なんか怪獣イラスト/怪獣の話などのてきとうwiki

   

なんかabout22.1からの続き



●2022.2.4 プリペイドSIM


が、なんか通じないような・・・。
つか手元に旧いソフトバンク携帯とボーダフォン携帯があって、それでしか動作を確認できず、どうもソフトバンク携帯は電池が完全にダメっぽく、より旧いボーダフォンのほうがつながるのも不思議だが、ともあれボーダフォンにSIM入れてみるとネットワーク調整みたいなお馴染みの初期動作がエラー。
そもそもアンテナも立っていないようだが、電波が弱くなったんでしょうね、3Gだし。

じゃあ電波のいいとこで試すという手もあるんだけど、よくよく考えると3Gはそろそろ終わるわけで。
それでネットで具体的な日付を調べたら2024年だそうで、うーん、じゃあ、もういいか、となった。
プリペイド携帯をもって、年にいちど三千円のカードをチャージして、それで一年は待受専用として使える、それを十数年も繰り返して、何がどうなるかというと「携帯番号を所有している」という事実のみ。
じっさいこの番号で使えたネットサービスも何度かあった気もするが、基本使わないものでして。

いま、例えば外出中に電話するならiPhoneSEに入れた通信データSIMを使い、IP電話アプリで通話します。
まあ過去に映画館に財布を落として「今から取りに行きます」的な連絡をしたり、そんな問い合わせ用途がメインだし。
プリペイドSIMはもう、やめようかなと思っとります。
使った試しがない上に、これを持つためにひとつ、ずーっと携帯に通電しているんですよね十数年も。
ぶっちゃけメインのiPhoneSEと、時々使うKindleタブレットと、なんかあると便利な予備のiPhone5sと、みっつもあるのに、さらにほとんど使わない携帯とか無駄じゃね? と思える。

思ったとたん、もう片付けました。
電源ひとつ空いてなんかスッキリだし。

というわけで、これから携帯番号がなくなってIP電話になるわけで、まあ050ならそんなに悪くないっしょ。
専用アプリでなくても、フツーの電話からでもつながるわけだし。
うーん自分の固定電話はないから、じゃーIP電話のみか、それは多少不安であるが。
だがしかし、電話番号が生活に必須という法はない。
なんだけど、世間の、とくに若者とよばれる世代はいま、どうしてるんでしょうね、いちおー携帯番号は社会人公式みたいな扱いなので、月に数千円のプランを律儀にやっとるんだろうか。
それとも自分のように格安データ通信SIMとIP電話で過ごしているのだろうか。
いやまあ企業づとめなら懐も温かいだろし、そりゃあフツーに固定電話でも携帯プランでもやっとりゃいいんですが、多くの者はそんな裕福ではないと思うんですけどね。
ま、いいけど。

とまあそんな雑談。


最近観た映画など


なんか一年以上、書き貯めた気がするがまあいいや。


●二ノ国


レビューで最悪な評価なんで逆に観たかった逸品。

2019年だと、プロメアが最高の評価で、あの年のアニメ大賞的なポジションだったと思いますが、これもアマゾンプライムビデオで観れるんですよね。
まさに穴場みたいな、あまり知られていない名作だが、逆に客を怒らせたのが「ドラゴンクエスト ユアストーリー」だっけ、こちらも観たいが、だいたい何をやらかしたのか、想像が・・・やっぱりつかんw

いっぽうセルアニメの映画で、低評価代表がこの二ノ国みたいな。
詳しいことはわからんのだが、当時YouTubeにレビュー動画が多数あがっていて、まあ印象深い言葉は「登場人物全部バカ」と「IQ3」でしたっけ、じっさいに視聴したレビュー動画はひとつで、他は動画タイトルとサムネで酷評の凄さを知りました。
え、どんだけバカなアニメ映画なん? って興味わくやん。

その、ひとつだけ観たレビュー動画で解説してたけど、もとはゲームで、とにかく「ジブリ風味」が売り物らしい。 じっさい、当初はジブリの協力を仰いでいたが、いま二ノ国シリーズはもう独自のスタッフで、ジブリは関係なくなったので、繰り返すけど「ジブリ風味」。
それ以上のことは忘れた。
うーん正直、ジブリ風味つうだけで辟易するんですけどね、またかよみたいな。
実は80年代からあったんですけどねジブリ風味つうか天空の城ラピュタ風味なアニメ。
ただアダルトアニメとかで、つまりレンタルで見かけないんで視聴したことはないんですけどね、なんか当時の段階で「宮崎アニメ風味」なら評価したいですね、観ないうちから。

90年前後の「雲のように風のように」もそうなのかもしれんが、全体のクオリティが高めなせいか、まあオリジナリティあると言えるようなそうでもないような。
で、「ジブリ風味」の総本山は誰あろうスタジオジブリですからねえ、だから辟易なんです。
宮崎アニメ風味で売り込もうという露骨なアレで、まあいいけどね、スタジオの風味と言えなくもないからさ。

あー前置き長くなったが。
実を言うとまだ三十分しか観てませーん。
あんだけ「逆に観たい」と思っていたアニメですが、まあぶつ切りにします。
なんだろね、思いのほか苦しいわ。
登場人物全部バカってどんだけ〜って思い、でもまあ最初の導入部は説明ターンでそれほどでもないだろうと油断してたが、最初からけっこーツッコミどころの桜吹雪なんですね。
半ば公式なんですよね、劇中で、まあ予告編でもあった絵なんだけど、土手っ腹に中二病みたいなナイフが突き刺さっていて、こいつあ重体ですな。 だから「動かすなよ、絶対動かすなよ」とか言ってるんです台詞で。 これはもう一般常識ですから、まあ動かしたりしないよね、と観客は思うのだが・・。
というレベルのバカ。
そうなるとなんか、見せ場らしい異世界のシークエンスも盛り上がらないわけで・・・。

よくわからんがコレ、埋もれるなあとオモタ。
子供だったら騙せるかなと、観る前は思ったんですけどね、子供は子供でも小学生くらいになるともう駄目かもしれん、内容がバカだと子供ほどツッコミの嵐でしょう、落ち着いて観れん。
親からしてもわざわざ、子供に見せるほどの名作と思わんでしょう。
あるとすれば映像のクオリティが高いってことかなあ、ジブリ風味だし。
でもクオリティで評価される時代は十年以上前に終わってると思うね、話がアホだともうあかん。

現実世界ターンでのアレコレは、なんだか仔細があるに相違ねえ、と思うけど。
だとしてもいいぬけできん行動ですな。

■半分ほど視聴

いやーきついっすねww

ネタバレ避けて説明すっと、まあ上級異世界です。
単に異世界に飛ぶだけの初級異世界は、例えば聖戦士ダンバインなどがありますが、そっちのほうが馴染みなんで、上級はちょい難易度高いわ。

異世界に飛んだ瞬間、アイテムやらジョブやら割り当てられる上級異世界は、昔からテレビアニメの、一話完結ストーリーと相場が決まってます。 それも原作にはない穴埋めエピソードみたいな感じが当たり前なんで、コレをマジで映画にするとこんなにキツいとは・・・。

テレビアニメの一話完結ゆうたが、まあレギュラーパーティーごと飛んで、ひとりぐらい割当が余って「俺は馬かよ〜」といった感じが定番で、つまりギャグ回。
それをマジでやるからね二ノ国。
しかも行動のひとつひとつがなんか間が抜けていて、出来が悪い脚本なら観てて身悶えする、というならまだ救いがある部類だけど、なーんか口開けてポカーンと観るしかないみたいな。


ただ、もしかして意図的なツッコミ待ちなのか、とも思えてきた。
そういやフード付きパーカーみたいなの着たYouTuberみたいなのいるけど、そもそもYouTuberがそんな格好多いのは、アニメの中二病設定を茶化したのでは・・・と思えて。
それを今更、二ノ国でやってるのはやっぱりギャグなのかなあと。
いやわからん。
どう考えていいやらわからん。

いちおう話は山場に差し掛かっていて、なんか姫を殺すって話になってきましたな。
なんでそうなるねん、よっく法則を確かめろよ法則を。
二ノ国の姫ぶっ殺せば一ノ国の彼女が病気治るんか、むしろ逆かもしれんやろ。
うーむやっぱりツッコミ待ちの作為あるストーリーなのかなあ。

まあいいや、とりまいったん中断してるけど、続きみたらまたなんか書きます。

■最後まで(頑張って)視聴

いやホント、頑張りました。
計、三ヶ月くらいかかったのかな・・・ずっと置いておいたラスト一時間、一気に観ました。
いやあ〜素晴らしい、思わず「やりやがったな」と叫ぶくらい素晴らしくて草がワラワラ。

後半はさすがに、前半の間抜けな雰囲気は少し変わりますね。
前半は「元々面白くない」というものが一周回ってスタート地点に戻る感じが、後半は一周半回って面白くなりそうで、脚本もわりと頑張っとるんですね、わりと。
ただ、一周半回った時点でさらに面白さを加算していくと、また二週目の「元々面白くない」地点に戻ってしまう危険があり、わりとハラハラです。
しかも杞憂で終わらないとゆう。

ツッコミどころは数えるとキリがないタイプの作品であることは繰り返したけど、まあしかし、脚本的に「守るために命を奪う」罪の重さを理解した物語、とほのめかしていますね。
だからラストは「やりやがったな」なんですわ。
罪の重さを理解したフリだったのか、という。
うーん、昔・・・例えば2001年だっけ、百獣戦隊ガオレンジャーなんかだとちゃんと描けていたんですけどね、そーゆーの。
子どもたちに大人気の敵幹部、ツエツエとヤバイバは最終話でちゃんと死にます、あんだけ侵略で大量殺人やらかしてるんだから、しっかり因果応報っす。
それがいつ頃から、なんか「キャラに甘い」作品が増えて、今じゃあこの二ノ国みたいに、お咎めなしで生き延びるストーリーが当たり前になっとりますね。

これがどうも、日本の傾向っぽくて・・・海外だと例えばヒックとドラゴン、別にヒックには罪ないけど、それでも行動の代償があるという、ちゃんと考えたストーリーで。
ヒックとドラゴンに関しては、よく出来すぎで、もう「逆に出来すぎで鼻につく」ことすらないですね。
ま、そんな高次元の作品と比較してはいかんのでしょね、二ノ国は。
余談ながらドラゴンボールのベジータは、殺した数より救った数が上回るため、悪人認定から外れたみたいな、そんな後付設定だっけ、そんくらい苦労するんです、キャラの罪って。

うーんしかし、自分が脚本家だったらハル君殺しますけどね、とくに愛着の要素はない人物だし。
なんで生かすかね、一部のアニメは理解できんものがありますね。

ま、いいや。
とにかく最初は「すごく観たい映画」だったんです、不評の理由が知りたくて。
それが序盤からわりとわかりやすかったんで、続きが苦痛でぶつ切り視聴でしたが、ともあれ理解はできたんでよし、また映像的にはけっこう出来が良いわけで、観て損はないものだと思う。
二度三度みる必要はない、ということもわかった。
また映画は脚本だということも。

繰り返すが、観て損はなかった、という納得できる結果でした。







●銀河烈風バクシンガー最後まで観る。


いやあ、面白かった。

上手い下手でいうとむっちゃ下手なアニメなんだよね、当時としてもB級扱いだったし。
とくに作画が悪いのが目立ち、他にもブライガーもそうだったけど、作画演出が未熟で、要するに美術で描けばすむところを無理にセル画とか、そういった類です。
話運びもムリヤリで、なんか壮大な物語はわかるけど、予算的に絵で描けない大量の人物、組織設定が入り乱れて、何が何やらです。
そして意味不明なストーリーは、例の最終回を迎えて。

ロボットアニメ全般がそうなんだけど、要はバトルアニメなんですよね。
機動戦士ガンダムのヒットで、その方向性が戦争アニメに傾いているけど、基本は何でもいい。
しかし定番として、物語世界の革命時期、時代の変換にあたって、新しい社会を築く側に主人公を置くのが普通でして。 侵略からの国土奪還もそうです、同じこと。
それがバクシンガーのばあい、旧体制のほうについていて、まー新王室側にではあるけど、滅びゆく勢力にいて、それに殉じて全員玉砕。
負け戦を描いているんです。
このような話は非常に珍しい。

それも種を明かせば「SF宇宙新選組」だからなんですよねこのアニメが。
またけっきょく何がしたい連中なのか、烈という走り屋グループにはじまり、銀河烈風という宇宙艦隊にまで成長し、じゃあ単に成り上がりたかっただけかというと、決して目先の勝ち馬には乗らない。
わからんけど、そのことによって彼らの意地だけは理解できる仕様。
だから、面白いのかもね。

また幕末を宇宙にしてるため、太陽系外からメリーカとエンゲーレスだっけ、より文明の高い勢力が来てるんだけど、けっきょくどうなったのかは詳しく語らず。
まーそこは次回作、銀河疾風サスライガーで説明する予定なんでしょうね。

滅びの美学を今どき(当時)、流行らないのに真っ向から堂々と描いたので、わりと評価高し。
ちょい打ち切りっぽくも見えるが、本物の新選組ってどうなったんだっけ。 五稜郭あたりで討ち死にしたわけ?
まあ打ち切りだとしても、どのみち先がない劇中人物たちでした。

あとは・・・先に言ったように出来栄えは下手に分類だけど、うまく描けばコレ、銀河英雄伝説みたいな作品になったじゃん。
要はポテンシャルが高いんです、それが垣間見えるから、楽しめるのかもしれん。
幕臣が驀進だーってダジャレだけで収まらなくって、素材である史実をよく置き換えている。
まあオズマが坂本龍馬だとは暗殺エピソードまで気づかんかったが。

という感じで、ずいぶん楽しみました。
またバクシンガーが好きになった。

だが最後にひとつ、言わせてもらうと。
ひとりでも、あるいは誰か欠けても合体可能なオートシンクロンシステムでもうひとつのバクシンガーが手に入ったぜ!
酷い死亡フラグやん。

という。


●銀河疾風サスライガー


いやあ、イチバン印象浅いシリーズの三作目ですねw

まあバクシンガーの途中から入った私的には、最初から最後まで観た番組なんですが。
あとサスライガーのBGM集、Vol.1は持ってます、何かの気の迷いで買ったんですよ、たぶん「なんでもいいからアニメグッズ欲しい」とか、そんな瞬間があったんでしょうね。
うーん、だとすると聖戦士ダンバインと同じくらいのアニメかサスライガー。

とりまアマゾンプライムビデオで、四話まで観ましたが、そうそう、こんな話。
あまり求心力がないんですよね、いま観かえしても。
ブライガーは宇宙仕置人で悪党絶対殺す、バクシンガーは滅びゆく宇宙新選組、でもサスライガーは八十日間世界一周的なことだから。
そして前作バクシンガーと比べて何もかも軽いですな、設定も話運びもセリフも全てが。
むろん意図的になんだけど、あれだけ壮絶なものを見せられた後ではちょい拍子抜けかな。

あとは・・・J9傾罎辰討△泙螢ッコよくないんだよね、蒸気機関車が宇宙を走るのは銀河鉄道999などで見慣れているけど、なんかロコモーション黎明期っぽくなって、あとは変形シーンがちょいダサいw
そういやあバクシンガーって後半に新たな合体シークエンスを出してきましたね、観ていて「どうしたんだ急に」と思ったけど、新旧どちらもカッコよくて。
ブライガーも絵は下手だけどミョーな勢いがあって変形はノリノリでした。
サスライガーはなーんか変だなあ、ロボット形態はまあカッコいいんだけど。

あとすっげえ久しぶりに第一話を観たが、メンバー結成がこれほど必然ないとは驚いた。
なんで居合わせた、というくらいのレベルで。
やっぱ薄いねえ、全二作にくらべっと。

まあいいや、それでも面白くないわけではないに違いないので、五話以降をみていきます。

なんかあったらまた書く。



●魔境伝説アクロバンチ


いやあこれがアマゾンプライムビデオに来るとは、詐欺まがいで入会させられてよかったあ。

YouTubeなどでオープニングだけは繰り返し繰り返し観ているのだが、本編はサッパリという、そんな希少アニメなんです。 他にも特装機兵ドルバックとかビデオ戦士レザリオンとか光速電神アルベガスとかいろいろあるけど、それはいいとして。

先に銀河疾風サスライガーのほうを観る予定なんで、アクロバンチは第一話だけなんだけど、その一話の作画はけっこういいですね、どこの制作だっけ。
オープニングといやあ、いのまたむつみデザインを金田アクションで動かしている名作で、しかし他の知識はあまりない。
再放送やDVDなどがあまりないだけで、スタッフ制作会社などの知識はなくても、内容は把握しているつもりです。
アクロバンチ、16メートルなのに中は豪邸という、ブライシンクロンマキシムの逆をいくロボです。
そういやあ合体するんだっけ、必然は感じられないが熱いぜ!
必殺技はなんだっけ。

正直、サスライガーを早めにやっつけてアクロバンチの二話以降を観たいw
という感じで今後、続きみてなんか書く予定。


■先にこっち観てる

なんかサスライガーより、こっちが先に片付いてきてます。
つてもまだ15話までですが。
ちょい近況を語ると、まあなんつか、即観れるように端末ごとにコンテンツ変えていて、タブレット端末はサスライガー、FireTVStickだっけ、テレビとPC版はアクロバンチなど好きに観るみたいな。
あとはiPhone版だと古代の宇宙人みたいに、アマゾンプライムビデオのチャンネル決まってるみたいな感じで、タブレット端末はデスクの左側にある棚に載せてあるんで、そうした作業でサスライガー観るわけです、しかし最近、生活のスタイル的にPCやテレビのほうが近いゆうか。

要は端末ごとに番組変えるという変なクセつけたせいでサスライガーの視聴が遅れているという。
まあいいや。

アクロバンチはホント、内容がまったく覚えないですね・・・いや文芸的にはスゲえ把握しているんです、なんつかネタ的に有名なんで、いろいろわかってる。
例えば蘭堂タツヤつう父親率いる家族戦隊で、ちゃーんと子供たちも四人とも覚えてますよ。
あれ? 五人兄弟だったよな・・・先にゆうたとおり、再放送があまりないんで本編はご無沙汰ですが、YouTubeでよく観ていたオープニングを思い出すと・・・あ、兄貴がふたりいて、片方がオープニングの時点で影薄いw
名前は、リョウっていうのか、どうもスーパーヒーローな長男ヒロのせいで、目立たんですね。

あとはジュンって中原茂っすね、ショウ・ザマの声。
なるへそ、聖戦士ダンバインでデビューしたみたいなイメージあるけど、ほぼ同時期にジュンもやってたんだという・・・どっちが先なんでしょうね。

それと超有名なネタ知識として、誰もが知ってるのが訪問先の遺跡をことごとく破壊するという。
いや、わざとやってるわけじゃないんですけどね、それにしても不覚やん。
当時としては「ロボットアニメ版インディー・ジョーンズ」という雰囲気で、だから遺跡&トラップは当たり前、敵も味方も不用意に遺跡に触れるため、仕掛けが作動して暴発、全部パーみたいな。
それを毎回毎回、懲りずに繰り返すのが笑えるという仕様です。


それと、ロボットアニメにはいくつかパターンがあるんだけど、アクロバンチはもちろんロボはスーパーロボット系で、物語的には蘭堂タツヤが作った冒険掘削ロボというか移動住宅というか、たまたま異常に頑丈なため、勝ち進んでいるような、おかしい設定。
なんだけど、バトルは「乱戦タイプ」なのが意外でした。
いかにリアルロボット系が人気の時代とは言え、「決戦タイプ」ではなく、乱戦するとは・・・考えればわかることだけど、決戦タイプだと毎回同じ必殺技とか使うんでバンクがききます。
つまり同じセル画、あるいはフィルムを使い回せる。
これが乱戦タイプだと、まいどまいど作画しなくてはならんわけで、こりゃたいへんだ。
同時期の乱戦タイプアニメは戦闘メカザブングル、聖戦士ダンバインでしょうね。
アクロバンチはだから、15話時点でとくに必殺技とかないっす。

制作は国際映画社となっとりますね、じゃあJ9シリーズと同じかあ。
普通に考えてブライガーの前ってことだろうか、いや時期がおかしいような。
とりまぐぐってみると。
J9シリーズと同時進行みたいね、ブライガーとバクシンガーと重なっていると考えて良さげ。
しかしバクシンガーに比べると、なんかクオリティ高いような気もするが、どうなんでしょうね。
たまーにビデオアニメかよ! っていうアクションシーンがあったりします。 つても作画デッサンよりも動きを多くするタイプの贅沢さですが。
あいや作画もなんかJ9シリーズより高いような気もしないでもないような。
奇妙な作品ですね、絵は良くって内容は遺跡破壊でロボット内に住宅でスーパーロボットっぽいのに乱戦タイプでツッコミどころの暴風域みたいな。
しかし楽しい、観ていて飽きない。

ストーリーとしては毎回、各国の遺跡を訪問して秘宝クワスチカを探すんだけど、超合体魔術ロボ ギンガイザーの大魔玉を思い出しますね。
毎週「これはクワスチカではなかった」「ここにクワスチカはないのか」というところが似てる。
そういやあギンガイザーとアクロバンチは顔も似てるかな、でも制作は違うとこだし謎や。

とにかく全話どのくらいか知らんつうか忘れているが、いま15話。
きっとコンプリートするので、そんときまたなんか書きます。


■最後まで視聴

あーそうだった、そんなラストだったか。
たぶん過去に観た。

けっきょくクワスチカはなんだろね、意識の集合体とかそんなふうに思っていいのだろか。
よその惑星から来た何かが、地球で文明おこして、災害に対する防御形態で潜んでいたとか。
話聞いてもよくわからんとです。

ラストシーンの意味も不明で、でも闘士ゴーディアンよりはまあいいかな。
たぶん、地球がリセットされるほどの大災害のあと、百年くらい経過して謎空間に囚われていた蘭堂一家はまぬがれて、で最後に地球に戻っていって文明やり直すぞみたいな。
説明ないから、何もかも推測ですね、いつかネットで答え合わせします。

面白いのは、こんだけオカルト詰め込んだけど時代が時代で、例えばレイラインという概念はあるのに、その言葉はないんですよね。
他にもバーミアンの仏像がまだあるっつうか、物語は百年くらい未来なんで復元されたとか?

