説明できないほどに理由はある。

 いよいよ折り返しだ。

 そもそも「カクレンジャー」とは?
 『忍者戦隊カクレンジャー』(にんじゃせんたいカクレンジャー)は、
1994年(平成6年)2月18日から1995年(平成7年)2月24日までテレビ朝日系列で毎週金曜17:30 - 17:55 (JST) に全53話が放送された、
東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第18作目にあたる。


 あらすじ
 戦国時代、忍者達は妖怪達と激しい戦いを繰り広げていた。戦いの末、鶴姫を筆頭とする5人の忍者たちが総大将ヌラリヒョンと妖怪たちのエネルギーを無敵将軍ら三神将より与えられた「封印の扉」の中に閉じ込めることに成功した。
 それから400年。5人の忍者の末裔で猿飛佐助の子孫・サスケと霧隠才蔵の子孫・サイゾウは、エネルギーを失い人間社会に溶け込んでいた妖怪の一人・カッパに騙されて「封印の扉」を開け、妖怪たちを復活させてしまう。
先祖代々「封印の扉」を見守ってきた一族の末裔、24代目鶴姫は妖怪の復活を察知し、サスケとサイゾウに加え、三好晴海入道の子孫・セイカイと児雷也の子孫・ジライヤを仲間とし、ともに「カクレンジャー」として妖怪の再封印を決意する。
クレープ屋を営みながら妖怪封印の旅を続ける5人。しかし、てんでばらばらで動いていたはずの妖怪達の裏から邪悪なる存在が現れ、彼らは苦しい戦いを強いられるようになっていく。
 サスケ達や三神将に待ち受けるものは勝利か、それとも敗北か…。


 概要
 本作の特徴
 全般に中華テイストあふれる前作『五星戦隊ダイレンジャー』に対し、本作品では戦隊側のモチーフの「忍者」や日本古来の妖怪たちをモデルとした敵怪人など、シリーズとしては初めて本格的な和風テイストが取り入れられている。また戦闘シーンにおいては、アメリカンコミックスのような擬音吹き出しを取り入れるなど独自の演出が取り入れられた。
 本作品におけるリーダーは忍者の総領であるホワイト=鶴姫として設定されるなど、シリーズ中初めてレッド以外のメンバーにリーダーのポジションが与えられており、その後同様にレッド以外のメンバーがリーダーを務める作品の先鞭をつける形となっている。ただし、性格付けとしてはサスケも豪放磊落なリーダータイプのキャラクターであり、物語後半にて鶴姫と父とのドラマがクローズアップされるにつれて、当初鶴姫の補佐役的立場にあったレッド=サスケが従来と同様にリーダーに近い役割を果たすことが多くなった。
 『超獣戦隊ライブマン』以降、巨大戦では1号ロボに主人公たちが主に搭乗し、その他のロボは強化合体などを含めてそのサポート役として位置付けられており、それ以前の超新星フラッシュマンなどでは1号ロボと2号ロボを併用するなどしていたが、本作品ではシリーズ中初めて「1号ロボと互換性の無い別のロボ」への交代が行われており、その2号ロボに相当する「隠大将軍」は1号ロボの「無敵将軍」同様の5体合体ロボととして設定される。また本作品において6人目の戦士に相当する「ニンジャマン」は初の人間から変身しないタイプのヒーローで、同時に専用ロボを持たず自らが巨大化するという設定も初めて。
 作劇面では第24話までを第1部とし、第25話以降は第2部「青春激闘編」という2部構成が採られており、人情中心の作劇へとシフトした。このように戦隊シリーズで明確に2部構成とされた作品は2011年現在この作品で唯一である。特に第1部では敵が組織として設定されていないことや、ナレーションの代わりとして落語家の三遊亭圓丈が扮する講釈師が設定されているのが特徴である。
 企画時の仮題は『忍者戦隊ゴニンジャー』であった。

 キャスティング
 戦隊メンバーは鶴姫役の広瀬仁美が戦隊役者陣では最年少で当時13歳で中学生だった。広瀬の戦隊ヒロイン最年少の記録は2010年現在も破られていない。最年長はサスケ役の小川輝晃である。自他ともに認めているように、共演者達を引っ張っていく意識が強かったことも先述のリーダー的ポジションに影響した可能性がある。また、6人目の戦士・ニンジャマンの声には矢尾一樹を起用。サイゾウ役の土田大は矢尾の紹介で、この作品以降はもっぱら声優として活動していくことになる。アメリカ人忍者のジライヤ役には実際にアメリカ出身のケイン・コスギを起用。
 敵側では、『地球戦隊ファイブマン』にて星川レミ / ファイブイエローを演じた早瀬恵子(当時は咲田めぐみ)がくノ一軍団の一人サクラを演じている。他にも鶴姫の父を『太陽戦隊サンバルカン』で飛羽高之 / 2代目バルイーグルを演じた五代高之が、太郎を前作『ダイレンジャー』のキリンレンジャー / 天時星・知を演じた土屋圭輔が演じるなど、『ダイレンジャー』同様に過去の戦隊経験者のレギュラー・セミレギュラー出演者が比較的多い。また、第28・29話におけるジライヤとガリの師弟対決が、ショー・コスギとケイン・コスギの親子共演として話題となった。なお、本作品で次郎を演じ、後に『重甲ビーファイター』で主演した土屋大輔は土屋圭輔の双子の兄である。声優では、妖怪大魔王役にはベテラン声優柴田秀勝を起用。
 講釈師こと三遊亭圓丈は、ナレーターが設定されていない本作品において第1部のナレーターのようなポジションも兼ねていたが、第2部以降はレギュラーから外れ、第39話の「特別編だよっ!!」での再登場のみに留まっている。これについて、最初は「好き勝手に講釈してもよい」と言われやっていたそうだが、スポンサーのバンダイ側から「あんな進行役が目立ってもうちの商品は売れない」とクレームがつき、降板させられたという旨を後に圓丈が述懐している。
 『ダイレンジャー』まではOPクレジットに怪人などの声を担当した声優の名前が記載されていなかったが、今作よりストーリーごとに出てくる妖怪の声を担当していた声優の名前がOPクレジットに記載されることになった(一部を除く)。


