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●2015.5.5 どんな映画を観たいか

なんか最近は一日一本とか、可能な限り映画を観よう月間みたいなのが続いていて。
どう考えても去年4月から最低でも60本、おそらくはそれ以上を観ているかと。 思い出せないタイトルもあるんで確かめようもないが。

なんでそうなるかというと、自分があまり映画観ないタイプだと思われたので、勉強しなくちゃみたいな流れに。
でもって何度も書いてるが、よっく考えたら現代にはHDDレコーダーによるテレビ録画、DVDレンタル、配信というものがあるので、実はそれほど「映画観ないタイプ」でもなかったとわかった。
底辺映画とかB級映画だったらむしろ観る方なのではと。

それはともあれ、劇映画とよばれるストーリー付きの普通な映画で、観たいものには三種類しかない。
  • 箇条書きで言うと
    • コメディ映画
    • ヒーロー映画
    • 怪獣映画
だけみたいな。

明確なジャンル分けではなく、そーゆう要素がないと観たくない、という話。
例えば寅さんシリーズ、男はつらいよなんてヒーロー映画だよね、明らかに通常の市民とは違う寅さんしかできない物語を楽しむ構造なんだし。
またガメラシリーズは昭和、平成問わずヒーロー映画だよな、理由はともあれ、結果的に人類のために戦ってくれる巨大な存在みたいな。
逆にケビン・ベーコン主演のフットルースは怪獣映画だよね、どっちが異質なのかは議論の余地があるが、変なルールが常識となっているコミュニティにひとつの暴れん坊が来訪して大もめになるんだから楽しいことこの上ない。
また結果論になるんだけど、パール・ハーバーはコメディ映画で間違いがない、おそらく脚本家は真面目に作ったんだろうけど全編ギャグになっていて、この映画ではよく「変な日本」つまり謎アジアが話題になるけど、実はアメリカの描写こそがおかしく、変なことになっている。 悲劇を乗り越えた偉大なる母国を描こうとして自己陶酔しすぎ、変になっちゃったのではと推測する楽しみがあった。

よく映画好きが観る映画ってこれらの三種類に当てはまらないものがたまーにあって。
ゆえに映画好きとは話が合いそうにないとゆうか、ありふれた日常を描いてどうすんだよと思ったりする。
また不思議とニュー・シネマ・パラダイスは個人的に面白いとは思えなかった。 
なんだろうね、要素要素では完全にツボというか、1950年代くらいの片田舎で少年の物語、名画座系で音楽はエンリオ・モリコーネとかどう考えてもハマりそうな映画なのに面白いとは思えなくて。
80年代に登場した1950年代くらいの片田舎で少年の物語、名画座系といえばマイライフ・アズ・ア・ドッグがあるが、こっちの方が大好きで何度も観ている。
主人公イングマルのやることなすこと、自分の少年時代と照らしあわせてひとつたりとも、共通するものがないのに不思議な共感が半端ない。