今は古代オカルト花盛り、そんな番組いくらでもあるんですが、当時はどんな感じだっただろう。
また短編でいいからリメイクしてほしいですねアクロバンチ。

というわけで、いろいろ書きたいがめんどいのでこのへんで。


●恐竜・怪鳥の伝説



これ観たくてアマゾンプライムビデオのリストには登録してあるんですが、いっこうに無料プライムにならないと思いきや、You Tubeにまた来ました。
今度は「大怪獣のあとしまつ」公開にあわせて、期間限定みたいな配信だと思う。
前回はなんだっけ・・・覚えとらんわ。

ゆうてもここ十七年、ネットにつないでから少なくともこれで三度目の視聴だったと思うし、過去にはVHSレンタルやテレビ放送で何度も観たはず。
だから内容は知っているはずなんだけど、観るたびにわりと新鮮味を感じる。
こんどはフルHDなわけで、ディティールも良くなっているわけだし。

確か77年の映画で、ハッキリいうと底辺B級映画のたぐいです(わら)。
いや予算はそこそこ頑張って、映像もかような感じですが、とにかく内容がないようみたいな。
あいや内容は詰め込んでいるかもだが、何もかも空回りで・・・。
なんだろね、台詞がことごとく頭に入らず、おそらくテーマもあいまいなのではないかなという。
似た雰囲気の「ゴジラ対ヘドラ」は少なくとも、テーマもわかるし誰が何を言っているのかわかるもん。
この恐竜・怪鳥の伝説はマジで意味不明で、なんかプレシオサウルスが出た後に有識者会議的になって、主役の学者だかトレジャーハンターだか存在すら曖昧な彼が亡きオヤジの小屋を燃やそうとするが、視聴している側は「なんで?」となります。
彼なりのコダワリとかポリシーとかあるんだろけど、何やってんの、としか言いようが。

おそらく、公開当時から「なんじゃこりゃ」と思われた映画だと推測。
でもそれが逆に人気なようで、けっこう配信もされて視聴されている息の長い作品。
どのくらいグダグダかというと、定番のプレシオサウルス偽物が登場するが、だから何みたいな。
通常、この手の偽モンは被害を拡大する意味で脚本に織り込まれるもので、つまり「やっぱり怪獣はいないんだ」と大勢が確信して、湖全体が無防備になる、そうあるべきなのに、とくに意味のない偽モンで。

またフェスティバル(発音しにくい人はヘステバルでも可)も採用されてますが、これまた被害を拡大する意味の使われ方はしてなくって。 フェスティバルは何が最初だっけ、フライングキラーだっけ。
怪物は偽モン→安心してフェスティバルは開催→大被害 という定番がない。
あと当時も少々、今なら盛大に指摘されるのがタイトルの「恐竜・怪鳥」は出ないやんという件。
プレシオサウルスは恐竜じゃないよ、ランフォリンクスも怪鳥じゃないし。
そこからしてツッコミどころなんですが、それでいて話運びもグダグダで。

ゆうても何度も観たくなるくらいで、面白いんだけどね。
一種のネタ映画ということで。

今ならそうとう意識しないとできないから、こんな作品。
狙った作為でやるより、天然のボケということで、見ごたえはあるわけっす。
ともあれアマゾンプライムビデオに来る前に、You Tubeで観れてよかった。

という感じ。


●ゴーストバスターズ(1984)


言わずとしれた。

ゴーストバスターズ/アフターライフが公開されている関係なんでしょね、アマゾンプライムビデオに来とります。 ちな2016年版はまだ観てませんが、初代のコレは繰り返し観たもんです。

感想は控えめにして、その他の諸々を語ると。
たぶん最初はテレビ放送でしたね、映画館で観たのはしばらく後になります。
たまたまヒットした映画ではなく、けっこー営業に力を入れていたと思いますが、それなりの理由があるのではないかと。
娯楽超大作といやあスター・ウォーズシリーズ、インディー・ジョーンズシリーズ、スタートレックシリーズ、スーパーマンシリーズといろいろあったけど、まだまだ足りない時代でした。
そこに最高レベルの大予算で、しかもオリジナリティあるもんが来たのだから、みんな大喜び。
こっから雑多なコンテンツが割拠する時代に突入、みたいな。
だもんでテレビやCMで連日、広告出してました。

内容的にはバカコメディで、それが自分的に評価高いです。
あの飄々とした感じがいいんですよね、しかも現代劇で。ゴーストバスターズ四人の、深刻ぶらない生き方がなんかむしろ、昔の日本人みたいで共感。

あと映画館で観たゆうたが、雑誌「ぴあ」でわざわざ探し出して東京まで行ったんです、ロードショーから数年くらいかな。
それも印象深くて、上映館の好みなんでしょうけど、やたらめったら横長で映してました。
スゴいワイドスクリーンで、しかしそれがピッタシ合うんですよね、そういう撮り方してるんで。
アマゾンプライムビデオだと通常の16:9にトリミングしてて、ま、それでも問題ないかな。
アンタッチャブルもそうだけど、横に四人が並んだときに映えるんですワイドスクリーン。

で、もうひとつ印象的なのは、ざらついた映像ですね。
80年代だと本来、もっと解像度が高いはずなんですが、要は特撮シーンで何度も重ねてプリントするような高度なことやったんで、そこに合わせているんですね、全体を。
ウルトラマンの時代からオプティカルプリンターでフィルム四本処理は当たり前、ゴーストバスターズはそれから二十年くらいですから、どんだけ合成を重ねたのかわからないくらいで、だがしかし90年代だともっと自然で解像度も高いもんです。

特殊効果でいうと、今からみるとチャチに見えるでしょね。
特にマンションからテラードッグが飛び出すとこは合成感あるけど、ただあのカットはちゃーんとクリーチャーが演技しているんですよね、獲物を追いつつ、周りの車も気にかけているのがわかる。
コンポジットが今より荒いといった悪い部分ではなく、そういうコダワリを見ていきたいもんですね。
またマシュマロマンのシーンでわかるけど、照明の具合が非常にうまい。
巨大なモンスターなのだから下から照明、というのはなかなか日本のトクサツじゃあ根付かずに、ぶっちゃけようやく追いついたのは1996年の平成ガメラ2ではないでしょうか。


マンションの壁が吹っ飛ぶシーンは、まあわりと有名なメイキングなんですが、エアーで飛ばしてます。
そうした、雑多な技能を組み合わせてひとつの作品にしていく姿勢、なかなかですね。
技術といやあ、光が飛び交う効果、いまじゃーアフターエフェクツとか買えば出来そうなんですが、当時はアメリカがとにかく凄くて、まあ誰もが知るのはスティーブン・スピルバーグ監督作品、光の演出が今でも評価されています。
ゴーストバスターズのばあい、その光の描きこみが最大七色だったっけ、とにかくすさまじく、それもまた当時の日本じゃあ真似できないジャンルで、でも数年後の東宝映画「ガンヘッド」ではかなり頑張っとった。
ガンヘッド劇中の光魚雷とか、むしろそういった技術を獲得した成果発表みたいなシーンで、なんか原理不明の攻撃ですね、わりとリアルロボット作品なのにファンタジックで。
ガンヘッドの話すっと、そういうキラキラな効果だけではなく、合成を使わずとも操演でけっこう魅せる「エイリアン2」の成功を、上手に模倣した部分もありましたね、世界中のSF映画をかなり研究してるのは間違いがない。

ゴーストバスターズの話にもどると。
劇中の、わかりやすい破滅の「合図」が実に見事で。
今見てもけっこうなシーンですよね、ニューヨークの消防署から飛び出した大量のゴーストが拡散してゆく光の航跡。
当たり前だけどコンピュータグラフィックスなしでやったんでしょね、ほんとにスゴい。
うーん、当時の技術でどうするねん、あるとすればモーションコントロールですかねえ、仮にそうだとしても、繰り返しペンライトなどを撮らないとあそこまで見事な絵にならんと思う。
コンピュータグラフィックスなしと言ったが、当時もあるにはあったよね、じゃあそれ使うとして・・・CGだと、あんな良いレインボーカラーにならないのでは。
あいやCGの光点を撮って、何度もフィルターかけたとか?

テレビで営業してたとゆうたが、MTVとのタイアップ・・というのか、あれも目新しいかもね。
いや前からあったんだけど、超大作映画で、しかも複数楽曲とか。
MTVはとうぜん、複数がランクインしてる状態で、自動的な営業という。
ちな多くの映画はひとつの楽曲、つまりプロモーションビデオなわけで、ゴーストバスターズはいかに異例かということですね、しかもどれも良曲で。
中古レコードでゴーストバスターズのサウンドトラック盤買ってもってますが、ホントそのまま流して聴いてられる、スゴいアルバムなんです。

うん、考えるとだいぶん話長くなる。

とにかくドリフのコントみたいなストーリー、そのわりに重厚で安定した演出、見事な映像、どれをとっても好きですね。
自分史を語るととうぜん、テレビ放送、VHSレンタル、DVDレンタル、配信を観ていて、それに運良く観れた映画館も加わるわけです。
そんくらい繰り返し観た映画です。

という話。

●ゴーストバスターズ2



こっちはロードショー観ました。

世間はそれほど盛り上がってなかったし、営業でバットマンに負けていた雰囲気です。
それは劇中の物語にも反映されていて、子どもたちがゴーストバスターズよりヒーマンを求めているあたり、すっかり堕ちたなあという自虐ギャグ。

ちなみにこのとき、ヒーマンを知ったような記憶があるんですけどね、じっさい『マスターズ/超空の覇者』の話題は日本に入っていたはずなんだけど・・・思っていま、ウィキペディアみたらマスターズ超空の覇者はだいぶん遅れて、二年後の1989年後半に公開だってさ。
そのロードショーはたぶん観てないんで、じゃあ記憶通りか。
ちなみにヒーマンとて一過性の人気で、ゴーストバスターズ2の89年だと子供も飽きた頃合いではないかと思うんですけどね、じっさいアメリカでどうだったんでしょうね。
ヒーマン話題続くけど、今でも公式チャンネルでYouTubeのエピソード観たりしますが、何が魅力って作為で出せない壊滅的なダサさですね、意図的にやれないあの間抜けなデザイン。

ゴーストバスターズ2にもどると。
初代ほど売れず評価もされず、じっさい自分で観に行ったときも「スケールダウンしてるなあ」という内容で、しかし前作のファンで、罵倒して嫌う人も居ないのではないでしょうか。
「前ほどじゃないけど面白い続編だよ」という感じで。
そう、話は小さくなったが、なかなかソツのない続編なんです。
以上終わり、じゃつまらんので、なにか語るか。

現実はどうか知らんが、私個人が過去映画群の年表とかみると、なーんか1986年にタガが外れた感じがするんです。
それ以前とそれ以降はまったう雰囲気が違うというか。
そもそも80年代は日進月歩がスゴい、いや酷い時代でして、十年一昔とかじゃなくって、二年でくるくる変わるような、そんな凄まじい加速度でした。
ひとつ例を出すと、84年と86年で何が違うか・・・そりゃあ町中のレンタルビデオ屋ですね。
あっという間に、雨後の竹の子みたいに、ニョキニョキ映えてきましたビデオ屋が。 そいでHuluやアマゾンプライムビデオなどの格安配信が普及するまでの三十年間、そういったレンタルソフト文化になっていったわけです。

80年代以前にも映画は雑多で娯楽性の高いコンテンツ、スター・ウォーズシリーズに代表されるようなもんは揃えてましたが、数は足りてないと前にも書いた。
それが86年以降だと、溢れかえるわけです。 正確に言うともっと前に撮られた底辺映画などが、ビデオソフトとしてレンタル屋の棚を埋めるために並んだ、という感じで。
日本じゃあそれ以前に、我々ボンクラ(そんな自虐自称がある)のために、アニメ文化がありましたが、それとてレンタルソフトで加速してますね。

まあそれが、ゴーストバスターズ2がやや埋もれた理由でもあって。
あとそうした娯楽コンテンツの、ひとつの頂点であるバットマンと並んだせいもあるか。
それでもけっこう人気のある続編で、元々のゴーストバスターズ初代がそんだけ見事な出来栄えだったからと言えるのではないかと思っとります。

音楽的にはヒップホップ、当時はラップと言ってましたが・・・それがアメリカでバカ売れした時期。
とーぜん、この二作目にも取り入れられてます。
日本じゃーそこまで普及はしてなかったですねヒップホップ。
でもフツーに浸透して、今でも当たり前に存在するジャンルとなりました。

娯楽コンテンツが普及した結果、映像がひとつの産業と認められ、急速発展しました。
まったく80年代に、ホント急速です。
よってゴーストバスターズ2も、かなり絵がこなれてきてますね。
自由の女神が動き出すとか、なかなか難しいと思うけど、見事なもんです。 たぶんCGも多用していると思うけど、具体的にどことは分かりませんね。
遠目のスライムなんかCGなのではと思ったりしたけど、実物写すほうが早いか。

今も昔もよく見かけるのが、赤ちゃん役が複数という、海外映画あるあるですが、この作品では二名が顔つきクレジットなので、実にわかりやすいですね。
こういう、子役が成長しちゃうから複数みたいな、製作期間が長い創作もあっていいわけです、クリント・イーストウッド監督みたいな早撮りも面白いけど。

とまあ色々語りたいですが、とりまこのへんで。


●トロール・ハンター

↑このリンクで正しいのだろうか

なんかアマゾンプライムビデオで。

観た経緯を話すと長くなるがあえて語ると、新着みたいなところに出てきて、そのときは「ああコレかあ」という感じで、まあ映画のホームを覗いてみたところ・・・。
製作が2021となっていて、「あれ?おかしいな」となって気になった次第。

つまりどーゆーことかとゆーと。
ファウンド・フッテージとかモキュメンタリーとかゆう、要はブレア・ウィッチ・プロジェクトの手法で撮られた映画が、十数年前に流行ったんです。
誰かの記録フィルムが流出みたいな設定で撮られた、手ブレまくりの映画類。
自分的にはクローバーフィールドで懲りたつうか、面白い映画なんだけど途中で画面酔いして具合悪くなったので、二度に分けて視聴したという胃液からして苦い思い出ゆえ、次にブレア・ウィッチ・プロジェクトやパラノーマル・アクティビティとかはiPod touchやiPhoneで観るようにしました。
ブレア・ウィッチなんてワザワザDVDをリッピングしてDropboxにぶち込み、iPod touchで視聴するという手間をかけました。

で、このトロール・ハンターですが、「確か以前に観たよな」という曖昧記憶と、「でも製作は21年かあ」という矛盾が気になって、「もしかしたら音声とか収録し直して、なんか製作年が変更になった戦前映画みたいな感じかも」という疑惑もあり、確認したくて、でもテレビやPCじゃあ観る気にならんので、iPhoneでちょっと観たら。
いや知らん映画やん、とわかった。
あ、ちなみにファウンド・フッテージというのは当たりで、でも字幕しかない(吹き替えは有料レンタル)ので、文字が読めるサイズということでKindleタブレットで視聴しました。
ホントはiPhoneを遠くに置いて観るくらいが画面酔いしなくていいと思うのだが、字幕読めないと話わからんからしょーがない。

ちなみにどういう勘違いかというと・・・。
まず、パッケージ絵で「あ、これか」とわかったと思い込んで、タイトルにも覚えあるような感じなんだけど、じっさいかような映画、観たっけなあと今は不思議。
ただ、パッケージ絵の巨大怪物は広告詐欺であるという覚えがあるような・・・内容的にも北国で、トロールとよばれる獣人を追って、でもほとんど映らないみたいな低予算&底辺映画であったような。
うーむ、何かと勘違いしてるのかねえ、そんな映画、過去に観たっけ。

まあいいや、今回のトロール・ハンターは、意外や意外、底辺映画ではありませんでした。
パケ絵も詐欺じゃなかった。
映像的にもちゃんとトロールをCGでハッキリ映しているし、そもそも映像学生が撮ったドキュメンタリーという設定なので、あまり手ブレとかは・・・まあ例によって逃げながら後ろを撮影みたいなシーンはあるが、基本的にちゃんと撮られている。
あ、逃げながらゆうたが、今まであったような「逃げながら絶叫しつつ自撮り」というマヌケは今回、ありませんw
そういう意味でも、従来よりはまっとうな映画ですが、問題は映像ではないですね。

物語的には裏稼業のトロール・ハンターに密着取材! なんで、つまり旅行者のたぐいが好奇心で禁足地に入って何が何だか分からない事件というような話ではなく、ちゃんと映像学生がトロール・ハンターに取材してるので、各種設定が語られるんです。
トロールにも種類があること、日光や紫外線を浴びると体組織が耐えられずに石化したり破裂したりするメカニズムが用意されていること、政府が秘密裏にトロール対策をしていること、シッカリした設定の数々が魅力かと。
最近、トロールたちの様子がおかしいという理由が、狂犬病であったりと、なかなか科学的。

いっぽうでキリスト教を嫌うというミョーな文芸は忘れない心配り。
電線はくぐれないというのも不可解かな。

ちな今回のトロールは知能がまったくないということになっとるので、じゃあ進撃の巨人っぽいですね。
と思ったら、途中で「六十メートル級のトロールが」ということで、意識してやってるのかも。

舞台はノルウェーだということで、じゃあノルウェーの映画なのかな。
と思ってウィキペディアみたら、うん、ノルウェーっすね。 でも製作は2010年となっていて、やっぱり製作年が変更になったという憶測は正しかったようです。

続編が観たいくらいですが、そうではなくてハリウッドリメイクの話があったようで、でも2014年公開とか書いてあるんで、実現はしていないっぽい。

あれ、じゃあ進撃の巨人を意識しているというのはハズレかな?
2010ならマンガ連載がはじまったくらいだし、世界的なヒットはアニメ版からだと想像されるので、時期があわない。
ま、いっか。

とまあ、思いの外おもろい映画を観たという感じです。


●Wall Sina,Goodbye―前後編―


なんか進撃の巨人もいよいよ大詰め。
総括すると、単純に優れた作品ということもあるんですが、個人的には好きですね。
充実した内容もそうですが、スタッフの気概を感じるためでしょう。
ミョーに少年ジャンプに対抗意識があるんでしょね、あるいはジャンプというより東映にかな。
大企業の東映に立ち向かおうと、とりま大予算を集めるためにムチャな予算集め、異常なタイアップを繰り返し、クオリティはテレビアニメなのに劇場版みたいで、コレは商品展開の金儲けより思うような作品作りに振り分けた結果なのではないでしょうか、まあ推論だけど。

いっぽう番外編もそれなりにあるようで、でもどうも把握できてません。
そのうちのWall Sina,Goodbye―前編後編がNHKで放送されて、すでに録画済みなのを思い出して視聴しました。

テレビアニメより更にクオリティが高い絵はいいんですが、内容はどうもパッとしないっすねえ。
という結論を先に言っときます。
まず、テレビアニメの進撃の巨人、その隠れた魅力はサクサク進行にあるのでは、と思ってます。
あんなに展開が早いアニメ昨今では珍しいような気もしますが、まあアニメをあまり観ないので実はわかりません。
しかし、サクサクと短いエピソードを積み上げて、八十話超えの大長編にしているわけで、見事なもんですね。 主人公側の「始まりの物語」であるグリシャ・イェーガー編はほぼ十分ですからね、映画一本に相当する内容をまとめる技量、スゴいっす。

で、そーゆー流れの中で、このWall Sina,Goodbye―前後編はほぼテレビ版二話のボリュームで、エレン側は登場せずに、憲兵団のアニを主役としとりますが、どうも蛇足に思えて。
時系列だと壁外調査で女型の巨人が登場する前日譚というわけで、そらそれ以前だと訓練兵時代でみんなと一緒だし、逆にそれ以降だと硬質化で眠り姫なんで、そこしかないわけで。
ストーリーは名探偵アニの大冒険みたいな感じかな、作品世界をそれなりに掘り下げて、面白いっちゃ面白いんですが、それでも要らん気がする話です。

