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なんかabout-14.11-2からの続き




●2015.2.2 ベイマックス観た

なんかベイマックス観たので感想を。


と、その前にここまでの流れをちょっとばかし。

まづ日本っぽい作品ってあるよねハリウッドなんかで。
その究極的なのが『パシフィック・リム』なんだけど、その後にゴジラ2014が登場。
パシフィック・リムはもう日本的なものからそれを超えて素晴らしいオリジナリティを確立、そんなわけで究極的と評したわけで、ゴジラ2014のほうは98年のエメリッヒ版がアレなんで逆に評価が高いってのもあるけど、ぶっちゃけハリウッドであんな絵が撮れるとは思わなかった意外性も良い。
なんつか、うまく言えないけど昭和ゴジラ後期の対戦ものと平成ゴジラの雰囲気を取り込んでハリウッドクオリティにもってったみたいな。

立て続けに「日本っぽい」ハリウッド作品で豊作だったため、ベイマックスにも期待してたわけ・・・。
あ、よく考えたらゴジラとベイマックスの間に『47RONIN』あったっけ。 うーむ見なかったことにはできない映画だよね。
でも脚本の弱点以外の解決策は自分の記事で示したとおり、敵味方のパワーバランス満たせるように敵にモンスター多数、四十七士に超必殺技を加えれば良いかと。 『47RONIN』って最後が悪魔城的な決戦場というのは悪くないので、大軍と戦う四十七士に神秘パワーを、城に行く途中のクエストにモンスター多数を足せばいいなという感じ。

話もどそう。


ベイマックスの報を聞いたのがいつごろかは分からないけど、単純な日本人が主役設定と大雑把な骨子がニュースなどで流れていた。
でもって最近、つい最近までにpixivなどで盛り上がっていたので、どうやらすでに完成してアメリカでは上映されているっぽいとは感じた。
日本上陸したら観たいなと思ってたのは1月はじめくらいだったか。

もう去年末、日本上陸してたという情報弱者っぷり。

あわてて観に行ったのが先々週というわけ。
ついでに先週の土曜日も観に行ったので今は内容じゅうぶん把握している。

先々週観に行く数日前までは映画の完成さえ把握してないのでとーぜん予告編チェックもしてないわけで、映画の後で予告編をみることに。
そこで「ベイマックスの予告編問題」というのが存在すると知ったが、これはまあいいか。


こっから映画の感想。

面白かった、百点。
で、終わらないとこがあるんだよねこの作品。

観終わってなおかつ、しばらくするとじわじわくるみたいな。
そして多くの人が気づいていないだろう、ベイマックスの特徴を発見した。

この映画、カッコいい!!
ストーリーを構成するすべてがなんかカッコいい!
物語のひとつひとつ、その思想が、その哲学がカッコいい!
見た目の癒し系に騙されるとこだったわ、それはそれで好評となるんだけど。

むろんストーリーはシンプルで、子供向けのカッコよさではあると思うけど、じっさいそれすら出来てない作品が多いので逆に光る。
まず兄を事故で失った少年が成長するという、バトルシップやパシフィック・リムみたいなベタなストーリーは、ベタなだけにカッコいいじゃん。
あと序盤、スゲー悪い顔だったヒロが学校のラボに行った後の、生き甲斐みつけたみたいな雰囲気ってむっちゃワクワクするやん。
このワクワク感って映画全般にあふれているんだけどそこは割愛するとして。

そして兄の死の真相を探り始めるけど、手持ちのロボットはベイマックスしかないという。
あんな弱いロボットで事件に立ち向かおうというという気概がカッコいい。 いやベイマックスが弱いなら強くすればいいという発想もカッコいい。
さらに仲間たちが集い、みんなが自分の才能を活かし、ヒーローチームを結成するのがカッコいい。
学生だから金と社会地位と力はあまりないけど突出した才能とチームワークが武器なわけだ。


でもって主人公のヒロは事件を追ううちに明らかに間違ったことをするんだけど、その暴走と言える間違いを仲間たちが全力で止めるシーンが、さりげないけどカッコいい。
そこから展開する、有名なエピソード。
ぶっちゃけヒロが間違ってるのはスーパーヒーロー映画を見慣れた観客にはわかっているし、次にヒロが行き着くべきなのは間違いに気づくことだというのもわかりきっている。 問題はその手順で、ふつうはここで誰かに説教されるか殴られるかで改心するのだが。
理想なのは自分で、自分自身で正しい道を見つけること。
このベイマックスという映画で、そんな理想を見せてもらえるとは思わなんだ。
もうカッコよすぎてクラクラするわ。

ところがこの映画のカッコよさはそれに終わらない。
クライマックスでビッグヒーロー6と怪人ヨーカイとの対決、となるんだけど、敵の強大なマイクロボットに押されて苦戦する。
もーだめだー言う展開で、逆転した要素はなにかと。
「まだ全ての手段を試しきっていない、もういちど考えよう」という思想だった。 これ、これが好きなんだよこのポジティブシンキング!

熱いしカッコいいしこの手のヒーロー物では至高だよね。

そんなわけでベイマックスはカッコいいの嵐でした、とくくりたいとこだけど。
じつはまだ続きがあって。

あんだけ苦戦した強大なマイクロボットとはなんであったか。
よおおく考えても軽く考えても、ヒロの発明品じゃん。
え?じゃあヒロとビッグヒーロー6は自分の分身と戦って、それを乗り越えたのか!?
なんて哲学的な・・・・震えるほどカッコいい!!

