説明できないほどに理由はある。

 そもそも「マジレンジャー」とは?
 『魔法戦隊マジレンジャー』(まほうせんたいマジレンジャー)は、
2005年(平成17年)2月13日から2006年(平成18年)2月12日までテレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00(JST)に全49話が放送された、
東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。
「スーパー戦隊シリーズ」第29作にあたる。


 あらすじ
 とある街の古風な一軒家に住む小津家。この家の主である深雪は、自営農園を営む長男・蒔人ら5人の子供に恵まれ、ごく普通の暮らしを営んでいたが、ある日曜日の朝、一家の前に光の魔法陣が出現し、そこから醜悪な化け物が飛び出した。
子供たちが動揺する中、深雪は奇妙な形の携帯電話を用いて天使を思わせる白い戦衣姿に変身し、化け物を倒す。
 家に帰り、驚く子供たちに深雪は告げる。先ほど倒した化け物は、かつて地上侵略をたくらみ、「天空聖者」たちによって封印された地底冥府インフェルシアの冥獣であること。自分は復活したインフェルシアと戦うため、天空聖者から魔法を授かった魔法使い・マジマザーであること。そして、深雪は長男の蒔人、長女の芳香、次女の麗、次男の翼の四人に魔法戦隊マジレンジャーとなって戦うように告げた。
だが、ただひとり、三男で末っ子の魁だけには、魔法ケータイ・マージフォンが与えられなかった…が、後に彼は自身の勇気でマージフォンを作り出し、正式にマジレンジャーの一員となった。
 そんな中、突如現れたウルケンタウロスが子供たちに襲い掛かる。巨大化したマジマザーはこの戦いで深いダメージを受け、帰らぬ人となってしまう。こうして5人のマジレンジャーとしての戦いが始まるのであった。

 概要
 本作の特徴
 本作は戦隊シリーズでは『地球戦隊ファイブマン』、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に続いて3作目となる「5人兄弟戦隊」であり、その中でレッドは末っ子として位置づけられており歴代の戦隊で一番若い。女性メンバーは二人で、シリーズ初のブルーとピンクという組み合わせ(女性ブルーは本作が4度目)。家族戦隊の設定について、テレビ朝日側のプロデューサー・シュレック・ヘドウィックは「家庭崩壊などが憂えられていた世相から『家族愛』『兄弟愛』を強く主張する作品にしようという意図があり、それゆえ5人兄妹の設定を与えた」と語っている。こうした『家族愛』『兄弟愛』といった要素は全篇を通して強調されており、その集大成として、劇中では小津麗とヒカルが結婚して最終的に8人の家族戦隊となり、最終回では8人が一堂に集い、全員で名乗りを決めている。
 また、副題『Divine! Adventurous! Courageous! It`s just Magic.』(神秘!冒険!勇気!それは魔法)に示されるように、本作品でモチーフとして採用されたのは「魔法使い」であるが、このモチーフの選択については、『ハリー・ポッター』シリーズのヒットや同時期にTVアニメ化された『魔法先生ネギま!』のアニメ化されるまでのCDの盛り上がりとセールス等により、元来、魔法ファンタジー物は女児向けで、男児向けの戦隊では受け入れられないだろうという風潮にも変化が起きてると確信したからとされる。なお企画当初はスポンサー側からの要求で高校生戦隊を予定していたという。
また一方では前作で見せた幾多の成功要素もいくつか踏襲されており、それらはマジカルシスターズなどで開花している。
 戦隊シリーズ定番の巨大ロボに当たる存在・マジマジンは、5人が自らが変身・合体した巨大戦士となっている。マジマジンは変身後のマジレンジャーを演じるスーツアクター達が、それぞれ対応するマジマジンを演じている。5人が変身するマジマジンの内、最大のマジタウロスは最小のマジフェアリーの倍以上の身長設定サイズが極端に異なり、着ぐるみだけでは再現困難な同時登場はコンピュータグラフィックスにより実現している。また後半の主役ロボ、マジレジェンドはレッドとその他の4人がそれぞれ巨大化した二つのパーツの合体である。主役ロボの構成メカが1人1人に対応しないのは『電磁戦隊メガレンジャー』の1号ロボ・ギャラクシーメガ以来8年ぶり。また、敵勢力にも準レギュラー登場の合体ロボが配備されており(ウルカイザー[2])、敵勢力のロボとしてはシリーズで初めて商品化もされた。
なお、いわゆる1号ロボであるマジキング、2号ロボであるマジレジェンド双方とも、マジレンジャーたち5人自身が変身した姿であるため、両機の共闘はなかった。また、ウルカイザーとの共闘も一度のみであり、最終決戦でもロボを使用せずに敵を打ち破るなど、終盤はロボットの活躍が少ないのが特徴であった。
 また、追加戦士でも過去の戦隊とは異なり、主要人物とは他人である人物、主要人物の兄弟である人物や主要人物と同じ能力や勢力である人物(マジシャインはこれに部類される)であったが、今作では主要人物の両親という事で主要人物より強い戦士であることに拍車をかけている。
母であるマジマザーは従来の追加メンバーとは違い司令官ポジションであり、主要メンバーや1話限りのゲスト戦士以外での女性戦士は彼女が初である。なお、正式な女性追加メンバーとしては後の『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンシルバーが初である。
 『星獣戦隊ギンガマン』で黒騎士一人のみがマントをつけていた事はあったが、戦士全員が着用しているのは『ジャッカー電撃隊』以来28年ぶりとなった。
 公式ではないが雑誌記事等においてはストーリーが3部構成とされた。具体的には、凱力大将ブランケンや襲い来る冥獣と戦う18話までが第1部、マジシャインが登場し、魔導神官メーミィとその繰り出す冥獣人と戦いつつ伝説の力やウルザードの謎に迫る34話までが第2部、冥府十神(インフェルシアの神々)が登場し、絶対神ン・マの封印を巡り家族全員で戦いを繰り広げる最終話までが第3部。また変身後の衣装にマントを着けた姿を採用したり、『アラジンと魔法のランプ』や『カエル王子』など魔法をテーマにした童話の模倣も見られる。
 今回、OPフィルムはニュージーランドでの撮影であり、坂本浩一ほか「パワーレンジャー」のチームによるものである。
 最終回はラストシーンからCMを挟まずそのままエンドロールが流れたり、OP主題歌をEDや挿入歌に使ったりという近年では一般的な演出が用いられず、最終回のEDも通常放送のEDと同様のものが使われた。これは『光戦隊マスクマン』以来18年ぶり。
 なお、本作では各話を示す単語にStage(ステージ)が採用されている。
 また、ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)の発売が本作を最後に打ち切られ、これ以後の戦隊シリーズはセル・レンタルともにDVDに移行している。
スーパー戦隊シリーズ最後の非ハイビジョン放送作品でもある。
2011年現在、戦隊イエローを男性俳優、戦隊ブルーを女性俳優が演じた最後の作品でもある。

 キャスティング
 小津5兄妹に起用された5人の俳優のうち、放送開始当時20歳を超えていたのは長女(第2子)・芳香役の別府あゆみだけだった。東映の公式サイトのプロデューサー・塚田英明のコラムによれば、別府は他メンバーと顔合わせをした際、これまでの仕事ではいつも最年少の部類だった自分が、今回は最年長だと知ってショックを見せていたという。三男・魁役の橋本淳は、当時高校生でオーディションに合格した史上最年少レッドであり、プロデューサーは「この記録はもう破られない」と語ったが、今作の4年後に放送された『侍戦隊シンケンジャー』にて夏居瑠奈(当時14歳)がシンケンレッドを演じこの記録は破られたが、夏居は終盤のみの出演でありレギュラーとしての記録は2010年現在でも橋本が保持者である。
 5兄妹の母・小津深雪役には、渡辺梓が起用されている。塚田英明プロデューサーは、もともと深雪のキャラクター自体、彼が過去に一緒に仕事をしたことのある渡辺をイメージして造形したものだったが、実際に本人にオファーを出すに当たっては当時36歳の渡辺が「24歳の長男を筆頭に、五人の子どもを持つ母親役」であることから躊躇したものの、相談した渡辺勝也監督の後押しと、当の渡辺が「戦隊」に興味を示していたことで、出演が実現したと明かしている。また渡辺は、長男に付き添って視聴していた『爆竜戦隊アバレンジャー』のアバレキラーが好きだったとのこと(アバレキラーはマジマザーと同じく「白」である)。
 また5兄妹に敵対しながらも謎の多い魔導騎士ウルザードと、その正体である天空聖者ブレイジェルこと父・小津勇役には、俳優兼声優として活動する磯部勉が起用されている。声優については、最初は冥獣という言語能力を持たない敵の設定だったため、悪側のゲスト声優は起用しなかった。しかし、第二部から冥獣人という言語能力を持つ敵が登場してからは声優が起用され、その後登場した冥府十神には矢尾一樹、大塚明夫、田中敦子、佐々木望、置鮎龍太郎などの実力派声優陣が起用された。
 ナレーションは、長年バンダイのスーパー戦隊シリーズの玩具CMのナレーターや、戦隊シリーズの敵キャラクターを演じてきた玄田哲章が起用され、前後編の際の解説や、変身シーンなどの呪文ボイスも、バンダイの各種なりきり玩具の音声を含めて担当した。サブタイトルコールおよび次回予告のナレーションのみ、マンドラ坊や役の比嘉久美子が担当している。
 劇場版及びテレビ版最終2話に登場するマジエル役は当初、岡田眞澄が演じる予定だったが、劇場版のクランクイン直前に病気(食道癌)が発見されて出演を辞退し、代役として曽我町子に変更された。過去の戦隊シリーズでは悪役として出演してきた彼女だったが、13年ぶりの復帰となった本作で曽我にとって最初で最後の味方役を演じた。しかし、曽我も劇場版クランクインの時点で既に膵臓癌を患っており、本作終了から3ヶ月後の2006年5月に死去。本作最終話が最後のテレビ出演となった。なお、曽我が死去した3週間後の5月29日に、岡田も死去した。