 主な登場人物
 忍者戦隊カクレンジャー
 戦国時代に誕生した、退魔を専門とする忍者集団「隠流」の使い手と末裔達。鶴姫とジライヤのみ忍者としての正規訓練を受けていたが、サスケ・サイゾウ・セイカイは子孫であるというだけで、元は一般人だった。
カクレンジャーは旅をするキャラクターであるためか、『西遊記』の登場人物を基に性格付けがなされている。
 登場名乗りは「人に隠れて悪を斬る、忍者戦隊カクレンジャー見参!」。

 サスケ / ニンジャレッド
 本作の主人公。猿飛佐助(演:益田哲夫)の子孫。メンバー最年長。
第1話でカッパに騙され、妖怪のエネルギーを閉じ込めていた「封印の扉」を開けてしまった責任からカクレンジャーの一員となる。サイゾウとはカクレンジャー結成前からの付き合い。スケベで猪突猛進気味な面があるが、戦いの際には冷静沈着さを見せる。メンバーが妖怪の罠に落ちてたった一人になっても諦めない不屈の闘志で、メンバーのピンチを救うのはいつも彼の役割である。
敵の罠を見抜く鋭い勘の持ち主で、第2部「青春激闘編」からは自分を見失った鶴姫を殴りつけるなど、鶴姫の良き理解者的な存在になっていった。
メンバーの中でも特に潜在能力が高く、寝る間も惜しんで厳しい修行を行っている。多彩な忍術・剣術を使いこなし、特に「分身(わけみ)の術」を得意とする。シリーズ初の「リーダーではないレッド」であるが、その性格から仲間を引っ張っていく役割を果たす事が多かった。
オリジナルビデオ『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』では、鶴姫とともにウエスタンスタイルで登場し、オーレンジャー達に協力した。
個人のマークは丸。『西遊記』の孫悟空に相当する。
 鶴姫(つるひめ) / ニンジャホワイト
 隠流鶴姫家の24代目総領にして5人のリーダー。封印の扉を開けて窮地に陥ったサスケとサイゾウを救い、カクレンジャー招集を決意する。
1978年7月22日生まれで、メンバー最年少の15歳(途中で16歳になる)。男勝りで勝気な紅一点。仲間への慈愛も深く、傷ついた仲間を見捨てる事は、たとえ人形であっても出来ない。物語後半からは7歳のときに亡くなったと聞かされていた父を慕うあまり、自身を見失うこともあった。
また、幼馴染の雪代・月代とともに「おしおきセーラー三姉妹」を結成してカマイタチと対決したこともある[2]。第26話で実は「超」がつくお嬢様だったことが判明。第6話でモクモクレンから求婚を迫られたり、Vシネマでオンブオバケに襲われたりと度々妖怪に付け狙われた。
Vシネマ『オーレVSカクレンジャー』では、サスケがオーレンジャー側の女性戦士にデレデレとしていることに嫉妬するなど、サスケに気があるかの様な素振りを見せている(実際のところは不明)。
個人のマークはつぼきり型。『西遊記』の三蔵法師に相当する。
 サイゾウ / ニンジャブルー
 霧隠才蔵(演:岡本美登)の子孫。古くからの付き合いであるサスケと同様の理由でカクレンジャーの一員となる。
女と金に目がないが、情にもろくて困った人に対しては損得勘定抜きで助けずにはいられないので、子供達からも慕われる。しかしその情にもろい性格が災いし、妖怪の策略によくハマってしまう。
「財布が無くなる(第5話)」「買ったばかりの車を叩き切られる(第17話)」「妖怪に顔を奪われる(第32話)」「おみくじで大凶を引く(第46話)」など、メンバー中でも特に不遇さが目立つ。また、言葉遣いが妙にオカマ臭い時がある。
水遁の術とサスケ同様剣術を得意としており、目隠しをしたまま裁縫が出来るなど忍者としての素質はある。剣の持ち方は逆手。特にセイカイと行動をともにすることが多い。
個人のマークは四角。『西遊記』の沙悟浄に相当する。
 セイカイ / ニンジャイエロー
 三好清海入道(演:関根大学)の子孫。鶴姫に招集された4人目のカクレンジャー(なお、小学館の雑誌などでは第3戦士と扱われることが多い)。ゲーセン通いをしている「現代っ子」で、軽い性格のため争い事を好んでいなかったが、妖怪ロクロクビが子供達を襲うのを目の当たりにして封魔の戦いに身を投じる。争いごとを好まないのは、やや気が弱くお人よしな面もあるからだが、自ら認めるようにここ一番には強い。
体格は大柄ではないが、先祖が三好清海入道であるためか怪力の持ち主である。
食べることと女性には目がなく、かつて鶴姫に告白をしたこともあるが特に進展はない。忍之巻を手に入れるための試練の旅を始めて以降、サイゾウと行動をともにすることが多いが2人でピンチになってしまうことも多い。初登場時にはナレーション(講師役)に「一見おっちょこちょいで、実は超おっちょこちょいのおっちょこちょい男」と紹介されていた。
個人のマークは三角。『西遊記』の猪八戒に相当する。
 ジライヤ / ニンジャブラック
 児雷也(演:井上清和)の子孫。5人目のカクレンジャー。彼の一族は家伝の巻物を奪ったアズキアライを追ってアメリカに渡っていたが、アズキアライが日本に向かった事を知り帰国、鶴姫達に合流する。
強靭な脚力を持ち近接戦闘を得意とする。その格闘技術は生身でも妖怪を倒すほど(実際にもドロタボウを圧倒した)。特技はローラースケートと射撃で、初登場時など何度かウエスタンスタイルを披露した。
アメリカ出身のためか日本語が得意でなく一見寡黙な性格に見えるが、テレビ番組のヒーローにのめり込むなど素はノリやすい性格。
10歳のとき何者かに父親が目の前で惨殺され、その真犯人である育ての親・ガリ(ヌエに操られていた)を自らが倒すなど、誰よりも苦難多き人生を歩んでいる。
個人のマークは五角形。『西遊記』の玉龍に相当する。
 ニンジャマン / サムライマン
 第36話から登場。シリーズ初、人間体を持たない6人目の戦士で三神将の弟子。師匠達と同様の理由で外見は人でないが、寒い所ではクシャミをするなど、公式に「人」として設定されている。伸縮自在で親指大から巨大ロボサイズまで変化できる。武器は背中に負った忍者刀ニンジャソード。
1000年前に老婆に化けた妖怪大魔王に騙されて大勢の人たちを傷つけてしまい、その罰として壺に閉じ込められ宇宙に追放されていた(壺を壊せる金槌は一緒についているが。それをはずせるのは初代鶴姫の子孫のみ)。かなり単純で熱くなりやすく、クリスマスプレゼント欲しさにオオムカデが化けた偽サンタに騙されるなどおっちょこちょいな面が目立つが、大の妖怪嫌いであると同時に正義を重んじており、一度も悪に寝返ったことはない。また子供が大好きで、気は優しくて力持ち。「青二才」と言われるのが大嫌い。

