2ちゃんねるエヴァ板のヱヴァンゲリヲン新劇場版謎・伏線検証スレのまとめ

※文字数が多いため分割しました。

オープニング〜対シャムシエル戦まで


※この台詞はスレ有志による聞き取りにより再現された物です。
正確性は保証しかねます。
マズかったら消します。


公衆電話で連絡を試みるシンジ
アナウンス「現在、特別非常事態宣言発令中のため、全ての回線は不通となっております」
シンジ「……だめかぁ。携帯も圏外のままだし……バスも電車も止まったままだし……
待ち合わせは無理か。しょうがない、シェルターに行こう」

戦自、使徒と交戦
隊員「目標に全弾命中! ……うわっ!!」
光の矢で貫かれる


ミサトの迎えが到着する
「ゴメン! ……お待たせ」


   ネルフ本部
「目標は依然健在。現在も第三新東京市に向かい進行中」
「航空隊の戦力では足止めできません」
「総力戦だ。後方支援の第4師団も全て投入しろ!」
「出し惜しみはなしだ!! 何としても目標を潰せ!」

「何故だ?! 直撃のはずだ!!」
「戦車大隊は壊滅。誘導兵器も砲爆撃もまるで効果なしか」
「駄目だ!! この程度の火力では埒があかん!!」

「やはりA.T.フィールドか」
「ああ。使徒に対し通常兵器では役に立たんよ」

「・・・・分かりました。予定通り発動いたします」


「ちょっとまさか……N2地雷を使うわけぇ?! ……ふせて!!」

「やった!!」
「残念ながら君達の出番は無かったようだな」

「衝撃波、来ます」



「ダイジョブだった?」
「ええ。口の中がシャリシャリしますけど」
「そいつは結構。じゃ……いくわよ。せーのっ!!」
倒れていた車を押し倒す
「うううううん!」
「ぐうう!」


「ふーっ。どうもありがとう。助かったわ」
「あ、いえ。僕の方こそ……葛城さん」
「ミサト・・・でいいわよ。改めてよろしくね。碇シンジくん」
「はい」


 -ネルフ−
「その後の目標は?」
「電波障害のため確認できません」
「あの爆発だ。ケリはついている」
「映像、回復します」

「我々の切り札が……!!」
「何て事だ……」
「化け物め!!」

 ネルフ ゲート
「ゲートが閉まります。ご注意ください」
「特務機関ネルフ?」
「そ。国連直属の非公開組織よ」
「父のいるところですね」
「ま、ねー。お父さんの仕事、知ってる?」
「人類を守る大事な仕事だと、先生からは聞いてます」


ネルフ  
「今から本作戦の指揮権は君に移った。お手並みを見せてもらおう」
「了解です」
「碇君。我々の所有兵器では目標に対し有効な手段がない事は認めよう」
「だが君なら勝てるのかね」
「そのためのネルフです」

「これから父のところに行くんですか?」
「そうね、そうなるわね」
「(父さん……)」

「あ、そうだ。お父さんからID貰ってない?」
「あ、ハイ……どうぞ」

「ありがと。……じゃ、これ読んどいてね」

「ネルフ……父さんの仕事……何かするんですか、僕が」
「……」
「そうですね。用もないのに父が僕に手紙をくれるはずないですよね」
「そっか、苦手なのねお父さんが。……あたしと同じね」
「え……?」

「……すごい!!ホントにジオフロントだ!!」
「そ。これがあたし達の秘密基地、ネルフ本部。世界再建の要、人類の砦となるところよ」


「うっ……あ、あらリツコ……」
「到着予定時刻を12分もオーバー。あんまり遅いんで迎えに来たのよ葛城二佐。
人手もなければ時間もないのよ」
「ごめん」

「ふう……例の男の子ね」
「そ」
「技術局一課、E計画担当責任者、赤木リツコ。よろしくね」
「あ、はい……」

「では、後を頼む」
「……三年ぶりの対面か」

暗い場所
「碇シンジ君。あなたに見せたいものがあるの」
「えっ……あ、ああ……」
リツコが電気をつける。
「人の作り出した究極の汎用人型決戦兵器。人造人間エヴァンゲリオン。その初号機。
我々人類最後の切り札よ」
「これも父の仕事ですか」

