book/猫道
猫道 単身転々小説集
ねこみち たんしんてんてんしょうせつしゅう発売中
講談社文芸文庫｜2017.03.17｜1850円（税別）｜384P｜ 978-4062903417
初出:
前書き 猫道、――それは人間への道（書き下ろし）
冬眠（『夢の死体 笙野頼子・初期作品集2』1994年11月30日、河出書房新社）
居場所もなかった（『居場所もなかった』1998年11月 講談社文庫）
増殖商店街
こんな仕事はこれで終りにする
生きているのかでででのでんでん虫よ（『増殖商店街』1995年10月 講談社）
モイラの事（『片付けない作家と西の天狗』2004年6月 河出書房新社）
この街に、妻がいる（「群像」2006年10月号）
後書き 家路、――それは猫へ続く道（書き下ろし）
解説：平田俊子「隣の偉人」
年譜・著書目録：山崎眞紀子
内容紹介：
失礼ですが御主人は？ 収入は？ 本籍地は？ 保証人は？
バブル後期の東京で、“単身女性の安全な住まい”を求めて漂流する長編「居場所もなかった」に加え、後の“家族キャト、ドーラ、ギドウ、モイラ、ルウルウを巡る住居転々の短編。さらに不意の別れを描く「モイラの事」、その悲しみを越える「この街に、妻がいる」、作者と猫の書き下ろし近況エッセイ二編も収録。
帯より抜粋：
（表）
私は猫と出会ってこそ人間になった。
猫を知らぬころの悲しみと知ってからの喜怒哀楽をひとつながりに眺めて、笙野文学の確かな足跡を示す作品集。
単行本未収録の
「この街に、妻がいる」を収録。
（背）
猫たちとの出会いと別れ
（裏表紙）
平田俊子
「こんな仕事はこれで終りにする」は内田百�里痢悒離蕕筺戮魴�でも思い出させる。（略）
このあたりまでくると笙野さんの作品は片手にブンガク、片手に猫というより、両手両足に猫と文学をがっしり抱え込んだような迫力を見せる。笙野さんが猫を守っているのか、猫が笙野さんの守護神なのかわからない。笙野頼子自身、猫の親玉または化身という気さえする。内田百�里砲六廚い發茲蕕覆�った全身全霊の猫ブンガクだ。
「解説」より
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電子書籍版｜2017.5.12｜定価 1620円 ASIN:B071DQGW35
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2018年02月23日(金) 15:12:38 Modified by adrmaster