このマイクロボットに関しても画期的だと言いたいけど、別な機会としよう。


またなぜ彼らビッグヒーロー6がヨーカイのマイクロボットと戦わねばならなかったかというと、一度は警察に行ったけど警官たちにはどうもマイクロボットのスゴさ怖さがわからないらしいということで、理解されないヒーローの苦悩みたいな部分もここで出てくる。
それもカッコいいよね、ちょっとだけだけど。
あと「いいも悪いもリモコン次第」とか「神にも悪魔にもなれる」みたいな、使う者次第というテーマも含まれるよねこの作品は。
カッコいいわその感じ。

以上、カッコいいを探してみたが。
まさにカッコいいの暴風圏、それがベイマックスかと。
なんかもうBlu-rayほしいくらい。 ゴジラよりこっちのほうが。

この映画、ほめるとキリがないけど、デザインにだけ触れておこう。
尖った部分どころか硬い部分さえないロボットって久しぶりだよね、昔はドラえもんとかいくつかあったようだけど、とくに80年代より後になるにつれデザイナーの収入源となるような装甲デザインが流行ったみたいな流れがあって。
2000年代にソフトなロボも登場してた気もするし、その代表がキングゲイナーだと思うけど、まさかビニールを膨らましたロボが登場するとは。
あのシンプルさ、顔の意匠など賞賛に値する。
ベイマックスの顔を模したステッカーがあったら白いものにベタベタ貼り付けたい。

あとはまあ玩具の話もつけておこう。
デザインにだけ触れておこうとさっき言ったがあれは嘘だ。
映画を観た次の日のこと。
トイザらスに行ったらベイマックスが4つしかなかった。
自分だからよっつも見つけられたのだと思うくらい、現行上映中作品のアイテムがない。
 ちょっとマーケティングを考えてほしいねまったく。

さてよっつのベイマックスとは。
ひとつはお風呂で膨らむアレで、これは欲しいと思わん。
ひとつは超合金みたいなフライングベイマックスで、これは高いし要らん。
ぷよぷよしたベイマックスに用があるんだし。
ひとつはぬいぐるみで、これは出来が悪かった。
身体はいいとして、頭が潰れ気味なのが気に入らない。 映画を観ればわかるけど、ベイマックスは頭がいちばん気圧高いみたいな感じの質感で、ヘルメットかぶるシーンなかったら頭だけプラスティックかと思うくらい。 それが前後に潰れたぬいぐるみはどうかと。

けっきょく、トミカのベイマックス風ワゴン車を買った次第。

それだってよく見つけ出したと自分で感心するが、事前にそういうアイテムがあると知らなければミニカーコーナーなど探さない。


いづれ劇中同様、ビニールを膨らましたベイマックスも発売されると思うが・・・。
まあゴジラなど怪獣映画も、傑作フィギュアは後に出るみたいだし、仕方ないか。
待ちということで。

結論から言ってベイマックスは。
単純感情から哲学、カッコいいからワクワクまであらゆる要素が、シンプルなストーリーに込められた名作だと思う。


とまあそんな話でした。



●2015.2.2 ヒックとドラゴン観た

iTunes Storeで。
というのもTSUTAYAやGEOでは見つからないことが多いんで。

つい最近知った作品で、ネットで調べると名作であるとのことで、観た感想も同じ。
ようはストーリーをしっかり造ってあるわけで、非常にいい感じ。

ただこの作品、解説文とかがムチャクチャで。
解説文というかネットなどの紹介文の概略だけど、なんだかなー。
ヒックが気弱な少年、平凡な少年などと平気で言っちゃうあたり、作品観てないんかなと思ったり。

ここで説明するとヒックは気弱な少年などではない。
バーク島の住民としてドラゴンと戦う気概があり、むしろ気弱とは逆な傾向と言えるかと。 いやハッキリ無謀だよなアイツ。
そしてひねくれた性格で人の言うことをきかず、勝手なことばかりして跳ねっ返りにして皆と違うことばかりして困らせ、それでいて体格は虚弱ときているからもう、欠点しか無い最低最悪の主人公。

この映画の素晴らしいところはそんな最低最悪なヒックの全てが「最高」に昇華されるとこ。
人の言うことは聞かないがそれが行動力になり、勝手なことばかりしてるがそれが皆に無い発見につながり、跳ねっ返りで皆と違うことばかりしているがそれが独創につながるとゆう。
マジでよくできた脚本であるが、ここでわかるとおりヒックは平凡な少年などではない。



そんなわけで良い作品なのだが、どうもひっかかるところがある。
劇中、アスティがドラゴンの生態について「女王バチと働きバチのような」みたいに解説するんだが、それ違うだろと。

ネタバレになるけどラスボスのアレに関する件。
女王バチと働きバチという関係は、種の存続に必要なシステムであり、SF映画なら代表格としてエイリアン・クイーンが挙がる。
でヒックとドラゴンのアレはどう考えてもドラゴンの親ではなく、単に大きなドラゴンにすぎないとしか思えない。

一度観たあとに考えた結論としては。
非常に大きなドラゴンであり、自由に空を飛んで他のドラゴンを襲って暮らしていた。
ここで他の多数ドラゴンの本能なのか知恵なのかは不明だが、アレを封じる方法を編み出す。
つまりそれが劇中に登場する、餌を与えて一箇所に留めるというやり方なのかと。

そう考えればあとは理にかなっている。
バーク島の海賊たちは家畜や食料を持ち去るという理由でドラゴンを憎み、長い間戦争状態だった。
ドラゴンが家畜をさらうのだから当然、自分の餌なのかと誰でも思う。
ヒックのようにドラゴンの主食が実は魚、という発見をしなければ疑問を感じない。