いや女型の巨人として来襲する前、アニがどんな顔をしていたか興味はあったんですが、このエピソードである必要性がまったくなくって。
そもそもこれ、原作の番外編にあるんですかね、なんか「違う」という違和感が残ります。
答え言うと、フツーにライナーとベルトルトにこっそり会って打ち合わせする、そんな場面で良かったつうか、それが観たかっただけなんです自分的には。

ちな思い出したのはバイオハザード0ですかね、レベッカの側面が観れてよかったけど、初代バイオハザードの前にあの大冒険はちょいムリねえか、とも思えて。
ま、あちらはゲームなんで強引にでもバトルする必要ってのがわかるんですけど。

とまあ、そんな違和感をたぶん、他のファンも抱いています。
だから進撃の巨人の中で、コレはわりと埋もれる気がしています。

という感想。



●ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ


アマゾンプライムビデオの、「見放題終了間際のタイトル」みたいなので出てきたんで、観たくなって視聴みたいな。
結論から言うと、なんか内容知ってるんです、後述しますが。

たぶん2017年ごろの映画で、題名の響きからとうぜん、ドキュメンタリーかと思ったら劇映画でした。
ほらほらスーパーサイズ・ミー的な、あるいはフード・インク(観たことないけど)のような、けっこうドキュメンタリーあったやん、そのひとつと思ったわけ。

で、内容を知っているのはおそらく町山智浩映画解説で聞いたか、あるいは岡田斗司夫チャンネルでちょいちょいマクドナルド関連を語ってたので、そのへんだと思う。
要は今のマクドナルドって創始者から乗っ取った企業なわけで。
むろん興味はあるが、個人的にはもっと知りたいのはここ数十年の企業による効率化の黎明期でして。
アメリカ企業の効率化は行き着くところ、地獄ですからね。
日本でも昔、「工場内では歩くな、走れ」という社命があったくらいで、一切のムダがない社会は息もできません。

まあマクドナルドの初期はまだまだ「サクセスストーリー」で片付く、かわいいもんです。
テニスコートに店内を描いて、みんなでシミュレーションした結果、最も効率良い、スピーディーなシステムを作り、ラインナップも三点に絞って注文から三十秒を実現したという。
でもって、店の看板乗っ取り話は、まあどの映画ドラマでも同じことで、契約の穴を探して離反するといういつもの。

むろん大雑把にまとめた映画であって、じっさいはもっと長い物語に違いないのだが、まあフツーに面白かったですね。

とまあそんな感想。


●セブン


ゴールデンウィークは何々でっつうのはよく聞く広告で、昔なら物理レンタル、今じゃあ配信、むろんアマゾンプライムビデオも「そのまんま」の売り文句でやっとるわけですが、じっさい映画みてる暇はあんまりないですね。
最近はBlenderで3DCGが面白くて、ゲーム感覚で遊んでるし、(以前に比べると)絵も上達したようで、そっちも頻度が高くて映画はなかなか観れません。
You Tubeはまあけっこう観るつうか、ラジオ代わりに音声で聞ける動画が多いですし。

でもってなぜか急にセブンを観るわけです、他にも観るべきタイトル多いのに。
ちょい経緯を語ると、なんかの拍子にデビルを思い出したんです、97年の映画で、アイルランド独立運動に関連してスティンガーミサイルを密輸する話だっけ。
で、アレって確かブラッド・ピットだったよなという連想でセブンも思い出した。
いま調べると95年の映画で、七つの大罪をモチーフにした、なかなかの話題作であって、まあ確かに大食殺人はインパクト強いよね。
いちおうテレビで最後まで観たんで、大雑把には覚えているけど、じゃあ、「あの事件は何だったのだろう」となって、Amazonみたら今はプライムですぐ観れるとわかり、さっそく視聴。

テレビ放送の当時もそれなりにキリスト教関連は知っていたが、今はYou Tubeのオカルト系でより知識があるんで、改めて観れば何を語った映画なのか、わかるかなあと。
結論から言うと、まあよくわからんとです。

いやあ面白いには違いがないんです、趣向を凝らした殺人、刑事二人、それもブラッド・ピットとモーガン・フリーマンつうベストメンバーでの探偵ストーリー、そら面白いに決まっとる。
でも根底にあるものは、そうそう見えんですね。
たぶんキリスト教国家のアメリカ人ほとんども、わからん可能性。

ちなブラッド・ピットは当人もそうだが役どころも人間臭くて、土砂降りでずぶ濡れだったり傷だらけだったりというイメージで、体当たりな俳優なんでそこは魅力かもね。
ただそれは同期のトム・クルーズもキアヌ・リーブスも同じで・・・いやこのふたりはじゃっかん人間離れしてるか。
体当たり俳優が多いねアメリカは。

奥が深いのかはわからずも、単純にトリックを楽しむ映画かもしれませんね。
七つの大罪をモチーフにした見立て殺人、最後に残ったのは憤怒と妬み、犯人はどーやってそれを実現するのだろうみたいな。

あとやっぱ映画って音が大事で、いちおう自分環境としてはPCに500cc牛乳パックくらいのミニスピーカーとサブウーファーを接続し、重低音も出るようにはしてるけど、爆音上映は気がひけるんで、ヘッドホンを利用したところ、なるへそどんなシーンにも意図があるんだなとわかる。
音に厚みがある部分はもちろん、急に静かになった部分も演出があるもんだなという。

あとはあれ、テレビ放送だとイメージが漠然としていて、シーンが薄い。
まーワイドスクリーンをスタンダードにして、さらに切り取ってるから画面がちっこいわけです放送は。
正解から言うと最後のステージは砂漠みたいなところに高圧線鉄塔がずらりと並んで都市伝説で有名なHAARPみたいになっとるんだと改めてわかる。
テレビはトリミングしすぎて、舞台が曖昧なんです。
記憶では廃線があるような人がいない場所でトレーラーハウスとかコンテナ車が犯人の指定した 場所みたいな感じだけど、じっさいだいぶん違う。
高圧線が大量にあるシチュエーションはつまり、ヘリが着陸できないという意味合いもあり、応援警官が来ない、犯人と刑事水入らずということなんですね。

画面が広いとそんなことまでわかります。
つか従来のテレビ放送やVHSレンタルがいかに貧弱かということなんですが。

すっげえテキトーな理由で衝動的にポチッと観たわりに、楽しめました。
名のある映画は伊達じゃないですね・・・つか話題作でも後々埋もれたりすれば、「ああ見せかけか」とわかるもんなので、残ってるタイトルはさすが、というか。

セブンはちゃんと面白い、犯罪捜査とトリックが楽しめる映画ということで。

そんな感想。


●グーニーズ


なんか懐かしい音を聞きたくなってこのタイトルを久しぶりに。
アマゾンプライムビデオなら今、タダで観れるってのもあるんですが、前回はいつだっけな。
DVDレンタルだったような気がするが、配信だったかもしれん。

内容的なことはとりあえず置いといて、このへん面白い時代なんで、そこ語りたい。
グーニーズは1985年だっけ86年だっけ、ともあれゴーストバスターズの後になります。
そのへんから、映画の営業もだいぶん雰囲気かわってきて、グーニーズならシンディ・ローパーの主題歌など、そーゆーことが当たり前になっていて、でもビッグタイトルは少ないですからね、今と比べっと。

VHSレンタルなどの店がかなり出来てきて、なおかつ映画のゲームも増えてきました。
も少し時代を遡ると、スター・ウォーズの成功で映像が産業になり、映画がエンターテイメントとして娯楽性が高めなふうに変化していった感じで、例えばグーニーズのエンドクレジットみると当たり前のように挿入歌が並び、インダストリアルライト&マジック略してILMがあり、確かドルビーステレオであったと記憶してます。

映像も当時の日本からすっと真似できないほど作為があって、今ならコンピュータグラフィックスやドローンで簡単にできるんですが、当時はILMによる特殊効果やクレーンなどの撮影、徹底したカラーデザインなどなど・・・うーんカメラをグラグラさせないって基本くらい、真似できんのかなと思うけどね日本映画。

ともあれ作り物めいた映像が見どころだったんですが、それも今みっとだいぶんナチュナルですな。
他にも特徴として、監督はスーパーマンのリチャード・ドナーですが、製作総指揮だっけ、スティーブン・スピルバーグで、おそらく撮影中、ずいぶん助言したんでしょね。
光のマジックが素晴らしいことになってます。

あ、内容はなるべく割愛したいけど、ひとつ言っておくと当時の映画はけっこー毒がありますw
敵のフラテリファミリーは劇中でも警官ふたり射殺したということで、あとで死罪になったでしょうね。
またやることなすこと汚え子供のチャンクなど、今だと描けないかもしれない。

ちなみに音楽は印象的なんだけど、いまぐぐったらデイブ・グルーシンと出てきて、知らん人や。
音楽がインパクトあるゆうのは、多くの映画に共通していて、例えばB級でやや低予算のロボジョックスなんかもテーマ曲は耳に残りますね。
インディー・ジョーンズやスター・ウォーズだけではなく、個性的な楽曲はつきものらしい。
それはそーゆーものなのでしょう。

それも含めて聞きたかったので、今回はヘッドホン視聴でした。
ちなみに「音」でいうと更にのち観たバック・トゥ・ザ・フューチャーがいちばんスゲえ新体験だったかもしれんが、当時は「これからはこれがスタンダードになる」のだと思っていて、でも今でもサウンドデザインで最高傑作とされているんで、やっぱりスゲー音だったんだなあという。
あ、もちろんあれっす、デロリアンの再突入サウンドの事です。

そんなわけで、映画みるなら可能な限りヘッドホンですね。
制作側の意図は完璧なホームシアターでないとほじくりかえせないかもだけど、せめて監督が伝えたかった「音圧」だけは理解できるってもんです。

という感想。



●サント VS 吸血鬼女


まさかこのタイトルがアマゾンプライムビデオで観れるとは感激です。

語ると長くなるがあえて言うと、少し前にYou Tubeで違法アップロードな映画を大量に観たんです。
まあいちおう、日本でDVDとか出る見込みのない、マイナーすぎるタイトルを選んでます。
可能な限りは課金して観るのが映画に対する敬意だと思うんで、「どうしても仕方ない」という場合に違法アップロードを視聴する次第。

余談ながらパブリックドメインに相当するものはタダ観でも大丈夫だと思ってます。
でもって、海外の数しれぬB級映画の中で、この映画が「Samson vs the Vampire Women」とゆうタイトルでオススメに出てきました。
あまりに変な映画を観るんで、こんな作品はどうですかということですね。
吸血鬼女という部分で面白そうと思ったんだけど、Samsonとはなんぞやとネットで調べたら、メキシコで大人気の覆面レスラーでご当地ではサント、あるいはエル・サントと呼ばれるヒーローとのこと。
英語圏を巡業する際の名前がサムソンなんでしょう。
サムソンは旧約聖書に登場する英雄かなにかかと思ったが、けっきょくわからず。
まあムキムキで強そうなイメージの普遍的な名前なのかと。

つまり以前の視聴では、海外からのアップデート動画を、言葉もわからんまま最後まで視聴したんです。
どうもスペイン語ではなく英語っぽい響きに聞こえるけど、どっちにしろわからん。
このへん、我ながら一種の才能みたいなもんですね、言葉がわからないと普通は最後まで観ないゆうか、最初から観ないのではないでしょうか。
アホな才能ですが。

以前の視聴ゆうたが、2020年でページの日記にはBlenderの奮戦記が綴ってあってわりと懐かしい。
つまり日記は9月頃で、映画の視聴もそのあたりなわけで。
このときの9月にShade3DからBlenderに切り替えたんだよね、最初はむろん四苦八苦だけど、わずか二週間で形を作れるようになり、やればできるもんだなと我ながら感心する。
今年の9月で三年目になるわけかBlender習得から。

はなしそれた。

その、違法アップロード視聴ではとうぜん、言葉がわからんので内容も理解度が低いです。
それが今、アマゾンプライムビデオで字幕付きが出たんで、やっとわかる。
思ったが、そうだ、思い出した・・・・。
敵である吸血鬼女のあたりがヘンに設定入り組んでるんだったw
いちおう吸血鬼女のアマゾネス軍団的な雰囲気なんだけど、野獣のような男ヴァンパイアも子分にいて、だから秘密結社に様々な種族が在籍しているショッカーみたいな組織だと思ってた。
それは、このたび字幕で確認したんだけど、組織の来歴とかけっこー説明が長いw
いや長台詞とかに頼らず、ちゃんと絵で見せるタイプのまっとうな映画なんだけど、テレビシリーズみたいな背景の濃い妖怪戦隊の文芸をちゃんと考えたのだなあという。

また前回の視聴で感想書いて、サントの参戦理由がよくわからんゆうたが、今回なんとなくわかった。
要はフォーマットがすでに完成している段階の作品で、バットマンなら市長などがサーチライトでバットサインを夜空の雲に照射するとヒーローがやってくる、みたいな感じ。
サントはもっとハイテクかつ巧妙で・・いや基本はレコーダーに電話メッセージを録音して、今で言う留守番電話なわけですが、依頼主の教授がテレビ電話でまずレコーダーがある部屋とつなぎ、次に壁機械のパネルを操作するとオープンリールデッキが動き出し、そして伝言を告げるという。
凝ってるなあ、この仕掛け。
しかし表では人気レスラーなのに、裏稼業もヒーローなのかエル・サント。

あ、どうも原語は英語に差し替えというか、メキシコのヒーローだけど映画はアメリカ製なのかもしれんが、でも試合の解説ではエル・サントとちゃんと発音してたと思う。
サントは裏稼業でヒーローなだけではなく、教授が趣味でやっとるらしい古文書解読では、いちおう伝説で銀色覆面の英雄が現れて悪と戦うと書いてあるそうな。
それ聞いて、じゃあ運命に殉じようと本人も思っていて、でも戦いの結末はまだ未解読なので、どっちが勝つかは視聴者にもわからんと・・・いやわかるけどね。

前の感想文では書き忘れたかもだが、黒いアマゾネス軍団的な敵組織はけっこう壮観。
幹部の行動隊長みたいなのが特に美女ですね、他にもたくさん復活して出てくるんで、これがカラー映画だったらサイコーですね。1962年の映画だそうで、白黒スタンダードです。
まるでイタリアのB級英雄映画だなあと思ったが、イタリアのヘラクレスシリーズとか観たことないや。
イメージで思っただけです、イタリアB級映画ってこんなんだろなあって。
美女軍団ってのは絵になるなあという話。

ちなみに違法アップロードはおそらくVHSビデオで、非常に低品質だったものですが、アマゾンプライムビデオではちゃんと高画質です。それがDVDクラスなのかHDリマスターなのかは目が肥えていないのでわかりませんが高画質です。
でもって内容は、ほぼ把握していました。
しっかり、覚えてるんです。
けっこう印象深い作品なんですねコレが。 言葉もストーリーもわからんまま最後まで観て、ちゃんとシーンを覚えてる。まあ一、二年ほど前だしそらそうか。
そう、前は言葉わからんまま観たので漠然としている部分あって、このたび理解したのは、エル・サントがいかに勇敢なチャンピオンであっても、怪物男と肉弾戦したら不利なんですね。
ま、他のレスラーは軽くひねり殺されてしまうのでそらそうか。
またラストバトルの勝因は、サントと警察たちが大暴れに抵抗して、その結果吸血鬼軍団の計画が間に合わず、朝日に焼かれて自滅みたいなことでした。
だから、力の限り暴れてよかったなあ、甲斐があったなあということですな。
サントが松明で棺桶に避難したヴァンパイアどもをぜんぶ焼き殺したのは、行きがけの駄賃みたいなもので、みんなの勝利的な話。
進撃の巨人みたいや。

そーいったバトル公証や設定など、変なところ凝ってますね。

しっかしホントに得した気分ですね、まさかサントの映画がアマゾンプライムビデオに。
しかももうひとつ、あるらしんですわこれが。 サント映画がもう一本。
そちらは観てないはずなんで、マジ嬉しい。
あ、違法アップロードをタダ見したシリーズだと他にもヒルゴンもあるんで、それもいづれ。

繰り返すがホントまさかです。 まさかエル・サントが!という。

次はアステカのミイラ男シリーズが観たい。(←それはムリか)



●サント VS ゾンビ


とうぜんのように視聴。
前に観た吸血鬼女とどっちが先か不明だが製作年は同じ1962。
オープニングがやや丁寧なので、ゾンビが先かもだが、まあいづれウィキペディアでも見ればわかるでしょう。

前作のときもそーだったけど、この世界では吸血鬼もゾンビも、その手の怪異が認知されていない現実とかわらん世界なんですね、でもサントはヒーロー活動していると。
だもんでまづ「ゾンビが出た!」「ま、まさか・・・」という感じで始まる。
それはそれで楽しいんだよね、なんかワクワクするわ。

ゾンビはまあ、フツーの・・・いや舞台衣装みたいなもん着ている筋肉隆々な白人どもで、そうなると(前にも言ったが観たことないけど)イタリアのヘラクレス映画みたいですね。
宝石強盗ゆうか、金庫破りつうか、警備員警察が撃っても動じず、取り押さえようと接近すれば例のガチムチ腕力でぶっ飛ばされる、始末に負えないゾンビです。

つまり今回は、ちゃんと犯行に特化した、いうなればゾンビ犯罪。
こういう敵は投げ縄が有効なんですが、ああも力技だと何しても無駄かもしれん。
例によってサントはゾンビにはかないませんな、でも警官隊ともども、とにかく粘って計画を邪魔する所存。

みてて「我ながらたいしたもんだ」と思うのは、劇中で「小型ラジオで通信できる」と台詞があったとき、それが画面に映る前から「あ、たぶん露出計だ」と思ったら的中。
以前、自分ももってたけど、なーんかコンパクトでいかにも機械っぽい露出計は、昔からの定番劇中プロットなんですよね。 日本の特撮でもよくあった。
通信機のほか、ガイガーカウンターだとか追跡装置だとか、何言っても通用する汎用性。

いくつか気になる部分あって、まづサントはメキシコのヒーローなのだからとうぜんメキシコの映画なはずなんだけど、どうもスタッフ登場人物にイタリア系が多いような気がする。
そういうものなのか。
あとは・・・ゾンビ軍団が手にする得物、バールのようなものは何なん。
どうみてもバールじゃないので、文字通りの「バールのようなもの」であり、字幕では鉄の棒と言われているけど、なんで先っちょがじゃっかん曲がっとるねん。 またパイプ状ではなく、やや平べったい角棒のようで・・・マジでバールのようなものやん。
劇中では正式装備の扱いで、これから出撃するゾンビ強盗団たちに配る描写もあり、たまたま手にしているものではないのが伺える。
かなり最後の方で「あれに触れると感電する」とゆうてたが、じゃあスタンガンなん? なぜ曲がってる?
向こうの人間にはわかるアイテムなのだろうか。

凝った設定やセットのわりに、部分的に学芸会みたいなところがあったり、ヘンな映画ではある。

前回(どっちが先かわからんが)同様、格闘戦でサントのマスクがとられる〜という展開もあります。
こちらは口まで見えてますねw
覆面レスラーの戦いでこれは、観客が「ギャー」と悲鳴をあげる場面ってことでしょう。
ギャーやめろー、でも見たい、みたいな。
そいや敵の戦闘員もプロレスラーが演じてるのかな、ミョーにガタイがいいの揃えてますね。

1962年って調べたらキングコング対ゴジラ、妖星ゴラス、007だと最初のドクター・ノオ、つまりカラーが当たり前になりつつある時代で、そういう意味ではエル・サント映画は遅れてますね。
じっさい是非ともカラーでやりたかったでしょうね、なんせシルバーマスクの男ですから。

気になるのは当時、ゾンビの扱いどうなってるんだろうという。
ということで軽くネットで調べたら、まあ誰でも知っている(のだろうか)、映画「ゾンビ」が79年、あんがい新しいですね。
ただそれは、ゾンビ映画がスタンダードになった瞬間であって、とーぜん昔から定番のモンスターなわけです。 吸血鬼、狼男、フランケンシュタインの怪物、魔女、そしてゾンビみたいな。
しかしバイオハザードでおなじみの設定はナイト・オブ・ザ・リビングデッド(1968)という長いタイトルの作品が最初らしいです。 それ以前はただ頑丈で意思がない歩く死体なだけで、誰かの命令で動くというか、畑仕事など使役させられるもんだったわけで。
このエル・サント映画ではそんな古い設定なゾンビですが、じゅーぶん怖いって。
元々死んでるから銃で撃たれても倒れないし、ミョーに怪力設定だし、存外に速いし運転するし。

あーでも、自己増殖型のモダンゾンビよりマシか。
噛んだら感染、人類全員ゾンビにするまで止まらない、そんな今のゾンビより、ゾンビパウダーで人間を半死人に変化させる昔タイプはまだまだ安心感があるかもしれん。