余談ながらマイライフ・アズ・ア・ドッグを簡単分析すると、ヒーロー映画と怪獣映画とコメディ映画の要素がぜんぶ入ってますな。

他にも誰も観ないようなB級映画や底辺映画だったり、これでは観た数は多かれど、人と話があうはずもなし。
話題作とかまったく観ないしね、未だアバター観てないや。

まあそんな話。


最近観た映画



●スターゲイト

エメリッヒ監督を見直そう期間の続きみたいな。
もう何度か書いたけど超大作バカ映画専門のプロフェッショナルと思われているローランド・エメリッヒだけど実は有能なヒットメーカー。
それを確認しようという作業みたいな感じで。
前回に観たのはデイ・アフター・トゥモローでしたね、膨大な予算で物事をわかりやすく単純化して映像に収めるという相変わらずの調子で細かいことはアレなのが意図的か、あるいは本当にうっかりさんなのか困った人でもある。
ではインディペンデンス・デイの前、やっと認められて予算がつきはじめたころはどんなんだったのかとゆうのが今回のスターゲイト。
以前テレビ放送をラストだけ観たような記憶があったと思ったが、今回の視聴にはなんら影響なくてよかった。
まずピラミッド周辺に超古代文明みたいな痕跡というのがつかみどころだよね、でもって観はじめて20分も過ぎれば「早っ!展開早っ!」みたいな素晴らしいテンポで、ろくな試験もなしで安全かどうかわからないゲートをくぐろうとゆう無茶な内容もツッコミどころが多すぎてなんだけど、もたつかないスピードは絶賛に値するのでは。
向こうの星ではなぜか人類が奴隷扱いで、ここは一点豪華主義みたいに「簡単に会話が通じない」という面白さを貫いている。 後になって意思疎通できるようになるけど。
そして神への反乱と流れこむが、実はとある宇宙種族の「ひとり」が生命維持の社会システムを構築するために神を詐称していたということで、つまり本当の敵がひとりなんで話としては小さい。
ゆえに部族の反乱だけで勝てる戦いとなっているが、今のエメリッヒ監督であればもっとでかいことできるのかな。
この物語、面白いんでテレビシリーズになったといまぐぐって知った。
やっぱりねー、エメリッヒ監督はできる男なんだよ。
いろいろ雑なのは確かだが、有能なのも確か。
なるべく近いうちにユニバーサル・ソルジャーも観ようかと画策中。


●メン・イン・ブラック

先日、テレビ放送してたのを後半一時間だけ録画できたので観てみた。
いちおう当時を知っている者から説明させていただくと、UFO関連の番組や本などでだんだんと定番化し、やがてキャラクター化していった都市伝説「黒服の男たち」を映画化みたいなノリで。
UFOや宇宙人が実在する証拠として、決定的なビデオテープがあったんだけどねー黒服の男が押収していっちゃったから今、手元にありませーんみたいな話が多いのでそのような事になったようで。
そーゆう番組とか好きな人にしてみれば「ついにそんなネタが作品化か〜」と感慨深い。
エンターテイメントとしては非常に面白いのだが、オカルトファンやSFファンが観るとやや不徹底なところもあるが、まあいいやと思える。
バグの造形とかちょいいい加減な感じだし。
この映画を観て思うのは、ある一定の条件下でテレビシリーズにしたら面白いだろうということ。
具体的にはウルトラセブンみたいな、児童向け30分番組で、毎週いろんな宇宙人が登場してとにかく楽しい作品、あったら観てみたい。
むしろ一般向け一時間ドラマにしたら早めに飽きると思う。 すぐに政治や陰謀などに走るから。
今回は後半一時間だけしか録れなかったが、いろんなとこに小ネタがはさんであっていい感じなのを改めて確認。
地球が危機になるたびにMIBの宇宙人職員が大量の地球煙草をもって地球外へ逃げ出そうとするみたいな一幕も見うけられた。
ちなみにこの手の映画だとやはりメン・イン・ブラック<宇宙人ポール<アイアン・スカイという順序になるかなどうしても。
ネタの熟成度でどーしてもアイアン・スカイは有利だよな、後発だけに。
とまあそんなわけ。


●プテラノドン

かなり以前にレンタルで借りてみたが、午後のロードショーに来たので録画した。
が、よく考えればもう一度観るほどでもないし、なんかHDDレコーダーがいっぱいだし、ぶっちゃけかなり克明に覚えているので、十倍以上の早回しで視聴した。
かなり克明に覚えているというのは確かだった、どこを切り取っても見覚えがある場面ばかりで、やっぱり映画はいちど観れば記憶するもんだなと感心。
感想、というとうーむ、とくにない、みたいな。
ここ十年くらいの、非常に平均的なB級モンスター映画なので、このジャンルに疎い人もコレ一本観ればあとは必要ないみたいなとこ、あるかな。
我々B級映画ファンは可能な限り、だがなるべく散財しないで多く観るべきなのだが。
とりま一般の方々はプテラノドンだけ観て、B級モンスター映画をわかったつもりになっても問題ないかと。
じっさいはB級いうても予算がないものあるもの、予算があるけど真面目に作る気ないものあるもの、予算がないけど真面目に作る気ないものあるもの、センスがあるものないもの、などなどいろいろあって。
また脚本はB級だからむっちゃ不自然か妙に薄味と決まっているんだけど、稀にアイデアを大量にぶちこんだ作品、脚本がまともな作品もあって。
映像で言えばトランスフォーマーシリーズみたいに、B級なのにハリウッド最高峰という例もある。
でプテラノドンってホント、平均的なんですわ、そこそこ登場人物は多いし、そこそこCGモンスターの動きはいいし。
逆にコレよりずっと出来の悪い、もしくは低予算な作品もけっこうあるわけで。
またここ十数年の、CGモンスターが主流になった時代のサンプル的な意味合いもある。
かつて将来はCGモンスターが弱小映画屋さんにも作れるようになると思われていたが、モンスターを描けるだけじゃいい映画は出来ないんだなと、じっさいこの時代になって実感する。
なんだかんだで考えさせられる1作でした。