 妖怪
 日本に古来より伝わる異形の者たち。その実態は、人の心に潜む怒りや憎しみの情念が生み出した姿である。2000年前に本格化した人間と妖怪の戦い、それは、三賢人と妖怪大魔王の闘争でもあった。これは、三賢人をリーダーとする人間側の勝利に終わり、大魔王と彼に協力した妖怪たちは、地底界に追放された。だが、妖怪は滅ぶことなく、時代の節々でその姿は散見された。戦国時代においても、ヌラリヒョン率いる妖怪忍者が大魔王復活のため暗躍していたが、先代カクレンジャーがヌラリヒョンを地底界に続く封印の扉に閉じ込めたことで妖怪のエネルギーが封印され、各地に散らばっていた妖怪たちは人間の姿で400年もの長きに渡り暮らしてきた。そんな中妖怪カッパに騙されたサスケとサイゾウが封印の扉を開いてしまい、封印されていた妖怪たちが力を取り戻してしまった。
 当初は指揮統制は無かったものの、貴公子ジュニアの登場や大魔王の復活を経て徐々に組織化され、妖怪王国の樹立を第一の野望とするようになった。また復活以前の現代社会においても、妖怪戦士ヌエを始めとする世界各国の現代妖怪たちが暗黒街でツメを研ぎながら活動していた。貴公子ジュニアは霧の中に立つ屋敷をアジトにしており、大魔王もそこに潜んでいたが、終盤からは大魔王が巨大化時に屋敷を破壊したことにより、大魔王の顔を模して作られた空中要塞・ガイコツ城に居を移した。


 カクレンジャーの戦力
 変身アイテム
・ドロンチェンジャー
 カクレンジャーの5人が装備している印籠型の変身アイテム。
ドロンチェンジャーを胸の前にセットして「スーパー変化(へんげ)」の発声の後、「ドロンチェンジャー!」と言って印を結び、ドロンチェンジャーのスイッチを入れることにより、『忍』と書かれたエンブレムがシャッターのように開き、メダルが出現し変身する(緊急時は「スーパー変化」の発声のみで衣服を脱ぎそのまま変身する)。
妖怪大魔王を封印の扉に封印する鍵として使い失われたはずだったが、『オーレVSカクレンジャー』に5人が登場した際には何故か持っていた。
子供向け雑誌には、このアイテムの中に変身スーツが折り畳まれていると記述されていた。