些細なこととして、この映画の字幕は男女の会話など、時々間違えているわ。
まあ内容がわかれば問題ないんだけど。

とまあ、そんなこんなで楽しみました。

で、他にも目白押しなんですアマゾンプライムビデオ。
目白押しってなんだろうね、小鳥のメジロが押してくるのかな・・・前にもこんなタワゴト書いたっけ。
白黒時代は30年代までありますし、カラー時代もあるけど基本、タイトルも知らなかったようなB級ホラーがいっぱい来てます。
来てるつかエル・サント映画を観たからオススメに出てきたつうか。

いやあ自分は映画観ないほうだと思ってたけど、こうした誰も知らないような作品はいっぱい観ているんですよね。
言い換えると「フツーの映画」はあまり観れないわけで、たぶん自称映画好きとは話あいませんw
Huluはなんかリストが大量に埋まって、でもそれきり課金してないですが、アマゾンプライムビデオも同じくマイリストが膨大になってきています。
どんだけ観れるだろう。
まあいいや。

といった雑談でした。

●空飛ぶ翼蛇


1946年・・・戦後すぐですね。
舞台がメキシコ周辺っぽいのでたぶんアメリカ映画。
普通に白黒。

みんな大好きケツアルコアトルを吸血モンスターにしたB級映画で、なんか尺も短いのでそういった本来の意味でもB級ですね。
内容はまあ、いいとして、時折みかける「出来の悪い映画」特有の、ものすごい早口でやたら会話する感じ、演出力も低い部類。
モンスターがショボいとか、セットが安いとか、そういうのは慣れたんでいいが、例えば前回に観たエル・サント映画と比べると、そういう芝居部分の安っぽさが目立ちますね。
字幕もまた弾幕のようで、ものすごい文字の羅列を追うのはめんどいので、わりと最初のあたりでもう、ストーリーを把握するのは諦めてます。
エル・サント映画と同じ字幕スタッフらしく、やはり時々、男女の会話が間違えてるわね。

このたび初めて知ったのはケツアルコアトルの頭文字がQであるということで。
なーんかすげえ納得したわ。
というのもデヴィッド・アレンが手掛けたストップモーションアニメ、「空の大怪獣Q」てのがあって、テレビでは「襲う巨大怪鳥」つうタイトルで放送ですね。1981年製作でテレビ放送は87年だと思う。
メイキング記事ではフライングサーペントとかウィングドサーペントとか書いてあったな。
フライングサーペントは今みてる1946年映画の原題で、空の大怪獣Qの原題はウィングドサーペントらしいです。
ともあれ何がQなのやらと思ってたが、ケツアルコアトルの頭文字かあなるほど。
じゃあ正確にはクェツアルコアトルなんですねなるほど。
ものすごい得心だわなるほど。
クザルコートルスとも言いますが、まあそれはいいとして。

それよかウィキペディアでデイヴ・アレンの存在が消えかかっているのが気になったわ。
モデルアニメーションの優秀なスタッフで、まあ今回の空飛ぶ翼蛇には時代が違うため参加していないが、空の大怪獣Qはシッカリ参加してます。
なんか存在が埋もれている、という感じで、英語で探してもなかなか出ない。 まあマイナーな映画ばかりを手掛けていて、最も有名なタイトルが「おかしなおかしな石器人」なので、そらそうか。
例えばフィル・ティペットなんかはストップモーションアニメから3DCGに切り替えて、ジュラシック・パークの恐竜造った人として有名になりましたが、デイヴ・アレンのほうは乗り遅れたのか、クレジットも見かけなくなり、聞いたところ90年代に54才で亡くなったそうで、残念なことです。
生まれたのが五十年ほど早ければこの「空飛ぶ翼蛇」にも参加していたような気がします。
そういう、マイナーな怪物映画ばかり手掛けていた人なんで。

しっかし昔から、怪物映画って貪欲ですね、ケツアルコアトルまで起用するとは。
なんでもかんでもネタにするんで頼もしいです。
最低限の操演技術あるようで、いちおうオープン撮影で羽ばたいてます。
まあ迫力があるかというと、ないんですが・・・。 部分的にストップモーションアニメも使われるんで、けっこう自由に動きます。

ちなこの作品、今までまったく知らなかったんですが、埋もれた理由は観るとわかります。
単純に下手というか・・40年代なら映画的には黄金期で、だから後々の作品よりマシですが、例えば何か事件あると次の展開のつなぎに新聞見出しを使う技法あるやん。
ネット時代の今でもフツーに使われる演出で、出典はわからんが40年代にもありふれたものらしい。
しかしこの新聞見出しがしつこいw
いやストーリーを見出しの変化で語る技法もあるんだけど、でもしつこいw
つまり新聞見出しシーンが長い場合、意外な方向に話が転がってゆくのを説明するパターンとかだけど、今回はそんなん意外性がないやん、ささっと語れるものだと思うよ。

あとは例えば会議がくどいとか。
うーん会議といえばゴジラと連想するが、ありゃあ一国を滅ぼしかねない災害なんでそらそうや。
人間より小さい羽蛇相手に有識者が集ってくどくど語り合い、「そのような物がこの現代に存在するのでありましょうか、私はまったく信じることができないのであります」みたいな長め台詞をぶつけあっても、なーんか空回り感があって。
そのためか一時間映画なのに冗長に思えるし。

ただB級映画ウォッチャーとしては、それがおいしいわけです。

ケツアルコアトル殺人の概要としては、なんかコイツ、自分の羽を非常に誇らしく思っているそうで、だもんでその羽を引っこ抜いて落としておくと、珍しい古代生物の証拠なんで人間は喜んで拾ってゆく、そこにタイミング見計らってケツアルコアトルを放つと羽をもつ者めがけてすっとんでゆき、標的人物だけ殺人で怪物は気が済んだら洞窟にもどってゆくみたいな。
出来すぎの筋書きですな、まあ最後は犯人に暴力が跳ね返ってゆくのはお定まりとして。

46年だとドライブインシアターってあるのかな、そんな雰囲気・・・でもねえか。
ミョーに50年代っぽい安っぽさなんですね、珍しいほうなのかな。
それともこの時代の底辺映画に詳しくないので、そう思えるだけなのか・・・。

まあともあれ、なんか貴重なもの観たような気もします。
様々な題材を扱うホラー映画の貪欲さも、わりとマジで感服します。 古代エジプトのイムホテップだけに飽き足らず、いろんな歴史的呪いを探していたんだなあと感心。

ただケツアルコアトルは別に成長して街に乗り込むでもなく、おとなしい映画ではある。
という感想。


●沓掛時次郎


アマゾンプライムビデオで見かけた時代劇。 確か1954年だったか。

最初は「てなもんや三度笠」の劇場版と思ったが、時代がヘンやん。
じっさい三度笠の映画は過去にみたことあるけど、タイトルが個人名ならスピンオフかなにかと思うもんだが、そんなに古いテレビ番組だったっけ三度笠。
と思ってぐぐったら、あんかけの時次郎じゃなくって、その元ネタになったキャラ名だそうで。
沓掛時次郎と書いて、くつかけと読むそうな。
あんかけじゃないな、確かに、よくみると。

結論から言うと、とっても真面目な時代劇です。
54年だと日本じゃあ十年遅れの映画黄金期ってところかな。 60年代のほうがスケールでかくてゴージャスなイメージあるけど、アレはテレビに押されたやけっぱちだから。

このころの時代劇はさすがに凝っていて、ちょいとした町並みでもセットを造るのが当たり前なんで、目が楽しいってのもありますね、半七捕物帳とか読むと明治三十年前後でさえ、江戸の時代劇はファンタジーめいていたってのがわかるし。
しかしまあ、内容は物悲しいことになります。
なんか主人公はいつものように、めっぽう喧嘩が強いタイプなんだけど、それが解決にならないというか、何より世間の風が冷たすぎだぜ。

それが銭形平次とか半七とかだったら多数のエピソードで、いろんな結末のひとつなんだけど、この映画ではヒロインつうか、まあ子持ちなんだけど、助かりませんでした。
それでも連れ子は残ったので、遺灰を手に旦那の墓があるあの村まで行くか、というところで終わり。
いちおー日本晴れな景色で締めるんだけど、清水次郎長シリーズみたいに富士山バックに、とはいかない感じ。
つまりハッピーエンドではないが、そんなに悪くはない風に収まってる的な。

続編の予定でもあるんですかね、話に流れを感じる。
総じて想うのは、ヤクザ家業って不自由だなあというね。 最初からそれが原因で不幸になってる。
だもんで時次郎は途中からカタギになっとります、かわった物語です。

ただまあ、スーパー剣士も出なければ怪盗もいない、妖怪変化みたいな怪異もないので、個人的にはやや不満足。
いやそれがフツーなんだけどね。
掛け合いコントでもあれば、楽しいとオモタ。

とまあそんな感想。


●エジソンズ・ゲーム


なんかプライムビデオで無料配信が間もなく終わりますってのあるやん。
そこからチョイスして、「確かニコラ・テスラ出るな」と思って視聴。

結論からいうと、やや退屈な作品だと想う。
いや扱っている素材は最高で、なおかつ作中の出来事は何もかも興味深いのだが・・。
なーんか「コン・ティキ」思い出したわ。
ヘイエルダールがコンティキ号で海を渡った実験の映画化で、なんつか、ポエムのようなよくわからんことになっていたが、原作にあたるヘイエルダールの著書はもっと面白いんですわ。
特に海面下に何かがいた、という話は、まあ大きさから判断してジンベイザメかクジラに違いないのだが、恐怖を掻き立てる描写で、自分だったら(可能なら)主演ジョージ・ペパード、ダーク・ベネディクト、Mr.T、ドワイト・シュルツにして、不可能を可能にするチームの奮戦記にするのだが・・・という、ほぼ特攻野郎Aチームなイメージが、むしろフツーなのではなかろうか・・・なんであんなポエミーな映画になったコン・ティキ。

で、このエジム(略した)も、おんなじような匂いなわけです。
あいやコン・ティキほどポエミーなもんでもないですがね。 なんか演出とかが普通で退屈みたいな感じ、わかるかな〜。
いちおう、エジソンはシャーロック・ホームズみたいな異常な人間として描かれており、だったら、じゃあ、演出も異常でかまわないんですけどね。
余談ながらエジソンが尊大キャラに描かれる場面というと、司法の場で葉巻をスパスパやってるとこですかね・・・例えばアンタッチャブルでも、かような場所でネスがラッキーストライクに火をつけようとしてると、「あ、コイツいま、ちょいとやさぐれてるなw」となるわけで、いくら昔のアメリカ人でも法を執行するような建築内ではやや遠慮すると想う。

まあいいや、異常な人物に応じて異常な感じに仕上げる作品の件です。
逆にうまかった映画としてモーツァルトを描いた「アマデウス」があり、大げさな演出で、あざとくて作為に満ち満ちていて、でもそれがいいんや。
映像作品のメイキングでよく聞く一文に「誤解や曲解のない演出」というのがあって、それを重要視する作家もいるってことです、アマデウスがそれだ。
「観客の想像に委ねる」の逆ですね思想が。
つまりエジソンズのばあい、もっともっと監督がわざとらしく、はしゃいで芝居がかってもいいのではないか、許されるのではないか、と想うわけで。

同時に複数の出来事が進行するタイプの演出もあるけど、やっぱ上手くないんですよね・・・。
ひとつの理由として、現代向けにオブラートに包むことで、ドタバタ演出が封じられたみたいに思ったが、これってテレビ映画じゃなくて劇場映画ですよね、そんな規制はないはずだし。
この題材ならもっとハチャメチャ喜劇として再現してほしい思いから、すぐに思いついた名前がジョー・ダンテ監督・・・悲鳴と絶叫がこだまするタイプの演出家です。
そういえば、エジソンズと同時に「もうすぐプライム配信終了」ということでリストに入れた映画に「グレムリン」があって、それがジョー・ダンテ監督ですな、次はそれ観ます。
グレムリンで監督の自由を堪能します、実はフィービー・ケイツが観たいのがイチバン理由だけど。


せっかくだからこのエジソンズも「自分だったら」を考えてみよか。
うーん、正直アイデアないけど、まあドリフのコントですかね。 誰に誰を割り当てようかな。
いかりや長介が彼で、じゃあ志村けんか加藤茶がエジソンか・・・うまくいかんな。
と、とにかくそんなノリで描いてもいいと想うわけです、エジソンを取り扱うなら。
うん、それが本音です。
同じ脚本で、ドリフのコントみたいな演出に変更してほしい、これ本音です。

ここ十何年か、けっこう多いんですよね、メリハリがないみたいな映画が。
まあ日本の映画ほど下手じゃないですけどね。 日本だとホント漠然と音楽流しっぱなしでどこが見どころポイントかわからん話運び、けっこうありますからね。
単純に下手つうか、一般視聴者ほど退屈して置き去りにされてしまう。
あ、エジソンズだけど、映像は、まあ良かったかな。
19世紀をコンピュータグラフィックスやセットで再現するなら、というテーマで模範的な画作りみたいな。

いちおう言っとくと、まあ繰り返しになるけど、素材はむっちゃ面白いっす。
あのへんの近代史、誰でも興味あるものだから。
でも漠然とした作風、どうにかしてほしいw
選曲も悪いつうか、単体ではかなり良い曲とみたが、まんべんなく使うもんだから常に所在ない、あるいは手持ち無沙汰な音になっとって、これって邦画にありがちな失敗なんだけど、近年は海外映画でもわりと多い気がする。
音楽は口ほどに物を言うので、常にブツブツ言われても我々視聴者の注意が散漫になるんですけど。
ザワザワした曲はワクワクと盛り上がるはずなんだが、あまりに繰り返すので飽きる。

なんか悪口ばかりになってきたのでこのへんで。
気持ちの良い文章を書きたいんですけどね。
まあ電力戦争の映画みれたので、それは良かったです。


以上。

●グレムリン


意外と久しぶりだった。

アマゾンプライムビデオで終了間際の中から観たんだけど、繰り返し繰り返し観たようで、実はそうでもなかったようです。
そもそも映画館で観たこと、あったっけみたいな。
二作目はあるんだけどね、映画館でないと通じないネタが織り込んであるので印象深い。

むろんVHSレンタルでは何度も観たはずなんだけど、DVDレンタル時代はすっとばし、また放送だとアナログ地上波の時代になります。
あらためて観ると、いろいろ新鮮で、またおなじみのテーマ曲も「あ、こんな感じかあ」と演奏が思ったのとかなり違う。
当時は競うようにオーケストラなんで、グレムリンもそうかと思ったらあんがいバンドみたいな音の厚み。

DVD時代すっとばしたんで、いきなりHD画質なんですが、やっぱ今みると、小さく感じる映画です。
モデルアニメーションを使った、グレムリンの群れが出るシーンは当時だと類例の映像がなく、けっこー衝撃的な一瞬だったのだけど、今みると「けっこう数が少ないな」と思えますね。
二十体くらいのグレムリンが歩いているのは、驚異的なことなんですが。
また流行りの特殊メイク技術にスモールスケールメカニカルを組み込み、モグワイやグレムリンを再現したのも、少なくとも日本じゃあ無理な企画だったわけですが、今だとわりとフツー。

メイキングは有名なんで知られたことだけど、グレムリンはあんがいハンドマペットとか初歩的なものも使われてます。その腕人形なグレムリンが悪ふざけで腕人形しているというメタ構造はむろんギャグ。
日本ではゴーストバスターズ、ゴジラと並んで3G対決とか言われたけど、これはよくある、おっそろしい競合ですね・・・こういうばあい、たいてい負けたタイトルが「忘れ去られる」ことになるので。
まあその3G対決は、全部が皆の記憶に残ったという奇跡がおきましたけど。

ネット時代・・・というかいまさっき知ったんだけど、セットはバック・トゥ・ザ・フューチャーの使いまわしだってね、言われてみると町並みが似ているような気がしてきた。
その、街中大パニックふくめて、ホント、日本じゃあ真似できないことだったんです、繰り返すけど。
ドリフのコントもそうだけど、派手なだけに見えて実は繊細な仕込みが必要で、多種多様な効果が求められ、なおかつ編集はスピーディーなんで、当時の日本映画だと、どれかが必ず欠ける。

当時から話題だったのが、フィービー・ケイツが語るクリスマスのトラウマが笑い話という件だけど、今でも「そんなに可笑しいかなあ」と思いますね。
むしろ今も昔も笑えねえ、という感じかと。

スター・ウォーズで「エンタメ映画が商売になる」と判明し、特殊効果の映像を手掛ける少団体「ショップ」が乱立し、その延長線上にこのグレムリンがあるわけですが、知っての通りまだまだ途上でした。
この十数年後にはエメリッヒ版ゴジラで、ミニゴジラがマジソン・スクエア・ガーデンに二百体誕生し、走り回るという映像が実現してます。
二百という数字は、近年のB級バカ恐竜映画でもまだ追いついていないですね、ちょっとした記録。
それに比べると84年のグレムリンは、「まだまだ数字が小さい」と思えるわけです。

音楽もオーケストラってほどでもなく、セットも使いまわしで、グレムリンもあんがい少数となると、逆にキュートな映画と思えてきますね。
要は良い作品だと弱点も魅力になるってことです。
良い作品という根拠はなにか・・・突き抜けたバカです。

ちなグレムリンのモチーフはやっぱ猫ですね。
猫の弱点である不器用さと致命的な頭の悪さを補完したのがグレムリンなのでしょう。
もし猫が知能を得たら、こうなるわけですね・・・ネズミや犬と違って性根が腐った、たちの悪い生命体に思えるわけです。つまらんネタのために、仲間や、自らまでも命をバンバン捨ててゆく姿勢も似てる。
まあ自分が猫嫌いなための偏見かもだけど。

最終決戦がショッピングモールという、つまりはゾンビ映画の伝統をパロディにしていたりと、語ることは多いんですが、とりあえず忙しいんでこのへんで。

ポリスアカデミーも観たいが、時間的に無理だろか。

後述:
なんかやっぱり、最初は劇場で観たような気もする。
情報誌「ぴあ」で川崎国際劇場などなど、マメにチェックして見つけ出す時代だし。
ターミネーターは最初ビデオレンタルだった記憶あるが、グレムリンは劇場かもしれんという。


●グレムリン2


これも終了間際なんであわてて。

こちらスルーしてポリスアカデミー優先しようと思ったんですが、まあ想うところあるんで。
というのも初代グレムリンは、あらためて観ると「稚拙で数が少ない」とわかったけど、繰り返すように例えば他・・・そう、日本じゃあムリな最先端映像だったんです。
ゆうても当時は日進月歩、ゴジラ84と次回作ゴジラvsビオランテではだいぶん、技術が違うんじゃねみたいな感じで、それがアメリカならなおさら、と考えた次第。

1990年なんで、六年ぶりの第二作、この時間は大きいです。
かなーり制作態勢が整ってきてますから、技術的に大幅向上ってわけで。
また内容的にも、度を超えた悪ふざけ(褒め言葉)以外にも、けっこーネタが詰め込まれて、見どころが多い作品ですねこれは。

まず話を早くするため、あえて悪いところを先に言うと、当時流行りの「ハイテクビル」を茶化そうとして、逆に旧いイメージになっとって、IDを読み取って社員情報を表示する機械が、モノクロ液晶どころか発光ダイオードという、すさまじくローテクに描かれていて、当時ほかの映画でみると(ブルーサンダーとか)、個人データ照合はここまで無骨な機械ではなく、だから明らかにバカにしすぎであるという。

はい先に言っときました、茶化しすぎておかしい部分。
時代的にはアメリカの犯罪率が最も高い時代で、でもでも当時の人々は「将来はもっと悪くなる」と考えていたようです。ほらロボコップのような近未来イメージあるやん、ああなると想定してた模様。
いっぽうで最も自由な時代だった可能性もあり、ダイ・ハードのナカトミプラザビル的な本作のハイテクビル、クランプタワーは規律や秩序をうるさく言うわりに、だから今見ると非常にフリーダム。
つまりすげえカオスなんです結果的に。

制作意図としてはクランプ氏だけにクランプのようにギューギュー締め付ける感じで描こうとしているのに、今みると劇中の誰もが自由奔放に感じるという齟齬が発生してるから。

自分史を言うなら、実はあまりリピートしてないですね。
最初が映画館なのは間違いなく、だから途中のフィルムが止まって焼け焦げるネタは非常に効果的だったんです。 ビデオ版ではそれに相応したシーンに入れ替わるんだろうなオモタら、そのままでした。
そのことを忘れてたけど、思い出した。
だもんでレンタルビデオでも一度は観てるはず。
そんなもので、それ以来はなかなか機会がなくて、今回は久しぶりです。
ハチャメチャなダンジョンと化したクランプタワーは、舞台として魅力でして、やっぱ面白い続編。
ただ、あまりにも詰め込みすぎて、自分以外の観客たちがついてきてるか心配するわw
言葉のアヤではなく、本当に「おもちゃ箱をひっくり返したような」を目指していると思うジョー・ダンテ監督は。
例えばコウモリタイプが壁をぶち破って外に飛び出す、その破壊跡がバットマンマークで、それまたごくごく一瞬のネタなわけで、追う側(視聴者)も忙しいです。