「そうだ。……久しぶりだな」
「父さん……」

「フッ……出撃」
「出撃?! 零号機は凍結中でしょ?! ……まさか、初号機を使うつもりなの?」
「他に道はないわ。……碇シンジ君」
「あ、はい……」
「あなたが乗るのよ」
「えっ……、……父さん、なぜ呼んだの」
「お前の考えている通りだ」
「じゃあ僕がこれに乗って、さっきのと戦えっていうの?!」
「そうだ」
「いやだよそんなの!! 何を今更なんだよ!! 父さんは、僕がいらないんじゃなかったの?!」
「必要だから呼んだまでだ」
「何故、僕なの……」
「他の人間には無理だからな」
「無理だよそんなの……見た事も聞いた事もないのに、できるわけないよ!!」
「説明を受けろ」
「そんな……できっこないよ!! こんなの乗れるわけないよ!!」
「乗るなら早くしろ。出なければ……帰れ!!」


ネルフ本部直上で使徒のビーム攻撃
「奴め、ここに気付いたか」
「シンジ君、時間がないの」
「乗りなさい」
「やだよ……せっかく来たのに、こんなのないよ!!」
「シンジ君、何のためにここに来たの? 駄目よ逃げちゃ。お父さんから……何よりも自分から」
「分かってるよ……!! でも、できるわけないよ!!」
「……冬月。レイを起こしてくれ」
「使えるかね」
「死んでいるわけではない」
「分かった」
「レイ」
「……はい」
「予備が使えなくなった。もう一度だ」
「……はい」


「初号機のコアユニットをL-00タイプに切り替えて再起動」
「了解、現作業中断。再起動に入ります」

「やっぱり僕は……いらない人間なんだ」



再び使徒の攻撃。天井が崩れ始める
ベッドから落ちるレイ
「大丈夫ですか?!」
「ハァハァ」

シンジ「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、……逃げちゃ駄目だ!!
……やります。僕が乗ります!!」

「第三次冷却、終了」
「フライホイール、回転停止」
「接続を解除」
「補助電圧に問題なし」
「停止信号プラグ、排出終了」
「了解、エントリープラグ挿入」
「脊椎伝導システムを開放、接続準備」
「探査針、打ち込み完了」
「精神汚染計測値は基準範囲内。プラス02からマイナス05を維持」
「インテリア、固定終了」
「了解。第一次コンタクト」
「エントリープラグ注水」
「な、なんですかこれ…………モゴモゴ……」
「大丈夫、肺がLCLで満たされれば直接血液に酸素を取り込んでくれます」
「すぐに慣れるわ」
「モゴ……」
「主電源接続完了」
「了解」
「第二次コンタクトに入ります」
「インターフェイスを接続」
「A10神経接続、異常なし」
「LCL、電荷状態は正常」
「思考形態は、日本語を基礎言語としてフィックス」
「初期コンタクト、全て問題なし」
「コミュニケーション回線、開きます」
「リスク1405までオールクリアー。シナプス計測。シンクロ率41.3%」
「プラグスーツの補助なしに……すごいわね」
「ハーモニクス、全て正常値。暴走、ありません」
「いけるわ」
「発進準備!!」
「発進準備!!」
「第一ロックボルト外せ!」
「解除確認」
「アンビリカルブリッジ移動開始」
「第二ロックボルト外せ!」
「第一拘束具、除去」
「同じく第二拘束具を除去」
「第1番から15番までの安全装置を解除」
「解除確認。現在初号機の状況はフリー」
「内部電源、充電完了」
「外部電源接続、異状なし」
「了解。エヴァ初号機、射出口へ」
「各リニアレールの起動整備に問題なし。電磁誘導システムは正常に作動」
「現在初号機はK-52を移動中」
「回収ルートは6番を予定」
「エヴァ、射出ハブ・ターミナルに到着」
「制動設定値は地表ゼロ地点にセット。高速ユニット発射台固定、リフト確認」
「進路クリア、オールグリーン」