この構造を破壊し、ドラゴンの生態を把握すれば戦争は終わるというか、戦う理由もねえし、とゆう話に。
欠点だらけで極めて突出したヒックという人材は稀有であり、そうでもなければドラゴン戦争は終結できなかった。
まったくうまく出来た物語だと繰り返し感心する次第。


女王バチと働きバチの件以外で、ふたつ難があるとすれば。
バーク島の住人、バイキングじゃないよね。 食料とかほぼ自主生産みたいだし。
あと日本語版だけど最後に「ペット」というナレーション。
言語だとオープニングナレーションで「ベスト(害獣)」と語り、それと対になった言葉としてのペットらしいが、どっちにしてもうまいこと言ってない、というか下手。

まーそんな感じ。

ドリームワークスという政策集団はあなどれないな、次はシュレックかカンフー・パンダでも借りようかと思う今日このごろ。



●2015.2.9 カンフー・パンダ観た

カンフー・パンダを観てた。

なるほどドリームワークス、面白いな。
何よりカンフー映画をよく研究してるわ。

カンフー映画は哲学だよねやっぱ。
そこの理解があるから映画として成功している。


ただ、バトルシーンに関して言えばアイデアの面白さはともかく、見栄えがまだ完璧ではない時代の3Dアニメーションなんだなと思ったりもした。
他に市井の様子など日常シーンもそうだけど、この時期だとぎこちない感じ。
ヒックとドラゴンのちょっと前なんだけどね、単に予算の違いだろうか。
ただし気になるというほどでもない。

でもってここでFINAL FANTASY VII アドベントチルドレンを思い出す。
アレのほうがアクションの見栄えは上だったよなと。
カンフー・パンダの数年前作品であり、アドベントチルドレンの予算は不明だが普通に考えてドリームワークス映画より高いとも思えないし、なによりモーションにかけては未熟な日本の3Dアニメなのに、戦闘シーンは確かに良かった。
クオリティの問題ではない、ということなんだろね。 アイデアも満載で楽しく観れた。

ただカンフー・パンダが悪いというわけではなく、どっちも良いという話。
カンフー映画への理解と研究、オリジナリティとアイデアにあふれて素晴らしいのだが・・・。

そうなるとどーしても日本のカンフー映画を連想してしまって凹む。
カンフーくんとか少林少女とか。

ドリームワークスもピクサーもディズニーもただでさえ出来がいいのに、さらに上を目指すよな。
まあ日本もアニメとかだと優れたもの出したりするんだけど映画は・・・。

とまあそんな話。



●2015.2.23 韓国大好き



なんか以前テコンV観て以来、韓国が好きで笑韓系まとめとか見てるんだけど。

もう数千ページは読んでいて、そーゆうとなんか大げさに聞こえるだろうけど誇張ではない。
まとめブログとかは基本、韓国の記事日本語版をのせて、それに2ちゃんねらーのコメントが並ぶという形式なんだけど、ひとつにつき文庫本の1ページとすると、数千ページとは文庫本を十冊以下にした内容となり、それを5年の間に読んだのでまったく無理のない数字。

笑韓まとめとかいうと韓国嫌いのネトウヨのたまり場とか思ってる人もいるようだが、じっさいネトウヨなど実在しないに等しいと自分では思っている。
おそらく悪口大好きな中学生、高校生などがその正体みたいなもんで、彼らは悪口の対象はなんでもいいような輩で無視していいかと。

この笑韓サイトウォッチングは非常に面白い。
ただ自分だからできることで、流されやすいタイプの人には無理かも。
韓流好き、韓国嫌い、どちらかに洗脳もされずに自分を保てる人なら笑韓ウォッチング、オススメできるんだが。

まず「チョン死ね」などと反射神経だけで言うようなコメントは中学生なので無視して、重要な情報だけを抜き取る。
そーゆー作業が必要となってくる。
そうすると韓国のニュース記事から実に多彩な話題を広げる人々がいるのに驚かされる。

例えば韓国が記事で亀船を再現したということ書いたとすると、2ちゃんねらーの中でも有能な奴らは艦船の歴史、世界の船もろもろを比較対象して朝鮮の亀船が実在しない船である可能性を説くみたいな流れが発生する。
2ちゃんねるって無駄に物知りが多いみたいだが、これが勉強になる。

実を言うといま書いてるpixiv小説はその知識が元になってたりする。
じっさい自分の小説で劇中、韓国が登場したのは韓国製地図と出稼ぎ労働者のふたつだけだが、公共事業、船舶の運用、上下水道の敷設、エネルギーや食料調達問題などなど、世界中の状況を元にアレンジして小説にしてるみたいな。
その世界史の各分野知識を与えてくれたのが笑韓系のサイトというわけ。
先述したとおり、笑韓サイトは話題が広がって世界中の今昔を語っているのでそうなる。

実に有能であるが、どうも最近は笑韓系まとめもパッとしないなと思うこともある。

というか誤解を誤解のまま「韓国は◯◯◯◯である」と決めつけているコメントが多くて参考にならないみたいな。
ちなみに伏せ字の部分は放送倫理にひっかかる用語なので◯にさせてもらいました。
詳しくは言えないが「キチ」ではじまり「ガイ」で終わる四文字のヤヴァイ言葉なんで。
いやホント、最近は韓国は◯◯◯◯であるという決め付けが多い。

じっさいはどうかというと、自分の見識は。
言われているほど韓国は気・・・・・おかしくはない。
そこまで狂人だったらそもそも国として成立していないわけで。
まあ集団としてみたばあい常軌を逸しているのは確かだが、そのメカニズムを理解しないまま語る人が多くて困る。