●HK/変態仮面

じゃっかん気になっていたタイトルがGyaO!無料映画に来てた。
大予算組んで原作を映像化して酷評な作品が多い中、これは評判良かったので。
原作は知らないが、ヤバイだろコレ、みたいな作品。
パンツ被った変態がヒーローとかもういろいろアレなんだけど、あらゆるネタが小学生レベルなロジックで、それを本気で押し通しているという、あらぬ方向に突っ切った快作。(褒め言葉)
聞いた話なんだけど、企画(というかリクエストか)したのが小栗旬なんだってね、あの人あんまりいい仕事しない印象なんだけど、たまにはやるもんだな。 もう20年も前のマンガが未だに根強いファンがついていて、念願の映画化みたいな感じなのかな。
でもって主演の人がこのくだらない役を真面目に演じているのが好感だよな、体づくりして、あのビジュアルを実現したのだから。 これまでよくあったヒーロー映画化では、なんか俳優の迫力が足りなくてキャラクター設定に負けているというパターンが多かったが、今回はかなりいい感じ、なのだろうか原作読んでないから断言はできないが。
ちなみにキャラクター設定に負けているとかいう例でどーしても・・・ホントどーしてもあがってくるのが「ガッチャマン」であって、何度も引き合いに出してるのでくどいかもと自分で思うが、あのガッチャマンを映画化するということはそういうことなんだからしょうがない。 衆人の目にされされていつまでもいつまでも語り継がれるのは当然で、比較の対象にもとうぜん、なる。 伝説的な人気作を映画にする以上、そんだけの覚悟は企画者スタッフ一同できていたはずなんで、遠慮や配慮は無用と考える。

HK/変態仮面の話でした。
なんつても製作費が通常の邦画として一桁くらい足りない感じで、なおかつ製作期間もとれなかったというムチャクチャ制限のあるなかでこんだけのもの造ったのだからたいしたものだ。
多くの低予算B級映画を観てきたが、かなり別格なレベルで(アイアン・スカイとかさらなる別格レベルもあるが)なにかしら求心力があって、皆で頑張れば映画はできるんだな。
まあ不足する部分もあって、例えばキング・オブ・コメディの高橋くんじゃないほうが出演してるのに(見間違いではないだろう、あの顔だし)全然活かしきれていないような感じだったりもするが、及第点以上の、出来栄えとかそーゆーのではない何かがある作品に。
映画の中ですらけっこう名台詞が多く、「変態であればあるほど強いという法則はない」みたいなのとかいろいろあるんだけど、ものすごく何気に登場した「じゃあテーブルの下に隠れているから僕を踏んづけながら食事してくれないか」とか、さらりと言うことじゃないだろみたいな。
それと町中の追跡シーンだが・・・・あれ、もしかしてゲリラ撮影じゃないのか? ぶっちゃけ百回通報されてもおかしくはない危険でデンジャラスなリスキー収録だな、冒険野郎どもには率直な賛辞だ。
あとは最後に登場した重機みたいな巨大ロボ、もすこし出番とかあればいいのだが、頭部がなんかエヴァっぽくて。
どんだけバカやれるか挑戦したみたいな作品で、厳しい環境で撮られたこと考えれば賞賛に値するのではないかと思う。