 評価
 視聴率は前作『特捜戦隊デカレンジャー』を更に上回り、2000年以降の戦隊では『百獣戦隊ガオレンジャー』に次ぐ好成績を残した。玩具は変身アイテム「マージフォン」が前作の変身アイテム「SPライセンス」比210%という、好セールスを打ち出し、当初は前年の『デカレンジャー』を上回る勢いだったが、「DX伝説合神マジレジェンド」等の年末商戦での販売不振により結果的に『デカレンジャー』のキャラクター収入・116億円に対し、108億円と売り上げが下回った。


 主な登場人物
 小津家/マジレンジャー
 小津家の5人兄弟の名前の頭文字を年齢順に並べると「(『小津=オズ』の)ま(蒔人)・ほ(芳香)・う(麗)・つ(翼)・かい(魁)」となる。
戦隊シリーズの定番となっている「戦士の名乗りのシーン」は、今までレッドが最初に名乗りを上げていたが、本作ではレッドではなく兄弟の最年長から名乗りを上げている。5人での名乗りのシーンでは長男(グリーン)、長女(ピンク)、次女(ブルー)、次男(イエロー)の順番になっており、最後に三男で末っ子(レッド)が名乗りを上げる設定となった[1]。
天空聖者ブレイジェル(地上名・小津勇)が地上人の深雪と結婚し、誕生した一家。子供たちは人間と天空聖者のハーフ。
物語開始前に父親の勇が、開始直後に母親の深雪が行方不明になるなどの紆余曲折があったが後に全員再会。勇の弟子・ヒカル(天空聖者サンジェル)が事実上の婿入りをしたことにより、最終回での「魔法家族8人」という図式が成立した。
 作中、敵味方双方からマジレンジャーと呼称される事は少なく様々な呼ばれ方をされている。

 小津 魁(おづ かい) / マジレッド
 キャッチフレーズ「燃える炎のエレメント」
 本作の主人公。小津家三男、末っ子である「赤の魔法使い」。17歳。桐東高校の2年生で、所属しているサッカー部(ポジションはフォワード)のマネージャーである山崎由佳に想いを寄せている(初デートで芳香の横槍を受けて大失敗している)。勉強はあまり得意ではない。末っ子のせいかまだまだ子供っぽいが、それ故ストレートな性格の持ち主で、正義感に熱い。思いついたら即行動のタイプだが、早合点になることもしばしば。また父の記憶がほとんど無いことに寂しさを感じることもある。
「無茶しすぎる」という理由から母・深雪に唯一マージフォンを与えられなかったが、後に自身の勇気からマージフォンを出現させ、正式にマジレンジャーの一員となる。父であるブレイジェル・小津勇と同じ炎の系統のエレメントを持っているためか、5人中で最も高い潜在能力を持っている。ン・マとの決戦後は、インフェルシアと人間界をつなぐ「インフェルシア親善大使」になり、髪型もやや荒めに変化した。なお、由佳とのその後の関係は語られていない。
得意な魔法は物質変換をする練成術。5聖者守護隊の炎を司る天空聖者フレイジェルの力によってマジレッドに変身、さらに魔法大変身で炎の剣を持つマジマジン・マジフェニックスに2段変身する。

 小津 翼(おづ つばさ) / マジイエロー
 キャッチフレーズ「走る雷(いかずち)のエレメント」
 小津家次男の第4子である「黄色の魔法使い」。19歳。常に冷静沈着で勘が鋭い。5兄妹の中ではもっとも現実的に物事を見るタイプで、他の兄弟やヒカルも動揺する事態にすら冷静に対処することも。ただし、いささかぶっきらぼうな態度と、皮肉をよく口にすることがあることから誤解を招くことも多く、そのせいか人付き合いは苦手。「俺(蒔人)が居ないときは次男のお前(翼)が長男だ」と幼い頃からたびたび兄・蒔人に教え込まれ反発していたが、姉たちを守れずパニックに陥ってしまったことも。なお、蒔人を「兄貴」、芳香と麗を「〜姉(ねえ)」、魁を呼び捨てでそれぞれ呼んでいる。
現在の職業は劇中では語られていないが、高校時代はボクシング部に所属しており[2]、全国大会に出場した経験もあることからプロボクサーを目指しているとのこと。しかしマジレンジャーとしての活動のため、一時的にジムを辞めていた。ン・マとの戦いを終えてからは、髪型を変えた彼がトレーニングに励んでいる描写がある。マジスティックボーガンを武器とするため、スナイパーとしての自負を感じさせる台詞もある。
魔法薬の調合を得意とする。5聖者守護隊の雷を司る天空聖者ボルジェルの力によってマジイエローに変身、さらに魔法大変身で空を駆けるマジマジン・マジガルーダに2段変身する。
『轟轟戦隊ボウケンジャー VS スーパー戦隊』にも登場。「スーパー戦隊住所録」にはファイルナンバーは“MAGI05002”で掲載されている。住所が「東京都土呂市観座州5-2-13」とあるが、これは名字「小津」の元ネタ「オズの魔法使い」から主人公の「ドロシー」と出身地の「カンザス」をもじったもの。また、同作ではプロボクサー(共英ボクシングジム所属。本作時点ではスーパーバンタム級の日本王者で、WBC同級ランキング10位)になり試合にも出場する。

 小津 麗(おづ うらら) / マジブルー
 キャッチフレーズ「揺蕩(たゆた)う水のエレメント」
 小津家次女の第3子である「青の魔法使い」。20歳。大らかで、真面目な性格。幼少の頃から成績優秀。姉の芳香が頼りないせいか、深雪からも母親代わりを期待されていた彼女が務める。翼同様、職業は劇中で語られていないが、上記のような現状であるため「主婦」と思われる。
常に聞き役に徹する反面、真面目過ぎるために逡巡したりすることも多く(後に吹っ切れて以来、度々オーディションを受けに行っているという描写もあるが)、また自分の悩みを溜め込んでしまうタイプで、何かの拍子でそれを爆発させたら手に負えない。また、真面目さ故に猪突猛進するところもある。幼い頃の魁のイタズラが原因でカエルが苦手。落ち込むと鍋磨きをする癖がある。芳香より胸が少し大きいらしい。ヒカルとは恋愛関係を窺わせる描写が多々あったが、終盤でついに結ばれ結婚に至る。結婚後はヒカルとともにマジトピアで暮らしている。
水晶玉を使った占いを得意とするが、自分達自身のことは占えない(第六感は優れているようだが、くじ運なども悪い)。5聖者守護隊の水を司る天空聖者スプラジェルの力によってマジブルーに変身、更に魔法大変身で水中戦を得意とするマジマジン・マジマーメイドに2段変身する。

 小津 芳香(おづ ほうか) / マジピンク
 キャッチフレーズ「吹きゆく風のエレメント」
 小津家長女の第2子である「桃色の魔法使い」。22歳。自由奔放な性格で、天然ボケな小津家のムードメーカー。自らを「芳香ちゃん」と呼ぶことが多く(なお麗も姉をそう呼んでいる)、ほかの兄弟のことも名前に「ちゃん」付けで呼ぶ(兄である蒔人だけは「お兄ちゃん」と呼んでいる)。気分屋で思い込みが激しいお節介屋で、恋愛話になると「恋のキューピッド」を自称して「小さな親切、大きなお世話」レベルの余計な手出しをするほど(翼曰く「芳香姉は当てにならない」。事実、このお節介が魁と由佳のデートを大失敗に導いて、魁を激怒させた)だが、他の兄弟同様心優しく、身近な人の危機に直面した時はいつもとは違う芯の強さとがんばりを見せたりもする。その思い込みの激しさの割には先入観は余り無いため、その行動力で敵側だった冥府神ティターンの心をも動かし、彼を改心させた。モデルを職業としているが奔放な性格のせいか、仕事は多くない様子。それでもボーイフレンドは多く、魁と翼には10回はウエディングドレスを着られる(くらい候補者がいる)と称された。家事全般は全く出来なかったが、ン・マとの戦いを終えてから料理についてはそれなりに出来るようになっていた。
変身呪文を得意とし、「変わりま〜す!」の合図で呪文を詠唱することで動くことができるマントとマジピンクのマークの付いた扇風機、大砲、ノックマシン、彼女の前髪を除いた顔を浮かび上がらせられる郵便ポスト、彼女の前髪を除いた顔が付いた蜂、フロントライトにまつ毛があり、ナンバープレートにマジレンジャーのマークの付いた車、コショウ瓶やラジオ、果てはバンキュリアやティターンなど、無機物有機物問わず変身してみせるが、ピンクの色まではごまかせない(全体がピンクだったり、体の一部がピンクだったりする)。5聖者守護隊の風を司る天空聖者ウインジェルの力でマジピンクに変身、更に魔法大変身でやはり変身能力が武器のマジマジン・マジフェアリーに2段変身する。5人の必殺技の1つ「マジレンシュート」に使うボールも彼女が変身する。

