリのところで踏みとどまっているのがわかる。
アインスにとって、セックスの後についてくる事柄は、普通の人間とは少し違う。だがクロノはそんなことなど知る由もないだろう。膣の中で射精すれば、女を妊娠させてしまう可能性が非常に高い事ぐらい、知っているはずだ。
だがそれでもやってほしい。クロノをほしい。できることなら、クロノの子を孕みたい。
でもクロノは、これが初めてのセックスだ。初めてで意識するには、まだきっと重荷だ。だから、その不安を吹き飛ばしてやらなければならない。
「くあっ、あおっ、あ、ああっ、ああぁん!クロノぉ、お前のちんぽが、私の中に、まんこの中にぐいぐいと、くっ、クロノぉ、クロノ、ああっ、お、お願いだ!
だして、だしてくれっ、おもいきり、おもいきり射精してくれっ、私の中に精子をっ、クロノ、お前の精液が欲しい、精液っ!精液、射精、射精するんだ、射精するんだっ……私の中で射精するんだッ……!」
射精。それをはっきり意識させる。クロノに、中出しを要求する。
おびえるような表情を見せるクロノを、アインスは下から、眉を寄せて睨みつける。か弱い小動物を狩る、雌の獣だ。
「あっ、くぅ、あ、アインスさん、でも、でも、中はっ、ああ、中で出しちゃったら、あいっ、アインスさんがっ」
「ばかもの……っ!!いまさら、今更抜くな!私の、中に、膣内に、出してくれと言っているんだ!お前に、私の中に出して欲しいんだ、わかってくれ!
抜いたら、ぜったいに、外でイッたら絶対に許さないぞ、お前だけ、私を満足させないまま逃げたら絶対に許さないぞ……!」
「でもっ、中に、出したらっ、ふうっ、ううっそんなっ、僕は、ぼくはぁっ!」
「クロノ!お願いだ、私が頼んでいるんだ、私が全部、責任はとる……っ、ぜんぶ、お前のこれからも、ずっと、ずっとお前のめんどうをみてやる、だから、だからぁっ……!
たのむ、ほしいんだ、本当だクロノ、おねがい……!なあ、中でイキたいだろう?まんこの中で、私のまんこの中に思い切り精液をぶちまけたいだろう?
中で出すのは凄く気持ちいいんだ、膣内射精されると私も気持ちいいんだ、中で、膣内で射精して、私を気持ちよくさせてくれ、お願いだクロノ、私の、ああ、中で、まんこの中に出すんだ、私のまんこの中に射精するんだ……ああっ!」
激しく責め、あるいは甘え、クロノの理性を揺さぶる。
もはやアインスも動き始めた。下から激しくクロノを突き上げ、返す勢いで、思い切りクロノのペニスを締め付けながら引っぱり下げる。
アインスに激しく揺さぶられ、クロノは身体全体を翻弄されながら無理やりペニスをしごかれる状態だ。
クロノの亀頭の先端に、さらに一段と硬いものがぶつかる。いったい自分のペニスはどこまで引きずりこまれてしまったのか、アインスの体内の、果てしない深い場所に触れているような気がする。
アインスの、内臓が収まっている腹腔のいちばん底部に位置する筋肉の束だ。内臓を守るための強力な筋肉の壁、これにぶつけられたらひとたまりもない。
さらにアインスが腰をひねり、切なく締まって盛り上がる子宮口でクロノの亀頭の上側をこする。ここは弱い。ここを攻められたらクロノはもう射精を我慢などできるはずも無く、あっという間に限界を突破してしまう。
腰を引こうとしてももう動けない。アインスの脚と腕でがっちりと押さえ込まれ、この体勢を崩せない。
激しく、煮えたぎるように巨乳を揺らし、アインスの身体がベッドの上で跳ねる。アインスの動きに自分が揺さぶられ、突き上げられているのだとわかる。
クロノとアインスでは、まるで体格差がありすぎる。クロノの腕力ではアインスの拘束を振りほどけない。
手加減無くクロノの肉棒をしごき、絡みつくアインスの肉襞が容赦なくクロノを攻め立てる。