まず最初の誤解から解いてゆくと。
「ファビョーン」というネット用語がある。
元ネタは火病で、朝鮮独自の病気。
ちょいとウィキペディアから引用させてもらうと
:火病(かびょう、ひびょう、ファッピョン、朝: 화병)もしくは鬱火病(うっかびょう、うつひびょう、ウラッピョン、朝: 울화병)は文化依存症候群(文化結合症候群)のうち、朝鮮民族特有の精神疾患と指摘されている病気である。

ストレスや怒りで口から泡を吹いたりして倒れるような病気で、症状は多岐にわたるようだが、これがネット上では韓国人が「ファビョーン」と言いながら怒り狂うという描写になったりする。
まず火病の使い方が間違ってるがそれはいいとして。

韓国人が怒りの民族と思ってるなら、そっちが大きな間違い。
自分が観察したところによると彼らは「嘆きの民族」で、なにか言うとすぐ怒るように思えるのはたぶん朝鮮語の強い語気のせいでは。 よくわからんが。
とにかく怒って反論というより愚痴に近い論調であると思えてならない。
ネットでは韓国=怒りと単純化しすぎ。

あとは旭日旗問題、東海問題とかよくわからん問題もある。

いちおう韓国のクオリティペーパー的なメディアや各雑誌が取り上げるらしいので国民全体が信じていると思われがちだが、どうなんだろ。
基本的に旭日旗が世界的に禁じられていると信じている韓国人は少数派で、ステンドグラスのデザインや植え込みまで旭日旗に見えるというのは、向こうの中学生とかが面白がって取り上げているだけなんでは、と普通に考えている。 ただ新聞雑誌がそれを報道してるんで真に受ける韓国市民もいるかも・・・。

日本海が東海だと主張する連中は学者などに多いようだけど、これは一種の売名行為かなと。
良くも悪くも目立って人に記憶されたほうが就職などで有利な社会なのかも。

まーこーゆー問題が存在する時点で「集団では常軌を逸している」という評価に間違いないけどね。
繰り返すがそこに至るまでにメカニズムがあるはずなんで、それを考慮しないのはアンフェアだろう。





あと李氏朝鮮には両班(ヤンパン?)と白丁(ペクチョン)しかいないと思ってる人が多そうでこれま困りものだ。
貴族と奴隷しかいない社会などフツーないだろ。
中間の市民があるはずで、朝鮮ではそれが常民(サンミン、と読むのか?)にあたるのかな。
よくわからんが多数派の市民がいて上に両班、下に白丁がいたと考えるべきなのではないかと。
韓国というのは価値観がわからない国で両班は悪政をしいていた悪党集団と日本で思われているが、向こうでは家系図を詐称してほとんどの韓国人の先祖が両班ということになってるらしい。 かような嘘はまあいいとして。

要は先祖が両班というのが嘘だとして、それが直ちに白丁の子孫ということにはならんのではないかと言いたい。
ネット上で定番の悪口理論になってる。
というか家系自慢とか家系差別とかみんな止めればいいのにな。


それと韓国は何もかも、日本を真似ているという誤解。
日本はとにかくスゴい先進国なんだぞという自慢みたいで恥ずかしいからやめい。

確かに韓国と日本は似ている。
例えばテレビ番組なんかそうだろうが、日本も韓国も欧米のバラエティなどを真似てるだけっしょ。
じっさいに日本限定で真似ていることもあるが、世界中がパクリ元ネタなんで日本だけがと思うのは自意識過剰だ。
歴史の時系列で言えば日本が明治、大正を通じて欧米から先にパクる機会があったのでいろいろ有利で、李氏朝鮮は未開文明だったし大戦後はちょいゴタゴタがあって貧乏だったから、先に欧米をパクった日本をパクったこともある、ていどの話。

まーパクリばかりで全然発展しないという事実は置いておいて、それは世界中どこも同じというか、国が小さいので仕方ない。
ただ独自のバイタリティみたいなものがあって、そこは韓国の立派なところ。
例えば日本だけが造っていると思われていたロボットアニメ、SFアニメなどなどが韓国でも造られていた。 そういうパクリは大歓迎だ。
とうぜん予算もなんもないので、その映像化には多彩な工夫がみられる。

映像作品といえば、朝鮮史劇とかは日本の時代劇のパクリだと思っている輩がいるようだが。
韓国時代劇はハッキリ言って中国史劇の影響だろ。 見た目からして。
韓流ドラマとかで井戸に落とされて火で蓋されて、溺れ死ぬかと思ったら目の前に魚がいて「川に通じている!」みたいなエピソード、いかにも中国の物語にありそうじゃん。
あと韓国忍者ドラマ「イルジメ(一枝梅)」は怪盗もの的な側面もあるけど中国の定番、楚留香っぽいじゃん。
というか韓流アクションの基本思想が中国武術とか軽功っぽいじゃん。
それにハリウッド武術足して韓国独自のクルクル拳法、ピョンピョン剣術とか編み出したわけで。
要は日本のパクリではなくオリジナリティあるんよ韓国時代劇って。



あと韓国人は何かと朝鮮の歴史を粉飾するというけど。
まあキラキラ美術とかツルツル衣装とか確かにそんな面はあるね。
ただ朝鮮が偉大な国家であったとはいかに韓流ドラマでも語っていないと思う。
むしろ昔の朝鮮人は無能で怠惰、小さな国で巨大な中国にいつもイジメられていた、という雰囲気かと。
そんな中、時々傑出した人物が出てきて能力とトンチで中国の圧力になんとか対応するみたいに感じた。
朝鮮人みな立派、朝鮮はスゴい先進国などとゆう描写はドラマにはあんまないような。
まあ作品によるのかもしれないけど。

