624 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 2007/09/21(金) 01:41:41 ID:WJJmBsf2
625 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 2007/09/21(金) 01:43:12 ID:WJJmBsf2

フェイトさん、新しい恋に生きるの巻

最近分かった事がある。既にユーノとデキてるなのはに手を出そうとしても結局誰も幸せになれないと。
なら新しい恋に生きるほうが生産的なんじゃね?と。ビバ、にゅーせんせーしょん!
そろそろ切り替えてみようと思ったのだ。あ、私今いいこと言った。これ歌ってCDにしてしまおう。
後の歌姫フェイトさん、フェイ様誕生の瞬間であるが今回の話には関係のないことなのでここでは触れないでおく。

フェイトさんは、自分はレズではないと思っている。なのはを愛したのはなのはがなのはだからである。
その証拠に今の自分はちゃんと男、エリオの半ズボンを見て抑えきれないほとのときめきを感じている。
等と、何かどっからつっこんでいいか分からないようなことを考えている我らがフェイトさん。
しかし、その新しい恋もあっさりと打ち砕かれる。既にエリオはキャロと深い仲になっていたためだ。
さらに、その状態で最近保護されたルーテシアともデキていた。二股なのエリオエリオ二股なの!?
その衝撃に打ちのめされたフェイトさんは茫然自失。膝を抱えて六課の宿舎の片隅で座り込んでいた。
と、その隣に何者かが腰を下ろす。ルーテシアの召喚獣のガリューがフェイトの隣に座り込んだのだった。
それに気づいたフェイトがガリューに話かける。
「が、ガリュー?どうしたの?」
ガリュー、彼は六課隊員からはルーテシアの保護者のような目で見られており、フェイトも彼をそう認識していた。
また、彼は無言ながら誰よりも雄弁に言葉を語るという点でも有名であった。
「そう、聞いてくれるの?私の話。」
フェイトは自分のことを、このまだ知り合ってそんなに時間もたっていない召喚獣に語りはじめた。
なのはのこと、自分のこと、エリオのこと、キャロのこと、そしてルーテシアのことにも触れた。
そして、彼もまたその瞳で会話する。そうするうちに、彼のルーテシアに対する愛情の深さも知った。
彼もまた、保護者として思うところがあったようだ。しかし、エリオならばルーテシアを任せてもいい。
そう思って彼にルーテシアのことを任せたようだ。その、下手な人間などおよびも着かぬほどの父性。
父親というものを知らなかったフェイトは彼のことをもっと知りたいと思った。
そして、同時にもっと一緒にいたいとも思うようになっていた。
その日から、フェイトはガリューと一緒にいる時間が段々と増えていった。
回りの人間たちは、エリオ、キャロ、ルーテシアの保護者である両者だからいろいろあるのだろうと思っていた。
そのために二人が一緒にいることに対してはさして疑問を抱いていなかった。
その頃、フェイトさんはといえば
「うん、最近はルーテシアもお仕事になれてきたみたいだし、エリオもしっかりしてきたから安心していいと思う。」
「ガリューの心配も分かるよ。私もね、やっぱり心配だから。それでも、信じてあげたいんだ。自慢の子供達だもん。」
などと、ガリューと保護者同士の会話を交わしていた。
そうして会話を交わしていくうちに、父親の心情というものも段々とわかっていった。
そして、それは子を育てる上でのかなりの重要なファクターでもあるこという風にも感じ始めていた。
彼との会話を重ねていくうちに、なぜなのはがユーノを選んだのかも分かっていった。
彼もまた、一見すれば頼りないかもしれないが、そのうちに誰よりも強い芯、広く大きな背中を持っていたのだから。
いつの間にか、とても自然になのはとユーノの仲も祝福できるようになっていた。
親友達の仲を素直に祝福できるようになったことはとても嬉かった。それもガリューのお陰。
ガリューへの想いは何時しか愛情へと変わっていった。

そして、それから数ヶ月の月日が流れた。
事件は、ある昼下がりの六課のオフィスで起きた。フェイトとガリューが、皆に聞いてもらいたいことがあるのだと。

「私達、結婚することになりました。」

そういってフェイトがガリューの腕を抱き寄せる。二人の間にラブラブな空気がかもし出される。
ガリューは無言だが、そこは無言で誰よりも雄弁に語る漢。フェイトへの深い愛を無言で語っていた。
一同は、完全に凍りついた。流石の魔王様もこの瞬間ばかりは埴輪のような顔になっていた。
お子様陣営もまた、いつのまにか保護者同士がくっついていた事実に呆然とした。
ヴァイスはフェイトとガリューの触手プレイを想像してにやけていた。『空気嫁なの』とSLBを喰らった。
しかし、そんな空気などお構いなしに二人はさらに話を続ける。
「エリオ、キャロ。ガリューのこと、今日からパパって言うんだよ♪」
ガリューも、ルーテシアに無言で何かを訴え、ルーテシアもそれを無言でうける。
「よろしく・・・・・・。フェイトお義母さん・・・・・・」
実母の事もあり、しぶるかとおもっていたルーテシアは思いのほかあっさり納得。
「どのみち『おかあさん』になることに変わりはないし」とはルーテシアの談。
この娘、強かである。

「楽しい家庭になりそうだね、アナタ♪」

著者:29スレ624

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