444 名前:聖王政談1 [sage] 投稿日:2010/09/02(木) 21:46:57 ID:DuX.9Lr2 [2/8]
445 名前:聖王政談2 [sage] 投稿日:2010/09/02(木) 21:47:34 ID:DuX.9Lr2 [3/8]
446 名前:聖王政談3 [sage] 投稿日:2010/09/02(木) 21:48:18 ID:DuX.9Lr2 [4/8]
447 名前:聖王政談4 [sage] 投稿日:2010/09/02(木) 21:49:09 ID:DuX.9Lr2 [5/8]
448 名前:聖王政談5 [sage] 投稿日:2010/09/02(木) 21:49:50 ID:DuX.9Lr2 [6/8]
449 名前:聖王政談6 [sage] 投稿日:2010/09/02(木) 21:50:47 ID:DuX.9Lr2 [7/8]

 ザフィーラと一緒に、お気に入りのウサギのぬいぐるみをつれて散歩する事は、ヴィヴィオの日課であり楽しみでもある。
 うだる様な暑さも終わり、深い影を落としていた木々が緑一色から様々な色に変化していく様子など、発見の連続と言っても過言ではない。
 勿論、ザフィーラや手の空いた六課の隊員達と鬼ごっこをしたりして大いに遊ぶ事も、ヴィヴィオが散歩を楽しみにしている理由の一つだ。
 十分に遊んだ後は、おやつの時間が待っている。
 ヴィヴィオは、ザフィーラの背に掴まり、柔らかく滑らかな毛並みを堪能しながら隊舎へと帰る。
 そして、部屋の扉を開いた所で小さく溜息をついた。
 彼女の視界には、金色の長い髪の毛と、白い制服が映っていた。
 何れもヴィヴィオの母親の特徴であるが、その二つをたった一人分のシルエットが表現している事に問題がある。
 加えて言うならば、その後ろ姿がやけに腰が引けていて、胸元をのぞき込みながら、スカートの下に右手が潜り込んでいる辺りが異常である。

「はぁ……フェイトママってば……」

 こっそりと親友の制服を着て、いけない遊びをする母親の後姿なんてものを見れば、その瞬間までのさわやかな日常が台無しになるのも自明である。

「ねぇザッフィー、悪い子にはお仕置きしなくちゃダメだよね?」

 しがみついていた守護獣に、彼の聴力が人より優れている事を良い事に囁きかける。
 その表情は冷たく、それでいて妖艶であった。
 神速を誇る母親が逃げ出せない様に、無警告で四肢にバインドを放ち、拘束する。

「フェイトママ、なのはママの服でイタズラしたらダメよ」
「ヴィ、ヴィヴィオ?」

 余りに自分に似た声が返ってきて、ヴィヴィオは驚く。

「ユーノ君!」

 まさか、他人の服を着て遊ぶ駄目人間が、自らの身の回りに二人もいるとは思わなかった。
 しかもそれが、管理局において低からぬ地位にあり、その類い希なる才能に惜しみない敬意を払ってきた司書長とあっては驚く他にない。

「あの、これは、その……」

 しどろもどろに言い訳しようとするユーノ。

「車に泥水をかけられたとか、航空隊の制服を着てみたかったとか、宴会の出し物とか、そう言う有り触れた答えは好きじゃないな」

 かつてフェイトが紡いだ嘘を並べてユーノの機先を制する。

「あ、ユーノ君の場合だと、実は女装癖がありました。て言うのもあるかも知れなかったね」

 嗤いながらヴィヴィオはユーノの眼前へとゆっくりと回る。
 キャスター付きの椅子を引っ張り出して、ポンと飛び乗る。

「……でも、どんな理由でも私はユーノ君の言う事を信じてあげる。そしてなのはママには、ユーノ君を攻めないで、て味方してあげる」

 この瞬間、ユーノは詰んだ。
 小さな水槽であえぐ金魚の様に、言葉を絞り出せずに何度も口を開いて閉じる。

「なのはの事が、好きなんだ」

 小さな呟き。

「それだけで、なのはママの制服を着たの?」

 微笑みながら、ユーノの顔をのぞき込む。

「なのはの事を、感じたかったんだ」
「なのはママを感じて、何をしてたの?」

 ユーノの左手は、拘束された時のまま襟元を引っ張り、右手はスカートの中に潜っている。

「………」

 羞恥と理性が、自らの行為を暴露する事を躊躇わせる。
 苦悶するユーノの表情にヴィヴィオは益々笑顔を深める。

「じゃあ質問を変えます。ユーノ君の左手は、なのはママのブラジャーを見る為に胸元を引っ張っているんですか?」

 ヴィヴィオの位置からでは、下着を着けている事までは見えない。
 しかしそれが厳然たる事実であると、彼女は認識していた。

「……なのはの…匂いを、嗅ぐ為です」

 苦悶の表情と共にユーノは言葉を絞り出す。

「はい、良くできましたぁ」

 親が子を、教師が生徒を褒める様に両手を打ってヴィヴィオは破顔する。
 そしてひょいと椅子から降りてユーノに近づくと、彼のはくタイトスカートを捲り上げた。
 そこには、左手と同じように拘束されて動けなくなった右手と、その中で萎んでいるユーノ自身があった。