 小津 蒔人(おづ まきと) / マジグリーン
 キャッチフレーズ「唸る大地のエレメント」
 小津家長男である「緑の魔法使い」。24歳。同戦隊のリーダーである。明朗快活で、大きく広い心の持ち主。常にマイペースだが、5兄妹の父親代わりらしく常に皆を気遣い、ここ一番に頼れる熱い好青年。ただし、すぐ下の妹・芳香同様にやや思いこみが激しい面があり、熱血バカ的な行動をして兄妹を振り回すこともあるのが玉にキズ。
自宅近くに自営の農園「アニキ農場」を持っている農場経営者で、小津家の家計は事実上彼一人で支えている。料理担当で腕もピカイチだが、「アニキサラダ」と称する特製サラダに始まり、材料が野菜に偏って肉類をあまり使わないという、ベジタリアンな傾向がある。小学生の頃は野球少年であった。流暢に英語を操ることができるが、これは将来ブラジルに「大アニキ農場」を作る夢を持ち、まずは海外留学なら英語だろうと勉強したもの。しかし、世界の平和と兄弟の幸せのために現在はその夢を封印している。
作中では描かれなかったが、コンプリートブックによれば、半年後の時点でブラジル留学の準備は進んでいる様子であるが1年後には家にいたので、短期のものであった様子。料理の腕には更に磨きがかかったようであり、芳香の料理の腕前も彼の特訓があったものと思われる。
植物と心を通わせたり操ったりする「植物魔術」を得意とする。5聖者守護隊の大地を司る天空聖者グランジェルの力でマジグリーンに、更に魔法大変身で怪力を武器とするマジマジン・マジタウロスに2段変身する。また「マッスルグリーン」と言う筋肉質体型に変身することが可能。一見すると大雑把な性格だが、翼によれば無駄な破壊をしない的確な攻撃を行うらしい。

 小津 深雪(おづ みゆき) / マジマザー
 キャッチフレーズ「煌く氷のエレメント」
 5兄弟の母親で、女手一つで5人を育てあげた小津家の大黒柱にして「白の魔法使い」。天空聖界マジトピア最長老であり、伝説の五色の魔法使い達の直系の弟子である氷の天空聖者・スノウジェルから力を授けられており、子供たちとは違いマジマジンにならずに巨大化することも可能。天空聖者ブレイジェルこと小津勇の妻であり、子供たちにはめったに帰ってこなかった父親の素性については「探険家で南極で遭難した」と伝えていた。結婚する以前はごく普通の人間で、夫が行方不明になったのを期に魔法使いとなる。
インフェルシア復活直後、一人で冥獣トロルを倒すなど奮戦するも、魔導騎士ウルザードとの戦いに敗北。彼の体に氷の羽根を突き立てて姿を消すが、ことある毎に5兄妹の前に幻として現れ、彼らを支える言葉を残していく。行方・生死共に不明であったが、後に5兄妹と再会を果たした勇が「母さんは生きている」との言葉を残したことで生存が明らかとなった。一瞬記憶を取り戻したウルザードが「魂たちの花園」に光と化して彼女の魂を飛ばしており、偶然見つけた冥府神トードによって捕らえられていたが、終盤にて5兄妹の母を取り戻す気持ちと行動力によって復活し、子供達の元に帰ってきた。
『マジレンジャーVSデカレンジャー』によると、ドギー・クルーガーと白鳥スワンとは、古くからの友人。また、スワンと知り合ったきっかけはドギーの行きつけのカレー屋であり、『デカレンジャーVSアバレンジャー』では、ドギーは地球に来たばかりのころ『爆竜戦隊アバレンジャー』に登場する「恐竜や」の常連客であったため、この店は恐竜やである可能性が高い。

 ヒカル / マジシャイン / 天空聖者サンジェル
 キャッチフレーズ「輝く太陽のエレメント」
 ブレイジェル(勇)の弟子であり、大聖者の御側付の天空聖者。魔法猫スモーキーが閉じ込められているマジランプや、巨大ロボットに変形するトラベリオンエクスプレスを所有。変身アイテム・グリップフォンで本来のサンジェルの姿を経て金色の戦士「天空勇者マジシャイン」となる。なお天空勇者とは、天空聖者が魔法の武器や鎧を身に付けた姿で、それにより攻撃力、防御力、魔法力を上げることができるが、スピードが少しダウンしてしまう欠点がある。サンジェルは時には鎧を脱ぎ、スピードを活かした戦いをする。
15年前のインフェルシアとの戦いの際、マジトピアを裏切った天空聖者ライジェル(魔導神官メーミィ)をミイラにして封印するが、自分もライジェルの魔法でカエルにされてしまい、以後ライジェルのミイラと、スモーキーの棲家であるマジランプと共に洞窟に逼塞していた。小津5兄妹によって発見され、青の魔法使い(=麗)のキスによってライジェルの呪縛を解かれ、5兄妹の魔法の先生として20代半ばの青年風の人間の姿に変身、小津家に居候することになる。なお「ヒカル」とは芳香がカエルの時の彼に付けた名前で、これをそのまま使っている。単に人間社会に慣れていないだけなのかもしれないが、いささか天然ボケ気味の面がある。実年齢は500歳とのこと。
登場以降は司令官的な役回りも持ちマジトピアの言い伝えなどから、兄妹の行動を制止しようとするも、自信を持った彼らになかなか受け入れてはもらえなくなってしまう場面も見られる。また自身でも完璧な先生ではないのは悩みの種であったが、小津5兄妹と触れ合う中で共に成長していった。麗とは次第に想いを寄せ合うようになり、終盤には彼女からはっきりと想いを告白され、紆余曲折を経て麗の気持ちに答えて結婚、晴れて小津家の一員となった。本編でははっきりしてないが、おそらく婿養子として結婚している為、地上世界では「小津 光(おづ ひかる)」の名前で籍を入れている。
他戦隊とのクロスオーバー作品ではイジられキャラと化しており『魔法戦隊マジレンジャー VS デカレンジャー』ではセンちゃんに見初められ女装姿を披露し、ゲスト出演した『轟轟戦隊ボウケンジャー VS スーパー戦隊』では菜月から「ひかるんるん」と呼ばれて困惑している。

 小津 勇(おづ いさむ) / ウルザード・ファイヤー / 天空聖者ブレイジェル
 キャッチフレーズ「猛る烈火のエレメント」
 小津5兄弟の父親で、天空聖界でもその名を知らない者はいないとされ、生きながらにして伝説として語り継がれる勇者。
勇猛果敢で冷静沈着、心・技・体を兼ね備えた誇り高き最高の戦士であり、剣技と魔法共に優れ巧みに操る最強の天空聖者である。天空聖界切っての実力から勇者と称されたのではなく、彼の内に秘める熱き思い志しと信念そして自ら信じる勇気と屈強な意志が、誰しもが認め尊敬と信頼から勇者と言われるようになった。先代5聖者守護隊で、息子の魁に力を貸すフレイジェルの先輩に当たる。
15年前、地上世界と妻・深雪ら家族を守るために3人の弟子を引き連れインフェルシアと戦い、鬼神の如き戦い振りでようやく冥獣帝ン・マの所までたどり着きなんとか封印する所までこぎつけたが、封印直前に負傷の隙を突かれて呪縛転生の魔法をかけられ魔導騎士ウルザードとされていた。
終盤、冥府神との戦いで冥府の奥深くに落ちた際に深雪の手によって助けられ、その後赤きウルザード「天空勇者ウルザード・ファイヤー」へと超天空変身を遂げ、窮地に陥っていた魁たちを助けた。
なお天空聖者には、それぞれエレメントの属性をもじったような名前がつけられている。ブレイジェルは三つの単語から成っており、それぞれ「BLADE(剣)」「BRAVE(勇気)」「BLAZE(焔)」である。このことから「剣=ブレイジェルの武器」「勇気=勇」「焔=エレメント」と設定されている。


 天空聖界マジトピア
 地上よりもはるか上空にある、雲の上に築かれた魔法の国。地上の魔法使いの魔力の源となる「天空聖者」が住み、全世界の魔法使いを統治する。15年前の地底世界インフェルシアとの戦いにて、当時の5聖者守護隊の活躍により勝利するものの、後述の裏切りによってン・マの完全封印にはいたれず、監視を続けていた。 マジトピアには言葉を話す魔法猫や魔法植物などがおり、天空聖者はそれぞれ「マルデ・ヨーナ世界」という個人世界を持つ。
創世記に最初の天空聖者「原始の天空聖者」が誕生して以降、魔法を借り受けた人間が一定以上の魔力を高めた際に何らかの肉体変化が現れ、天空聖者として転身し今に至る。ただし、その場合地上人として暮らしていた全ての記憶は消え去ってしまう。実年齢と外見年齢は比例しない。