「発進準備完了」
「了解。……かまいませんね」
「もちろんだ。使徒を倒さぬ限り、我々に未来はない」
「碇、本当にこれでいいんだな?」
「(ニヤリ)」
「発進!!」

「いいわねシンジ君」
「は、はい……」
「最終安全装置、解除!!エヴァンゲリオン初号機、リフトオフ!」
「シンジ君、今は歩く事だけを考えて」
「歩く……」
「……歩いた!!」
「歩く……」
「シンジ君、しっかりして!! 早く、早く起きあがるのよ!」
「ああっ……」
「シンジ君落ち着いて!!掴まれたのはあなたの腕じゃないのよ!」
「エヴァの防御システムは?」
「シグナル、作動しません」
「フィールド、無展開」
「駄目か?!」
「左腕損傷!!」
「回路断線!!」
「シンジ君よけて!」
「頭蓋前部に亀裂発生!」
「装甲が保たない……!」
「頭部破損、損害不明!」
「活動維持に問題発生!!」
「状況は?!」
「シンクログラフ反転、パルスが逆流しています!!」
「回路遮断、せき止めて!」
「駄目です!! 信号拒絶、受信しません!」
「シンジ君は?!」
「モニター反応なし、生死不明!」
「初号機、完全に沈黙!」
「ミサト!」
「ここまでね。……作戦中止!! パイロット保護を最優先!! プラグを強制射出して!」
「だめです!! 完全に制御不能です!」
「なんですって……?!」

「エヴァ、再起動」
「そんな……動けるはずありません」
「まさか……」
「暴走……」
「勝ったな」

「A.T.フィールド?!」
「駄目だわ、A.T.フィールドがある限り……」
「使徒には接触できない……!」

「左腕復元!」
「……凄い」
「初号機もA.T.フィールドを展開!! 位相空間を中和していきます」
「いいえ、浸食しているんだわ」
「あのA.T.フィールドをいとも簡単に……」

「エヴァは……?」
「あれがエヴァの……」
「本当の姿……」

「名前、決めてくれた?」
「男だったらシンジ。女だったらレイと名付ける」
「シンジ……レイ……うふふ」
「シンジ……シンジ……綾波……シンジ……、レイ……レイ……碇……レイ……
違う……綾波、レイ……」
「はっ……、……知らない天井だ」


「第4の使徒襲来とその殲滅。そして3番目の子供の接収、
及びエヴァ初号機の初起動。概ね既定通りだな」
「初号機本体の膨大な修理費は予定外だがね」
「凍結された零号機に比べれば、さして問題ではなかろう」

「エヴァ初号機の回収作業は終了しました。現在、第6ケージにて固定中。本日10より検査開始の予定です」
「暴走時のレコーダーは?」
「容量ゼロです。何も書き込まれていませんでした」
「結果、原因不明ね。兵器としての信頼性……ちとキビシすぎるわね」

「多少不具合でも、第5の使徒襲撃にまた役立てばよい」
「ご心配なく。初号機の実戦配備に続き、弐号機と付属パイロット、ドイツにて実証評価試験中です」
「参号機以後の建造も計画通りにな」
「ネルフとエヴァの適切な運用は君の責務だ。くれぐれも失望させぬように頼むよ」
「左様。使徒殲滅はリリスとの契約のごく一部に過ぎん」
「人類補完計画……その遂行こそが我々の究極の願いだ」
「分かっております。全ては、ゼーレのシナリオ通りに」