「では次の質問です。ユーノ君の右手は、スカートの下で何の為におちんちんを弄っていたんですか?」

 答えても、答えなくても彼の尊厳は砕けて無くなる。
 だから、涙が出てきた。

「大丈夫だよ、ユーノ君」

 椅子をユーノの直ぐ隣まで運んでその上に立つ。

「正直に本当の事を話してくれる素直な子は、ヴィヴィオが味方になってあげる」

 耳元であやす様に優しく囁く。

「だから、右手で何をしていたの?」
「……オ…オナニー」
「聞こえないよ、ユーノ君」
「オナニー」
「全然聞こえない」
「オナニーッ」

 叫ぶユーノにヴィヴィオは満足し、不安定な椅子の上で飛び跳ねて、ポスンと座り直す。

「ウン、ところでユーノ君。オナニーて、おちんちんをどうするの?」

 再び見上げるヴィヴィオ。

「……おちんちんを、前後にしごくんだ」

 右手の拘束がほどかれる。

「言葉じゃわかんないよ、ユーノ君」

 やって見せろという事だ。
一線を越えてしまえばもはや抗う気力など湧きはしない。
 ユーノの右腕が前後に揺り動く。
 絶望で萎えていた男根が、外的な刺激によって徐々に硬さを取り戻す。
 刺激によって引き起こされる生体の反応なのか、それとも現実からの逃避なのか、
ユーノの息はどんどんと荒くなり、行為に埋没していく。

「なのは、なのは、なのは、なのは、なのは、なのは、なのは、なのは……」

 そして達しようとする寸前に、再びユーノの右手は拘束された。
 いや、右手だけではない。
 その手に握られたものの根本にも、虹色の輪が輝いていた。

「どうやるかよく解ったよ、ユーノ君」

 言いながらヴィヴィオはユーノの背中に回る。

「ヴィヴィオ?」

 放出できない欲望が、ユーノの思考に霞をかける。

「ヴィヴィオね、約束通り、素直なユーノ君の味方になってあげるけど……」

 ユーノの尻に引っかかっていたスカートの後半分を腰までたくし上げ、その下のベージュのパンツを横にずらす。

「悪い事をしたらお仕置きが必要だと思うんだ。ね、ザッフィー」

 居たたまれず顔を背けて佇んでいたザフィーラがビクリと肩を振るわせる。
 拘束魔法の強制力によって、ユーノの身体はゆっくりと床へとはいつくばっていく。

「しかし、ヴィヴィオ、スクライアはおと………」
「ヴィヴィオの処女まんこに注がれたのが狼ザーメンだと知ったら、アルフ、ショックだよね」
「ちょ、ザフィー……」

 これから起こる事にたいしてなのか、それともかつて起こった事にたいしてなのか、ユーノは声をあげようとして、口中にスフィアを持つバインドが嵌められた。

「ユーノ君、いつもヴォルフフォルムのザッフィーが、発情期に我慢できなくなるのはしょうがない事なんだよ。だからヴィヴィオはザッフィーを許してあげたの」

 その言葉の向けられた先は、決してユーノではなくザフィーラだ。
 しばしの静寂が訪れる。
 魔法によって後を振り向けないユーノに、はそれが黙考しているが故なのか、それとも音もなく近づいてきているだけなのか解らない。
 そして、背中に加わる二つの力が、後者であるとユーノに知らしめた。

「許せ、スクライア」

 苦渋に満ちたザフィーラの声。

「これはお仕置きなんだから、ザッフィーは悪くないんだよ」

 朗らかな、ヴィヴィオの死刑宣告。

「フガッ」

 口にスフィアを噛まされて尚、菊門を貫かれたユーノは叫んだ。
 ザフィーラが骨張った性器の挿排出を繰り返す度に、ユーノは酸素を求めて喘ぐ。
 痛みに耐えかねて涙がこぼれ落ちる。
 しかし腸壁越しに前立腺が刺激される為に、ユーノの性器は硬さを維持したままだ。
 幾度も繰り返されるザフィーラの罰に、ユーノの気力体力は急速にそぎ落とされていく。
 そして、射精。
 ユーノの奥でザフィーラの性器がカウパー氏線液を放出し、その先端を大きく膨らませる。
 それからゆっくりと菊門を押し広げ、腸内を遡っていく精液。
 息も絶え絶えという様子のユーノから、口中を拘束していたバインドが外される。
 ヴィヴィオは、涙と涎でグショグショになったユーノの顔を両手で挟み、真っ正面から彼の瞳をのぞき込む。

「ねーユーノ君、辛い?」
「……ウ…ン……」

 喘ぐ様に頷く。

「どうしてこんな事をされているか解るよね?」

 慈母の様に問い掛ける。

「……ぼ…くが……悪……い…イ…事をしたからァ……」
「どんな?」
「なのはのォ……制服を…かって……にッ着て……おな……オナニーを、してっましたァッ……」
「ごめんなさい、は?」
「ごフェんなさい、ごめんなファイ、ごめんアさい!」

 堰を切った様に謝り続けるユーノ。
ヴィヴィオは自らの服が汚れる事も厭わずに、彼を抱きしめる。

「ユーノ君は、ごめんなさい、て謝る事の出来る良い子だから、ヴィヴィオが許してあげる」

 幼い少女の胸に抱かれながら、ユーノは泣いた。
いまだ罰は続いているけれども、いや、だからこそ、ヴィヴィオの言葉はユーノの心に染み渡る。
 だから気付けなかった。
 棚に飾られた無数のぬいぐるみの中に、光学ガラスで出来た瞳を持つフェレットが置かれている事も、
それに向かって艶やかな笑みを浮かべたヴィヴィオが虹色の光に包まれ、大人へと変身しようとしている事にも。

「ちゃんと謝る事が出来たから、ユーノ君にはご褒美をあげる」

 豊かに育った胸にユーノの顔を沈めながら、ヴィヴィオは彼のペニスに手を伸ばした。

おわり


著者:超硬合金

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