この続編自体が三十年以上前のものなんで、今なら懐かしく見れますが、確か当時は非常に寂しく感じた部分もありましたね。
つまりは六年違うと時代がもう二周くらいって感じでしたから今と違って。
つか前作84年でさえ、実はアナログレコードが廃れて、ほぼ見かけなくなってきた時期なんですが、その二年後の86年ではレコード屋でCDがアナログを上回り、次の88年でほぼレコードが絶滅種扱いで、実は90年だと懐古で回顧の回帰ムードに入ってます。
だもんでいま言った「二周くらい」は誇張ではありません、マジっす。

モグワイが居たニューヨークの店も取り壊されて、陽の光にさらされて、まっさらな新築が覆い尽くそうとしていた世情に、物悲しさを覚えた次第です、はい。
なんか明治時代に生まれた若者が時代劇を観て興味をおぼえる感じってこうでしょうね。
もう、時代が違うのだなあというしみじみ。
あくまでも昔の感想であって、今だと84も90も等しく「過去映画」なんですけどね。

内容的にもハルク・ホーガンが「スクリーンのこっち側」に登場など、悪ノリの凄さは評価したい。
ところでひとつ、ミョーな記憶があって・・・。
先述したとおり、あんがいリピートが足りない映画なんですが、98年のエメリッヒ版ゴジラで、ロビーに集まったミニゴジラの集団を突破するのに、シャンデリアを撃ち落としてひるませて進んだ場面、あれ観たときに「グレムリン2と同じやん」と思ったんだけど、あらためて今作品をみると、違いますね。
ロビーに集まったところを水攻めにして、さらに感電させて全滅でした。
うーん、じゃあ、シャンデリア落としてひるませるってのは、どの映画で観たんだろ。
グレムリン2ではなかったけど、別なところで似たアイデアを観たのだと思うのだが、違うのかな。

という感じで。
リピートが少ないのは、逆にレンタルビデオで忙しい時代だったからだと思います。
映画館で観たんで、グレムリン2は後回し、そんなところでしょう。
まあぶっちゃけストーリーもへったくれもない、一発ネタを連続して観ることに価値がある作品なので、正直、疲れるという理由もあるんですがw

それでも二作目で止まったグレムリン、モグワイが連れ去られるという同じアイデアを何度でも使って三作目、四作目もやってほしいですね、時事ネタを取り入れれば可能かと。

そんな逸品。


●バグダッドの盗賊


これ観たかったヤツや。

アマゾンプライムビデオでみっけたのでさっそく視聴。
なんつか、特撮の歴史が書いてある書物類では有名な作品で、なんせ1940年だから映画の黄金期、しかもカラーという贅沢な雰囲気。
ところが近所のレンタルビデオ屋には置いていないということで、未だに観れていなかった。
類似の作品はあるんだけど、どうしても安っぽい感じに思えて・・・いや50年代、60年代の作品であってもじゅーぶん立派なんですけどね。

で、じっさい観ると、例えば港や帆船がゴージャスっぽいですね、量感がある。
あいや軽そうなんだけど、とにかく何もかもセットがでかいから。
千夜一夜物語、つまりアラビアン・ナイトのワンエピソードなんで、つまり千年くらい前の中東みたいな感じで、それをぜーんぶ創作するのだから、そら贅沢ですわ。
まあ一部、ロケっぽいところもあったようだが・・・。

主役のアーマドがちょいとヘンな顔なのもご愛嬌で、要するに中東の人っぽい顔を、メイクで再現した白人なわけで、目つきがチャップリンみたいなミョーなことになるわけで、欧米の人々はよっぽどあちらの世界に憧れがあるんでしょうね、昔の日本が欧米に憧れていたように。
で、オリジナルと違うのかもだが、泥棒少年がタイトルの「バグダッドの盗賊」となります。
確かに小柄な少年なのだが、筋肉隆々で、どんな曲芸もスタント無しでできそうな感じに見えるが、じっさいアクロバティックなことにはならず、まあ1940年くらいだと映画もおとなしかった、ということなんでしょうたぶん。
で、最後の最後にエンドクレジットで泥棒少年アブーを演じるのがサブーと書いてあり、それで「あ、ジャングルブックのモーグリやん」とわかった。
モーグリ的なキャラを、あえてアラビアン・ナイトに組み込んだ映画なんでしょうおそらく。
(後述・こっちの映画が先でした)

特撮的にはまあ、贅沢なんだけど、それほど卓越したものではなかったですね。
空飛ぶ馬は、本物を歩かせてそれを空中に合成しており、その手間を思えば先述の通り贅沢なんだけど、巧みではないということ。
つまり十数年後の「シンドバッド七回目の航海」におけるハリーハウゼンのような、魔法じみたものではないということで、しかし「シンドバッド黄金の航海」に登場するカーリー像みたいな腕が六本ある人形など、先駆者であり、たぶんハリーハウゼンたち後続の者たちに影響は与えたっぽい。
今作品の、本物の馬を空にはめ込んだ不自然合成を観たレイ・ハリーハウゼンが、四十年後に「タイタンの戦い」で、ペガサスとして再現した、とも考えられる。
ちなみにハリーハウゼンのペガサスはホントに見事な飛翔で、単純にリアリティなら今のコンピュータグラフィックスが優れているに決まってるのだが、あのペガサスは華麗でした。

他にも見どころは、巨大なジーニー、謎のアジア寺院、巨大蜘蛛、空とぶ絨毯などなど、多彩だが、やっぱり特撮はあんがい雑でした。
ただイチイチ、大セットを組むんで、観ていて楽しいですね。
アジア寺院はとにかく巨大で、ミッションとしては千手観音像の額にある千里眼水晶を取ってくるだけなのに、その行程そのものがダンジョンみたいで面白い。
つまり、仏像そのものがむっちゃ巨大だからそうなる。

ジーニーはメインビジュアルつうか、有名なシーンなんですが、じっさい観るとけっこー素っ気ない奴ですね、みっつの願いを聞いて、さっさと去りました。
なんか「自由、自由だ」、英語だとフリーフリーと叫びながらウルトラマンのように飛ぶ姿は、そういう鳴き声の怪人みたいや。

というわけで、特殊効果に関しては逆に、レイ・ハリーハウゼンの偉大さがわかりました。
合成するにも光線の具合をあわせて、絵を溶け込ませるなどの卓越した技がハリーハウゼンらモデルアニメーター達の凄さで、そういうものがバグダッドの盗賊ではまだまだみたいな。
あいやウィリス・オブライエンなどなど、技を持っている少数は居たんですけどね、すぐに集まらない時代ってことで。

こういう昔の映画はとにかく無条件で好きです。
ただ、もひとつわかったのは、映画の黄金期は1940年代と思っていたが、アクション、ファンタジーなどの分野はもうちょい後ですね、なんか動きが足りない。
スーパーアクションともなれば、時代が新しいほど速くて盛りだくさんであり、80年代のカンフー映画などはいま見ると、遅く感じるかも。

そんな発見。


●ジャングル・ブック


先程のバグダッドの盗賊で、サブーつながりということで、1942年のこれを視聴。
アマゾンプライムビデオにあるんだけど、実は途中まで、YouTubeで観たことあります。
途中までゆうたが、タダ見は良くないと思い直してのことで・・・。
インターネットアーカイブにはあったっけ、覚えてないが、パブリックドメインに該当していても不思議ではないですね、80年も前の映画だし。

でもってアマゾンプライムビデオで観始めたところですが・・・画質が悪いわっ!!
なんだこの低解像度とコントラストは・・・ちょうどD1だっけ、VHSビデオ時代のマスターのような感じで、じっさいそうなのかもしれん。
タイトル忘れたが、そんな感じのビデオが過去に配信されてたが、あれもアマゾンプライムビデオだったっけ。 さらに昔には、映画「アリオン」がそうでした。
アリオンは今じゃあフツーにHD配信ですね、わりと有名アニメなんでとーぜんか。

というわけで、これはもうYouTubeでタダ見を続けていてもかまわんレベルですね、ここまで品質が悪いと、月額五百円とはいえ、価値があるかどうか。

ちなみにジャングル・ブックといやあ2016年にも映画化されていて、こちらはカナリ完璧でしたね。
ただ、あまり面白くないんです、不思議と。
映画用にジャングル造ると、植生の違いかなにか、玄人には不自然に見えるもんらしいですね、私にはわかりませんが・・・2016年版は、たぶんそんな部分もクリアして、動物もCGで完璧な演技をするんですが、なーんか面白くない。
色々と原作にも忠実なんだろうけど、心踊らない。

今回、1942年版のを低画質で観るわけですが、内容的にはこっちのほうが面白いのです。
おそらく脚色も多いだろうし、うまく映像化は出来ていないだろうが、それでもなんだか楽しい。
動物をしばいてムリヤリ演技させようとしてうまくいかなかったりするんだろうけど、ともあれ本物の部分は本物だし、そうでないものは作り物だとすぐわかるけど、それもまた愉快なんです。

これは別に、特別な懐古趣味とかじゃなくて、むしろ当然な気がします。
下町に来たサーカス団が例えば、新しい団長の進行がもどかしかったり、曲芸の冴えがイマイチだったとしても面白いじゃん。
逆に「完璧なサーカス演目」をコンピュータグラフィックスで造ったとして、誰が観るんや。
あいや映画はまた別であり、原作のイメージを追い求めて高度な映像に挑むのはいいことなんですけどね、ジャングル・ブック2016に関しては、1942ほど面白くないです。

ひとつ思うのだが、ジャングル・ブックは動物を完全に擬人化して・・・いや見た目はリアル動物なんだけど、フツーに会話しているみたいなシーンが多いんだけど。
まあ子供の頃読んだんで、うろ覚えですが。
実はほとんどの人が、それを信じていない、動物に会話するほどの知能はないと思ってる。
だから、原作を再現した2016は、イマイチなのかもしれんなとふとよぎった。
いっぽう1942版は、スタッフは信じていないっしょ、なにしろ本物の動物をアメとムチで操って、どうにか撮っているわけだから。
その感じが我々観客と近いから、面白いのかもしれん。

セットの巨大さはまあまあで、よくある小道具の金貨は、当時レンタルでいくらでも使えたのだろうか・・・例えば金貨のシャワーとか描けることから、けっこうな超大作なのではとオモタ。
あいや、1942年の時点でカラー撮影してるのだから超大作には違いないのだが。
繰り返すが、画質が悪いので困ります。ジャングルの大火事とか、ミニチュアセットを上手く使った、後々の円谷英二など小さく見えるような、立派に描かれた特撮だと思うのだがハッキリしません。

ちなみに後半からはタブレット端末で観てますが、これはスマートフォンでは画面ちいさくて字幕が読めず、テレビやPCモニタでみるには酷い画質なので自動的にそうなる。
今思えばアナログ放送時代は、分不相応にデカいテレビ買わされていたねみんな。理論上アナログ放送は今で言う横640縦480サイズなので、巨大モニタは要らんですが、みーんな欲しがった。
高画質な地デジになってみるとわかる、あの頃はタブレットサイズでじゅーぶんだった。

原作に忠実とは言えず、子供の頃読んだきりですが、それでも改変してるとわかるんですが、でもやっぱ面白い。
そもそも設定が旧い小説で、原作忠実とかムダなんですよ、モーグリは声色で動物と会話となってますが、多くの動物はたいした言語がないし、あっても声色で会話とか限界あるっしょ。
むしろオカルトパワーでテレパシーくらいが、無茶なようで納得できる話です、はい。
だもんで2016はたぶん、原作忠実だろうと言ったが、ムダな空回りになるわけです、たぶん。
それよか技術不十分でも、こっちの1942が面白いかと。

ただ、王の象突き棒のくだりは、原作の面白さを出してほしかった。
原作ではここ、推理小説なんです。
財宝の番人たるコブラが「それをめぐって人が死ぬ」と予言し、モーグリたちは「まーさか」と思っていると次の日、確か夜が明けるまでの短い時間に四人だっけ、宝物を取り合って死んで、それを現場をたどっていくのが面白い。
「コイツは何者かに毒殺されたようだ、何者だろう」とたどっていくと、その犯人がまた倒れていて、それを検めると、どんな毒で犯行におよんだとかわかってくるという筋立て。
そのへん、映画でもモーグリがずっと観察していて、仲間割れにも芸がなくって、イマイチでした。

ちなみに今でも「王の象突き棒」と翻訳されている様子ですが、原文ではアンカスというそうで、つまり英語圏ではちゃんと名称があるんですね。
象突き棒というか、王族貴族が乗る象や、戦象部隊なんかで、象使いがもってる鈎状の棒です。
鈎っつうか、江戸火消しが持ってるトビグチと槍が合体して短くなったような。
普通、召使いみたいな装束の者が持っているものなので、映画のような王の象突き棒はあるのかなあ、あんな野球ボールみたいなルビーはめ込んで、ファンタジー戦隊の武装みたいやん。
王が自ら象を操るのか? それとも象使いは王のお抱えなので、立派な衣装とか着せていたのか?
まあたぶん、じっさい博物館などにあったんでしょね、それを原作者キプリングが見かけたとか。
また実用品ではなく、単なるデザインだとしたら、もっとあり得る話です。昔の王様がやりそうな悪趣味ということで。

とまあ語ることは多い映画なんですが、やっぱり画質が残念。
それに尽きる。

という感想。


●パシフィック・リムとアップライジング


意外と久しぶりに視聴。
順序でいうとアマゾンプライムビデオでアップライジングを先に観て、それから数ある中で唯一「購入した」映画であるパシフィック・リムをという感じで。

ちなMacの「ホームビデオ」に収めたアレコレと違い、買った映画はFire TV Stick のアップルTVアプリからでも観れることが判明、なーんか無料配信より画質よくね?
おそらく、レンタルも観れると予想。

いちおうテレビで、ヘッドホン大音量というスタイルなんだけど、ぶっちゃけPCモニタのほうが画質が良い可能性もあり、でもやっぱテレビって要るんですね、今になっても。
ま、今のテレビがぶっ壊れたらモニタと入れ替えますけどね、テレビチューナーがないタイプにFire TV Stickつなげばじゅーぶんなので。
要は「作業に使わないモニタ」が欲しいだけなんで、テレビがモニタでもかまわない。

この二本の映画は、過去にさんざん感想とか書いたと思うんで、今回の視聴に関してのみ記すと、この順序で観たのははじめて。
そうなると、ギレルモ・デル・トロ監督が撮った初代の、格の違いみたいなのが浮き彫りですね。
むろん知識でもわかってるし、そもそも初代が公開されたあとに続編の可能性を関係者がほのめかしたとき、初代ほどの名作は無理ってわかっていたので、アップライジングに対して不満はありません。
一作目で語るべきことはやりつくしてるんで、まあ楽しいイベントみたいな続編と承知です。
だとしても、こうして比較するとデルトロ監督はやっぱすげえなあと実感する。。

自分はこのパシフィック・リムではじめてデルトロ監督を知ったので、最初はわからんまま劇場に11回も足を運ぶというはじめての映画体験をしたんですが、あとになってヘルボーイシリーズ、パンズ・ラビリンスをみると、パシフィック・リムの格調高い画作りがわかってくる。
独特なファンタジーというか・・・そいや宮崎駿監督は巨大ロボットアニメ批判で有名で、松本零士先生とはまた違う意見だと思うけど、メカはいいが、ロボットである必要ないという考えかも。
しかし風の谷のナウシカにおける巨神兵は、ファンの間で名ロボットになっとるわけですが。

で、世界的にも稀有な存在といわれる宮崎監督の、実質的な後継者はデルトロ監督であると自分的には想うけど、それが日本のロボットアニメファンなのだから天佑レベルの奇跡。
要は宮崎監督のジブリ映画でパトレイバーやっとるような映像体験。

ついでに言うと、パシフィック・リムは最も優れた怪獣映画だと思ってますが、それゆえ、映画文法でいうとむしろアップライジングのほうが正しいかもしれません。
ストーリーが脚本になり、絵コンテになったばあい、アップライジングのほうが忠実に再現されているかもしれないという話。
で、初代パシフィック・リムは、巨大ロボットや怪獣が立っているだけのカットを長くみせる部分があり、通常は意味のない長尺になるんですが、つまりはロボットの装甲が稼働して排水したり装甲が開いて放熱したり、ギアが組み変わってバトルモードになったり、そんなガコーン、ゴーン、といったアレコレを観せているんです。でもって巨大ロボットファンも怪獣ファンもそれを観たいというシンクロ。

ちなみに怪獣のばあいは、海水の飛沫などをみせて、存在感を主張しているという。
映画の長さは決まっているらしいので、それだけの「一般的にはムダな」演出するためには、いろいろ切り詰めていかなくてはならず、そこが監督の仕事でもありますね。
そのへんで、アップライジングは負けているけど、先述のとおり「でもいいや」という。


他にもいろいろ語りたいですけどね。
まあ何度も書いてるので、今はいいか。
例えば「主役陣営も敵陣営も同じ過ちを繰り返さない」という、通常の映画では絶対にありえない設計はパシフィック・リム独自のものですね。そもそも「同じ過ちを繰り返すのが人間」というのが普通のテーマですから。

いやーやっぱりパシフィック・リムは最高ですね。
可能なかぎり大音量、大きなスクリーンで観たいんで、逆に出し惜しみというか、たくさん観る機会がないんですけどね。

とまあ、そんな感じで。


●オールド


最近はあまり映画を観ないなあということで、無理にでも視聴。
例によってアマゾンプライムビデオですぐ観れるタイトルから、M・ナイト・シャマランをチョイス。
なかなか期待通りでしたw

知ってのとおりシャマランは映画界の転落人生で、最初はシックスセンスで大ヒットだが、徐々に「コイツなんか変だぞ」と思われてゆき、しまいに制作費150億のエアベンダーで、完全に業界から見放されたと思ったほどの失敗なんだけど、そのあと意外とアフター・アースという、ほぼウィル・スミスの個人的映画といいつつ制作費28億つう、けっこうな仕事もしていてしぶとい人。
ちなエアベンダーで映画人生終わった思われたが、興行収入が最悪だったわけではないようで、でも内容つか演出があれだからねえ。

ともあれ超大作で失敗なのでこのヒトもう出てこないと思ったら、ヴィジットという低予算サスペンスみたいなの撮っていて、やっぱり需要があるんだなあこの監督、とオモタ。
サインとかハプニングなんかで、もう徐々に特定ファンがついてたからね、つまり世間が言う「変な映画」という批判を、逆に楽しむ感じの人々が。
自分もそのひとりなのだろうか。

で、今回はオールド。
タイトルでもう内容は察せられますが、予告編でもけっこうハッキリ老化現象とか映してるんで、それはいいとして。 問題は、誰の仕業かっつうところ。
印象としてはわりとフツーですね、もうファウンド・フッテージとかでもないし。
なんだけど、やっぱりシャマラン節は炸裂するわけですw いやあ観てよかった。
このたびのポイントは、過去作でもちょいちょいあったけど、「強引な説明シーン」です。
「うわあナイフで切られたけどあんまり痛くないぞっ」みたいな。
劇中「ザ・ビーチ」とか言われるあの浜では、けっこう中盤から皆が推察するとおり、周囲の岩山による影響があるんだけど、それをセリフなどで強引な説明というわけです。
この「あまり痛くない」ことから、骨折しまくるというムリヤリな見せ場も登場して、これは世界で最も地味なスーパーヒーロー映画「アンブレイカブル」のMr.ガラスを思い出しますね。
最後に犯人たちも総出演、動機をまるでスクリーンこっち側の観客に説明するように会話で語ってくれるという。

また自分の映画に出演するという習慣も、もう復活してますね。
しかも仕掛け人側で、運転手みたいな役回りで、登場する子供は大人たちに誰かれかまわず話しかけて「お名前とお仕事は?」と質問するんだけど、シャマラン演じる運転手にも「ところでお名前と・・・」というギャグが冴えるwww
答えを聞きたいww

シャマラン監督はもう、変な映画の人、変わり者という自分を受け入れたんでしょうかね。
市場の方にそれなりな需要があるのは確かです。
ま、本人的には不本意でしょうけどね、見世物みたいで。

というわけで、けっこー面白かった。


●宇宙からの暗殺者


だっけ? タイトル記憶あいまい。
原題はキラーズフロムスペースだっけ・・・だとすると、さほど的外れではない邦題。

記憶あいまいなままでは進まないので、いまアマゾンプライムビデオ確認したら、宇宙からの暗殺者であっとる。
1954年つまり昭和二九年のSF映画、もちろん白黒。
ちな54年ときたらすぐ昭和二九年と出るのはゴジラ脳だから。
比較的新しい映画も探して観ようかオモタが、どうも食指が動かず、けっきょく知らないムカシ映画に落ち着くという。
感想としては、まあB級映画を観て「間が抜けとるwww」と笑うのもいいのだが、この作品はあんがいよく出来ている部類かと思う。
いやじゅうぶん間が抜けとるのだが、フツーに映画の体裁になっているので。
また特撮のレベルはテレビのウルトラマンシリーズに匹敵するくらいにはなっていて、脚本もさほどバカではないので、あんがい楽しめる感じ。

まあ、間が抜けとる部分といやあ宇宙人のデザインですかね。 目玉メガネでギョロ目な宇宙人を作ったのだが、まあマンガ絵のデザインスケッチが想像つくし、おそらく忠実に再現した造形なのかと思う。