襞の表面にさらに細かい肉の柔毛が生えているような感覚があり、それらが無数の触手のように亀頭を包み、尿道口をこじ開け、射精を促しているように感じる。
膣だけでなく、それを包み込む小陰唇、大陰唇の肉脈さえが、クロノの腰を捕まえ、陰嚢に喰らいついてくる。
射精が迫り、睾丸が痙攣を始める。タマが体内に吸い込まれそうになる感覚。そこにアインスの媚花からの追撃。
クロノの、まだ陰毛の生えていない、きれいな薄紅色の陰嚢に、アインスの陰唇が吸い付き、撫で、内部の睾丸を締め上げる。刺激され、精巣の中に充填された精液が搾り出される。
こうまでされてはクロノはもう何も対抗できない。
化け物だ、とクロノは今更のように思った。
完熟し、性技と精力を鍛え抜かれた女体はまさしく化け物だ。これが同じ人間かと思えるほどの、異様で、神秘にあふれた肉体。それが女というものだ。
もしかしたら、アインスは、彼女はこの世でもっともすばらしい女体を持っている。
喰われる。自分はアインスに喰われてしまう。
それをはっきりと意識すると同時に、クロノの脳奥で、血の匂いがはじけた。これほど情熱的で、刺激的な射精は生まれて初めてだ。
「ああっ、いい!クロノぉ、いい、クロノのちんぽいいっ、ほしい、ちんぽほしいっ、クロノ、お前が欲しいっ!まんこが、まんこがたまらない、クロノぉ、クロノ、クロノっ私のまんこをぉ、あああ!
ちんぽ、クロノ、ちんぽ、クロノのちんぽ、おまえのちんぽが、あっ、ああっ、おまえのちんぽでわたしはもうだめだっ、ああ、クロノ、私、クロノのちんぽほしい、おねがい、だして、精子出して、精子、せいしほしいぃ!」
「アインスさぁんっ!くっ、うあっ、あああっ、アインスさん、でるっ、でます、アインスさん、ぼくせいしでますっ、精子でちゃいます、アインスさんの中で出ちゃいます、アインスさんの膣に出しちゃいますぅ!
アインスさんのおまんこが気持ちよすぎて、ぼくもう、おぉっ、ちんちんがっ、ちんちんがぴゅっぴゅって、ちんちんから出ますっ、精子でます、せいしっ、アインスさんっ!
精子、精子あげます、アインスさんに僕の精子あげたいですっ、アインスさんのっおまんこの中きもちよくてっ、アインスさんの中に出したい、アインスさんのおまんこに出したい、膣の中に出したい、ぼくっ!
でます、でますっ、出る、でる、射精しますっ、アインスさん、アインスさん、ああっ僕射精します、アインスさん、僕アインスさんの膣に射精します、ちつ、ちつ、アインスさんの膣、膣の中に射精します、子宮まで届くくらいいっぱい射精しますぅぅ!!!」
目いっぱい、クロノの腰骨が圧し折れるかと思うほどの力を込めてアインスは脚を挟めた。押し付けられたクロノは、ぎゅっと股間をアインスに密着させ、腰を動かせない状態で、目いっぱいペニスを突っ張って射精した。
オナニーなら、射精の最中も腰を振り続けることでオーガズムを発散させられるが、アインスに固められている状態ではそれができない。
股間から発生する快感がすべて脳まで駆け上がり、クロノの意識が、爆発しそうなほどに理性を壊す。
ペニス先端から迸る精液の熱が、アインスの膣奥に吸い込まれていくのがわかる。
アインスも、クロノを受け入れるために大きく拡がった膣の最奥部と子宮口に、クロノの精液が満たされていくのを感じ取る。
放たれた大量の精液が、アインスの胎を満たしていく。
やがて、両腕両脚をぴんと突っ張って堪えていたクロノがついに力尽き、アインスの胸に崩れ落ちた。
汗ばんだ乳房に顔を埋め、荒く息をしている。再び起き上がる気力も無く、アインスに抱え込まれたまま、放心している。
そっと背中をさすった。まったくの未経験から、よくぞここまで駆け上がったものだ。今更ながら、自分も調子に乗って無理をさせすぎてしまったかもしれない、とアインスはクロノの細いうなじを撫でながら思った。