「A.T.フィールドを失った使徒の崩壊、予想以上の状況ね」
「まさに血の池地獄……なんだかセカンドインパクトみたいで嫌な感じですね」
「エヴァは使徒に勝てる。この事実だけでも、人類に僅かな希望が残るわ」
「その希望を担うパイロットが、気付いたそうよ」

「ひとりで、ですか?」
「そうだ。彼の個室はこの先の第6ブロックになる。問題なかろう」
「はい」
「それでいいの? シンジ君」
「いいんです、ひとりの方が。……どこでも同じですから」

「なんですって?!」
「だーからぁ、シンジ君は、あたしのところで引き取る事にしたから。上の許可も取ったし。
心配しなくても、コドモに手ぇ出したりしないわよ」
「あったりまえでしょ!! 何言ってるのよ全くもうっあなたって人はいっつも……」
「相変わらずジョークの通じないヤツ」

「さーって、今夜はぱーっとやらなきゃね」
「何をですか」
「もちろん、新たなる同居人の歓迎会よ」

「やっぱり引っ越されますの?」
「ええ。まさか本当にここが戦場になるなんて思ってもみませんでしたから」
「ですよねえ。うちも主人が子供とあたしだけでも疎開しろって」
「なんでも今日一日で転出届が100件を超えたそうですよ」
「そうでしょうねえ。いくら要塞都市だからって、ネルフじゃ何ひとつ当てにできませんものね」
「昨日の事件、思い出したわけでもゾッとしちゃうわぁ」
「ホントに……」

「すまないけど……ちょーっち、寄り道するわよ」
「どこへですか」
「ふふん。イ・イ・ト・コ・ロ」

「なんだか、寂しい街ですね」
「時間だわ」
「すごい……ビルが生えてくる……!」
「これが、使徒専用迎撃要塞都市、第三新東京市。あたし達の街よ。そして、あなたが守った街」

「シンジ君の荷物はもう届いてると思うわ。
実はあたしも先日この街に引っ越してきたばっかりでねー。さ、入って」
「あ、あの……お邪魔します」
「シンジ君、ここはあなたのウチなのよ」
「た……ただいま……」
「おかえりなさい」

「まあ、ちょーっちちらかってるけど、気にしないでね」
「これが……ちょっち?」
「あ、ごめーん。食べ物冷蔵庫に入れといて」
「は、はい」
「氷。つまみ。ビールばっかし……どんな生活してんだろ?」

「いっただっきまーす」
「いただきます」
「んぐ、んぐ、んぐ、んぐ、んぐ、ぷはぁーッ
くーっ、やっぱ人生この時のために生きてるようなもんよねー。
ん? 食べないの? けっこうイケるわよ、インスタントだけど」
「いや、あの、こういう食事、慣れてないので」
「ダメよ! 好き嫌いしちゃあ!!」
「いえ、違うんですん、あの……」
「……楽しいでしょ」
「え?」
「こうやって他の人と食事すんの」
「は、はい」
「さて、今日からここはあなたのウチなんだから、何にも遠慮なんていらないのよ」
「は、はい……」
「もー、はいはいはいはいって辛気くさいわねえ。オットコの子でしょう!
シャキっとしなさいシャキっと!!」
「は、はい」
「ま、いいわ。やな事はお風呂に入ってぱーっと洗い流しちゃいなさい。風呂は命の洗濯よ」

「うわあああああっミミミミミサトさん!!」
「ナニ?」
「ああああああ……あれ」
「ああ。彼?温泉ペンギンという鳥の仲間よ」
「あんな鳥がいるんですか?!」

「15年前はね、いっぱいいたのよー。名前はペンペン。縁あってウチにいるもうひとりの同居人。
……それより、前、隠したら?」
「……」
「ちとわざとらしくはしゃぎすぎたかしら。見透かされてるのはこっちかもね」