 5人の共通装備など
・秘剣カクレマル(ひけん - )
 背中に背負っている忍者刀。元はカクレンジャーの先祖の武器で、妖怪を封印するために地面に突き刺した後、カクレンジャーの素質がある者のみが抜くことができた。
そのため忍装束の際の武器であり、変化すると同時に刀も変化する。刀身には「忍者戦隊」の文字が刻まれており、第3話以降からは鞘から引き抜く際に独特の効果音が鳴るようになった。鎧を真っ二つにする切れ味を誇り、エネルギーを集中させれば戦車も切り裂く。5人のカクレマルをクロスさせて強力な閃光を放つ「カクレマル雷光波」という技がある。
『オーレ VS カクレンジャー』では、その強化版「カクレマル・スーパー雷光波」を使用した。
・カクレイザー
 厚さ5mの石垣を貫通できるイオンビームを発射する光線銃。銃身部を引き抜くと、コンクリートの壁もくりぬくレーザーナイフになる。
・シノビナックル
 パンチ力を強化する特殊超合金製の手甲。厚さ2mのレンガ塀を砕く。個人武器を合体させることもできる。2つずつ持っているので、両手に1つずつ装備することもある。
・忍装束
 変身前に、索敵・諜報行動時に着用する忍者装束。
マフラー、帯の色は変身後のスーツと同じ色。ただし兜などは各人で形状が異なり、装束の色も男性陣は黒なのに対して鶴姫は白(鶴姫は白づくめでジライヤは黒づくめ)。
普段着を脱ぎ捨てると同時にこの姿になるが、半袖やタンクトップ姿などの薄着の状態からも一瞬で姿が変わるため、普段着の下に着込んでいるというわけではないようである。
・巻物
 隠流巨大獣将の術使用の際に用いられた道具。
記されている項目などは一切不明だが、カクレンジャーのボディーカラー5色分があり、サスケ用の赤色は風雲幻城内部に隠され、残り4つはアズキアライに奪われていたのを鶴姫達が取り戻した。
・忍之巻(しのびのまき)
 隠流超忍獣の術を使用する際に用いる巻物。隠流忍術の極意が記されており、5人はそれぞれの試練を乗り越えて手に入れた。
・マキビシ
 鋭い棘のついたマキビシをばら撒く。変身前にも使用する。
・鉤縄
 壁などを登るために使用する忍具。シノビナックルと併用することもある。
・抜け身の術
 敵にやられたように見せかけ、スーツだけ残して脱出する技。そこから奇襲攻撃を仕掛けることが多い。
普段着や忍装束を残す事も可能で第50話ではサスケが4人の偽者に追い詰められた際には忍装束だけを残した。
・忍法・消え身の術
 煙とともに敵の目の前から姿を消し、攻撃を回避する。