可愛く、いとおしく見える。クロノ。愛しい少年、愛しい男。間違いなく彼の初めてを奪ったのは自分だ。
そう思うと、可愛らしさといじらしさが混じった笑みがこぼれる。
頭を後ろにそらし、ベッドの背中側に置いてある時計を見やる。
今の時刻は23時58分。まもなく深夜0時をまわり、日付が変わる。今日は6月3日。あと2分で、6月4日になる。
「もうまもなくか……提督の計画が滞りなくいっていれば、まもなく……主のもとへ……。リーゼがしっかりやっていれば、兆候を掴まれることはない……はずだ……」
クロノに聞こえないようにそっと小さくつぶやく。
今回の計画では、闇の書の起動の瞬間を管理局の他の部署に探知されてしまうわけにはいかない。
それでなくても、PT事件の事後処理と現場検証のために多くの局員が海鳴市近辺にまだ滞在している。下手をすればジュエルシードの余波で闇の書が動き出してしまう危険があったのだ。
アリア、ロッテの二人によってなんとかそれは抑えこまれたが、今回、闇の書の対策を行うにあたり、まずは闇の書を正常に起動させすべての機能にアクセス可能な状態へもっていくことが重要になる。
途中で邪魔が入ると、闇の書が不完全な状態で起動し、外部からの操作を受け付けなくなってしまう危険がある。
そうならないよう、ある程度闇の書に魔力を溜め込ませ、自力起動ができる状態になるまで、第97管理外世界にある闇の書の存在を秘匿する必要がある。
本局に保管されていたもうひとつの魔導書端末を無人世界に移動させるのもそれが目的だった。
第97管理外世界で闇の書が起動すれば、こちらにも影響が来る。それを探知されては元も子もない。今、本局にあった魔導書は無人世界へ移送され、その管理は機動一課が行っている。
他の局員たち──もちろんリンディ・ハラオウン提督以下アースラスタッフも、現在闇の書からは注意がそれた状態である、はずだ。
思い出。
クライドの思い出。彼とともに過ごした時間は、短かったが幸せだったと思う。
今は、どうだろうか?クロノと出会い、共に過ごしている。これから、幸せになれるだろうか?
「う……」
「大丈夫か?」
アインスの胸の中で、クロノはようやく、顔を起こした。射精による脱力と意識の混濁からようやく回復してきた。
激しい動きの後で、クロノは肩をちぢめ、アインスの乳房の谷間に身を寄せるようにしてしなだれかかった。
「アインスさん、なんだか……、寒いです……」
震えている。クロノは、目元が青ざめ、唇が震えている。
あまりに射精が激しすぎ、体力を消耗しすぎてしまった。腕から血の気が引き、鳥肌が立っているのが見える。初めてのセックスの快感が、クロノの肉体の限界に達してしまったのだ。
「しっかりしろ、私が見えるか?私の声が聞こえるか?」
クロノを抱き寄せ、毛布を引っ張ってクロノの汗を拭き、身体を包む。
過度の興奮で、体温に異常が出たか。さすがのクロノも、アインスとのセックスに耐えられなかったのか。
アインスはクロノをぎゅっと抱きしめ、身体を温めるように背中や腕をさすり、撫でる。
「は……、はい、アインスさん……すごく、気持ちよかったです……」
震える声で、それでもクロノは笑顔を見せた。
胸が、のどの奥がきゅう、と切なくなった。なんて愛しいんだ。これほど健気な少年に、自分はなんて酷いことをしてしまったんだと、アインスの脳裏をネガティブな思考がよぎる。
クロノの身体を抱き起こして、ベッドに座る体勢になる。
射精を終えて硬さが緩んだクロノのペニスがぬるり、とアインスの膣から抜けた。
二人の間のシーツに、混ざり合った愛液と精液が泡立ってあふれ出し、白い染みを大きく広げていく。
「待て、無理をするな……今飲み物を取ってくる」