 あと余談。
時々韓流ドラマ観たりするが、気のせいか一瞬だけ立派な装飾が施された猫車が登場したような・・・・。
説明すると猫車とは工事現場などで使われる一輪貨物車の総称で、技術力が壊滅的に弱い朝鮮では輿の下に一輪つけたものを両班などが乗り回していたらしい。
日本ではカゴ、人力車、欧米では馬車を使うところを一輪車。
正直、文明力が低すぎて笑える話ではある。
これは韓国では無かったことにしたいらしい歴史であり、登場するはずはないのだが。
気のせいでないのであればおそらく、韓国ドラマの金持ちパトロンが気を利かせて立派な装飾の一輪車を作り、どうぞ使ってくださいと韓国映画村に寄付したのではなかろうか。 有力者でなくても善意のプレゼントなのだから使わないわけにもいかず、かといって一輪車というローテクが貴族階級の乗り物であるという黒歴史に触れたくないし、困ったあげくに一瞬だけの登場となったのでわないかと想像している。

悪口を言うだけじゃなく、そういう風に裏事情まで推察して楽しむべきだとここで言っておこう。

いったんここで区切るけど、ホント韓国嫌いが高じて思考が停止している例が多いのは事実。
思っているほどバカな社会じゃないし、言うほど単純な民族ではないから。
逆に日本人よりはるかにややこしく、そういう意味ではアメリカに近いかもみたいな。





●2015.2.23 続き

なんか韓国に対する誤解がヒドい、という話。

韓国を中傷する時出てくるのが、ハングルの普及で漢字が読めないというのも定番ネタ。
まあじっさい70年頃から漢字教育してない事実はあるようだが。

ひらがな・カタカナと漢字を適度に混ぜたほうが意味伝わるように、ハングルと漢字をあわせたほうが本来的らしい。
昔の韓国新聞などみるとそのようになっている。 これが最近ではハングルだけとなり、同音異義語が多くて困るっぽい。
それを揶揄する時に出てくる悪口が「韓国では防水と吸水が同じ発音だから」というネタ。
電車の枕木を敷設する際、防水素材と吸水素材を間違えたために失敗した故事に由来する。
要は指示書に書いてある仕様も読めない、というかハングルだと読みはわかるが意味が不明なのだから韓国の技術力は低い、という話。

技術力はさておいて、何度も繰り返されるこの悪口、なんか違うような。
記憶が正しければ防水と吸水ではなく、防水(バンス、と読むのか?)と保水を間違えた、という風だったような。
この手のディティールはぐぐって調べても出ない場合が多いのでまだ調べてないが、吸水ではバンスと読まないような気がする。
まあどっちみちドジっ子には違いないのだが。

また技術力関連では、韓国って海外エンジニアや技術パクリでのし上がっただけでレベルは低い、と思っている人が多い模様。

これは自分が多くの記事からてきとうに割り出した数字なんだけど、かの国ではあらゆる技術、施設の練度などが「4年」しか維持できないと思える。
なんとな〜く頭のなかに出てきた数字なんで確証はないが。
なぜ色々と長続きしないのかは、飽きっぽい性格や内ゲバなどのゴタゴタ、また技術者などがすぐに現場から経営者に転りたがる国民性が理由なんだろうが、ともかく最初から無能なら一定レベルに達することはないわけで、じっさいドラマや映画では与えられた環境とは言え成果を収めている。
韓国人学生は勉強家だという話もあるし、少なくとも個人を侮るべきではなだろうと。
ま、繰り返すが集団としては常軌を逸していて長期的な成功は苦手みたいなんだけど、技術力がないわけではない。



ところで今度は韓流について、あまり知らないけど考察。

韓国といえば国家ブランド委員会、コンテンツ振興院などで韓流を国家レベルで推し進め、日本でも賑わっていると評判だったが、最近はかんばしくない。
世間ではやれ予算が尽きただの韓国嫌いが増えたためだの色々言われているが、真実はどうなんだろね。
思うに70年代から80年代まで人気があったアメリカのドラマでさえ、一時は勢いをなくしたことがあるので、飽きやすい消費者に安定供給するのは至難の業なのではないかと。 また80年代中頃から沸いたMTV経由の音楽も、やはりブームは長続きしなかった。
韓流は元々の事情がちょい違って、先述した国家ブランド委員会、コンテンツ振興院の出資で韓国のイメージアップ目的だと思うが、日本などのメディアに安く提供されていた。 今どきの先進国はどこもそうだろうけど肥大化したテレビなどのメディアはとにかくコンテンツの供給で四苦八苦していたはず。 格安の韓流コンテンツには飛びつくのが当然で、コンテンツがあれば一定の客は望める。

うーん、最盛期がどのていどで今はどのくらいなのだろうか、世間が韓流終わった言うばかりで実情がわからん。
ただ低迷がホントなら、単純に飽きられて賞味期限切れ的な感じになり、最小限の一定数ファンが残った、みたいなことかな。
あと嫌われ始めたというのも案外、事実なのかもとは思う。
ゆうても芸能なので麻薬など犯罪スキャンダルは多いし、なにより韓国という国家が嫌われやすい気質なんで芸能業界もとばっちり、ということかも。
まあ韓国であれ日本であれ芸能は自分の管轄外なんでどうでもいいが。