 個人武器等
 ニンジャレッド
・レッドスライサー
 十字手裏剣を模したサスケ専用の大型ブーメラン。
1秒間に300回転しながら飛んで行き、直径5cmの鉄の杭30本を斬ることが出来る。槍としても使える。また、回転させれば盾にもなる。
・猿手裏剣
 サスケ専用の手裏剣。強烈なエッジのかかった「S」字型をしている。一度に10枚投げられる。
・雷鳴剣ヒカリマル
 第31話にて三神将の1人であるツバサマルから授かった、稲妻を呼ぶ剣。カクレマルを合体させれば、二本の刀のエネルギーがスパークして、稲妻を呼び起こす。
・隠流・雷鳴斬
 カクレマルとヒカリマルを柄の部分で接続して稲妻を呼び、そのエネルギーを加えた2本の剣で敵を斬る必殺技。
・火炎将軍剣
 本来は無敵将軍の必殺武器だが、1回だけサスケが花のくノ一組との戦いで無敵将軍より貸し与えられて使用した。
・隠流・満月斬り
 カクレマルで円を描き、そこから一気に斬る必殺剣技。
満月斬りの直後に、さらに十字に敵集団を斬り裂く「隠流 満月十文字斬り」という技もある。モチーフは眠狂四郎の得意剣術である「円月殺法」。
・忍法疾風斬り
 高速移動で敵に切りかかる。
・オン・サル・ニン 火炎つむじの術
 炎を発生させて敵を焼き尽くす忍法。
・分け身の術
 最大8人に分身して攻撃するニンジャレッドの得意技。
敵の周囲を回って撹乱してから一斉にジャンプし、本体だけが敵に隠流満月斬りを浴びせる「分身一体剣」という技がある。
・化け身の術
 虫、妖怪、小型戦闘機などに化ける。変身前でも使える。
消火器に化けて炎を消す「忍法消火器」という応用技もある(息で火を消すため、負担がかかる)。
・代わり身の術
 敵の攻撃をかわしながら、人形を身代わりにして敵を惑わせる。
・筋斗雲
 忍法で雲を練成し、その雲に乗って空を飛ぶ。
・忍法空蝉の術
 声だけで敵を惑わせる。四方八方から声を反響させるため、自分の居場所を悟られないようにする。
・カクレマル忍び返し
 カクレマルによる技。敵の攻撃をカクレマルによって弾き返す。
・体内発電
 体内で電気を発生させ、鼻の穴にコンセントを差し込んで電気を起こす。
・猿飛家秘伝・縄抜けの術
 関節を外して、縛られた縄を解く忍術。
・忍法スケスケ望遠鏡
 サスケの忍具。厚い壁も見通すことが出来る望遠鏡。
 ニンジャホワイト
・ホワイトビーク
 二又になった爪の鶴姫専用の武器。
これを回転させて分厚いコンクリートの壁に穴を開けたり、敵を突き飛ばすつぼきり型の武器。投げる事も、敵の刃物を受け止めることも可能。
・鶴手裏剣
 鶴姫専用の手裏剣。鋭い「く」の字型をしている。物を貫くのに向いている。
・隠流・くの字斬り
 カクレマルで「く」の字を描くように斬る必殺剣技。
・オン・ツル・ニン 白鶴の舞
 空中を自由に飛び回りながら敵を攻撃する。
・忍法花吹雪
 無数の花びらをまき散らす。花びらに触れると爆発する。
・折り鶴の舞
 7つの折り鶴を操って爆発攻撃する。
・折り鶴変化
 自分自身が巨大な折り鶴に変身して飛行する。そのまま敵に突進したり、花びら状に変形して敵を攻撃することもある。
・折鶴忍法・飛行凧
 巨大な凧で空に舞い上がり、空中から忍び寄る鶴姫の忍法。
ガキツキに体内に侵入されて巨大化したセイカイに使用、巨大コショウをばら撒いてくしゃみでガキツキを追い出そうとしたが失敗。
・忍法巨大ローストチキン
 食べ物を巨大化させる忍法。
巨大セイカイを巨大な鎖で拘束してから使用、ガキツキをおびき出そうとするも、セイカイが鎖をちぎってチキンを食べてしまって失敗。
・忍法鶴姫バーガー
 「化け身の術」の一種。大きなハンバーガーに変身する。巨大セイカイの体内からガキツキをおびき出すのに成功。
・忍法おあずけ
 目の前の食べ物を消してしまう忍法。修行をサボっているセイカイに使用。
・忍法紙鉄砲
 折り紙を使った忍法で、大きな紙鉄砲を作り、大きな音を出して相手を驚かせる。こちらも修行をサボっているセイカイに使用。
 ニンジャブルー
・ブルーショット
 タンクに100リットルの水が加圧されて入っており、槍の先より勢いよく水を噴射するサイゾウ専用の水流銃。敵を30mも跳ね飛ばす威力を持つ。
・狼手裏剣
 サイゾウ専用の手裏剣。四方の先端が尖った正方形に似た形をしている。切り裂くのに向き、一度に5 - 6枚投げる。
・忍爆弾
 サイゾウの忍具。一度に3発ほど投げる、小さな青い爆弾。
・隠流正方の陣
 カクレマルで正方形を描くように斬る必殺剣技。
・オン・オオカミ・ニン 水竜巻の術
 水竜巻を呼び起こして敵を攻撃する。
・忍法水走り
 水の上を走り抜けるニンジャブルーの得意技。別名「水渡りの術」。
・水柱の術
 凄まじい勢いで地面から水を噴き上げさせ、水の壁を作る。敵の攻撃を防ぐ。
・水落しの術
 追ってきた敵を水の上に走らせ、一番深い所で落とす。
・水鉄砲
 指先から水を噴き出し、相手を驚かせる。
・狼突進
 狼のように突進し、壁もぶち破る。
・乱れ蹴り
 一度のジャンプで、素早く何人もの敵を蹴り倒す。
・隠流・顔写しの術
 他人に化ける。
・化け身の術
 大型トラックなどに化ける。電気ドリルに化ける「忍法・電気ドリル」という応用技もあり、劇場版で使用。
・隠流・ビッグウェイブ
 巨大な津波を発生させて敵を攻撃する。
 ニンジャイエロー
・イエロークロー
 頑丈な特殊スチール製のワイヤーが付いたセイカイ専用の鉤爪。
敵めがけて発射して、鋭い爪で捕らえる。また、爪をビルの壁などに引っ掛けて登ることや、振り回して鎖鎌のように攻撃することができる。
・熊手裏剣
 セイカイ専用の手裏剣。三角形で、「M」のマークがついている。岩でも深く突き刺さり、真っ二つに割ってしまう。
・隠流・三段斬り
 カクレマルで正三角形を描くように斬る必殺剣技。
・オン・クマ・ニン 木の葉隠れ之術
 木の葉を自由自在に操って、身を隠したり、敵を吹き飛ばしたりする。突進してくる妖怪の勢いを止めることも可能。
・巨大あやかしの術
 巨大な自分の幻を作り出して敵を攻撃する。劇場版では「あやかしの術」と呼称し、巨大な幻で敵を惑わせてから、敵の後ろから本物が現れて敵を攻撃した。
・セイカイパワー
 妖怪に飛びかかられても、持ち前の怪力で軽々と振り回す。
・隠流・ホームラン
 忍法でバットを出し、妖怪が化けたボールを遠くへ飛ばす。
・木霊の術
 自分の声を森の木に反射させ、超音波を作り出して敵を苦しめる。
・ターザン走法
 ロープやジャンプで、道の無い場所も突き進む。
・忍法・ボロ破り
 シロウネリのボロ布に巻きつかれた時に使用した忍法。指で印を結び、その後ただ怪力で破るだけ。
・忍法ノコギリ
 「化け身の術」の一種。ノコギリに化ける。
・隠流・つむじ風
 強力な突風を起こす。
 ニンジャブラック
・ブラックボウ
 鋼鉄の扉を貫き、その向こうにいる敵をも打ち倒す強力なジライヤ専用のボーガン。
・ガマ手裏剣
 ジライヤ専用の手裏剣。「G」に似た星型をしている。物体を砕くのに向いている。
・隠流・流れ星
 カクレマルで星型を描くように斬る必殺剣技。
・オン・ガマ・ニン 岩地獄の術
 大きな岩を次々と敵めがけて飛ばす。
・大地隠れの術
 地中を掘り進み、敵の隙を突いて飛び出す忍法。
・大地捕えの術
 敵の足元の土を固め、動きを封じる。
・スリーキック
 3回連続して決めるニンジャブラックのキック技。
1度目で1回、2度目で2回、3度目で3回、キックを打ち込む。
・ガマジャンプ
 敵を引き寄せて集まったところで一気にジャンプし、4 - 5体のドロドロを吹き飛ばすジャンプ攻撃。
・隠流シュート
 ボールに化けた妖怪を捕まえ、バットを構えるイエローに投げる。
・忍法ロッククラッシャー
 「化け身の術」の一種。削岩機に変化する。劇場版で使用。
・枯葉小判の術
 枯葉を小判に変化させてばら撒く。お金が好きなビンボーガミは偽小判に目が眩んで、力をなくした。
・隠流・雷光落とし
 落雷で攻撃する。