「葛城ミサトさん……悪い人じゃないんだ」
「風呂は命の洗濯よ」
「でも風呂って嫌な事思い出す方が多いよな」

「レイの様子はいかがでしたか? ……午後、行かれたのでしょう? 病院に」
「問題ない。凍結中の零号機の再起動準備が先だ」
「ご子息はよろしいのですか? 精神的にかなり不安定と思われますが」
「放っておけ。むしろ零号機凍結解除のいい口実になる」
「ええ。葛城二佐の提言通りに」

「……予備報告もなく、唐突に選出された3人目の少年。それに呼応するかのような
タイミングでの使徒襲来。併せて、強引に接収された碇司令の息子。確かに違和感残る案件ね。
しかし、あの使徒を倒したというのに、あたしも意外と……嬉しくないのね」

「ここも知らない天井か……あたりまえか。この街で知ってるところなんて、どこにもないもんな」
「ここは、あなたのウチなのよ」
「なんでここにいるんだろう」
「ハァ……。シンジ君、開けるわよ。……ひとつ、言い忘れてたけど……
あなたは人に褒められる立派な事をしたのよ。胸を張っていいわ。
おやすみ、シンジ君。……がんばってね」

「うっ……」
「すまんな転校生。ワシはお前を殴らないかん。殴っとかな気がすまへんのや」
「悪いね。こないだの騒ぎでアイツの妹さん怪我しちゃってさ。ま、そういう事だから」
「僕だって……乗りたくて乗ってるわけじゃないのに……」

「どこが人に褒められる事なんだろう……エヴァに乗ってたって言うだけで、なんで殴られるんだろう」

「いい、シンジ君」
「はい」
「使徒には必ずコアと言われる部位があります。その破壊が、使徒を物理的に殲滅できる
唯一の手段です。ですからそこを狙って、目標をセンターに入れて、スイッチ。
これを的確に処理して、感覚で覚え込んで」
「はい」
「結構。そのままインダクションモードの練習を続けて」
「はい」
「しかし、よく乗る気になってくれましたね、シンジ君」
「人の言う事にはおとなしく従う。それがあの子の処世術じゃないの」
「目標をセンターに入れてスイッチ、目標をセンターに入れてスイッチ、
目標をセンターに入れてスイッチ、目標をセンターに入れてスイッチ……」

「そういえばシンジ君、転校初日からクラスメイトに殴られたそうじゃない。
パイロットのセキュリティ、大丈夫なの?」
「諜報部の監視システムに問題はないわ。たいしたケガじゃないし。
それに、プライベートには極力干渉しない方がいいのよ」
「一緒に住んでるのに? 彼のメンテナンスもあなたの仕事でしょう?」
「だからこそよ。彼、思ったよりナイーブで難しい」
「もう泣き言? 自分から引き取るって大見得切ったんじゃない」
「うっさいわねえ」
「……そうね、確かにシンジ君って、どうも友達を作るには不向きな正確かもしれないわね。
ヤマアラシのジレンマって知ってる?」
「ヤマアラシ? あのトゲトゲの?」
「ヤマアラシの場合、相手に自分の温もりを伝えたいと思っても、身を寄せれば寄せるほど
体中のトゲでお互いを傷付けてしまう。人間にも同じ事が言えるわ。
今のシンジ君は、心のどこかでその痛みに怯えて、臆病になってるんでしょうね」
「ま、そのうち気付くわよ。大人になるって事は、近付いたり離れたりを繰り返して
お互いがあんまり傷つかずに済む距離を見つけだす、って事に」
「そうなるといいわね」
「しっかし、いつんなったらこのB棟の設備改修予算、下りんのかしら」
「エヴァの維持と兵装管理が最優先ですもの。もうないんじゃない」
「お尻が冷えてたまんないのにネっ」

「非常招集……先、行くから」

「移動物体を光学で補足」
「E747も対象を確認」
「分析パターン青。間違いない、第5の使徒ね」
「総員、第一種戦闘配置」
「了解。市対空迎撃戦用意」
「第3新東京市、戦闘形態に移行します」
「中央ブロック、収容開始」