クロノの身体を冷やさないよう、なるべく離れないようにして腕を伸ばし、ベッド横に置いてある一人暮らし用の45リットル冷蔵庫を開ける。
スポーツドリンクのペットボトルを取り出し、キャップを開けてクロノに飲ませる。
おそらく予想以上に体力と水分を消耗しているはずだ。まず、休息をとらないといけない。
一口ずつ飲ませながら、短いキスを何度かに分けて行い、神経が興奮状態にあるクロノが過呼吸を起こさないようゆっくりと息を落ち着けさせていく。
唇を合わせるたびに、切なさが身体全体に広がる。
彼を、クロノを、愛したい。どんな手を使っても。自分と関係を持ったことでもしクロノが責められることがあったなら、その相手を絶対に許さない。クロノは、自分のものだ。
アインスの腕の中で、クロノはまだときおり身体を震わせながらも、どうにか、次第に落ち着いてきていた。
童貞喪失の最初のセックスがこれほどまでに激しかったことは、クロノにとって、肉体的にだけでなく精神的にも大きな衝撃だろう。
これからのクロノの人生の中で、忘れられない記憶のひとつになるはずだ。
「クロノ……すまない、キツすぎたかもしれないな……もっと、お前をいたわってやればよかった……」
「泣いてるん……ですか?アインスさん……」
「バカなことをいうな、お前のことが……愛しいからだよ、わかるか……?好きで好きでたまらなくて、切なくなるんだ」
アインスの胸にもたれかかり、左の乳房に頬をすり、右の乳房に手のひらを当ててそっと揉みながら、クロノはささやくように言った。
「僕も今……、アインスさんのことがとっても、好きです。凄く、胸が満たされた気がします」
クロノの頭に手を置き、そっと撫でる。やわらかな少年の黒髪は、汗に蒸れてしっとりと艶めいている。
「そうか……。よかったよ、お前が満足してくれて。私はお前に尽くしたい、この気持ちは本当だ」
クライドを救えなかったことの罪滅ぼし?そんなわけはない、と思う。
確かに、彼が死んだのは自分の責任かもしれない。それを今になってどうこうしたところで何のためにもならない、という事実はアインスの心に鈍く重石を残す。
どれだけ償っても償いきれるものではない、特にクロノに対しては。
しかし同時に、それを些事と切り捨てるべきだという黒い感情が心の底に澱んでいることを否定できない。
今頃、第97管理外世界では新たな主に選ばれた人間が、闇の書に対峙しているはずだ。
そこから伝わってきていると思われる、黒い闇のような精神の波動が、アインスの心に波紋を広げる。
闇の書の主。自分にとって、守るべきものであると同時に、生きていくために喰らうべき糧でもある。
これまでの、歴代の主もそうだった。すべては、闇の書が生き永らえるために。
そして、生存圏を拡大していくために。
自分の本能の奥底に刻み込まれた、原初の意志の声が、アインスの心の基底を支配していた。
「アインスさん……」
「どうした?」
「もう少し、こうしてていいですか」
やや元気が戻り、はにかみながらクロノが見上げてくる。
もちろん、と答えてアインスはクロノを抱きしめる。アインスの大きな乳房に、クロノは甘えるように寝そべり、頬ずりし、揉み触っている。
そんなクロノがたまらなく可愛い。可愛くて、愛しくて、抱きしめたくて、離したくない。
今夜、夜が明けるまでまだ何時間もある。
そして、明日の昼間になってから、素知らぬ顔でクロノは帰宅できるだろう。そのとき、あるいはリンディならば、息子がある特別な経験をしたと勘付くかもしれない。
そう思うと、アインスも笑みがこぼれる。
可愛いクロノ。若い少年の、艶にあふれた肌を味わい、抱く。
早いもので、もうクロノの股間は再び元気を取り戻していた。今度は、クロノも無理のないペース配分を考えられるだろう。