 合体技など
・カクレタワー
 5人がやぐらを組み、ここから次々に敵に個人技を決める。
・カクレシャワー
 クモの糸を投げつけて敵を捕らえ、スパークさせる。
・忍法乱れ飛び
 5人で次々に敵の上を飛び越えながら攻撃する。
・忍法檻抜け
 檻から脱出する。
・遠心力脱出
 檻の中の鶴姫と子供達を助けるために使用した技。4人で檻の周りを高速疾走し、檻を持ち上げた。
・カクレンジャーボール
 『ゴレンジャー』のゴレンジャーハリケーンなどに相当するラグビーボール型爆弾。
「カクレンジャーボール! レディ、ゴー!!」の合図で散開、パスしながらパワーをため、「カクレシュート!」の発声とともに敵に向かってキックする。
パスする順番は統一されておらず変身前でも使用可能で、その状態でも灯篭を粉砕する威力がある。終盤ではニンジャマンを加えて6人で行なうこともあった。


 メカニック
・シャークブリッダー
 レッド専用のバイク。最高速度320km/h。分厚い壁とコンクリートで出来た城壁も体当たりでぶち抜く。
・シャークスライダー
 ブルー・ホワイト専用の重攻撃型サイドカー。最高速度260km/h。サイドカー部に装備された2門のキャノン砲で敵を蹴散らす。
・シャークランチャー
 イエロー・ブラック専用のサイドカー。最高速度300km/h。フロント部分のノコギリ型の角と、2門の速射破壊銃が武器。3機とも、忍法で召喚する。
・シャークドライバー
 シャークランチャーとシャークスライダーを合体させ、それをカタパルトにしてシャークブリッダーをマッハ2の速度で射出する必殺技。
テレビでは3度使われたが、決まったのはヌリカベの一度だけだった。放送前の宣伝記事では、これが「必殺バズーカ」、メインの必殺技として大々的に取り上げられた。
・ネコマル
 カクレンジャーの基地に相当する猫バス。
妖怪車両なので自分の意思を持ち、猫の鳴き声を上げるし、排気ガスは出さない。前面の口で噛みついたり、飛行能力やテレポート能力、透明化能力も持つ。リモコン操作により、屋根から大砲を出す。普段はクレープショップとして機能している。

 三神将
 無敵将軍、ツバサマル、そして隠大将軍からなる(心・技・体)を司る巨大神。彼らは機械のロボットではなく生命体にあたる。
元々は人間の賢者として、2000年前の妖怪と戦っていた。物語後半の司令官のポジションであり、またニンジャマンの師匠でもある。
 五獣将(ごじゅうしょう)
 巻物と一体化して行う「隠流巨大獣将の術」で召喚される5体の生命体で、無敵将軍の分身体。カクレンジャーと融合することで操縦するが、自分の意志でも活動可能。五獣将がやぐらを組んで回転する「真空ハリケーン」や印を結んで精神を集中し爆発を起こす「隠流奥義ビッグバン」という必殺技がある。巨大獣将の術は獣将ファイターと合身した状態での使用も可能。第2部「青春激闘編」では全く登場しなかった。
・レッドサルダー
 全高:35m
 重量:1500t 
 ニンジャレッドの獣将。
投げつけて敵を真っ二つにする大型手裏剣「サルダースライサー」が武器で、妖怪に対しての決め技としても使用されている。無敵将軍のボディになる。
・ホワイトカーク
 全高:30m
 重量:1000t
 ニンジャホワイトの獣将。
2又の爪を持った「カークビーク」が武器。無敵将軍の左腕になる。
・ブルーロウガン
 全高:31m
 重量:1200t
 ニンジャブルーの獣将。
ビル群を貫通するほどの水を噴射する水流槍「ロウガンシャフト」が武器。無敵将軍の右腕になる。
・イエロークマード
 全高:32m
 重量:1800t
 ニンジャイエローの獣将。
鎖付きの鉤爪「クマードクロー」が武器。火の輪を放つ「隠流忍法火炎輪」という技も使える。無敵将軍の右足になる。
・ブラックガンマー
 全高:32m
 重量:1800t
 ニンジャブラックの獣将。
鋼鉄の壁を射抜く巨大な弓矢「ガンマーボウ」が武器。砂嵐を起こす「隠流忍法砂嵐」という技も使える。無敵将軍の左足になる。