 天空聖者
・リン / 天空聖者ルナジェル
 キャッチフレーズ「冴える月影のエレメント」
 大聖者の御側付。人間体の外見は10代後半の少女のように見える。登場当初は記憶喪失で、「リン」はブレスレットについていた鈴の音にちなんで魁がつけた仮の名前。15年前のインフェルシアとの戦いの際、ブレイジェルの指示に従い、自分の命を鍵にして冥府門を閉ざす魔法“鍵魔法”をかけたものの、ライジェルの裏切りにより記憶を失い、マジトピアに帰れないままとなっていた。バンキュリアに襲撃された際に、失っていた記憶が復活する。インフェルシアから「門の鍵」と呼ばれる。単独で巨大化したり、バンキュリアをあっさりと倒すほどの強さを持つが、ウルザードには苦戦していた。しかしマジレッド=魁の活躍によってマジトピアに帰還を果たす。その後も5兄妹がレジェンドパワーを取得した際など、度々人間界に姿を現している。
・天空聖者スノウジェル
 キャッチフレーズ「煌めく氷のエレメント」
 時のエレメントを持つ天空聖者クロノジェルなど、現在は隠棲したり故人となっているマジトピア創世記の「原始の天空聖者」の1人で、天空聖界の最長老。彼女も普段は自ら作り出したマルデヨーナ世界「嘆きの海」で隠遁生活を送っている。原始の呪文の使い手で、かつてマジマザー=小津深雪に力を貸していた。見た目は揺りかごに入った子供のような姿をしており、登場当初は子供のような言動をしていた。当初はかつての戦友である深雪が敵に破れたこともあり、力と戦いに虚しさを感じ彼女の子供達には力を与えることを渋っていたが、彼らの勇気が五色の魔法使いに重なり、伝説の後継者に相応しいと判断、レジェンドパワーを授けた。更に冥府神ドレイクの地上侵攻の際には、自ら人間界へ登場。ヒカルに試練を与えると同時に、自らも人間型の戦闘形態に変身し、マルデヨーナ世界の隠れ家である「沈黙の雪原」を舞台にマジレンジャーと共にドレイクと戦った。地上のドレイクとの戦闘では優れた体術で戦いを優先に進めたが老いと長い間のブランクで劣勢に立たされた。しかしフランケンシュタイナーを決めるなど、天空聖者きっての武闘派のようである。
ヒカル=サンジェルにはいずれマジトピアの長・天空大聖者を継がせようと考えている。
・天空大聖者マジエル
 天空聖界マジトピアの長で、冥府神同様に見上げる程の巨大な姿を持つ(ただし完全に同サイズというわけではない)。当初は中立を保つ考えで魔法を授ける以上の地上の戦いに干渉せず、劇場版でも助力を求めにきた小津兄弟たちへの協力を拒んでいた。深い思慮と慈悲の持ち主で風格も感じさせるが、意外にお茶目な性格の持ち主。
TV本編でも終盤にてマジトピアに攻めてきた絶対神ン・マと一戦を交えた。

 マジトピアの生物たち
 マンドラ坊や
 小津家の「魔法部屋」から発見された、伝説の妖樹マンドラゴラの鉢植え。深雪から後事を託されており、5人にマジトピアの伝承を歌って聞かせたり、魔法で生成するアイテムについてアドバイスを送ったりする。鉢ごと空中に浮かんで移動することが可能。伝説どおり、引き抜こうとするとこの世のものとは思えない叫び声を上げ命を奪うのだが、魔法使いや天空聖者なら気絶や絶叫する程度で済む。
「〜でござりますです」と喋るのが特徴で、芳香・麗からは「マンちゃん」、魁からは「マン坊」、蒔人・翼からは単に「マンドラ」と呼ばれている。逆にマンドラ坊や自身が他人を呼ぶときは「〜ちん」(「魁ちん」など。スモーキーのみ「スモーちん」)と呼ぶ。なお、マンドラゴラには性別があるとされるが「坊や」と名づけられていることや、一人称が「僕ちん」であることを考えるとオスであると思われる。劇場版では「THE SKY」のマジチケットによって巨大化して天界まで伸び、5人をマジトピアに導いた。
番組のエンディングでは、マンドラ坊やがその回に登場した新しい呪文について解説するコーナーが挿入される。時々小津5兄妹やスモーキーらに割り込まれたり、ナイとメアに出番を乗っ取られたり、果てはン・マの触手で連れ去られたこともある。また2005年10月以降はスモーキーとともにスーパーヒーロータイムとしてのエンディングにも登場し、その週の仮面ライダー響鬼の内容についてミニトークを行う。おまけに玩具やDVD、キャラデコなどのTVCMにも出て、宣伝も行っていた。

 魔法猫スモーキー
 ヒカルが所有するマジランプの中に閉じ込められている魔法猫。とある宝物庫を荒らしたことで外では3時間しか生きられない呪いをかけられたが、ヒカルによって魔法のランプの中へ避難された。そして、呪いを解くために人々の願いを叶え続けることになった。普段はランプから顔だけを出している。全身像はマッチョな体にアラビア風の衣装を着込んでいる。
小津5兄妹には偉そうな態度をとるが、主人であり、命の恩人でもあるヒカルには頭が上がらない。そのことからヒカルのことを「ダンナ」と呼んでいる。巨大化する能力を持ち、その際はマジキングよりも大きくなる。トラベリオンエクスプレス内ではランプの中同様自由に動けるらしく、石炭補給係やトラベリオンの一時的な運転を務める。わりとイタズラ好き。
小津家の兄弟に対しては兄弟間での位置(蒔人なら長男)を呼んでいたが、バンキュリアの策略で他の兄弟に疑いと仲の亀裂が生じた時、自分を最後まで信じてくれた麗のみ名前で呼ぶようになった(次女→麗に変わった)。
作中では冥府神ダゴンの攻撃から麗を庇って一度死亡するが、バンキュリアの力でヒカルや勇共々復活する。この際、呪いの問題は解決されたかどうかは明らかにされてはいない。
彼はいわゆる猫ではなく、マジトピアの火山の煙から生まれたため、両親に当たる存在のいない天涯孤独の身である。そのためかつては手がつけられない程に荒れていて、建物の破壊や盗みなど、悪いことを重ねていたこともあった。ランプの中にいる羽目になった呪いも、昔盗みに入ったマジトピアの金庫で呪いの箱を開けてしまったことが原因である。
必殺技はマジシャインと共に放つ「スモーキーシャイニングアタック」[7]
『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』にもダンナことヒカルと共に登場するが、明石暁らにプレシャス(ハザードレベル285)として確保されそうになった。

 一角聖馬ユニゴルオン
 マジトピア、地上、インフェルシアを自由に行き来出来る唯一の手段。ブレイジェルの愛馬で、彼の死後は誰にも懐かなかった。普段は一本角の生えた白馬の姿をしているが、巨大戦時には本来の巨大な姿になる。劇場版で初登場し、後に本編でも1度だけ登場した。
作中では登場しないが、玩具ではマジフェニックスだけでなく、ウルザードとも合体可能。


 地底冥府インフェルシア
 地底の奥深くに存在する闇のベールに包まれた世界で、力が支配する冥獣と冥獣人の帝国。15年前、地上支配を目論み侵攻しようとしたが、天空聖者ブレイジェルらによって阻止され、インフェルシアの帝王ン・マは封印された上、地上へ続く冥府門の扉も閉ざされた。だが現代、封印が弱まったことによって再び侵攻を開始。ン・マの復活と地上支配のために冥獣や冥獣人を送り込む。インフェルシア内部は何層もの階層に分かれており、下にいる者ほど身分が高い。働き次第では、ゾビルからでも幹部に昇格も出来る。力のある強者には地位と栄誉を与え、力なき弱者には過酷な世界と死を与える、弱肉強食の徹底的な完全実力主義社会。