ムカシ映画観たならムカシ生活に思いを馳せるせるのが楽しみ方だが、最近は「昔の人はどうやってヒゲを剃っていたんだ」という興味がある。
ま、大雑把にはわかっていて、百年前なら街のあちこちに床屋があり、みんな数日おきにヒゲ剃ってもらっていたはずで、自宅だと例の西洋剃刀を使うが、頻繁にやることでもなかろ。
ワトスン博士も窓からの明かりだけで剃刀あてているため、左右の仕上がりが違うとホームズ君が言っていたし、セルフシェービングは毎日ではないと想像。
日露戦争のあたりでジレットの安全剃刀が登場したが、普及するのは第一次世界大戦以降となるようで、そら最初は鉄の替刃で、一回使うと錆びるという、コストパフォーマンス悪いもんだったから、なかなか浸透しなかったんでしょね。
第二次世界大戦のあとにはもうかなり安全カミソリが出回って、標準になった模様。
それでみんな家庭で毎日セルフシェービングできる時代に。
この映画ではとある朝、主役の博士が洗顔したらしい顔で居間に登場したときに、何やら電気コードか紐みたいなものをたずさえていたので、もしかするとそれが電気シェーバーかもしれん。

なにか興味がわくととーぜん調べるのだが、54年当時ならアメリカではけっこー電気シェーバーが普及し、ひるがえって日本じゃあほとんど皆無という、電化後進国だった様子。
でもって当時の製品をみると有線が当たり前らしいので、この映画の「紐みたいなものをたずさえて」というシーンは、あながち当たっているかもしれん。
また電気シェーバーが高額だったとしても、アメリカの紳士諸君なら借金してでも生活一式揃えるであろうし、ましてや劇中の役どころは原爆の権威というキャラ設定なので、高級品だって余裕であろう。

あ、映画の内容だけど、まったくもって標準的なSFでした。
宇宙人が祖国を失い、十億人ほど地球に移住を目論んでいるとか、まずは巨大生物を育てて人類を絶滅、しかるのち地球をいただこうとか、ウルトラシリーズやらパシフィック・リムやら、何度も語られたような話です。
逆に安心して観れますね、こういうの。

ひとつ見どころといえば、博士夫人がミョーに可愛いというか、萌え萌えですね。
普通に美女で、無理に笑顔つくらずクールビューティーとして振る舞っているのだが、例えばちょいとスネて体育座りしている様子とか、なーんか可愛いわ。
原爆の権威博士がイケメンタフガイで夫人が美女とか、有り得そうにないけどまあ映画だから許すとして。

という感じです。


●目玉の怪物


どうも近年の話題作とかぜんぶ素通りで、こんな昔のB級ばかり観てしまう。
そーいやあYou Tube広告みててふと思ったが、アバターすら観ていないっす。 アバターのリマスターなのか再上演なのか、広告あったが、観ない理由はないんですけどね、後回しなだけで。
いちおう、映画に対する敬意があって、家庭で観るならモニタ前に正座くらいに考えているから、気軽に観ないという側面もあるのだが、それにしても変なタイトルばかりや。

目玉の怪物。
1965年でたぶんアメリカ、カラー映画。
予告編の段階で「目玉の怪物ちゃうやん」と思うような感じで、でも原題からTHEアイズクリーチャーとかなってましたから、的はずれな邦題ではないかと。

内容はまあ、底辺ってほどではないB級なのだが、ひとつ可能性として台詞回しが凝っているかもしれんとオモタ。むろん字幕はテキトーであり、おそらく「しっかりした吹き替え」なぞ存在しないであろうが、けっこう掛け合いが面白いコントなのかもしれない。
ま、アマゾンプライムビデオにある板ではテキトー字幕しか選択肢がないんだけどね。

あとは・・・途中から「おや?観たことあるぞ」となって。
具体的には轢死したはずの怪物が腕だけ生きていて、その爪で轢いた車をパンクさせるシーン。
そういえばと別な要素を探すと、丘の上にマイカーで集結した若者というかバカップルというかアベックが、いつまでも抱擁中という、まるでテーマパークのカリブの海賊みたいに同じことをしているという異様な風景。
これまた台詞回しと同じで、意図的なギャグなんですね。
丘の上がそういった名所になっているという。

そして光で爆発して消える目玉怪物。
それを一網打尽にするためにバカップル軍団のマイカーで取り囲み、一斉にライティングというアホな脚本。
うん、見覚えあるぞ、でも記憶では白黒だったような・・・。
観終わったあとにしばし考えてわかったが、ソーサーマンや。
原題わすれたけどグリーンマンかソーサーマンの侵略とか、そんな英語。
過去にパブリックドメイン的なムカシ映画類を、You Tubeで探して観た感想がこのwikiに書いてあるけど、そこを探ったらあったあった。
Invasion of the Saucer Men (1957)です。白黒映画。
これと同じ脚本や、台詞回しまでおんなじ。
で、さらに英語版ウィキペディアで調べてわかったのは、目玉の怪物がコレのリメイクであるということ。それもテレビ映画つまりスペシャルドラマっすね。
ほぼ同じ脚本で、でも警察の他に軍のキャラを増やして余分な寸劇を足した模様。

でもって日本人が観たら「そんなリメイクの価値がある脚本か?」と思うでしょうが、だからさきほどの「台詞回しが面白い可能性」が浮上するわけで。
ぶっちゃけジャッキー・チェンのカンフー映画でさえ、正確に字幕や吹き替えやると、武侠小説などに馴染んだ人でないとまったく理解できないネタの連続なので、50年代、60年代のアメリカを舞台にしたこれら映画を、うまいこと吹き替え台本にできる人材がいるかどうか。
ぜったい時事ネタとか入れているだろうから、今の日本人には伝わりにくいかと。

なんにせよ、本編はともかく、当時のカルチャーとか風景とかがわかるだけでも楽しいもんです。
ちなみにアメリカ映画だと思う理由として、名物的な「猟銃ぶっぱなす親父」が登場して、ほらほらバック・トゥ・ザ・フューチャーにもいたやん、ひとつのネタなんですよ。
今じゃあラディッツに殺られた戦闘力5のオヤジのほうが有名ですけど、つまりそんだけネタになりやすいほど普遍的な存在感。

わりと真面目に評すると、オリジナルの白黒ソーサーマンは完全に間抜けな絵面で、失笑しかないような感じですが、目玉の怪物はリメイクだけあって少しはマトモなものになっとります。
オリジナルから引き継いだ、ほぼベーゼするマシーンと化したバカップルを後部座席に乗せたまま進行するクライマックスなど、確かに笑えるわw
お前ら一生、平和だなという感じで。

という感じで、やっぱこの路線は楽しめます。


●キングコング(1933)


なんか持論として映画文法は30年代に完成した、と思っていて、それを検証するため何十回も観たコレを久しぶりに。
これまではテレビ放送を録画したVHS三倍ビデオを何度も何度も、おそらく二十回くらい観て、近年だと五百円のDVDで観てきたけど、今回はアマゾンプライムビデオなので、多少は画質がいいのだろうと思うたぶん。

この映画を褒め称えるとキリがないので割愛したいところだが、やっぱグラスワークを使い、今で言うレイヤーをいくつも重ねて遠近感を出した絵面は、称賛に値する。
登場する恐竜なども魅力的だし、セットは豪華で、怪獣映画の金字塔だなあとつくづくと。
まあ金字塔の意味しらんけど。

で、検証したかった映画文法だけど、やっぱりほぼ完成されてますよねこの時代。
トーキーになって、音が入るようになって逆に無音の演出に目覚めたのがこのころで、それでひと通りの映画セオリーが揃ったみたいな。
だもんで続く40年代は完成された映画というアートがさらに洗練された黄金時代ですね。
50年代には機材が普及したのか、だいぶん身近になって、小さな制作会社が多く参入したように思う。 B級タイトルが多いのでそう推察する。
そしてテレビに対抗してツッパっていたゴージャスな60年代、それまでに映画はカラーになり、ワイドスクリーンになり、立体音響になったんだけど、それらは技術であり、映画の文法とは違うので数には入らない。

まあとにかく、名作を久しぶりにという感じでした、はい。

あとは33年の生活っぷりも見学してたが、あれでも日本よりはだいぶん豊かですね。
さすがアメリカだと感心するが、ゆうてもニューヨークですから、いちおう体裁があるみたいな。
田舎だと日本より貧しいってこともあるかもしれん。

ということで、映画文法30年代説の続きをします。


●散り行く花


先程の映画文法を確かめるべく、1919年というこの映画を視聴。
つかアマゾンプライムビデオには何も書いてないが、あとで調べたらグリフィスやん。巨匠やん。
なおかつルーシーを演じた女優さんもリリアン・ギッシュという有名人だそうで、知らないとかえって損だなあと思う情報。
ちな薄幸の美少女ルーシーを演じたときは二十代半ばなんで、まあマイケル・J・フォックスみたいなもんです。

内容的には園子温監督もビツクリな無茶な悲劇で、まあ園子温作品ひとつしか観てないけど。
珍しく中国リスペクトな話で、舞台が外国人だらけだった当時・・・あるいはもちっと昔なのかもしれないが、中国港町です。
むろん多少、色眼鏡で観た中国かもしれないが、それは百年前なんでいいとして。

肝心の映画文法ですが、やっぱりサイレント映画なので、どこか未熟ですね。
というかトーキー以降の時代にサイレント映画作っても、この時代より演出は上でしょう。
カメラの切り替えと編集、カメラそのものもアングル、ズームと多用で、必要に応じた演出がなされていますから今は。

これだけで映画文法は30年代に確立はもう違いがないかと思うけど、もうすこし続く。

単純に映画としては、フツーに楽しめました。


●透明人間(1933)


アマゾンプライムビデオで昔の映画を探してヒット。
また33年か・・・でもキングコング以外を観るのもよかろと思ったが・・・。
イギリス映画っぽいが不明。

思った以上に洗練された映画に驚いた次第。
よもや50年代とかわらんやん。 やっぱりトーキー以降に映画は今の形になったんだと思う。
それより透明人間映画としても洗練されているのにまたまた驚く。
透明描写があんがい良いのは、まあ白黒映画だから、カラー時代より合成とか楽だったらしく、多くの白黒作品が特殊効果を使っているんで、わかるとして。

透明人間が物を動かす操演が、非常にキレがいい。
本当に人間が動作しているようで、キビキビとした演出は、例えば円谷特撮の「ふぃよふぃよふぃよ〜」とした動きと比べるとえらいリアルな。

あとは透明人間映画として洗練されているのに三度驚いた。
よく子供が、透明人間が出たら「こうすりゃあいいんじゃねえか」というアイデアを、まあほとんど詰め込んでいるし、極寒の村に登場した透明人間が繰り返し寒いとぼやいていたり、自分の足が見えないので階段上り下りに慣れなかった苦労話とか、晴れた日でないとそれとなく輪郭が見える、食ったあとは消化されるまで胃袋が見えるなどの弱点も。
おそらく原作小説(ウェルズだっけ)がそうなのだろう、実に詳細である。

街がパニックになる様子も克明に描かれて、ほんとよく出来てる。
透明人間映画の決定版じゃねえか、と思うほど。
まあ90年代だっけ、透明人間映画「インビジブル」はまだ観てないが、たぶん映像がカラー、音響がステレオになって、演出がカメラを積極的に動かす今風になったくらいで、33年板とあまり変わらないのではと推察する。

ほかにも日本のヤツとか、アメリカかイギリスあたりのテレビ映画みたいなものとか、多数の類型映画みてるけど、ここまで完成度の高いのがこれほど昔にあるというのが驚くわけです。
どれもよくできてるのは、いちおう言っとくとして。

それとラストシーンが、死んだとたん姿が見え始めた男が、まずは骨格が見えて顔の輪郭が現れて、そして頭髪のある元の姿になっていく過程をスッとみせて、そこからズームバックする演出は、なんかガス人間第一号っぽくて、いい締め方だなあと感心する。
ガス人間はモヤモヤしたまま、火災の絵で終わるんだけど、なぜか感慨が似ている不思議。

そいや散り行く花など、スタッフ名とか省略したままグリフィスを置いておくなど、アマゾンプライムビデオはけっこー宝の山ですね。
なんか得をした気分です。


●市街


調子に乗って1930年だっけ、絵面をみるかぎりアメリカっぽい昔の映画を。
トーキー映画になったら演出は今と同じ、という持論はもう、証明された感じですけどね。

内容は、けっこう普通のドラマです。
ギャング映画よりだけど、わりとよくある人々の物語みたいな。
こういうの、昔はよくあったんですよ。 映画館が後のテレビを肩代わりというか、ちょっとしたドラマもそうだけど、連続シリーズまでちょいちょい制作されて、みーんな気軽に映画館に足を運んだ時代がある証拠です。
つか90年代に入ってからですかね、映画館というのが遠く感じるようになったのは。
いや80年代にはもう、「どの街にも複数館」という常識が消えていて、ま、70年代ならかつての名残があったかもみたいに思ってますが。
地元で最寄りのシティである武蔵溝ノ口にも80年代くらいまでひとつ残ってました。 記憶が正しければ今、ドン・キホーテがあるちょい向こうのコンビニの間くらいかな。

まあともあれ、フツーにドラマで、いわゆる名作映画っぽくはないような。
観て面白かったのは葉巻代理人みたいなアリバイで、殺害時間、私はここで三十分ほど葉巻を吸ってくつろいでいた、みろ、灰が残っている、という話。
実は娘がスパスパ吸っていたのだが、そうでなくても誰かに依頼できる程度のアリバイ。
また1930年ということで、今との違いを探すと面白いが、なーんか文化が今とあまり変わらないように思えるが、もちろん技術の違いがあるんで、それは楽しめる。
あとはまあ禁酒法時代とかのルールがサッパリわからんので、ドラマに入り込めないとこはある。
技術の話は価格に直結していて、やたら自動車が登場する映画だが、ずいぶん高価だっただろうなと想像される。日本じゃあ戦前に自家用車はあまりないし。
1987年のアンタッチャブルでもマイカー持ちキャラはいなかったかと。

だから自動車を持てるほど出世した主人公は、なるほどと思う。
何気に映るカーラジオも、映画を観に来た観客たちには高嶺の花っしょ。
技術といえばガラスも高額だったろう、刑務所で面会という、今でもあるシーンがガラスでもアクリル板んでもなく、金網・・・いやフツーの網なのか? でも面会のスタイルは今とはかわらんようです。受刑者にも人権があるので面会は認められる、そこに隔世感はないです。
むしろ隔世なのは主人公が働く遊園地の射的で、玩具の銃で狙うのは日本と同じ・・・じゃねえな、アレ実銃やん。 アメリカ人はでかいのでサイズ感がつかめないが、22口径ロングライフルなどというものでもない、豆粒みたいな実包なのでおそらく25口径かもしらん。
あ、数字が22口径よりでかいけど、事実上25口径は22ロングライフルより下位です。
あるいは22口径にもロングライフルではない、短いのも存在するかもしれないが、ともあれ実包は実包。仮に発火薬のプライマーだけで飛ばすとしてもやっぱり実包。
まあ海外だと玩具扱いなのかなあ、という。
使ってる銃は7連リボルバーかも。そーゆーの月刊GUNで見知ったような・・うろ覚えだが。

邦題に市街とかつけるように、特に目立つところもない映画ですが、クライマックスには意外なカーアクションがありました。
まあカークラッシュではないですが、舗装されていない当時の道を暴走する様は、なかなか迫力あります。 いちおう汽車より速く走ってそのまま前を交差で通り過ぎるので、自動車は一台だがカーチェイスになるのかな、よく撮ったなと感心です。

主役の男はキッドとよばれる、射撃、投げナイフなどの名人とうか達人で、あまりの神業に話盛りすぎやろ思うが、海外の大道芸人にはじっさいかような名人がいたりする。
いわゆる曲芸撃ち、だっけ。ウェスタンショーみたいな。
役者の名前とか見逃したが、主役だけあって手足がすらっと長い長身で、非常に小顔なハンサム・・・逆に変ですけどね、作り物みたいで。
当時いや今でもそうだが、主役ではないフツーのおっさん連中はけっこうな大顔なので、そこに主役が現れると目立つ目立つ。

さらりと観ただけなんで、さらりと感想かくつもりでしたがけっこう語ること多いな。
昔の映画はそれだけで面白い、つうわけです、はい。


●バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ


アマゾンプライムビデオでみっけた2022制作らしい、完全フルCGな映画。
に見えるが、なんか実写映画に分類されているんで、そうなのか?
ミョーに覇気がない演技で、実写には見えないのだが・・・まあいいや。
説明欄にクリス・レッドフィールドという名前があったんで二作目の話かと思いきや、またまたオリジナルなことになっていて、でもかなり原作(ゲーム)に近いっちゃ近い。

バイオハザードはプレイしたことないけど、実況でおなじみなタイトル・・・と言いつつ三作目までしかみとらんが、まあニコニコ動画などでも観たし、最近ではバイオハザード2:REが出ていて、今作品はそのオープニングムービーをそのまんま映画化したような感じです。

オリジナル要素としては、ジルもレオンも白人じゃないですね。
レオンは名前からして別に白人でもかまわないと思うけどね、アイルランド系な名前だっけ?
昔あったホワイトウォッシュつまりなんでも白人にしてしまうキャスティングを反省し、かつここ三十年くらいの民族主張運動みたいなのがあわさって、そうなんでしょね。
ストーリーはすでにレオンが例の悲しい歓迎会をすでに終えた新入り状態で、クリスもまだ街にいるんで、かなり独自に思えるが、よっく考えたら最初からクリスは街にいたよな。Bチームが遭難したんで出動し、そっからゲームがスタートしただけで。

でもって三作目くらいまでの人気キャラは勢揃いみたいね、そこは嬉しいっしょ単純に。
ウェスカーなんか特徴であるサングラスを着用せず、とくに悪党らしいそぶりも見せずに存在しているんで、「いつ豹変するんだ」という楽しみもありますね。
実写に見えない「硬い」絵に関しては、あとでメイキングなど観て答え合わせしたいです。
ちなみに「演技が下手」ならかえって実写だとわかるもんですが、なんか逆なんですよね。

原題は相変わらずResident Evilなんですね、前にも書いたけど、「向こうの関係者」は最初にバイオハザードのタイトルを取らなかったこと、そーとー悔やんでるはずですが、もう欧米でResident Evilで定着したために変えられないと想像。
映画化の段階で英断して、欧米での版権を買い取ればよかったんですが、よもや手遅れかと。

今作のサービスとしてリサ対リッカーとかあって、やっぱ強えわリサw まあ敵でも味方でもない倒せないキャラだったしね。あれってリメイク板からの登場なんですかね、リサだけでなく、いろいろ話が良く出来すぎなんですよね。

プレイステーション版の最初は確か、もっとシンプルで、大量のゾンビをバンバン撃つゲームみたいなニュアンスだったのに、今じゃあスペンサー館のゾンビぜんぶに名前とかあるっぽいし、人数も、そしてゲットできる弾薬もぐっと減って、戦略ゲームみたいに変化していった模様。

とにかく今回は「オリジナルのゲーム要素」を強調した映画で、そのへんはまあミラ・ジョヴォヴィッチ版より楽しめるが、ウィキペディアによると予算が二十五万ドルだっけ、よくある「超大作」の枠にくらべっと四分の一、なんでちょっくらスケールダウンは仕方ない。

ちなみに後半は確かに実写映画であって、じゃあ序盤のCG臭さはなんなん、と思うが、もしかしたらラクーンシティの町並み、建築内部などをCGで間に合わせたのかもしれん。
もしくは意図的に3DCGっぽくしているのか、だとしたら理由はなんだろうね。ゲームのムービーに似せたためかな。

そんなこんなで、なかなか見どころたっぷりでした。



●牛首村


もう来たんか。
アマゾンプライムビデオに、わざわざ観にいくまでもないなと思っていたこの映画。
犬鳴村、樹海村、そして牛首村で三部作ってことなんでしょうか。

もともと怖くないことで、逆に人気を博したのではないかと想像してます。
怖くない理由は映りすぎ問題で、犬鳴村はもうゴールデンのお茶の間でおkみたいな。
人気の都市伝説の映画で、今回は牛首怪談ときたもんだ。毎回表題テーマだけじゃ薄くなるんで他にも混ぜていて、このたびは異世界エレベータも盛り込んだ様子。
まあ元来、牛の首は鮫島事件同様、中身のないもんで、そりゃあ仕方がない。

なんせ「聞いたら死ぬ」つうくらい怖い「架空の」話なんで、まあわりと有名な「仮説」で映画にしとりますね、それも少し改変して。
犬鳴村が「今はダム湖の底なんでアクセス不可能」という設定になったように、すこしは映画オリジナル要素ってわけです。あいやダム湖がオリジナルアイデアなのか知らんけど。
ともあれ儀式の生贄役に牛の首という。
ま、良心の呵責から被害者に牛の頭をかぶせたなんて風習は、間違いなく違うんですけどね、聞いただけで死ぬほど怖くないから。