●ブルーサンダー

最近はずっとコレ探してたんだけど、GEOにもTSUTAYAにもないし。
まあiTunes Storeにあるのは分かっていたんで、借りてみました。
高性能ヘリコプター、ブルーサンダーの勇姿はかつてVHSレンタルで観たとおりで、さすがに映画館で観たことはないかと思う。 断言はできないけど。
HDで観るとよりカッコいいが、ストーリーはこんな感じかと思った。
特徴なのは上層部の悪党たちが具体的に何をしようとしたかったのか、どんなメンバーが揃っていたのかとかが希薄な点で、記憶が薄いと思っていたがそうではなく、最初から素っ気ないストーリーだったのかと。
でもそれはいいんだよね、90年代以降の映画がネチネチしすぎなんで、このくらい簡単な描写のほうが楽に観れる場合もある。 まあネチネチ語る映画のほうが、今じゃ入りやすいんだけどたまには。
またやはり記憶どおりなのはブルーサンダーの破壊力。
テロリストを狙撃する気とか実はないだろというくらいの制圧力。
20ミリガトリング砲とか対人兵器ちゃうがな、バスもあっという間にスクラップ、パトカーの後部を撃てば粉々で半分になり、挙句の果てにF-16戦闘機を撃墜とかただごとではない。
まあそんなスーパー兵器を開発した時点でなんか裏があるなという話なのだが。
車載電話みたいなのも装備し、監視用のビデオカメラ、盗聴マイク、パトカーみたいに情報の送受信をしてパソコンに表示、暗視装置、ヘルメットと連動したターゲッティング、防弾性能などなど、低騒音飛行を可能にするウィスパーモード以外は現在では実現しているというのがなんか感慨深い。
ところでヘリコプターの騒音ってエンジン音だと思ってたけど違うのかな。
もしエンジン音だとするとウィスパーモードは電動に切り替え、と考えていたんだけど、未だに電動ヘリは登場していない。 バッテリー容量の問題なのか、航空機にモーターは無理なのか、どっちだろ。
 映画の話からずれるけどブルーサンダーはプラモデルも造ったが、たぶんあれはアオシマじゃなかったと思う、英語の説明書だった気がするし、そこそこ大きいので32分の1モデルではないか。
また過去、もっとも課金したアーケードゲーム機はブルーサンダーをパクったサンダーストームだったりする。
いちばん繰り返し視聴したアニメでもあるな、途中までだけど。
パイロット視線のアニメがずっと流れて、画面に出る指示通りに操縦桿を動かさないと負けという、変わったゲームであったが。
その後、サンダーブレードってのも出たね、そっちが有名かもしんないけど。


とにかくカッコいいヘリコプターが登場するという、革命的な作品ではないかと思う。
テレビシリーズも観ていたし、その後すぐにエアーウルフが登場、影響力半端ないっす。
また直後に登場した現実のアパッチ攻撃ヘリコプターなどは、最初に見たときブルーサンダーかっ? と思ったくらいで、とにかく先進的。
YouTubeでは巨大なラジコンを自作している人もいて、それまた魅力。
懐かしい映画であり、二、三年にいちど定期的に観たい作品のひとつ。

●スペースバンパイア

いやー80年代の作品ってけっこう面白いのが多いよね。
多くのアイデアがこの時代に確立してるんで、そりゃそうかとも思うのだが。
今回はイギリスのSFバンパイア&ゾンビ映画。
ゾンビが相手からズビズバズビーとエネルギーを奪うシーンとか当時のCMで有名になり、いくつかのパロディも生まれたかもしれない。
映画の専門企業や独立したショップ(工房)というものが確立してまだ十年もたっていないと思われるこの時期に、よく頑張ったと思えるビジュアル。
まあ特殊効果にダイクストラとか混じってるんで贅沢っちゃ贅沢な企画ではある。
ソ連との冷戦構造とかは登場しないので、今の人にもじゅーぶん楽しめる作品であろうと思う。
ところで話変わるが、冒頭のハレー彗星探査に向かうイギリスのスペースシャトルらしいチャーチル号。アメリカのスペースシャトルとはどこか違う風なんだけど、隊員の服には星条旗ワッペンがあったような、よくわからんことになってるのだが・・・。
謎宇宙船を発見し、いかにも怪しそうなのにシャトルを乗り付けて乗員が謎宇宙船の中へ探検に行くわけで。
何の略なのかわからぬが彼らの船内服、船外服どちらにも「esa」というワッペンがっ!
日本人だけに通じるギャグだなコレ、謎宇宙船の所有者にしてみれば生命エネルギーを吸収できる餌が向こうからやってくるのだから。
ま、ここはesaをイーサと読んであげるのが配慮というものかな。
ロンドン炎上のシーンはミニチュアもうまく使っていて、それなりに大がかりなセットも併用、うまいことできてる。
あとロンドン上空にハレー彗星が見えるというのはじっさいにはなかったから。
今だからわかる事実なんだけどね、ああゆう見え方ではないと。
それとマチルダ・メイが今見ても美女であるのも見どころかな。
美人すぎて印象に残りにくい感じもあるが。
とまあ80年代独特の雰囲気も含め、堪能できる映画。