どちらからともなく、自然に求め合うようにキスを交わし、アインスとクロノは再びベッドに沈んでいった。
第1世界ミッドチルダ、首都クラナガン、シダーミル区地方裁判所を管轄として、PT事件の裁判初公判が執り行われた。
原告は時空管理局遺失物管理部機動一課、被告はプレシア・テスタロッサ。重要参考人としてフェイト・テスタロッサ、および使い魔アルフ。被疑者死亡のため、被告人席は空けたままである。
形式上、ロストロギアを扱う部署である遺失物管理部が書類送検を行った形になる。
次元航行艦隊アースラによる捜査で、第97管理外世界にて漏洩したロストロギア・ジュエルシードはすべて回収され、フェイトに対する容疑はロストロギアの違法使用である。
ただし、これについてもクロノの調べで、故意性は低いと判断されていた。
いかにロストロギアが関わった事件といえども、規模の小さいものでは、他の多くの事件に埋もれてしまう。
公開裁判ではあったが、たとえばテレビの報道番組をにぎわす事件のように法廷の入り口に記者やカメラマンが詰め掛けたりといったこともなく、あっけないほど静かに、たんたんと手順が進められた。
証言台で弁論を行うクロノは、傍聴席に見知った顔を認めていた。
髪をアップにしてまとめ、ウィッグを被って髪型と髪色を変えた上で眼鏡をかけて変装しているが、その顔立ちを見ればクロノにはわかった。
他の人間にはわからないだろうが、クロノは彼女が誰か、見てわかる。
およそ30分間の開廷を終え、クロノはフェイト、アルフを連れて裁判所のロビーに下りた。
奥のほうでは、次の開廷に備えて関係者や裁判官、弁護士たちが慌しく出入りしている。
傍聴席に来ていた女が、さりげなく装い、クロノのもとにやってきた。
「あの……クロノさん、この方は……?」
おずおずとフェイトが質問する。フェイトは彼女を知らず、警戒してしまう。
「失礼しました。ハラオウン執務官の秘書です、フェイトさんに、次元航行艦隊司令部からの重要なお話をお持ちしました」
「私に……?」
「ギル・グレアム提督からです」
クロノもこの場で初めて聞かされたことだ。
それは、フェイトを嘱託魔導師として迎えることにより保護観察期間の短縮をはかる、というものである。
首輪つきにする、ということではあるが、それにしても、フェイトにとっては悪い話ではない。
クロノはフェイトとアルフに、今日一日休息をとった後、ミッドチルダ北部の聖王教会へ向かうと告げた。
管理局理事である、聖王教会騎士カリム・グラシア少将に面会し、PT事件に対する聖王教会の見解を受け取るためである。
裁判は1回の開廷では終わらない。判決が下るまでにいくつかの手順を踏む。
それでも、遅くとも今年中には決着するだろうとクロノはみていた。
さらにグレアムがこの事件に手を入れてくるとなると、おそらく、フェイトを自陣営に取り込む狙いがあると考えられる。そのためにも、できるだけフェイトの無罪を確定させ行動の自由を確保しなければならない。
そう、クロノはアイコンタクトで彼女を見上げた。
「驚きましたよ。アインスさん……まさかあなたが直接来るなんて」
新暦65年6月中旬、ギル・グレアム率いる時空管理局機動一課は、既に闇の書対策に向けその作戦を発動させていた。
そして海鳴市は、未だ沈黙を守り続けている。
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目次:闇と時と本の旅人
著者:SandyBridge ◆UKXyqFnokA
- カテゴリ:
- 漫画/アニメ
- 魔法少女リリカルなのは
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