シリーズお馴染みの転落死オチとか、そろそろ来るかな〜オモタら、エレベーターごと降ってくるなど、けっこうバラエティ足してきてますな今回は。
またシリーズお馴染みといえばドローン撮影ですが、より自然に、演出力に磨きをかけている。
また双子ネタもあるますが、仮面ライダーアギトのラストあたりもそうだけど、双子タレント活躍しますねえ、相変わらず。
ちな主人公ふたりは、「どっちが詩音や」ということはなく、JUKAI -樹海- (アメリカの映画)みたいなトリックは仕掛けてないみたいなネタバレ。
他にも冒頭はアッキーナの配信から、ということで、うーん前作の樹海村でも思ったのかなあ、「コイツ生きてたんか!」みたいな。
生きてないですね、毎回アホな動画配信して死ぬ、というネタキャラかと。

その主人公はKōkiという、まあわりと逸材かもしれませんね。
三吉彩花と同様、モデル畑かららしいですが、まだ十代なので華がない感じ。
日本映画は基本、街の雑踏などはゲリラ撮影で、近年の空撮はドローンと、安上がりなことしていて、まあじっさい予算が少ないのが当たり前、なんだけど、三吉彩花、Kōkiというモデルからの人材をもってくるなどして、若者層のビジュアルが貧しくなるのは避けている様子。
なかなか一般人という役どころに徹して素の味出してますが、ふとした拍子にスタイルが良すぎるのが見えて、まあそれは製作の意図通りでしょう。

いつの時代でも映画に「今どきの〜」という要素を無理に入れると、絵がダサくなるからね。
作品によっては若者たちがぜーんぶヒップホップ系な格好ということもあったなあ。そんなわけないのに。  意外とアカンのが平成ガメラシリーズの金子監督かもしらんw まー他で面白いからいいけどあれは。
近年ではそのあたり、自然になったような・・・つか当作品でアホな若者はアッキーナに集約させて完結したんでしょねたぶん。

で、過去二作品と同様、怖くないのは相変わらずで。
まず恒例の因縁の昔、ここでもまた祖母の時代ですが、そこに飛んで、連れて帰るわけっす。余計なもんを。
おそらく双子のひとりはそんときに、入れ替わるようにそこへ置いていかれて、つまり死んで、ラストはもうひとりも連れて行こうみたいな意味合いだと思うが、被害はそんだけか?
犬鳴村でも厄介な遺伝子を持ち帰って終わり、でも今後の被害は主に犬食じゃね?
ま、それは犬好きな人々がギャーゆうて悲鳴をあげますけど。

そいや樹海村は印象薄いんですよね、どんな話だっけ。
コトリバコが開放されたら呪いが雪だるま式に拡大して、日本全滅じゃねえか?そこまで示唆する終わり方だったっけ。 逆にスケールデカすぎて、それじゃあ怖くないか。
結論、忘れた。

わりと怖かったのが呪いのビデオ・・・リングだっけ。
全編通して解決策に奔走だけど無意味で、実子の呪縛が解けず、でも「あ、じゃあ別な人を生贄にすればいいじゃん」という人の心がわりと怖い、という感じか。

とはいっても、やっぱ楽しめました。
有名な都市伝説の映画、そして怖くないぶん、親しみやすい。
つか怖いホラーは観ないですから、けっきょく。

そんな感想。


●ドン・ドラキュラ


あまりにも幻のアニメなんでつい観た。
それがアマゾンプライムビデオに来るって、いい時代です。
ちなみに第一話くらいは他の配信で観ていて、それがバンダイチャンネルだったか何だったのか、イマイチ覚えてないが、少なくとも全8話観たってことはないので、いい機会です。

幻のアニメってどのくらい幻かと言うと、四話しか放送されなかったことで有名なんです。
アニメ雑誌などでは観たことが自慢になるくらいで、つまり再放送の機会もないんでしょねたぶん。
全容はビデオ時代になってようやく判明なんですが、けっきょく八話までしかなくって、どのみち打ち切りっぽいですね。

あ、内容的には当時の、よくあるくだらないアニメっすw
今ほどじゃないにせよ、この頃からとんでもない数のアニメが放送されていて、82年で四十超えだっけ、うろ覚えだけど、本数すごかったので、要は未だに知られるタイトルはかなり名作な部類なんです。ドン・ドラキュラなんて上記の伝説がなければ逆に忘れられていたに違いない。
ゆうても声優陣などはわりと豪華に思え、主役のドン・ドラキュラは二枚目キャラなのにイケメンボイスでした。
内容がくだらないと言っても、例えばアニメスタッフの暴走とかではなく、手塚治虫先生はそんなもんです、わりと。ブラックジャックと三つ目がとおる、あとは過去の鉄腕アトムなどが有名だけど、知らないタイトルも多くあり、超人には違いないが、ひとつひとつに注力するタイプじゃなさそうだし。
ま、ウィキペディアには原作よりギャグテイストみたいに書いてあったが、些細な差でしょう。

しっかし吸血鬼が主役って、珍しいわ。
そらそうだ、弱点ばかりだもんなあ、十字架ニンニク日光で灰になるはわかるが、水にも溶けるとはwww
とにかく無事で済まないストーリーが売りみたいな。
あ、そう考えるとむしろ漫画、アニメ向きな素材なのかな。

オープニング主題歌も「傑作とは言い難い部類」で、昔アニメがぜーんぶ名曲なわけじゃあないんです。

自分の中では小さな課題だった作品なので、画面も小さく、iPhoneで視聴した次第。
飯食いながらとか、ついでに観た感じだけど、あんがい楽しんだ。
ま、大画面の前で正座ってほどではないのは、第一話を観たことあるんで知ってました。

そんなわけ。


●亜空大作戦スラングル


一発変換されないのか亜空大作戦スラングルは。
Google日本語を使えば普遍的な名称はだいたい出てくるのに、スラングルはかなりマイナーな証拠ですな。
銀河烈風バクシンガーとかはすぐ候補が出るのに・・・。

というわけで、スラングル。
コレが観れるっていい時代だなあと思う。
バンダイチャンネルにはあったっけ? 例えば東映系のビデオ戦士レザリオン(一発変換)は東映の配信サイトでしか観れなかったが、今はどうなんやろ。

ともあれアマゾンプライムビデオにあったんで即、リストに入れておいたのを視聴はじめる。
第一話で「あ、なるへそ」と思ったのは、つまりJ9シリーズの番外編みたいなノリだということ。
以前にけっこうテレビ放送みてたのに、気づかんかった。
キャラ六名はだいたい覚えてるゆうか、キャプテン・チャンスをチャンプとか間違えたり、ベビーフェイスがとっさに出てこないていどで、だいたいは。
そのくらい、印象という点では成功した作品ではあると思う。
なにより個性的だし。

ほんと雑だけど、面白いんだよねまいど毎度。
国際映画社だっけ、けっこう一世風靡は大げさとして、活躍してたんだねえという感慨。
特攻野郎Aチームと同じでミッションインポッシブル系な作風もいいが、キャラ造形がわりとうまいですね、このころのアニメって。
なにしろ80年代の時点でB級に分類される一群で、作画も悪い方なんだろうけど、たまーにメカ描写が張り切ったり、当時のアニメが何をやりたかったのか、よくわかる点も良い。

別メカが主人公ロボに張り付いてパワーアップする「ハイパースラングル」というネタの、原典でもあるのかな、他にもそんなんあった気もするが思い出せん。
つか過去の類例はマジンガーZのジェットスクランダーみたいな追加装置で、別メカが変形してパワードスーツみたいに張り付く、というのは初めてではないか。

劇中の足付きメカはトレジャービーグルとよばれ、スラングルは大型機という感じなのだが、ジェットが乗るブリット・ジェッターのプラモデル買ったもんです。
さすがにB級アニメなので、プラモの出来も酷かったw
つかガンダムの初代百分の一なんてガラクタでしたからね、だから1/144の、そこそこ動くガンダムが逆に評判となり、私も何個か買いました。
もすこし詳しく語ると、85年くらいか、例えばレイズナーあたりから完成度が高まり、関節部分にポリキャップが当たり前になり、自分的には87年のドラグナーでもう完成されたと思うキャラクターモデル。
それ以降の進化はイロプラとか接着剤不要とか、まあ普通のモデラーには関係ないものも含んでいて、じっさい造形も進歩してるけど、とにかく80年に登場したと言われるガンプラからわずか七年で上り詰めたと思う。
そんな流れの中で、スラングルはだいぶん出遅れでしょうね。
ウィキペディアみるとメーカーはアオシマみたいだけど、たまに雑なもん出すよねアオシマ。
確かブリット・ジェッターはポリキャップもなくって、厚さムラ、バリもある感じだと記憶。
あーでも特装機兵ドルバックのプラモもアオシマなのかな、そんなわけねえか(いま検索)。
うん、いま調べたらグンゼでした。そらそうか。
ドルバックのムゲンキャリバー買ったらポリキャップ部分でパーツを別体にして、つまりバラバラに組んで最後に合体できるわけで、プラモデルとしては工作の幅が広がるわけです。
かなり進歩していたのがドルバックプラモで、対してスラングルは旧いという。

旧いゆうても数年で今の二十年ぶんくらいそ速度で向上してたんで、まあそんなもんか。
デザイン的にも、主役のスラングルはともかく、移動メカに近い各隊員のビーグルは、やや手抜きで間抜けな感じでしたね、当時の目からみても。

とまあいろいろ語りたいが、時間がないのでこのへんで。
いま十五話くらい観て、最後まで視聴してまたなんかあれば続き書きます。


●ゴーストバスターズ(2016)


なんか映画をあまり観ない習慣ですね、これも観にいかなかった。
ひとつ理由として、なんか評判悪いってのがあり、出不精が頑張って出かけるからには、レビューで評判のタイトル狙いという、冒険のかけらもない考えです、はい。

その、評判悪いって何かは知らんかったです。
男女同権だからそれ系の圧力団体の成果で、ゴーストバスターズ四人がぜんぶ女子という、そんなところが悪評なのだろうか、みたいに想像していたが・・・。
じっさい視聴して、そこではないかもオモタ。

女性枠増やせ黒人枠入れろとか、そんなことじゃない気がする。
そーゆーのは一周回って、もうどうでもいいんじゃないかな、自分的にも世界的にも。
それよか脚本とか雑で、まあオリジナルほどの出来栄えではないってのが大きいかもね。
いちおうリブートというが、けっこう新しく書き直した話で、スケールダウンしたのはいいとして。
また今どきはCGだけど、それはまあ元々そんなビジュアルだったんで違和感ないかもしれず。
もっとバカな大騒動であってほしいよね、ゴーストバスターズなら。
シッチャカメッチャカなった建築類が、異変の収束とともに戻るもんだから、あとになって「ホントにあの事件はあったんだろうか」みたいな、半ば夢オチ的になっとるやん。
いい、いいよ、戻さなくていいよ、街は騒動の後、散らかったままでいいよ、と思う。

あとは顔だけ良いバカ男も登場するが、あれは昔からあった「美女だけどバカ女」のパロディだと思えば、それほど問題ないね。まあ面白いかっつうと、答えづらいが。
総合的に、バカコントとしてのセンスが足りないので、評価が低いのだと推測。

ただ、じゃあつまんない映画かっつうと、そうでもなかったです。
まあ、今、リブートとかやるならこんなもんか、という感じです、はい。
同時期だとパワーレンジャーもそんなとこだったっけ、もう印象が薄くてラストバトルを思い出すのたいへんですが。

観てて気づいたのが、映画「マスク」の集団ダンスシーンのパロディがあって、カットされて全員でポーズを決める、というだけになっとるが、別にカットせんでもいいやん。
二番煎じとかもう気にしねえよ、面白いなら映してくれよ思ったらエンドロールで観れた。
やっぱ撮ってるじゃん。

またキャラとしてはホルツマンが良かったと思う。
正統派のマッドサイエンティストで、なかなか完成度が高い。

エクステンデッドエディションもあったが、標準版字幕をアマゾンプライムで観ました。
日によっては百円のときもあるが、いまは通常価格なんで、わざわざ三百円で視聴。
理由としては、アフターライフがいま無料なんでそれを観るために、時系列で2016を先にやっつけておこうという。
そのうち観ようとは思ってたんで、よい機会でした。
先述のとおり、全然つまんないってことはなく、「今ならこんなもん」で納得ですから。

そんな感じで。

日記類




●2022.2.12 驚愕の節約術

無料のBlenderを使っている時点でローコストな3DCGですが。
コストというのは今、この瞬間の金銭だけではなく、CGやるなら全てにあるもんだなと最近思う。
具体的にはマシンパワー、データ容量、電力、手間ひま、それに関わる体力などなど。
でもってここ十数年、当たり前かもだけど3DCGのコストが増えているわけで。

映画CMゲームの世界はもちろんで、昔だったらテクスチャで済ませるデザインを、わざわざモデリングしてくるようになって久しい。
家庭用のホビー3Dもそうで、まあだいぶん前から3Dはマルチスレッドが当たり前、となってたようで、でも自分的にはなかなか対応できず、ようやっと4コアのiMacになったという思い出。
その同じiMacで、だんだん製作にコストをかけるようになってきて・・・Shade3DからBlenderに乗り換えて、できることが増えたんでそりゃそうだけど、同時にテクスチャで済ませる部分をモデリングで、というのは何故か、アマチュアなのに浸透してきてます。

Blenderに関して言えばShadeで言うクイックレンダリング画面、プレビューとでもいうのか、作業中にあんばいを見るのに本来のレンダーに近い性質の描画を行うことがあり、まあ証明の具合を確かめるのに便利ですね。
ただ、深い理由もなくShadeは四分割画面のひとつでリアルタイムやってたのに、Blenderは、これまた何故か一画面で作業するので、描画品質ともに面積でかいからコストもでかいという。

でもって、作業画面はなんだっけ・・・ビューポートだっけ、ここのレンダリング品質というか段階が、デフォルトで1024
、もう数字がでかすぎて、十年前のiMacではアレなんで、この数字を8に落として使っているという。

あ、ビューポートだけではなく、本来のレンダリングもデフォルト4000くらいを128とかに落としたりします。
何が4千だよ、どんだけ高品質が標準なんだ、と思いますね。
映画CMのCGってちょいとあり得ないクオリティですよ、じっさい自分で触れてみるとわかる。
レンダーを128に落とすということは、ちょいザラザラした絵になりますが、もう仕方がない。

あとナントカバウンス数とか見かけたら減らすようにしたり。
照明のバウンス数は減らすほうが低コストに違いないとふんでます。
何もかもというわけにもいかず、例えば植生、茂みなんか作るには透過の数を増やしたりせにゃあならんので、引き換えに他は減らしまくりつうわけです。

なんせiMac2012は十年前ですからね、スペック的には2.7Ghzの4コアメモリ8ギガで、上記のとおりコスト減らせばとりま3DCGは出来てしまうので、買い替えとか難しいわけっす。
だってノートパソコンに比べりゃあ、未だ上等な環境やん。 貧乏性こじらせて動けん次第。
ただまあ、おそらくぶっ壊れる日も来るだろうから、そんときゃあ観念して・・・という感じで。

以前からですが、相変わらずテクスチャは縦横256つう小さいのを使用してます。
そんなんコスト削減になるかなあという疑問はありますが、パワーはともかく、サイズは確実に小さくなるはず。
木に葉っぱを茂らせるのに、今度は縦横64つうものも作りました。
基本的に植物は遠い背景なんで、見た目の問題はないっす。 たぶん。

テーブルクロスなどは物理演算で作るのが標準になってきたんで、そのために予め細かい分割になってて、そういう意味でもコストが高くなってるんです。
シミュレーションの作業もそうだけど、データ的にでかい。

幸いなのは、いまんとこ静止画オンリーで、まだアニメーションは気が向かないんで、コスト減らすのはわりと楽な段階かと。 いづれはアニメもやると思うんですけどね。

Blenderに乗り換えてまだ一年半、覚えることが多すぎです。
最初の二ヶ月・・・いや一週間くらいでかなり基本を詰め込んだけど、逆に出来ることが多いんで嬉しい悲鳴。
その、最初の段階で作ったアレコレも、今じゃあもっとうまく作れるんでしょうね。
しばらく手持ちの技能で満足してましたが、今年に入ってから火炎、アニメのキーフレーム打ち込み、物体の崩壊、クロスシミュレーション、カーブによる変形を覚えて、かなり表現の自由度が得られたみたいな。
まあ火炎とか重いんですけどねコストが。
たまにやるぶんには大丈夫、そんなすげえエフェクトは欲してないし。

しっかし、ほんと、映画CMの映像って半端ねえわ、と実感できる。

まあそんな近況でした。



●2022.4.11 いくつかアップデート

なんか前々からずーっと繰り返しているチャレンジですが。



ペンタブレットで描くさい、フェルト芯をずっと使ってます。
さらさらと、ある程度の抵抗があり、つまり紙に鉛筆で描くのに近い感じだから。

しかし、フェルト芯は消耗品で、あいや芯はみんなそうなんだけど、とくにフェルトは消費が速い。
だもんで、標準芯か、中間のストローク芯に挑戦するわけです。
フェルト芯がいちばん消費が激しく、次に標準芯、でもってその次がストローク芯なのかな、ストロークは他と同じような価格で、バネがついた精巧なメカニズムなんで、不思議なもんです。
そのバネが力を吸収して、消費は標準より抑えめなのだろうか、実は標準もストローク芯もあまり使わないのでわからんが、まあいいか。

ともあれ、ストローク芯使えれば少しはコストが楽になるんでやってみるも、すぐに断念。
そんな繰り返しを二十年近くやっとるのか、最近だと去年もやった気がする。
やっぱツルツルしてやりにくいんです、樹脂製のペン先は。
昔、アニメセルを買ってきてなにか描こうとしたけど、ツルツルして描けず断念したこともあるが、まあセル画はトレスマシンだかで線はプリントするもんらしいので、それは仕方ない。
よくある昭和の内職話、セル画着色は色だけでしょう。

その、長年しくじってきたチャレンジに、このたび成功した次第。
ストローク芯で描けるようになった。
うん、やってみっと逆に線を引きやすい気がする。 抵抗がないから。
スラスラと、素早く描けるみたいな。
なんだ、楽じゃん、という。



これでフェルト芯よりは長持ちするのかな、今後課題。

あとは・・・Blenderで3DCGやるのに、少しはマウスにもこだわらないとイカンなと思って買いました。
いや何度も買ってるけど、ぜーんぶ中古4百円以下でして、こんどは新品。

エレコムの、ちゃんとしたLサイズです、中古ではまず手に入らないので。
価格は税込み二千円ほどで、そうなるとチルトホイールは断念です。
本来はマイクロソフトClassic IntelliMouseつうのが本職プロデザイナーのオススメで(いやオススメ数点のうち最も安いだけ)で、でも4千円するんで買う勇気がなくって、二千円は安いマウスですが、それでも自分的には奮発っす。


 ↑たぶんこれ

いわゆる人間工学の左右非対称ですが、このタイプは親指乗っけられるので楽かもしれん。
Lサイズをはじめて試したが、とくに違和感はないっぽい。
なにより動作に節度があって、やっぱ新品は良いわという当たり前の感想。
とくにホイールが真面目に働かんと、3DCGは辛いですからね。
その問題さえなければアップル純正のMighty Mouseでいいんです。 Mighty MouseはちっこいBB弾みたいなトラックボールがホイールで、すーぐ目詰まりするんでどうにもなりません。

話をエレコムのマウスにもどして。
チルトホイールは諦めたが、まあ横スクロールはマジックトラックパッド使うからいいっす。
つかマウス側で横スクロールはあまり使わないもんだと思いました。
PC作業を効率化すると、そもそも延々と長いカラム表示をたどる機会も少なくて、またBlenderだと横スクロールは割り当てないんじゃないかと思う。

機能ボタンが横にふたつあるけど、ドライバーで何か割り当てても、正しく動作しないっすね。
試したらタブキーが機能して、ほかはそのうち探してみるが、まあいいや。
チルトホイールも機能ボタンもなくて、スリーボタンマウスとして振る舞ってくれればじゅーぶんです。

今話題の左手デバイスはむろん、価格が高すぎて買えませんね。
つかその手の製品は、正しく動作するかが疑問なんで、そういう意味でも手を出しにくい。
今は右手にマウス、手前にテンキー付きキーボード、その向こうにペンタブレット、左手にトラックパッドという構成で、それでうまいことやってます。
Blenderに関して言えば、もしかしてテンキーを左に置けば・・・つまりテンキーなしキーボードの左に外付けテンキーとトラックパッドを並べれば最強なんじゃね? と思ったりします。
なんせテンキー使う機会多いですからねBlenderは。
慣れれば慣れるほど、テンキーは多用します。
ちょっとした間取りの部屋なら数字でサイズを指定して造ったりしてますし、カメラ切り替えもそうだし、モデファイの入力にも使うし。

つわけで、長年の課題だったストローク芯に成功し、コストはまだ未定だけど描きやすさが向上して、少なくともそれだけで大収穫と言えるという。
またマウスの交換で、3DCGも速く作業できるはず。