 劇中に登場したアイテム
 マジトピア/地上
・マージフォン
 小津5兄妹が魔法を発動し、マジレンジャーに変身する際にも使用する黄金色の携帯電話型アイテム。
他にも冥獣出現を感知する機能を持っている。母・深雪もマジマザーへの変身はマージフォンを使用する。呪文の番号をマージフォンに入力して、決定ボタンを押すとその呪文を発動できる。また呪文は彼らが「勇気」を見せたときに、マジトピアより新しいものが転送・追加される。通常の携帯電話としても使え、いわゆる「写メ」機能も持つ。
当初、深雪がマジマザーに変身する際もほかの5人と同じノーマルのマージフォンを使っていたが、復活した際にバージョンUPしたシルバーマージフォンに変化した。
携帯電話型の変身アイテムは、戦隊史上『電磁戦隊メガレンジャー(メガシルバーのみ)』、『百獣戦隊ガオレンジャー』に続く三度目。
・マジスティック
 マジレンジャーの5人の共通装備。
武器として使用するほか、魔法力を増幅する役目も持つ。「ジー・ジジル」の呪文により、魁のマジスティックは剣型のマジスティックソード、翼のマジスティックはクロスボウ型のマジスティックボーガン、蒔人のマジスティックは斧型のマジスティックアックスにそれぞれ変形する。
・マジパンチ
 14話で得た「ジー・ジー・ジジル」の呪文で両手に装備するボクシンググラブ。
パンチ力を強化する。レッドが使用したのが初で、後にイエローとピンクも使用している事から、5人全員が使用可能と思われる。
・マジカルクロス
 ブルーとピンクが劇場版で使用した、布状の武器。
両腕で持ち、踊るような動きで布を振り回して敵を跳ね飛ばす。伸縮自在。二人でこれを投げつけて敵数体を絡め取り、「チェックメイト」のコールで爆発させる「マジカルシスターズクロスバイト」という技がある。
・魔法聖杖ダイヤルロッド
 レジェンドマジレンジャー5人の共通装備で杖とダイヤル式電話が合体した形態をしており、ヒカル曰く『原始のマージフォン』。
ダイヤルを回すことで、強力な「原始の魔法」を使用することができる。「1」で個々のエレメント属性を持った原始魔法を放つ「マジボルト」が使用可能。「2」で必殺技「レジェンドフィニッシュ」が使用可能。「3」でレッドがマジファイヤーバードに超魔法大変身する。「4」でレッド以外の4人がマジライオンに魔獣合体する。「5」でマジファイヤーバードとマジライオンが伝説合神してマジレジェンドになる。
イエローのものは、38話で得た「ゴー・マジーロ」の呪文でダイヤルロッドボーガンに変形(玩具では不可)する。最終回ではマジレッドがレジェンド化せずにマジスティックとダイヤルロッドの2本でフェイタル・ブレイドを発動している。
・グリップフォン
 ヒカルの変身アイテムで、携帯電話と切符切り鋏が合体した形状をしている。
呪文の発動は、魔法力が封じ込められた紙片「マジチケット」をチェック(改札)することによって行う。25話ではマジチケットのうち1枚が敵に奪われ、メーミィはこれを噛むことでチェックしてトラベリオンを呼んだ。
・マジランプ
 マジシャインの使う武器。スモーキーが封印されており、「ゴー・ルルド」の呪文で召喚する。銃形態マジランプバスターに変化する。
ダイヤル状の部分をこすることでその軌道を操れる弾がでる。魔法力の足りない者には使いこなせない。イフリート戦では、零距離からマジランプバスターを連射するマジランプダイレクトボンバーを使用した。スペシャルDVD『大公開!黄金グリップフォンの超魔法〜ゴル・ゴール・ゴー・ゴー〜』では、魁シャインがマジシャインから奪ったマジランプを使用して、相手をランプに吸い込むプチデストラクションファイヤーを使用した。
『轟轟戦隊ボウケンジャー VS スーパー戦隊』にて、アクセルラーで測定された際のハザードレベルは285。
・デュエルポンドソード
 サンジェル、マジシャインが両方の姿で使う西洋剣。本編では名称は未呼称。
本来は、マジトピアの剣の決闘「デュエルポンド」で使用される剣である。その刀身には魔法から使用者を守る力があるらしく、それが持ち主を救ったことがある。使用頻度は低い。
・ワンド
 マジマザーとルナジェルが使用する魔法の杖。マジスティック同様に魔法力を増幅させるエレメントキャップがついている。
・メメの鏡
 魔法部屋にある鏡。外で起こっているインフェルシア関連の事件を映し出す。
街で噂されている「魔法110番」は、怪事件に遭った時、「有明の月(朝になっても出ている月)に向かって、手のひらに「M」の字を3回書いて、「マジカ・マジカ・マジカ」と唱えると、魔法使いが助けてくれる」というもので、その中からインフェルシアが関わっている悪事だけが、この鏡に映し出される。
・オシエテルミン
 240年ほど使っていなかったという探査機械。
マージフォンで冥獣反応を感知できないスケルトンを捜すために使用。その後も使用されている。
・スカイホーキー
 マジレンジャーの5人が使用する、箒型の高速移動マシン。最高速度300km/h。
普段は普通の箒の姿で魔法部屋に格納されている。2011年現在、最後の個人の移動を目的としたマシンである。
・スカーペット
 ヒカルの移動手段である空飛ぶ絨毯。意思を持つ。最高速度400km/h。
・ジャガンシールド
 ン・マから与えられた盾。ン・マの右目から作られている。ウルザードファイヤーになった後は色が紫から赤に変わった。
・ウルサーベル
 ン・マから与えられた剣。18話でマジレッドに折られたため、それ以降は戦死したブランケンが遺した、ン・マの牙から作られた底皇剣ヘルファングを練成して作った新しいウルサーベルを使用している。ジャガンシールドと同じく、ウルザードファイヤーになった後も引き続き使っている。
・ウーザフォン
 26話から登場。メーミィがウルザードから差し出させた魔法力を練成して2つ作り出した、紫のマージフォン。ナイとメアに1つずつ与えたため、厳密にはウルザードの装備ではない。これを使えば、バンキュリアもウルザードの魔法を発動可能。だがマジレンジャーがレジェンドパワーを得た事をきっかけに、32話でウルザードに回収された。
しかしFinal Stageで、ナイ、メアが小津家メンバーと話した際にも、同じ外観のものが使用された。
 ・ファイヤーウーザフォン
  勇がウルザードファイヤーに変身する際に使用する、真紅のウーザフォン。変身呪文は「ゴール・ゴル・ゴル・ゴルディーロ」。
雑誌でファイヤーウーザフォンがプレゼントされた際は、ウーザフォンとの区別のためにウーザフォンウルザードファイヤーVerと呼称された。

 マジレンジャーらの戦力(魔法)
 地上世界の人間が魔法を使うには、天空聖者と何らかの契約を交わさねばならない。その為、同じ発音の呪文でも個々の契約者によって用途は異なる。
原則としてその魔力は天空聖者よりも下回るが、修行・心の絆などにより魔力が向上した場合別記の天空聖者となる。五兄弟は後半、魔力が上昇し続けた為に天空聖者レベルまで能力が向上した為、彼らオリジナルの魔法を習得した。
・マジレッド
 主な魔法 【練成魔法】
 赤の魔法使いの特殊魔法。「ジルマ・マジーロ」の呪文で発動、物質の元素を組み替え、等価変換で別の物質を作る。コンクリートを鏡に、地面を壁に、自動車やパラソルをクッションに、ランドセルをロケットに、花瓶をサッカーボールに変化させる等の使用法の他、ボトルシップを完成させたり、バリキオンに刺さった呪いの矢を取り去ったり、ベルビレジに奪われた人々の魂を球体に変えるという使用法も見せた。
 ・ファイヤーキック
 前述の練成魔法でゾビルをサッカーボールに変え、それをシュートして攻撃する。本編では技名は未呼称。
 ・レッドファイヤー
 「マジ・マジカ」の呪文で全身を炎に包んで敵に突撃する必殺技。
バリエーションとして、ピンクの変身した大砲から飛び出して炎を込めたマジスティックソードで斬りかかるレッドファイヤークラッシュ、17話で得た「マジ・マジ・マジカ」の呪文で火の鳥と化して体当たりする強化版レッドファイヤーフェニックス、「マジ・マジ・マジカ」の呪文を唱えて足を炎に包んで飛び回し蹴りを放つレッドファイヤーシュート(劇場版で使用)、マジパンチを装着して「マジ・マジ・マジカ」の呪文を唱えてから放つレッドファイヤースクリューアタック、「マジ・マジ・マジ・マジカ」の呪文を唱えてから敵に魔法陣を放って動きを封じ、炎の回転かかと落としを決める超強化版レッドファイヤーミラクルフィニッシュなどがある。
轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊では、マジレッドの姿に変身したアカレッドが、レッドファイヤーフェニックスを使用している。
 ・ファイヤースクリューアッパー
 マジパンチを装着し、炎をまとった拳を高速回転させて敵の顎にアッパーカットを食らわす。グールを倒した。
18話ではマジパンチを装着して「ジー・マジカ」の呪文で拳に炎をまとい、敵に突進してパンチを繰り出すファイヤーストレートを使用したが、ウルザードに破られた。
 ・ブレイジング・ストーム
 33話で得た「マージ・ゴル・マジカ」の呪文で炎の竜巻を吹き上げ、炎の一太刀を繰り出す。
本来は父ブレイジェルの必殺技であり、父を思う気持ちにより、レッドも使えるようになった。
公式サイトでは「レイジング・フレイム」と表記されているが、本編では「ブレイジング・ストーム」。
 ・フェイタル・ブレイド
 マジトピアに伝わる極意の1つで、奇跡を呼び込むとされている二刀流の構え。
父ブレイジェルから伝授され、絶対神ン・マとの最終決戦でダイヤルロッドとマジスティックソードを用いて使用、大ダメージを与えた。
・ジルマ・マジ・マジーロ
 25話で得た、闇の魔法を解除して元に戻す呪文。
ガストンが人々から盗んだ「大切なもの」でメーミィが作った「大事ダイナマイト」を元の物に戻して持ち主に返した。
・マジーネ・マジ・マジカ
 劇場版で使用した呪文。
白馬形態のユニゴルオンが光球を放ち、それをレッドがサッカーのようにシュートし、光球を爆発させて周囲を光の空間で包んで、敵に捕らえられた山崎由佳を救出した。