・無敵将軍
 全高:58m
 重量:7300t
 要塞城郭・風雲幻城(ふううんまぼろしじょう)から変形する三神将の1人で、当作の1号ロボに相当する。「三神将」はメカではなく、2000年前に妖怪と戦った賢人達の魂から生まれた存在で、自分の意志を持っている。無敵将軍は隠流忍術極意・心技体の「体」を司り、三神将で最も強力なパワーをもち、それ故パワー系戦法を得意とする。五獣将が「忍者合体 無敵将軍」の掛け声で合体。「無敵将軍 参上」の発声で戦闘開始。シリーズ初の「各構成メカも人型ロボの合体ロボ」である。
 シリーズ前半は主に五獣将に融合したカクレンジャーの意志によって動いていたが、最初期には終始無言ながらも自らの意志で行動することもあった。後半では無敵将軍自身の意志によって行動することが殆どとなり、隠大将軍に主力の座を譲った。その後は基本的に一大決戦か、隠大将軍の危機に登場。さらに言葉を発するようにもなり、自ら名乗りを上げながら登場するようになった。「青春激闘編」では一度も忍者合体して登場することが無かった。デザインは日本の城郭をモチーフにしており、胸の「忍」の文字がシンボルマーク。必殺技は、シャチホコ型の柄から伸びる炎の刃で敵を切り裂く「火炎将軍剣」。火炎将軍剣は「○○斬り」という名称に変更したり、途中で強化されることもなく、終盤までそのまま必殺技として機能している。他にも、胸の「忍」の文字から花吹雪を射出する「将軍花吹雪」、火炎将軍剣から炎の波動を放つ「火炎将軍波」、目から放つ光線、妖術反射能力といった技もある。登場パターンは複数あり、五獣将合体や風雲幻城変形の他に城内の三神将像から発した「体」の文字が具現化した場合もある。
 ・スーパー無敵将軍
 無敵将軍と聖忍獣ツバサマルが「超忍者合体」すると重火力攻撃形態の姿となる。
この形態では火炎将軍剣は使用出来ないが、合体したツバサマルのキャノン砲から放つ「無敵キャノン一斉射撃」を必殺技として用いる。この姿で接近戦を行ったことは一度も無い。ちなみに後述のスーパー隠大将軍ともども、合体要請は自分で出来る様子。
 
 獣将ファイター
 ドロンチェンジャーに填め込まれているメダルを「隠流獣将ファイターの術」で変化させた五獣将の分身。
獣将よりも身軽なスタイルをしており、敏捷性に優れている。基本的に自分の意志で活動可能だが、カクレンジャーと融合することでパワーアップする。合体はしない。2体の獣将ファイターの肩の上から、別の2体が組んだ腕を踏み台にし、残りの1体(通常はバトルサルダー)がジャンプして敵に突進する「ファイタークラッシュ」や、巨大カクレンジャーボールを使用した「スーパーカクレシュート」と呼ばれる合同必殺技を有する。劇中登場したのは第1部のたったの9話のみ。
・バトルサルダー
 全高:31m
 重量:880t
 ニンジャレッドの獣将ファイター。身軽ですばやく、指先で敵の頭を引っかく「サルダークロー」が使える。
・バトルカーク
 全高:25m
 重量:650t
 ニンジャホワイトの獣将ファイター。光となっての高速飛行が可能。クロスチョップ技の「カークカット」が使える。
・バトルロウガン
 全高:27m
 重量:780t
 ニンジャブルーの獣将ファイター。東京−大阪間を約3分で走る。急降下蹴りの「ロウガンキック」が使える。
・バトルクマード
 全高:28m
 重量:1000t
 ニンジャイエローの獣将ファイター。力に優れ、空中から頭突きを決める「クマードヘッド」が使える。
・バトルガンマー
 全高:28m
 重量:880t
 ニンジャブラックの獣将ファイター。280mのジャンプ力を誇る。空中回転しながら連続して体当たりを決める「ガンマースリーアタック」が使える。