今年に入ってからBlenderはだいぶん上達したような気がして、何より楽しいですねコレ。
Shade3Dの時代は、頑張って下位バージョン買っていろいろやったけど限界があって、でもBlenderなら少なくとも既存の3DCGアプリと比べて、とくに制限はないはずですからね。
だから未熟な絵になったら自分のせいであると断言できるんですが、しかし無理すればプロ並みの効果に手が届くのはたいへん気分がいい。

Blenderをすべて把握している人間は世界にいないというくらいの集合知で、確かにVHXモードは難解で、ジオメトリーノードとか意味不明ですが、出来る範囲内で何かを作成するのはゲームみたいで面白い。
ノードもEXCELの関数みたいで、けっこう楽しいもんです。
もしかして学研電子ブロックもそんなものかもしれませんね。

とまあそんな近況でした。




●2022.7.12 カエル死にそう

えっとカエル飼ってる話、前にしたのいつだっけ。

去年の11月に拾ってきたのはハエやらワラジムシやら食って巨大化、よもやトノサマガエルみたいになってます。
むろん元は愛らしいアマガエルだったのですが。

そいつは器用に何でも食うので、あまり心配はしてないけど、問題は先月あたりに拾ってきたちっこい三匹で。
まあ巨大なのがいるので、共食いの危険もあったけど、それはいまのところなくって、同族はわかるのかねえ。
問題は、ちっこい子ガエルが持ち帰って水槽に入れると、思ったより小さくて・・・。
そんだけ小さいとそら心配です、子供がアマガエル飼ってうまくいく試しは少ないし。

そう思ったが、釣具屋で買ったサシムシ、つまりウジ虫を食ったりして、わりと健康的な色ツヤになったもんです。
じゃあ大丈夫かなオモタが、中の一匹がなーんか棒のように痩せて、小さくて不安。
いちどはサシを食った場面を見たんで、そのときは安堵したけど、どうやら後で吐いた模様。
サシムシでさえ大きすぎたのだろうか、マジ大丈夫かコイツ。

でもって、じゃあ、水槽内で繁殖したダンゴムシやワラジムシの幼虫を食うかというと、これもうまく食えず。
とっても積極的なんですけどね、どうやら生来のセンス不足みたい。
そういう個体、いるんだなあとしみじみ想う。
センス不足は不運をも呼び込み、なーんかタイミングも悪く、とにかくアタックはするのだが、ポロッと落として食えない。不運を呼び込むってのは、コバエが発生すればたぶん問題解決なんだけど、バナナとか入れてじゅーぶん水槽内が腐ってるのに今年はコバエが出ねえってことです。
ちなサシムシ買ったさいに赤虫も買ったけどこれも食わず、なおかつ赤虫がヤブ蚊に成長することもなく、どうにもツキに見放されている感じ。
じゃあ、棒の先に豚肉やエビの切り身をつけて、目の前で動かすカエル飼育の基本を試すが、やっぱり取り落とす。
繰り返すと、今度は興味をなくしたようで、そらアタックしても落とすのでは、味をしめる余地がないかもね。

そうしているうちに、まじでくすんだ色合いの、ミイラみたいになったので、さっき最終手段に。
つまり別室として、ガーデニングされていない単なる容器にちっこいワラジムシを二匹入れて、そこにミイラ子ガエルを放り込むと、驚く体力もないのか、逆にすぐワラジムシに反応。
今度は取り落とす地形でもないので、アタックしてすぐ食えるかと思いきや、やっぱ一度は落とすとか。
しかし落としてもすぐ足元なので、再アタックでやっとこさ食えた次第。
だどもミイラ状態ですからね、今度は消化が苦しいだろうなと想う。
じっさい飲み込むのも一苦労なのか、目玉の筋肉まで使って大きな餌を飲み込む動作を繰り返し、身をよじってた。
うーん、この前のサシムシみたいに吐き出さなければいいのだが。

しばらくピクピクして、次のもう一匹はそれどころではないらしく、彫像になっとります。
今は様子見ですね、これでどうにもならなければ、まあ野生でも生き残れないタイプの「運のねえ野郎」ってことなのだと思います。
だいたい野のカエルが生涯、数百個の卵を生むとして、全部が育つわけじゃないので、ここの水槽はまだ条件がいい。
生存確率五十あれば御の字ではないでしょうか。

という近況。

追伸:
一時間ほどしてみたら、ミイラ子ガエルがなんか少しプックリしてきたみたいで、じゃあ生き延びるのか。
なおワラジムシは睡眠中なようで、つつけば動くけどすぐフリーズして、つまりもう一匹は食えず。
もうしばらく放置してみます。

いずれにせよダンゴムシ幼虫なりコバエなり調達しないと、という課題が残る次第。



●2022.7.23 けっきょくダメだった


一週間以上、書くの忘れてたが、前回のカエル、けっきょくダメだった。

それも、次の日に姿を消すという。
ちゃんと管理はしているはずなんで、逃げ出すわけもなく・・・・要は巨大化した先輩アマガエルに食われたとしか考えられないわけです、はい。
いちおーカエル同士はお互いがわかるようなんですが、なんせ反射神経に生存を委ねているので、例えば別種のカエルならフツーに食うこともありえる、と思う。
極端に小さな個体がいたら、共食いもないとも言えずみたいな。
なんせあの瀕死なミイラカエル、虫みたいに細くなって、色もどす黒くツヤがないですから、虫と間違われて食われたとしても、とくに疑問はありません。

その、巨大化先輩は神木の森林公園にリリースしました。
元々、去年の11月に冬眠しそこねて、自販機に張り付いて暖をとっていたのでほっとくと死ぬなと思い、持ち帰って飼ったのですが、ワラジムシ食ってあんなに巨大化したらもう憐憫もなく、とっとと野に放ったわけです。

残るはちっこい後輩がふたつですが、一匹じゃあ寂しいと持ってきたはいいが、水槽に入れてあらためると「こんなに小さかったかあ」というサイズで、心配してました。
例の文字通りおなくなりになったミイラカエルほどではないが、あまりふくよかとも言えず。
ずーっと気にかけていたんですが、こーゆー夏に限って虫がいない。
アブラムシとか欲しくて、けっこー探したんだけど、居てほしいときには居ないもんで、アブラムシなんかトロくて柔らかそうなんで、ちっこいカエルには最高だと思うんですけどね、断念。
なんとかダンゴムシの幼虫を食って、細々と生きながらえていましたが、ここ数日、とうとうハエを食えるまで成長して。

そうなったら一安心ですね、ちょうど前に入れたサシムシつまりウジ虫が大量に羽化し始めた頃合いで、さっき見たらとんでもなく太ってるww
これです、このライン。
ハエが食えるまで大きくなる、その一線を超えたら、あとは虫の調達も楽になるってもんで、冬でもサシムシは買えますから、かなり余裕というもの。

ちなみに、そんなタイミングに限って「ダンゴムシの幼虫を捕獲する方法」を編み出してしまいました。
よく見るとコンクリにたくさん幼虫がいるので、ハケや筆を使って履くようにして容器に放り込むだけです。
でも、しばらく幼虫は要らんですね。
ハエを複数食って、はちきれそうですから二匹とも。
あ、そうして餌の不安がなくなったとたん、ふたたび夏がぶりかえして、虫がわいてきた。
もう虫はいいっちゅうに。
まあ窓際の水槽にカエルを飼っとけば、なんか風水的なアレで部屋の虫は減った気がしますけどね。

こいつら、来年の今頃まで生き延びたら、またまた巨大に成長するんでしょうか先輩みたいに。
機会があれば、もう一匹だけ拾ってきて、三匹体制にしようかと画策中。

という日記。



●2022.10.22 西洋剃刀

英語圏ではストレートシザーというらしいが、要は丁字型の安全カミソリとは違うブレードです。
その、西洋剃刀に最近ハマっていて。

格安なのとわりと安いの、あわせて四つ買いましたが、うちひとつは使えない玩具でしたw
フツーのナイフとしては使える切れ味だが、カミソリとしては無能で、なおかつ鉛筆削りや果物ナイフとしても形が間違ってるので不便で、まあけっきょく改造して、ボンナイフがわりに使ってます。

替刃式のがふたつ、ひとつはメタルでやや重く、まあバランス悪いので使いづらいが、剃れるのは確か。
もひとつはハンドルがプラ製で、こっちは軽いので普通に使えますね。
どちらも千円くらいなのに、役に立つお買い得かもしれない。

が、自分としてはもうひとつの、替刃式ではない、普通に砥いで使う西洋剃刀をひいきにしたくて。

あ、このへんややこしいんですが、この数ヶ月で買った諸々にはいわゆる昔ながらの安全カミソリも含まれていて、中国製でおそらく西ドイツかアメリカの特許切れ製品のパチモンだと思うが、それだけにスゲえ使える。
軽くて滑らかな剃り味、優れた重心バランスで重さを感じず、こんだけ切れ者ならもう、使い捨てプラスチック製のホルダーなんて要らんやん、というくらいの決定版。

むろん冬場はそれメインに使う気ですが、やっぱ西洋剃刀を試したいので、暖かいうちはこちらに。
で、試しに砥いでみたらいっぺん刃をダメにして、治すのに二週間かかりましたw
どちらにせよ、うまく砥げる日とそうでない日があるんで、例えば眠いとき、疲れ気味なときは向いていない。なんなら砥ぎながら、三十分かかることもある。単なるシェービングなのに。
なんで素早く剃るときは安全カミソリ、それほどでもないが時間はかけたくない場合は替刃式の西洋剃刀みたいに、使い分けるんですが、もう使い捨てホルダーは要らないかな、という。

まあそれはいいとして。

問題は泡で、石鹸をブラシで泡立てて使うのが昔ながらみたいだけど、本来は専用の粉石けんです。
それがないんで、色々試して・・・ボディシャンプーやら何やら、何でも泡立てて試したんだけど、けっきょく石鹸がイチバン泡の保ちがいいっぽくて、でも洗い流すのたいへんみたいな。
他にもシェービングジェル、シェービングクリームも使ったり、忙しいわ。
で、じゃあ、本来の泡ってどんなもんよと缶スプレーみたいなシェービングフォームも買ったが、なるほど、ちゃんとした泡はこれほどきめ細かで、泡の保持も上等、洗い流しもすぐみたいで、だいぶんレベルが高い。

ブラシもシェービングカップも買い直して、しっかりしたイタリア製とかのシェービングソープとかも揃えて、やってみるかな考えたりしたけど、ずいぶん高額となります。
で、あるときにオモタ。
なんせ自分で砥いだ切れないカミソリなんで顔がヒリヒリしてきて、スキンクリーム買ってきて塗ったわけです。
ほらほら昭和の時代からある、あの白黒のやつ。
それで気づいたが、これ水で薄めてシェービングクリームにすりゃあいいんじゃね? みたいな。

やってみたら、当たり前だけど肌がヒリヒリしない。
ひげ剃りなんて元々、水でやるもんで、とくに問題も感じず。
泡を使うのは西洋人の男たちがミョーに泡好きで、コーヒーさえアワアワにして嬉しそうに飲むくらいで、それが理由なのではと、ふと脳裏。
で、スキンクリームだからシェービング後に、完全洗い流す必要もなくって楽なんだよね。
考えられる問題は、用具に白い汚れがつくくらいだけど、それは他のクリームや石鹸も同じだし。

というわけで、しばらくスキンクリームを試そうという。

そんだけの話です、はい。



●2022.10.26 iPhoneやべえ

メインに使っているiPhoneSE第一世代です。
これとてもうサポート切れの旧機種なんですが、うちでは最新。

これがバッテリー切れっぽくて。
まだ初期症状で、一日経つと30%に落ち込む、くらいの感じだが、実用に耐えない。
でもって詳しくは書かないが、いろいろ試した結果、確かにバッテリーだわ。
残量みると76%とあり、中古で買ったときは93で無問題だったので、その数値じゃないですね、放電が酷い。

詳しくは書かないゆうたがひとつ記すと、電波のせいではないかと思ったこともあり。
つまりスマートフォンという文明は完全に外部依存なシステムで、通信会社が例えば不景気などで電力ケチると電波が悪くなってスマホが必死、というパターンもあるんじゃないかと考えたが、それゆうたら電波の悪いとこにいる人々はみーんな電池のもちが悪いことになりますよね。
じゃあ違うのかな、と。

ともあれ格安SIMを以前に使っていたiPhone5sに移して、こっちをメインにしています。
この古い5sが無事な時点で先述の電波論は違うとわかったのだけどそれはいいとして。
メインに使わなくなったiPhone5sのほうは、新たなアカウント作って、だもんで実はiCloudとか別な5ギガを所有していることになるんですが、活用はせず。
5sは遅くてSEに乗り換えたくらいで、不便かなあ思ったが、それよか「より深刻な」サポート切れのほうがでかいと判明。
ドロップボックスなど、OSが古すぎて入らないアプリがほとんど。
それでも頑張って、例えばイチバン欲しい災害の通知はできたっぽい。
気象の防災通知さえ来るなら、他が不便でもまあいいです。

いやそれは一時しのぎであって、SEをなんとかせんと。
それも六年前の製品であって、そろそろ買い替え・・・ってまだ一年しか使っとらんが、そうなのかな。
交換バッテリーを調べると、5sと同じものだとわかりました。方法論もまったく同じ。
なら、面倒だが可能だなということで、近いうちなんとかする予定。

中古のiPhoneばかりよっつ乗り換えてきたが、わかったのは電池は五年ってことです。
つまり六年目でなにか症状が現れてくる、そんな感じ。
逆にいえば、ともあれ「セルフ交換」に成功すれば、あと五年は使えるという・・・そこまでするか、とも思うけど。

とまあそんな日記でした。


●2022.10.31 バッテリー交換やべえ

いやあ失敗というか。
ま、いまんとこ使えてるのだが。

iPhoneSEの電池切れという一件です。
Amazonでアイファクトリーとかいう交換セット買いました。
デジフォースのほうが評価高いけど、たまにはチャレンジゆうか、アイファクトリーもそこそこ高評価です。
まあそれで、今回は上にある、画面やカメラ類のコネクターを外さない方式で、そうなるとホームボタンとバッテリーのケーブルだけなんで楽だろうという。

で、分解はじめたらホームボタンケーブルのコネクターカバーがぶっとんだw
ほら吸盤で最初、パカッとやるやん。
その工程で便利な、グリップ型のでかい道具もたびたび紹介されるけど、めったにない交換でそれ要るかなあ思って手を出さず、吸盤でやることに。
それで、けっこう固着して苦戦して、バカっといきなり開いてホームボタンケーブルはバキッと取れました。
幸いそこに損傷はないようで、現在touch IDは使えてるけど今後が不安。
ちなみにカバーがないんで、かわりにビニールテープ片を載せときました。
そのクッションで、コネクタが外れにくくなることを願うばかり。

スマートフォンはあんがい、よく落としますからね、その拍子にコネクタとれるのが心配ですが、今は使えます。

交換キットを軽く記すと、なんか容量1800で一割くらいサービスなパックでした。
付属の工具類も進化してるゆうか、プラケースがついてまとまりがあり、吸盤は安っぽいものでしたが、ネジ回しはマグネットで先がちょこんと交換できる、なかなかの代物。
むろんネジ先もマグネットなんで、けっこう便利。

交換してiPhone起動したら、ちゃんと容量は100パーセントになっとります。
急に放電する現象は、まだこれから確認ですが、とりま動くんで大丈夫かと。

余談ながらコネクタカバーぶっとんださい、とっさに「あ、iPhone5の予備がある」とオモタけど、iPhone5バラしてみると該当部品はなくて。
そっか、Touch IDがないからそこのケーブルもないんだ、という、考えればわかることですねこれ。
それはともかく、こちらを吸盤でバラすさい、ちゃんとテープをぐるっと巻いて、バカっとならないように工夫しました。
これを最初からSEでやっとれば、部品なくさずにすんだのに。
準備は入念なつもりでしたが、まだまだです。

とまあそんな日記。


●2023.1.30 カミソリ

なんかヤフオクで西洋剃刀を買ったというか、支払い済ませてあとは到着待ちみたいな。

去年の夏から、かようひげ剃りグッズに凝ってるゆうか、それほど散財はしとりません。
過去には9千円くらいのメルクールFUTURE買ったけど、今回はイチバン高いので2700円の西洋剃刀、あとはFUTUREの部品取りとして買ったパチモンが2500とかそんなもんで、なかなか実用として重宝している替刃式の西洋剃刀は千円前後という感じだし。
そりゃそうで、通常ひげ剃りなんてお金かけません。

んで、このたびヤフオクで落としたのがコンビニ手数料込で3700だから、これまでで最も高額となりますが、なんか嘘かホントかメイドインドイツと刻印があるものなんで、じゃあそーとー安く手に入ったと言えますね。

9年ぶりのヤフオクなんで、そこそこ勉強しました。
つか、西洋剃刀がどんなもんか、ウォッチリストに20件ほど登録して、推移を見守ったというか。すると意外と、2万3万は当たり前、ですね。
最初は一円でも、時間が来るとそのくらいに上がります。
そんな中で、1300とか1900とか、あんがい安く買われているものも混じってるんで、じゃあチャンスはあるな、と行動に至った次第。

ひとつ指標になったのが、スペインのフィラモニカとかいうもので、複数あったけど、最初は安くとも最終的に壱万2万になってました。
要は人気なんでしょね、先ほどの安く落とされた物と考え合わせて、つまり不人気を狙えばという当たり前の作戦。
要望はあるっちゃあります、なんか可能な限り旧い日本製とか良さげですけどね、どうも西洋剃刀というか理容用品に限っては日本ってそんなに高額なもの出さないっぽい。
旧い日本製は造りがけっこういーかげんで、本来的なものもありますが、レアです。
まあいづれひとつ欲しいですが、今は目先のドイツ製をという。

また先ほどのフィラモニカを調べて、カミソリはスウェーデン鋼など、ステンレスなのが昔からの当たり前で、鋼鉄製はなかなか手に入りにくいっぽい。
あったとしても、高額でしょうね。
ステンレスでも鋼鉄に近いほど硬く、つまりスウェーデン鋼はその代表らしいですが、ともあれ現実にいま所有している替刃式の安全カミソリ刃はステンレスですが切れるんで、無理に鋼鉄を探さなくても良さげ。

Amazonで買った2700円は、むろんステンレスで、これがどうも硬度足りなかったっぽく、最近に焼入れしたら見違えました。
ただ、代償として歪んで波打ったが、まあ砥いだ面は真っ直ぐになるんでいいか、みたいに納得しとります。この価格で硬さを引き出したのだから、上々です。
でもって研ぎ直しを繰り返し、ヤフオクのためPCに張り付くかたわら、この安物カミソリもだんだんと剃れるようになってました。
じゃあ落札やめるかっつうと、それでも「本物」が欲しいんで、そのままポチッと。

↑2700円はこんな感じ

余談ながら久しぶりのヤフオクなれど、まあ本気出せば勝てるもんですね相変わらず。
以前もそうだけど、今回もライバルたちはスマートフォンっぽいです。
根拠として自動落札フォームを使い、例えば1004円とか、半端な数字がずっと続くため、「あ、スマホから入力してるな」と思った。
最初のヒトケタ台で1円推移を三度繰り返すと4円なんて半端が出ますが、そんなん入力次第で治るやん。
スマホのちっこい画面だとキーボード出して入力がめんどいから、そのまま自動で、千円以上だと百円単位になるんで、4円つう端数が残るんでしょう。
PCだと本格マルチタスクで、つまりスマホのような疑似ではなく、残り時間カウントも別ウィンドウで目につくとこに置いておいて、頻繁に再読み込みも繰り返し、情報を最新にしてのぞめますから、ヤフオクで勝ちやすいのだと推測。

自動延長も忘れてたけど、あれって入札者がアレコレ設定したわけではなく、五分以内に更新があると勝手にいつまでも続けるみたいな、それだけの話ですね。
だから入札者の考えはあまり関係なく、落札バトルなだけみたい。

にしても西洋剃刀なんて2万3万でガンガン落札されていて、何に使うんでしょうね。
よくコレクターって言葉出てましたが、カミソリにコレクターってあんのかなあという。
あいや、まあ、休日など、たまに実用するんでしょうね。
それとも理容師連中か。

ちな現状だと2700円の安い製品は、だいぶん剃れるようになったけど、まだまだ力ずくで顔面ゴリゴリしている段階で、安全カミソリの刃を使う替刃式は切れすぎて怖いし、ハンドルが薄っぺらで刃渡りも四センチちょいと、使っていて楽しくないですね、確実に剃れるけど。
あとは急いでいる時は安全カミソリの出番で、アメリカ製、ドイツ製をパクったらしい中国製は、バランスが逸品でプラスチック製のホルダーみたいに軽くて、シェービング目的ならこれで完結できるんですけどね、やっぱ趣味は大切。
かよう、切れ味と楽しさ、両立できるものが、あとひとつ欲しい感じでした。
落札した製品は必ずそれにかなうものと、到着を待ちわびてます。

↑千円前後だとこんな感じ

とまあ語りたいことは多々あれど、まとまらないのでこのへんで。


2024.1
気がついたら一年以上も更新していないっぽいので、次に移動。
次はabout-2024.1となります。
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