●ダーティハリー3

前にも観たけどもういちどHDで。
アクション映画はアイデアだと自分で言ったが、ホントよく考えてあるわ。
二作目ですでに調子に乗っていたこのシリーズ、その時にはもうダーティハリーの代名詞というべき44マグナムにこだわっていない造りで、轢殺やら撲殺やら爆殺で戦っていたという。
また正義のつもりで殺人を繰り返す警官というアイデアもよかったし。
今回、三作目もテロリストにみせかけた金儲けという、ダイ・ハードでみられたアイデアがすでに登場していて。 またサイコ野郎が特徴あるナイフを使うというスタローンの映画コブラみたいなシーンもあったり。
でもってM-72対戦車ロケット弾も持ちだすという、エスカレートぶりが見事。
それにしてもこの時代から婦人団体ってウザいキャラだったんだね、刑事の採用には単純に現場十年とかの経験が欲しいのに、もっと女性の採用をとデスクワーカーを推してきたり論理的ではないみたいな。
ライバルのアクション映画がどんどんムチャクチャになってくる中、ダーティハリーらしさを残しつつ時代に合わせていったのだろうか、未だ人気なのもわかるわ。
一作目ラストが44マグナムで二作目が爆弾、三作目が対戦車ロケットと目玉を用意しているので分かりやすいし。
ちな四作目が有名なアレかな。 五作目はちょい苦笑のアレだし。


●ミッドナイト・ラン

いやーこの映画はいいわ。
ロバート・デ・ニーロにしては珍しく何も考えず楽しめる娯楽作品みたいな。
映画の冒頭からしてピッキングだもんね、もう全編が犯罪だらけみたいなスゴい作品で、今こんなの作ったら非難轟々だろうな。
当時から非常識なところとして駅でもバス内でもどこでも煙草プカプカ吸う主人公とか。 クルマは盗むわ偽の電話かけるわまっとうな行動がこれっぽっちもない。
劇中、どんだけ詐欺行為があったやら数える気にもなれず、また時代なのか不明だが個人情報とか特定機密とかガバガバでFBIは盗聴してるし保釈屋にギャングのスパイはいるしだまし討ちは当たり前で嘘つきでない登場人物はいたっけみたいな。
誰も彼も信用できず、主人公からして見逃してやるから助けろとかすぐ騙すし。
基本ストーリーは集金稼ぎの主人公がギャングに追われている証人を連れて戻るというシンプルなもんだけど、この証人デュークがまたとんでもないウザいやつで、やっぱり嘘ばっかりだし。
コイツといっしょに飲食店でFBI詐欺をやらかすシーンはもう笑いで身体がピクピク痙攣しそうな名シーンみたいな。
またロードムービー的にあっちこっちをいろんな交通手段で移動するが、まともに進まず逆に遠ざかったりする一面もあって笑えるという。
保釈屋のスパイがギャングに電話しにいくたびに「ドーナッツ買ってくる」みたいなパターンを繰り返すリズムが複数あって心地いいし。
基本楽しい映画だけどギャングのヒットマンがバンバン死んだりけっこうアクションは充実。
この映画のギャングは昔ながらのやられ役だから四人乗ったヘリが主人公に撃ち落とされてもざまぁ!くらいにしか感じないゆうか、そんな観方が正しいかと。
いろんなシーンがいちいち印象的で、曲も当時の流行りみたいな感じで軽妙。
アンタッチャブルの後なのにロバート・デ・ニーロずいぶんスマートで、役作りで有名だけある。
意外とカッコいい場面もあって、じゃあキアヌ・リーブスでリメイクもできたんじゃね? と一瞬思ったが、あのムッチャ胡散臭く、無責任な笑顔はデ・ニーロでないと無理か。
この作品の劇中に起こる犯罪にいちいちマジレスでツッコんじゃうような気質の人にはぜったいオススメできません。
ハッキリ言って悪党映画です。
個人的には、やっぱり定期的に観たい映画。