・マジイエロー
 主な魔法 【魔法薬調合】
黄色の魔法使いの特殊魔法。「ジンガ・マジーロ」の呪文により、魔法薬を調合し、魔法の秘薬を作り出す。
・目覚ましき目覚まし薬
 7話で登場。眠ったまま夢の中から帰ってこなくなった魁の目を覚まさせるために作った丸薬。
材料は「ナイスな歌を聞かせながら育てたバナナ」「汚れた水の中の汚れていない所1リットル」「蜜を集めないはずの女王蜂がなぜか集めた幻の蜂蜜」「起こしたい人の髪の毛」。だが実はこれは、「人の夢の中へ入れる薬」であり、翼が飲んで、命懸けで魁の夢に飛び込む事になった。
・スピードアップの薬
 7話で登場。上記の薬を作ろうとして偶然出来た失敗作。噴霧して使う。
ファンガスのモタモタ胞子で動きを遅くされた際に使用して元の速さに戻り、その後のゾビル戦でもブルーとピンクが使用して敵を翻弄した。
・吸血鬼用眠り薬
 12話で登場。バンキュリアに血を吸われ吸血鬼にされた芳香に使用した眠り薬。
黄色い液体で、噴霧して使う。
・暁の結晶
 12話で登場。朝、最初に差し込む光を結晶化させたもの。
クイーン・バンパイアが苦手とするもので、黄色の魔法使いだけが作ることができる。マジスティックボーガンの鏃として使用、バンキュリアに大ダメージを与えた。だが16話で使用した時には克服されていた。
・骨のある骨治し薬
 翼が冥獣グールとのボクシング対決で拳を砕かれ、回復を早めるために使った塗り薬。
・思いやりのある思い出し薬
 リン=天空聖者ルナジェルの記憶を取り戻させるために作った魔法薬。苦くないらしい。
・逞しき匠の技を託す薬
 23話で登場。手にかけると、特定の職業の、優れた技術が身に付く薬。
魔法でピアノを弾く授業のために音楽家の技を身に付けた他、魔法辞典の鎖を外すために鍵師の技を身に付けた。
・嫌味のない癒し薬
 緑色の飲み薬。29話で芳香以外の4人が、30話でヒカルが使用。
・気付かず治す傷治し薬
 37話で使用した塗り薬。魁の足の傷を手当てする際に使用、約2時間30分で傷を治した。
・イエローサンダー
 「ジー・ジジル」の呪文により、マジスティックボーガンから雷撃矢を放つ。
劇場版では、スカイホーキーに乗ってその場で回転、周囲に雷撃矢をばら撒くローリングイエローサンダーを使用した。
・ジジル
 落雷を呼ぶ呪文。コカトリスを怯ませて退却するために使用した他、12話と19話では攻撃のために使用。
・流星マジパンチ
 23話で使用。マジパンチを装着して敵めがけてジャンプ、回転降下しながらパンチを放つ。
・リバース
 「マジーネ・マジ」と唱えた後、「ロージ・マネージ・マジ・ママルジ」の呪文で時間を巻き戻す。
人の運命を狂わせ、歴史すら変えてしまう危険性を孕んでいる為、天空聖者クロノジェルが禁呪と定めた。使用すると使用者の体に闇の渦が出現し、全ての時間が流れ込んでしまう。この呪いを解くには、マルデヨーナ世界の「クロノジェルの思いを宿せし山」にある「許しの杖」で、闇の渦を逆方向にかき回すしかない(魔法辞典には「呪われし者の死をもってしか呪いの力は消せない」と書かれている)。23話でベルビレジに魂を盗まれた人々を救う方法を求め、歴史を変えないように巻き戻して「見る」だけの使い方で使用。
・ジルマ・ジルマ・ゴンガ
 44話で得た、あらゆるものを1つにまとめる呪文。光の粒となって大気を漂っていた深雪を元に戻した。

・マジブルー
 主な魔法 【占い魔法】
 青の魔法使いの特殊魔法。
「マジ・ジジル」の呪文により、水晶玉で未来の予知ができる。一見地味であるが、攻撃性魔法と違い、長期仕様を目的とする。これから起こる出来事が漠然としたイメージで見えるが、限られた事しか占えず、自分の事は占えない。35話では強化版「マジ・マジ・ジジル」を身に付けて使用、闇のオーロラと茨に囚われた母の姿を映し出した。
・ブルースプラッシュ
 「ジー・マジカ」の呪文で水を自由自在に操り、柱や大津波を発生させる。
・マジカ
 水流を放つ呪文。20話で額にカエル(正体はヒカル)が張り付いて混乱した麗が乱射した。
・スモーキー・ブルーシャイニングアタック
 「ジルマ・ジー・マジカ」の呪文で発動。
マジブルーとスモーキーの信じ合う力によって、マジランプバスターから水属性のスモーキー・シャイニングアタックを撃った。

・マジピンク
 主な魔法 【変身魔法】
 桃色の魔法使いの特殊魔法。
「マージ・マジーロ」の呪文により、様々な物に変身する。「マジーネ」の呪文で元の姿に戻る。「ミツバチ」「ラジカセ」「200km/hの2連装サッカーボール発射式特訓マシン」「自動車」等、虫や物体に変身する事が多いが、特定の人物に変身して惑わせる事もある。虫や物体に化ける場合、どれもピンク色になる。人物に化ける場合、体のどこかにピンクのリボンを付けている。主に後方支援として使用する。この魔法を戦闘に応用した技は以下の通り。
・ピンクストーム
 扇風機に変身し、突風を巻き起こす。
扇風機に変身しなくとも、「ジー・マジカ」の呪文により突風を巻き起こすことも可能である。
・芳香ちゃんペッパー
 2話で使用。コショウ瓶に変身し、コショウを撒き散らして敵にくしゃみをさせる。
・芳香ちゃん大砲
 大砲に変身する。ただし弾を撃てるわけではなく、仲間を発射してのコンビネーション技に繋ぐために使用する。
・必殺 のれんに腕押し
 のれんに変身し、マンティコアの「毒たてがみの雨」の羽根手裏剣をのれんで逆に跳ね返した。
・マジレンジャーボール
 マジレンジャーのマークの入ったピンク色のボールに変身して敵に体当たりする。
本来はマジフェアリーの技だが、等身大でも使用可能。呪文は「マージ・ジー・マジーロ」。
・ピンクストームキック
 5話で使用。「ジー・マジカ」の呪文で体に竜巻をまとい、ドロップキックを放つ。
この竜巻は、取り押さえてくる敵を弾き飛ばすためにも使用される。
・ジー・ゴル・マジュナ
 45話で得た、床に穴を作り出す呪文。トラベリオン内でのワイバーン戦で使用、敵の足元に穴を開けて列車外へと追放した。

・マジグリーン
 主な魔法 【魔法植物学】
 緑の魔法使いの特殊魔法。
「ジルマ・マジカ」の呪文により、植物を自在に操ったり、植物と会話する。ピアノから野菜を生やしたり、枝を応援旗に変えた事もある。47話では地面から土煙を発生させて目晦ましにした。
・グリーングランド
 マジスティックアックスに魔力を込めて大地に叩きつけ、衝撃波を放つ。
「ジー・マジカ」の呪文で森のパワーをアックスに集めて放つ強化版グリーングランドボンバーはスペクターを倒した。
・グリーンバインド
 「ジー・マジカ」の呪文で植物の蔦を伸ばし、敵の動きを封じる。
さらに「マジカ」の呪文で敵を持ち上げることも可能。
・マッスルグリーン
 21話で得た「マジ・マージ」の呪文で筋肉隆々の姿に変身する。使用頻度は低い。
・マジーネ・マジーネ
 27話で得た、壊れてしまった物を良い状態に変える呪文。
シチジューローによって滅茶苦茶にされたアルバムや串焼きを元に戻した。
・グリーンスピンキック
 魔法で伸ばした植物の蔦につかまって高速回転しながらキックを繰り出し、周囲の敵を蹴散らす。
さらに高速回転することで、竜巻のグリーングランドトルネードを引き起こせる。
どちらも劇場版で使用。

・マジマザー
 主な魔法 【精神魔法】
 白の魔法使いの特殊魔法。
精神離脱や自分以外の生命体に対しての治癒を得意とする。5兄弟よりも長く魔法使いの修行を積んでいる為、日用で使う補助魔法も扱える。
・ジー・マジーネ
 ワンドのエレメントキャップから氷の矢を連射する呪文。
・ブリザードクラッシュ
 「マジ・マジュナ」の呪文により強烈な冷気を放ち、敵を凍りつかせて破砕する。
トードの冥府ガエルを一撃で粉砕した。本編では名称は未呼称。
・ジルマ・マジュナ
 2種類の効果を見せた呪文。1話ではトロルを凍らせて砕いた。2話では逃げ遅れたレッドとイエローを瞬間移動させた。
・マジカ
 物体を宙に浮かせる呪文。ポットを浮かせ、カップに紅茶を注いだ。
・ジジル
 欲しい物を出現させる呪文。何もないところにケーキを出した。
・マジーロ
 不思議現象を起こす呪文。魁以外の4人を魔法ローブ姿に変えた。
・マジュナ
 物体を消し去る呪文。トロルが投げた車を消滅させた。
・マージ・マジ・マジーネ
 心を遠くへ飛ばす、一種の幽体離脱と思われる呪文。45話でインフェルシアにいるブレイジェルを探すために使用。
・魔法力注入
 46話で使用。自らの魔法力を相手に注入して傷を癒すが、注入し過ぎると自分の命に関わる。
マージ・マジ・マジーネで幽体離脱した状態で、瀕死のブレイジェルに対して使用。