「中央ブロック、及び第1から第7管区までの収容完了」
「政府及び関係各省への通達終了」
「目標、依然進行中」
「現在、対空迎撃システム稼働率48%」
「非戦闘員及び民間人は?」
「既に待避完了との報告が入っています」

「ちっ、まただ」
「また文字だけなんか?」
「報道管制ってやつだよ。僕ら民間人には見せてくれないんだ。こんなビッグイベントだっていうのに」

「税金の無駄遣いね」
「この世には弾を消費しとかないと困る人達もいるのよ」
「日本政府からエヴァンゲリオンの出動要請が来ています」
「うるさい奴らね。言われなくても出撃させるわよ」
「エントリー、スタートしました」
「父さんも見てないのに、何でまた乗ってんだろう……人に嫌われてまで」

「ねえ、ちょっと二人で話があるんだけど」
「なんや」
「ちょっと、な」
「しゃあないな。……委員長!」
「……なに?」
「ワシら二人、便所や」
「もう、ちゃんと済ませときなさいよ」

「で、なんや」
「死ぬまでに一度だけでも見たいんだよ」
「上のドンパチか?」
「ホンモノなんだよ。今度いつまた敵が来てくれるかどうかもわかんないし」
「ケンスケ、お前なあ」
「この時を逃してはあるいは永久に……!! なっ、頼むよ。ロック外すの手伝ってくれ」
「しゃあないな。……お前ホンマ自分の欲望に素直なやっちゃな」
「へへ」

「シンジ君、出撃、いいわね」
「……はい」
「よくって。敵A.T.フィールドを中和しつつガトリングの一斉射。練習通り、大丈夫ね」
「……はい」
「発進!!」

「凄い! これぞ苦労の甲斐もあったというもの……お、待ってました! ……出た……」

「目標をセンターに入れてスイッチ……」
「A.T.フィールド展開」
「作戦通り、いいわねシンジ君」
「はい……」

「馬鹿!! 爆煙で敵が見えない!!」

「なんや、もうやられとるで!」
「大丈夫」

「予備のライフルを出すわ。受け取って」
「ハァハァ」
「シンジ君……シンジ君?!」

「あっちゃー。やっぱ殴られたのが効いてるのかな」
「うっ、うるさいわ!」

「アンビリカルケーブル断線!」
「エヴァ、内蔵電源に切り替わりました!」
「活動限界まであと4分53秒!」

「こっちに来る!!うわああーーっ」

「シンジ君? 大丈夫? シンジ君?! ……ダメージは?」
「問題なし。いけます」

「……!!」
「シンジ君のクラスメイト?」
「何故こんなことろに?」

「なんで戦わへんのや」
「僕らがここにいるから……自由に動けないんだ!」

「初号機活動限界まであと3分28秒!!」
「接触面融解、損傷率58%」
「シンジ君、そこの二人を操縦席へ。……二人を回収した後、一時退却。出直すわよ」

「そこの二人乗って!早く!!」
「なんや? 水やないか!!」
「カメラ……カメラが……!」
「接触面、第3保護フィルム融解!」
「今よ! 後退して! ……回収ルートは34番。山の東側へ後退して」
「転校生……逃げろゆうとるで、転校生!」
「逃げちゃだめだ……逃げちゃだめだ……」

「プログレッシブナイフ、装備」
「シンジ君、命令を聞きなさい。退却よ。シンジ君」
「うああああああああ!!!!!」
「あの、バカっ」

「うわあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」
「初号機活動限界まであと30秒。28、27、……」%%%%%%
「ああああああああああああ!!!!!!!」
「……8、7、6、5、4、3、2……」

「エヴァ初号機、活動を停止」
「目標は完全に形象崩壊しました」



後半へつづく
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西暦2012年11月17日公開

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