 ●まとまらないまとめ

いろいろ語ったが、無節操なようでちゃんとテーマは一貫しているつもり。

ただうまく要約できないのだが・・・・。
例えばテコンVの話をしようか。



テコンVは韓国最初のロボットアニメで、劇場版だった。
確かに見てくれはマジンガーZそっくりでぶっちゃけパクリなのだが、その内容は観るに値するものだと思っている。
70年代の中頃、ロボットアニメを作ろうともがけば自然とマジンガーZっぽくなるのだろう。 日本ですらやっとコンバトラーVが登場したあたりで、外国がロボットアニメ造ること自体が冒険だとも言える。
このテコンVには作者が一生懸命考えて造った努力が見て取れるので好感度は高い。
アニメ自体かなり難しかったろうに、より面白く、楽しい映画をと努力して、そのようになり、オリジナリティも高い。
だからテコンVはけっこう好きだ。

ところが成果を収めたテコンVはシリーズとなり、以後は何から何まで日本のロボットアニメをパクったものへと変化してゆくのである。
優れたオリジナリティではなく、デザインなどパクって成功した、そのへんのパクリ技を発展させるみたいな・・・そんな選択をしてしまった。
そこはアカンだろ間違えんなよ、とゆう。



このような話「テコンVはダメだ」、「テコンVは良い」と極端にしか語れない輩とは語れない。
ぜんぶひとくくりでしか見れない、理解できない。
そしてそーゆう連中が妙に増えた気がする。

最初のテコンVは好き、続編は嘲笑の対象でしかないと、ちゃんと本質を理解した上で分けて語れればいいし、また最初のテコンVの内容でもここはイカン、ここは良いとさらに分類して考察できればより良い。
つまりは分かった上で嫌いならそれでよし、知ろうともせずに決めつけはどうかというみたいな。

たまたま韓国に詳しくなった自分が見ると、ネット上の意見がいろいろおかしいというか、最初から流されてるだろ的に思う。
たまたま詳しくなったと書いたが、最低限調べる習慣があればいろいろ理解できるはず。
韓国が頭おかしい、という場面に出会った時、その行動に至ったメカニズムを考えるか、最初からレベルの低い民族なのだとなめてかかるか。
実はネット上だけではなく、思慮深くない人々をリアルで時々見かけるんで気になっていた。

さらに言うなら最近の日本における創作、とくに映画に思慮浅さが目立つというか、昔から進歩しないというか。
韓国主題に書き綴ったけど言いたいのはそこなんだよね。
80年代には雑誌「GUN」をよく読んでいて、そこでは日本映画ドラマの銃描写は無知すぎるという話題がよくでてた。
90年代にはバイク雑誌をよく読み、ここでは日本ドラマのバイク描写は偏見だけみたいな話題で盛り上がっていて。
映画の中ではコンピュータからサラリーマン、OLの描写さえおかしく、とにかくなんか変。
以前は映画ドラマしか見えなかったが、今ではネット書き込みでいろいろあって。



自分自身がとくべつ上等とは思ってないよ、でも流されやすいタイプとそうでないタイプで二分すれば後者であると思う。
そして前者ほどよく書き込みして目立ち、前に出たがり、昔だったら映画ドラマを作りたがるみたいなことなのかな。

現在のよく練られていない邦画を造る者、こっぴどく批評する観客みたいな感じで二分されて。
いかん、いよいよ話がまとまらなくなってきた。

知識が浅すぎる映画やドラマ。
かような病、別に日本だけではないのだが、なんつかイラつく。

無理にまとめると「よく調べようよ」みたいな。
昔は書店、図書館、いまはネットあるんだし。


ずいぶん話長くなったが以上。



 ●長文ついでに余談しておこう。

個人的な韓国の今後予想だけど。

なんか長年の無理が過ぎてだいぶん信用を落としているし、無茶な国家経営もいいかげん限界。 それに韓国を支配する財閥と戦ってきた歴代大統領がまた負けたっぽい話も伝わっていて、またほとんどの大企業が外国資本に乗っ取られた状態だという。
国民の収入は日本よりだいぶん低いのに生活用品などの物価は日本と同じくらいだそうで、年々経済は悪くなり相変わらずソウル市にはスラム街がある状態。

ここ2,30年の歴史の流れから考えても、韓国の発展は望めないだろうというのが自分の見解。
少なくとも後20年くらいはどんなに頑張って働いても資金が海外に流れてゆくだろうし、その間自力での発展は難しいはず。
むろん欧米または中国などの力をうまく利用するなど、アイデア次第ではなんとかなるかもしれないが。

独立した主権国家としての体裁はもう限りなく終わっている、という感じはする。

つまり今の感じで今後の20年ぐらいやっていくかもしれないし、まだまだ苦しくなるかもしれないが、いきなり国家破綻して北朝鮮みたいになるとは考えにくい。
以前はそのような予測もあったようだけど、ネットなどで数年前から言われている予測、「欧米などの経済植民地化」という新たなシナリオがもっともらしく聞こえる今日このごろ。

ただ色々と斜め上な国家なんでどうとも断言しかねるが。

まあそんな話。


 ※テキストエディタで23日に書いた後しばし放置した文章を28日に加筆して載せてます。



●2015.3.4 デトロイト・メタル・シティ観た


なんか映画版のデトロイト・メタル・シティを観た。

つか順序だてて話すと。
YouTubeに転載されている宇多丸の映画評をランダムで選択して聴いてるんだけど、それで情報あつめてから映画を借りるみたいなことを何度か繰り返して、デトロイト・メタル・シティを知った次第。