 共通魔法
・マジカルカーテン
 13話で得た「ジンガ・マジュナ」の呪文で前方にカーテン状の防御フィールドを作り、敵の攻撃を防ぐ。
ただし後ろからの攻撃は防げない。
13話、31話、37話、44話、最終話で使用した他、40話ではゴーゴンに飲み込まれた翼、麗、蒔人、ヒカルの4人が、敵の胃液で消化されるのを防ぎつつ魁と芳香の2人の助けを待つために使用。
・マージ・マジュナ
 瞬間移動ができる呪文。ただし、使用者の魔法力が弱いと行き先を選べない。
5話のエンディングで身に付け、魁が試しに使用したが、どこへ飛ばされたのかは不明。
・マジュナ・マジュナ
 一定時間、姿を消す呪文。鏡に姿が映るのが弱点。
8話では麗が変身前の姿で、マージハットとローブを着用して使用したが、マージハットが脱げると解けてしまった。37・38話ではサイクロプスから逃れるために変身後の姿で使用したが、敵の赤外線スコープは誤魔化せなかった。
・ジルマ・マジ・マジーネ
 10話で得た、憑依した冥獣を追い出す呪文。
10話では5人がマジキングの中から使用、サボテンに憑依したスペクターを追い出した。28話では翼がネリエスに取り込まれた間宮レイの魂を開放するために使用したが通じず、新しく得た強化版の「ジルマ・マジ・マジ・マジーネ」によって開放することが出来た。
・マジーロ・マジカ
 11話で得た、感覚を鋭くする呪文。臭いを見ることも、色を聞くことも可能になる。11話で芳香が、23話で翼が、44話では5人が使用。
・マジカ
 光を灯らせる呪文。19話で翼が、30話で麗が使用。
・ジンガ
 21話でのヒカルの授業で、魔法のセンスを磨く訓練のために使われた呪文。
飛び回る魔法のホウキにリボンを結ぼうとした結果、魁は成功、蒔人は失敗、他の3人は変な結び方になった。
・マジュナ・ジルマ
 39話で得た、相手のバランスを崩して転ばせる呪文。魁と芳香がゴーゴンに使用。
・マジーネ・ルルド
 飲み込まれた物を取り戻す呪文。
40話で得てピンクが使用、ゴーゴンに飲み込まれた仲間4人を救出した。最終話ではレッドが使用、ン・マの食べた時間を吐き出させた。

 レジェンドマジレンジャー
 天空聖者スノウジェルに勇気を認められたことにより小津5兄妹が手に入れた、伝説の魔法使いを思い起こさせるパワーアップ形態。
・呪文「超魔法変身・マージ・マジ・マジ・マジーロ」(通常変身時より「マジ」が一回多い)により変身し、マントが無くなる代わりに胸にレジェンドアーマー、胸や脚に黄金のプロテクター、マスク外縁部に各々のゴーグルの形状をアレンジしたフィン状のパーツが装着される。
・マージフォンの起源といわれる魔法聖杖ダイヤルロッドを操る。乱用すると、変身後にレジェンドパワーが暴走し始め、最後には天空聖者と化して人間としての記憶をなくす恐れがあるとされるが、ヒカル(=サンジェル)がレジェンドパワーを制限(具体的にはパワーアップできる時間を制限する)する呪文「ルーマ・ルジュナ・ゴルディーロ」を取得したことで、5兄妹が天空聖者になる危険性は解消された。

・レジェンドマジレッド
 より強力な火炎放射レジェンドファイヤー、ダイヤルロッドに炎エネルギーを込めて斬りつけるレジェンドファイヤースラッシュを使用可能。
・レジェンドマジイエロー
 強力な落雷を引き起こすレジェンドサンダー、ダイヤルロッドに電撃エネルギーを込めてジャンプ斬りを放つレジェンドサンダークラッシュを使用可能。
・レジェンドマジブルー
 津波級の強力な水流波レジェンドスプラッシュ、36話で得た「マージ・ゴル・ゴジカ」の呪文でそれを強化したファンタスティックスプラッシュ、43話で得た、水流をドリル状にして敵を貫く「マジ・マジ・ゴジカ」の呪文を使用可能。
・レジェンドマジピンク
 強力なつむじ風を引き起こすレジェンドストームを使用可能。
・レジェンドマジグリーン
 大量の岩石弾を飛ばすレジェンドグランド、37話で得た「ゴル・マージ」の呪文で岩の装甲を身にまとうロックアーマーを使用可能。

 協力魔法
・マジトラベリング
 レッドが練成魔法で土の中から作り出した空中ブランコに乗ってのイエローのマジスティックボーガン連射→
ブルーとピンクの同時キック→グリーンが繋いでのレッドの剣撃という連続技を決める。3話でハイゾビルを倒した。
・トゥインクルイリュージョン
 ブルーとピンクの合同技。
8話で得た「ジー・ジー・ジジル」の呪文(マジパンチ召喚と同じ呪文である)でチアリーダーのポンポンを出現させ、チアリーディングアクションで敵を翻弄した後、敵を吹き飛ばす。マンティコアを倒した。
・マジカルシスターズおしおきストーム
 翼が調合したスピードアップの薬をブルーとピンクが使用、並んで空中を回転滑空しながら、
そのまま両手を交差させたチョップをしながら敵の中を駆け抜けていく。7話のゾビル戦で使用。
・ファイブファンタスティックキック
 空中回転から五人同時に跳び蹴りを決める。決め技への繋ぎとして使用されるが、9話のトロル戦では決め技として使用された。
・マジスピントルネード
 5人が敵の周りを囲んで、マントをなびかせて回転させ、中心にいる敵を回転させてダメージを与える。
敵はやがて空中に放り出されて地面に叩き付けられる。リーチにダメージを与えた。
・マジクロスブーメラン
 ピンク以外の4人が円陣を組んでからマジスティックの柄が中心となるようにマジスティックを十字に組み、
マジスティックを光の十字手裏剣のように飛ばす。12話でバンキュリアを一度は倒した。
・ハッピーウエディングボンバー
 大砲に変身したピンクから撃ち出されたグリーンがマジスティックアックスでの突きを決める。スケルトンに使用。
・マジカルパワーエアリアル
 マッスルグリーンとなったグリーンが妹弟を敵に向かって投げつけ、
投げられた4人が連続攻撃を仕掛けた後、4人が敵を抱え上げてグリーンに投げつけ、グリーンのパンチを決める連続技。ベルダンに使用。
・マジカルタワー
 22話で得た「マージ・ジルマ・マジーロ」の呪文で5人が塔をつくり、最上部にいるメンバーに魔法力をチャージして敵を攻撃する。
キリカゲに使用、ピンクを最上部にして使用、巨大な刀と化して攻撃することで大ダメージを与えた。
・ライトニングスピードアタック
 5人で高速走行しながら敵に連続体当たりを仕掛ける。24話でのベルビレジ、スパイダー戦で使用。
・マジエアリアルスラッシュ
 イエロー以外の4人がマジスティックで踏み台を作り、そこからイエローがマジスティックで敵にダメージを与える。スパイダーを倒した。
・ワンダフルシャイニングスター
 スモーキーシャイニングアタックと、イエロー以外の4人のマジスティックから放つ魔法弾を一体化させた巨大な魔法弾を敵にぶつける。ネリエスを倒した。
・エアリアルアタック
 5人で敵の周囲を回転ジャンプしながら連続で攻撃する。ズィーに使用したが、破られた。
・ファイブファンタスティック・エアリアル
 「マジ・マジュール・ゴゴール・ジンガジン」の呪文で、
最大限に高めた5人のエレメントの力を一つに合わせた魔法陣を放つ究極の必殺技。スレイプニルを倒した。
・マジカルパワー
 「マージ・マジ・マジェンド」の呪文により、魔法家族8人で放つ、最強最大の魔法。全員の心を合わせ、無限の魔法力を相手に放出する。
ン・マもそれを食らい尽くすことはできず、最期を迎えた。
・ファイブファンタスティックファイヤー
 劇場版で使用した合体技。
5人でジャンプ、中央のレッドがキック、他の4人は腕を横にした態勢で、全員で火の鳥と化して敵に突っ込む。グルームに大ダメージを与えた。
・レジェンドスプラッシュストーム(レジェンド)
 ブルーのレジェンドスプラッシュとピンクのレジェンドストームを同時に放つ。32話でのウルザード戦で使用したが、ドーザ・ウジュラで防がれた。
・レジェンドフィニッシュ(レジェンド)
 ダイヤルロッドの「2」をダイヤルして「ジー・ゴル・マジボルト」の呪文を詠唱しつつダイヤルロッドの石突部分を星型に合わせることにより、超強力な魔法エネルギー砲を放つ必殺技。5人揃っていなくても使用可能。公式サイトでは「レジェンドバズーガ」と記載されている。
・レジェンドブリザード(レジェンド)
 スノウジェルの氷の魔法とレジェンドフィニッシュを同時に放つ。ドレイクに使用したが、耐え切られた。
・ファミリーレジェンドフィニッシュ(レジェンド)
 マジマザーを加えた6人がマジスティックとダイヤルロッドの石突部分を合わせてレジェンドフィニッシュを放つ。トードを倒した。


 魔人など
 マジマジン
 小津5兄妹が、「マージ・マジ・マジカ」の呪文でマジレンジャーの姿から更に変身・巨大化(魔法大変身)した姿。基本的に人型である以外のそれぞれの形相・サイズは様々で、彼らの個性がより鮮明になった形態ともいえる。必殺技は、マジフェアリーが変身したマジレンジャーボールをタウロス→マーメイド→ガルーダ→フェニックスの順にパスし、フェニックスのオーバーヘッドキックで敵にぶつけるマジレンシュート。