 超忍獣(ちょうにんじゅう)
「隠流超忍獣の術」によって召喚される5体の生命体で、隠大将軍の分身体。
5人が中に乗り込んで操縦するが、超忍獣自身も自分の意思を持っている。獣将よりも動物のモチーフが強く、戦力も高い。
・ゴッドサルダー
 全高:31.5m
 重量:1300t
 ニンジャレッドが操る猿型の超忍獣。2本の剣「サルダーダブルソード」を取っ手部分で合体させ、空中から2連続斬りを決める「ゴッドサルダー二刀斬り」が必殺技。
ゴッドサルダー、レッドサルダー、バトルサルダーの三体に分身する「サルダー分け身の術」も使える(第39話)。隠大将軍の右腕になる。
『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』ではサスケのメカとして登場し、必殺の二刀斬りでガオレンジャーを援護した。
・ゴッドカーク
 全長:15.6m
 重量:600t
 ニンジャホワイトが操る鶴型の超忍獣。マッハ2で飛行し、目から「フライングビーム」を放つ。隠大将軍の顔になる。
・ゴッドロウガン
 全長:39m
 重量:1300t
 ニンジャブルーが操る狼型の超忍獣。両目から破壊ビームを連続発射する。体を回転させながら、カッターのような尻尾で敵を切る「ロウガンアタック」も使える。隠大将軍の左腕になる。
・ゴッドクマード
 全長:30m
 重量:2000t
 ニンジャイエローが操る熊型の超忍獣。両目から破壊ビームを連続発射する。前足を大地に叩きつけて地震と地割れを起こす。隠大将軍のボディになる。
・ゴッドガンマー
 全長:31m
 重量:2000t
 ニンジャブラックが操る蝦蟇蛙型の超忍獣。舌のようにレールを伸ばし、無数の分身を出して攻撃する「ガンマーダイナマイト」や、炎を吐く「ガンマーファイヤー」という技を持つ。隠大将軍の下半身になる。
・隠大将軍
 全高:58.5m
 重量:7200t
 第31話より登場した、超忍獣が合体した三神将の1人。本作品の2号ロボに相当し、レッドのパーツが顔を構成しない戦隊シリーズ初の合体ロボ、後半の主力ロボでもある。「五神合体」の掛け声で合体し、合体した後は「隠大将軍 推参(すいさん)」の発声で戦闘開始。ゴッドサルダーがいないまま右腕無しで登場したこともある(第33話)。基本はカクレンジャーの操縦に任せているが、自分の意思で行動する事もある。無敵将軍よりパワーは劣る(それでもガシャドクロと互角に戦える)が、スピードと技では無敵将軍を上回る。
隠流忍術極意・心技体の「技」を司り、格闘戦を得意とする。ゴッドロウガンを分離させて敵にぶつける「ロウガンアタック」という戦法もある。必殺技は左手の「ゴッドバーストチョップ」と右手の「ゴッドハンマーパンチ」を連続して放つ「鉄拳ゴッドフィニッシュ」。なお、一度だけカクレンジャーの搭乗なしに自律行動で妖怪を倒した事がある(第50話)。
 ・スーパー隠大将軍
  隠大将軍と聖忍獣ツバサマルが「翼合体」すると空を飛べる姿となる。目から破壊光線を放つ他、空中で繰り出す連続回し蹴りの「フライングキック」が使える。必殺技は、飛行しながら(というか急降下しながら)強化された鉄拳ゴッドフィニッシュを放つ「鉄拳フライングフィニッシュ」。この技には、右拳のゴッドサルダーだけで3回殴る「鉄拳フライングフィニッシュ・サルダースペシャル」というバリエーションもある。無敵将軍同様数種類の登場パターンがあり、ゴッドサルダー以外の超忍獣がいきなり現れる場合や、城内の三神将像から発した「技」の文字が具現化した場合もある。なお、ツバサマルへの合体要請は自分で出来、その際は技の宣言も行う。

・聖忍獣ツバサマル
 全長:43m
 全翼長:85.6m
 第23話より登場した、ハヤブサに似た白い巨鳥。三神将の一人で、隠流忍術極意・心技体の「心」を司どる。両翼に備わった8連装のキャノン砲からエネルギ−弾を発射する他、他の2体と合体してパワーアップさせることもできる。

・ニンジャマン
 先に記したように本作品の6人目の戦士だが、伸縮自在の彼は3号ロボにも該当する存在である。手の平から炎を放つ「火遁の術」、冷たくない雪だるまに化ける「忍法雪だるま変化」、筋斗雲に乗って飛行する術が使える。
 また、「青二才」と言われるのが大嫌いで、そう言われて怒りが爆発することで、寅さんの名ゼリフである「それを言っちゃ〜おしめぇよ」などの台詞とともに「怒り爆発!」で顔や手足を変形させ真の姿であるサムライマンに変身する(何故か「青二才」と言われてないにも関わらず変身したことがある)。なお、それ以外では妖怪の策にはめられた際、騙されたことに怒って変身しようとしたが、ニンジャホワイトから「騙されるあなたが悪いんでしょ!」と怒られてしまい、不発に終わったことがある(第45話)。武器はニンジャソードの柄に鞘を合体させた「サムライジャベリン」。必殺技は手のひらに気を溜めて放つ「サムライ激怒ボンバー」と「サムライ激怒斬り」で、どちらも三神将がとどめを刺す前の繋ぎ技として使用されることが多い。


 参考。

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