まずはアニメ版を観て、それから原作コミックのサンプルをいくつか読んで、映画を借りた。
アニメ版は面白かったし、デトロイト・メタル・シティの魅力がだいぶんわかったと思う。
ただあまりにもマンガっぽい、意図的なコミック臭さがやりすぎに思うというか・・・原作コミックというか一般的なマンガの作風をトレースしているつもりなんだろうけど、原作読む限りあの雰囲気は本意ではないんじゃないかなと。
本来はもっと作画レベルを高くしたい、なんなら大友克洋レベルに高めたいけどまだ修行中とか、そんな感じじゃないかな多分。

アニメ版はコミック再現ということでフラッシュアニメみたいなものを事前に想像してたけどまったく違うもので、けっこう作画枚数も使ったわりと贅沢な仕上がりで、そもそも音をアニメ用に立ち上げた時点でかなり良い企画なんだけど、絵柄が残念だ。
アニメ向けにちゃんとキャラクターデザインしなおした、もっと奥行きのある絵のほうがおそらくより原作を再現できると個人的に思う。



で、アニメ版でわかったつもりになってデトロイト・メタル・シティを評すると、非常に優れた構造をもつ作品かなと。

「インビクタス/負けざる者たち」って映画あるよね、クリント・イーストウッド監督、モーガン・フリーマン主演の。
マンデラ大統領を描いた作品で、テレビで観たけど良かった。
デトロイト・メタル・シティとコレはかなり似てるんじゃないかなというと言い過ぎだろか。
インビクタスという映画のテーマは劇中マンデラ大統領がハッキリ口に出して言っているので間違いようがない。
政治活動や軍事力に限らず、人々の営みが、またはスポーツをしたり音楽や詩を表現することで大きな力になる、波紋のように広がり、人々を鼓舞し、波及してゆく、ということ。
まあデトロイト・メタル・シティのばあい、かなり皮肉な方向へと変化させる話なんだけど。
ギャグ漫画だし。

根岸崇一とクラウザーさん。
全く似ていないふたりが実は同一人物というそれだけの一発ネタに頼らない物語づくりがアニメで見て取れた。
根岸もクラウザーさんもちゃんと成長している、だいたいにおいて望まぬ形へと。
そしてD.M.Cの音楽は波及してゆき、その活動は伝説(レジェンド)となってゆく不可逆な構造。 舞台はインディーズシーンということで、なんかインディーズってパッとしない時期、モラトリアムだと思っていたのだがそうではなく、メジャーレーベルに移籍とかしないでインディーズで売れることもできるそうだ。 そーなるとD.M.Cがどこまでのし上がるのか、上限が見えん。



インビクタスに似てると言ったけど、かの映画はさすがイーストウッド監督、いまどきのハリウッドや日本映画みたいに無理くりドガジャーンと感動させようとしない演出が非常に良かった。 そのサッパリさ加減も共通項か。


●映画版

思いがけず前置きが長くなった。

でもって映画版ね。

ライムスター宇多丸評で「残念」という言葉を何度も聞いた気がするが。
あれでもずいぶん控えめな表現だったんだなー、前半は残念で済むけど、後半はD.M.Cファンが激怒しそうだわ。

昔からある言葉「美談に落とし込もうとする」というのが最近、深刻に受け止めるようになった。
なんというか、80年代から90年代までは邦画の過渡期だからと見過ごしてきた病理だが、それから二十年以上も完治しないどころか悪化させてるとなると困ったもんだ美談症状。

それは後に語るとして、まずはキャラに関して。
デトロイト・メタル・シティの求心力というか、暴力的に話を推進させる動力は、半分がD.M.Cファン、もう半分は怖い社長だと思える。
怖い社長がいなければバンドが成立しないという、かなり重要キャラなはず。
この社長が映画ではイマひとつ。
単なる姉御キャラになってるというか、そもそも日本映画、ドラマ界って異常に姉御キャラ好きだけど、それすら再現出来ていないのが現状ではないかと。 せいぜいヒステリック姉さんになるのがオチみたいな。
でもってアニメ版でもあまり面白くなかったビフォーアフターのくだりなど、映画版では甲高いキーキー声と相まって見るに耐えない。
もともと姉御キャラは好きではなく、良いと思ったのはゴワッパー5ゴーダムの岬洋子くらいか。

映画版デトロイト・メタル・シティではグリとグラがなんか犬になってるし。 まあいいけど。

あとはでも、ジャギ様が実写になるとああいう感じなんだというのは良い視聴体験だった。
カミュに関してはとくに感想がない。

相川さんはなんかちょっと違うかなー的に思うが、まあいいや。
ただ相川さんの「崇一君・・・?」という展開はもうなんか、ああ邦画だなあと。 しかもその後、母親がクラウザーさんの正体を察するという、同じことを二度もやってるよね。 一度でもカックリくるのに二度とは。
そこで「美談に落とし込もうとする」の嵐となってゆくあたりもう。



映画化にさいして予算もなければ準備期間もとれないのはわかるが、そーゆうものだろうかと納得しかねる部分が多いのが昨今の邦画。
むしろ予算と時間のない中、余計な努力を重ねていないかという疑惑。

コメディ映画だからと不条理な演出が許されるという誤解もあるんじゃないかな、クラウザーさんのマラソンシーンとか・・要るか?
そしてイルダークとD.M.Cの対決となるが、うーむ世界のイルダークさんがインディーズのD.M.Cと勝負っておかしいよね。
イルダークさんにかかれば誰であろうと前座にすぎないのだよ、架空バンドなんでよくわからんが。

話変わるがイルダーク役にジーン・シモンズっていいのかなーほんまモン連れてきて。
ぶっちゃけ、日本人としてこの映画にご出演していただくのが恥ずかしいんですけど。
KISSの人ですよ、あの有名な。