・マジフェニックス
 全高:26.8m
 全幅:18.3m
 胸厚:8.4m
 体重:900t
 出力:500万馬力
 マジレッドが魔法大変身した形態。
武器は高熱で物体を溶断するフェニックスソード。魁のサッカー技術を活かしたジャンプ回し蹴りの「フェニックススピンキック」が得意技。マジキング時は上半身の中枢部分を構成。
・マジガルーダ
 全高:26.7m
 全幅:15.3m
 胸厚:10.5m
 体重:950t
 出力:400万馬力
 マジイエローが魔法大変身した形態。
鳥人の姿をしており、翼状の両腕ガルーダウィングにより飛行が可能。空中からチョップする「ガルーダアタック」、口から電撃を放つ「ガルーダスパーク」、翼による突風攻撃で敵を攻撃する。マジキング時・マジドラゴン時共に背部の翼を構成。
・マジマーメイド
 全高:26.6m
 全幅:14m
 胸厚:10.6m
 体重:850t
 出力:300万馬力
 マジブルーが魔法大変身した形態。
下半身を尾ヒレに変形させて人魚型となることが可能。武器はマーメイドスピア。マジキング時は両脚脛部、マジドラゴン時は尻尾を構成。
・マジフェアリー
 全高:15m
 全幅:5.8m
 胸厚:4.3m、11.6m(全厚)
 体重:80t
 出力:100万馬力
 マジピンクが魔法大変身した形態。
妖精の姿をしており、マジマジンの中では一番小さい。背中の翼は飛行はもちろん、フェアリーカッターとして敵を切り裂くことも可能。
「マージ・ジー・マジーロ」の呪文でマジレンジャーボールに変身する。マジキング時は頭部魔法帽と胸部、マジドラゴン時は頭部を構成。
・マジタウロス
 全高:36.7m
 全幅:17.7m
 胸厚:13.6m
 体重:2120t
 出力:1000万馬力
 マジグリーンが魔法大変身した形態。
マジマジンの中では一番大きく、ミノタウロスの姿をしている。
武器はタウロスアックスで、これに魔力を込めて袈裟に斬りつける「スーパー兄貴スペシャルクラッシュ」は、気力次第では本来なら合体形態であるマジキングで相手をするべきであろう巨大化した冥獣人をも倒せるほどの破壊力を持つ。マジキング時・マジドラゴン時共に胴体・両腕・両脚を構成。

・マジドラゴン
 全長:87.6m
 全高:39m
 翼の幅:80m
 重量:4000t
 出力:1800万馬力
 マジフェニックスを除く4人のマジマジンが「マージ・ジルマ・ジンガ」の呪文で「魔竜合体」した姿。
マジフェニックスを背中に乗せて空を飛ぶ。口から火炎弾と火炎放射(ガーゴイルを倒した)を吐く。この時のマジフェニックスの武器はドラゴンランサー。必殺技はマジフェニックス=魁のサッカー技術を生かした、マジドラゴンの火炎弾をマジフェニックスがオーバーヘッドキックでシュートする「マジカルドラゴンシュート」。
・マジキング
 全高:48m
 全幅:29.7m
 翼の幅:79.2m
 胸厚:26.5m
 重量:4900t
 出力:2300万馬力
 マジマジン5体が「マージ・ジルマ・マジ・ジンガ」の呪文で「魔神合体」した姿。機械のロボットではなく生命体に該当する。「魔人の王」と呼ばれる。
登場時の掛け声は「マジキング、ナンバーワン!」。マジキングに合体すると、5人の意識は肉体から分離して、チェス盤のようなデザイン空間(いわゆる巨大ロボのコクピットに相当)に移動する。折り畳んでいる背中の翼は空を飛ぶだけでなく、マントのように翻して身を守ることもできる。武器は呪文「ジー・マジ・ジジル」で召喚する巨大な剣・キングカリバー。無数のキングカリバーを出現させて敵の動きを封じたり攻撃したりする「ファントムイリュージョン」が使える。必殺技は、魔力を込めたキングカリバーで敵を斬り裂く「魔法斬り」、15話で得た「ジルマ・マジ・マジュナ」の呪文で天空聖界から業火を降らせて敵を焼き尽くし、復活できなくする「マジカルシャワー」、12話で得た「マージ・ジルマ・マジ・マジカ」の呪文で更なる力を呼び覚まして放つ「天空魔法斬り」、18話で得た「マージ・ジルマ・ジー・ジンガ」の呪文でキングカリバーにマジマザーの氷のエレメントを付加した「魔法家族斬り」、29話で芳香が得た「ジー・マジ・マジーロ」の呪文でキングカリバーの斬れ味を高めてダイヤの100倍硬い物体も斬り裂く「魔法希望斬り」。
 『マジレンジャーVSデカレンジャー』ではデカレンジャーロボと共に、デカレンジャーロボ、デカバイクロボ、マジキング、トラベリオン4機のエネルギーをジャッジメントソードとキングカリバーに集め、その塊を敵にぶつける「ミラクルグレートノヴァ」を使用した。マジマジンはマジレンジャー各人の巨大形態であるため、マジキングには5人揃わないと合体できない(後述のマジレジェンドも同様)。
1号ロボの中では初めて左右対称に5機合体するロボである(他に左右対称に5機合体するロボは『超力戦隊オーレンジャー』のオーブロッカーと翌年放送の『轟轟戦隊ボウケンジャー』のダイボイジャーの3体しかない。)。

・魔法特急トラベリオンエクスプレス
 全長:200m
 全高:15.9m
 全幅:13.1m
 重量:9200t
 最高速度:500km/h
 出力:4300万hp/t
 ヒカルが所有する。
運転席がある先頭車両の蒸気機関車ヘッドトレイン(全高:13.4m、全長:30.4m、全幅:12m、重量:1200t、出力:1500万hp/t)、魔法の力でエネルギーを生み出す石炭車リアトレイン(全高:12.7m、全長:34.5m、全幅:13.1m、重量:1400t、出力:1000万hp/t)、4両の客車カーゴトレイン(1&3/全高:15.9m、全長:35.3m、全幅:12.7m、重量:1700t、出力:450万hp/t)・(2&4/全高:14.9m、全長:35.3m、全幅:12.7m、重量:1600t、出力:450万hp/t)で構成される。客車の内装は旧国鉄の旧型客車に酷似している。燃料はマジコーク。ヒカルがマジチケットをチェックし「ゴー・ゴル・ルルド」の呪文を唱えることで出現。ヒカルが運転し、スモーキーが石炭補給係(ヒカルが行動不能時には運転手代行)を務め、魔法で作られた別の世界「マルデヨーナ世界」への侵入が可能。ヘッドトレインからオレンジ色の光線を放つ(劇場版で使用)。
 ・魔法鉄神トラベリオン
  全高:53m
  全幅:51.7m
  胸厚:34m
  重量:9200t
  出力:4300万hp/t
 呪文「魔法変形ゴー・ゴー・ゴルディーロ」により、各車輌が合体・変形する。
マジキングらが本人たちが巨大化しているのに対し、こちらは等身大のままのマジシャインが操縦する。ある意味、本作唯一の巨大ロボである。武器は頭から蒸気を噴き出して敵を吹き飛ばすスチームバズーカと、足から2機発射される、飛行しながら魔法のレールを発生させて敵を拘束する小型列車リモートライナー。スモーキーがパイロットを務めた時は、敵を掴んで連続蹴りを浴びせながら上昇する「俺様究極奥義・猫キック」を使用した。必殺技は敵を炎で包んで体内に取り込む「デストラクションファイヤー」。24話で得た「ゴル・ゴル・ゴジカ」の呪文で逆噴射の力を出すこともできる。25話で敵に奪われて悪用された事があり、この時は額から放つオレンジ色の光線と、蒸気によるバリア(マジドラゴンの炎を防いだ)を使用した。

・マジファイヤーバード
 全長:60m
 全高:16.8m
 体重:2100t
 出力:1200万馬力
 レジェンドマジレッドが呪文「マージ・ゴル・マジュール」(ダイヤルロッドの『3』を回すことによって発動)によって魔法変身した姿。
マジマジン・マジフェニックスとは異なり、人型ではなく完全な獣型をしている。翼から火炎魔法弾を放つ。
・マジライオン
 全長:52m
 全高:33.9m
 体重:7300t
 出力:3800万馬力
 レジェンドマジイエロー、レジェンドマジブルー、レジェンドマジピンク、レジェンドマジグリーンの4人が呪文「マージ・ジルマ・ゴル・ゴゴール」(ダイヤルロッドの『4』を回すことによって発動)によって魔獣合体した姿。
出力は3800万馬力。両手の爪ライオンクローが武器。

・マジレジェンド
 全高:48m
 全長:31.2m
 胸厚:39.6m
 重量:9400t
 出力:5000万馬力
 マジファイヤーバードとマジライオンが呪文『マージ・ジルマ・ゴル・ジンガジン』によって「伝説合神」して完成する巨大な魔神で、別名『凄まじき魔神』。
武装は「ジー・ゴル・ジジル」の呪文で召喚する槍「スクリューカリバー」と、腕を爪に変形させたライオンクロー。必殺技はスクリューカリバーから渦巻く炎を放つ「スクリューカリバー・ファイヤートルネード」と、32話で得た「マージ・ジルマ・ゴル・ゴジカ」の呪文で胸の獅子から火炎弾を連射、最後に前方に作った火球をスクリューカリバーで飛ばす「スクリューカリバー・ファイヤースマッシュ」(公式サイトでは「メテオ斬り」と記載されている)。
宇宙でも行動することが可能であり、『マジレンジャーVSデカレンジャー』ではデカウィングキャノンを放った。主な敵である冥府十神が強力過ぎるせいか、苦戦したり負けたりすることも。合体条件がおなじであるため、マジキングと共闘できず、物語後半は合体はこちらに限られた(ただし、マジキングは冥府神との戦いでも何度か登場した)。


 (参考)

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