メタルとか詳しくなくてもこの曲は誰でも知ってるレベルの・・・この人出しちゃったか。
うーむ、うまく言葉がでんわ。

でもまあイルダークのくだりはアニメでもあるシーンだし、いいか。
いやよくない。 イルダークはD.M.Cのクレイジーさに負けるという重要シーンがうまくない。
クラウザーさんが「甘い恋人」を歌う膝カックン的シーンは、観ているこっちががっくりきた。 だからそういうのいらんから。
全体的に顔芸頼りなんだよね。
まあクレイジーキャッツ時代みたいに過労死直前まで脚本家をこき使うわけにもいかんだろうし(イメージで語っちゃったが実は当時の労働基準とか知らん)、ギャグの品質は望めないのかもしんないけど。

話すこし戻すと、KIVAやK.Tガールズ(正式名称はちょっとここでは書けません)の勝負もおかしかった。
とくにラップのKIVAとのバトルは、いちおうラッパーであるライムスター宇多丸による説明を事前に聞いていたが(音楽的にもおかしいらしい)、そんな必要もなく誰がどうみてもおかしい。
とつぜん乱入したクラウザーさんのデタラメなダジャレを聞いてKIVAが「負けた・・・」と腰を抜かすとかもう意味不明。
アニメ見ればそうなった顛末というか裏事情がわかるのだが、KIVAとクラウザーさんは同郷の馴染みで、相手の弱点を知っていたという部分が完全に抜け落ちてるのでわけわかんね、となる。

イルダーク戦もそうで、なんで勝ったのかウソでもいいからしっかり考証してくれよと。
メタルバッファローを倒すシーンとかパッとしないよね。
ヒックとドラゴンのゴロゴロシーンを参考にしてもらいたいものだが。

映画オリジナルのいいシーンもあったよ。
でもいづれも数秒なんだよね。
例えば店舗のガラス越しに見えるクラウザーさんの怖さとか、日常に存在するクラウザーさんの異様さとか。

あとはコレ、アニメ版にも言えることなんだけど、日本のコンテンツがハリウッドと互角になれる数少ない分野はデザインなので、クラウザーさんの衣装を仮面ライダーや戦隊の怪人デザイナー、あるいはもう雨宮監督とかに依頼してもらったほうがと思う。
ここに金かけないでどうすんだと。

コメディだからチープ感重視したというのなら間違いだ。
それ以外の理由があるなら聞く耳ももつが。



まあなんだかだ言っても映像化はいいことだ、入口になる。
まあ内容的にヤヴァすぎるし資本主義の豚とか実写化はできない部分が多すぎだけど。
よーく考えたら放送禁止用語の嵐で、ゆえにアニメもテレビではなくビデオ販売となったようで。

理想をいえばこれこそハリウッドで映画化がふさわしい作品じゃないかな。
日本映画界じゃ限界がありすぎる感じなんで。

もしリベンジする気概があるならテレビドラマで弱点を補ってやってもらいたい作品をよく理解した上で。
むろん放送禁止用語が炸裂してピーピー削除音鳴りまくりだがそれも一興かと。

最後に言っておくとアニメ版であれ映画版であれクラウザーさんは好きだ。
おそらく誰もがそうであろうが映画版の根岸が気にいる奴はほとんどいないと想像している。

とまそんな話。



●言い忘れた

なんかTwitterでいちど発言して言い忘れただ。
映画版の根岸崇一がオドオドしたオカマになっているという現象。
これはキャラクターの掘り下げが未熟な証で、そもそも原作の分析が間違っている。

どの映画解説もそうだが、根岸を「気の弱い青年」と表現していて、そこがもう違うという。

根岸は男なのにスイーツみたいな異常な趣味をしているだけで、気弱でもなんでもない。
だいたいあの状況に放り込まれたら屈強なサラリーマンでもアタフタするのだが、そんな劇中描写をみて単純に「気の弱い・・・」と解したのか。
ホント読みが浅いというかなんというか。

むしろ意思が強いだろ根岸は、あんな誰も振り向かないスイーツな曲を続けているんだから。
お洒落になりたい一心で、田舎(九州人が怒りそうな言葉だが)から東京に来て、D.M.Cやりながら自分の弾き語りもしていて。

もお根岸を「気の弱い」判定してその上、それを表すためにオカマ演技とか、脚本も演出家もバケツ持って廊下に立ったほうがいい、というのは言い過ぎか。
前回の日記でも似た話したので、ちょい頭に血が。


 ※さらに追記

 根岸が気の弱い青年扱いが読み浅いと言ったが決して大げさに騒いでいるわけではない。
自分だって映画やドラマ、アニメのキャラを一目見て分析できるわけじゃないのだが、ここで扱っている根岸くんは、有名映画の「主人公」であり、作品の主題でもある存在なので小さな問題などではないから。
また根岸が気が弱いというのを「違う」という点についてはすぐ近くに比較対照できるキャラが居る。
つまりジャギ様こと和田くんだ。
彼は根岸以上に社長を恐れビビっているが、じゃあ彼も「気の弱い青年」なのか? ぜったい違うだろと。
そしてカミュこと吉田くんはどうなんだと。
彼は根岸以上に無口で社長に従順だが、じゃあ彼も「気の弱い青年」なのか?
ヒックとドラゴンのときもそうだけど映画解説って無理くりステレオタイプとは言わないが、単純な型にはめ込もうとしてないか? とゆう話。

まーヒックと違い、D.M.Cの気弱な青年発言は少ないというか、公式サイトはじめ皆わかってるっぽいのでいいか。
風評被害的なもので怒るのはとりあえづやめよう、ゲンが悪いし。


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次はabout-15.3となる予定。
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