●エアポート77

午後のロードショーを録画してたので視聴。
年中放送しているような印象もあるエアポートシリーズだが、どれを観てどれが観てないのか、あるいはぜんぶ観てないのか、よくわからなくなっていて。
結論から言って今回のエアポート77 バミューダからの脱出編は観てないのかもしれない。
ところどころ記憶にあるがたぶん、あまりにも各種洋画劇場番組の予告で見過ぎているために部分的なシーンが頭にあるだけで。
バミューダからの〜というタイトルで「あ、飛行機が海に沈むやつだな」と思ったら正解で、続いて観たことあるなと感じたが、おそらくエアポートではなくエアーウルフの似た回を間違えていた。
思って今ぐぐったところ、エアーウルフの該当回には今回のエアポート77のシーンが一部使われているそうな。
ものすごい意図的に似せた回というか、一種のサービスだったんだねエアーウルフ製作者の。
それはともかく、最近は船やヘリコプターなどをよく調べていて、そーゆう意味でも楽しめる作品だったエアポート77。
なんせ77年の映画だから映るもの全てが興味深い。 リバティ船みたいな旧い雰囲気の船も一瞬出ていたし。
実物大のジャンボジェット機外壁を作って海に沈めたらしい凝った作りもみどころ。
それと意外なのが雲の描写がけっこー良い。 まるで宮崎アニメのように印象的で、モーションコントロールカメラでも使ったのかブルーバック合成なのか不明だが、マット画にはみえない。
まあ重箱の隅をつつくような観方するならツッコミどころは多いけどね。 まづあんなゴージャスジェット機なんだから最低限、モルヒネと抗生物質くらいは常備しましょうよみたいな。
続いて調度を立派にするのはいいが航空機なんだからしっかり固定してくださいよとか。 海難時のサバイバルキットもないのだから困ったものだ。
あとこの映画でわかったことは・・・以前マイケル・ベイ監督のアイランドでもツッコんだけど、主人公が破壊するべき偽装用プラントの心臓部にわざわざ「DO NOT SHUTDOWN」みたいなことをわかりやす〜く書いてあったりするパターンなんだけど。
アレ、ハリウッドの伝統なんだね。
今回のエアポートでも工作員がガスボンベを配管につなげているシーンがあって、パイプにわかりやすく英語で書いてある面をこっちに向けて撮影してある。
「ああ室内空調にガスを混入させているんだな」とすぐに理解できる親切さ。
ただ工作員が変装するシーンの意味がわからなかった。 シーンがカットされているのか元々そうなのか不明だが、巧みに銃やガスボンベを持ち込むのはわかるが、口にワタ含んで顔の輪郭を変え、ヅラに付け髭までつける変装の必要性ってなんだろね。
乗り合わせた連中の紹介もカットされていたのだろうか、把握しきれなかったのだが、プロフェッショナルや実業家が多いっぽくていざという時は誰もがそこそこ頼れる行動派ぞろいで、でもやっぱりツボをおさえて「こんなところにいられるか〜」と騒ぐキャラを混ぜたり抜かりない仕様。
アイデアもよくてちゃんと冒険もあってシンプルな構成、なかなか名作であるかもしれない。


●血界戦線

映画じゃないけど記述シリーズ。
血界戦線・・・テレビのアルスラーン戦記放送で番宣CM見かけたので視聴みたいな。
厨二全開な感じが好感度のアニメ。
ニューヨークを叩き台にした作品は多く、ちょいと思い出しただけでビッグ・オー、TIGER&BUNNYが浮かび、他にもいくつかあるはずだが今回もソレみたいな。
特筆すべきはその作画レベルで、ちょっと異常じゃないかと思えるほど。
世にはビデオアニメというジャンルがあり、作画で贅沢ができるという理由で30年以上も続いているわけだが、こんな作品があると一瞬、ビデオアニメに疑問が。
まあわりと弱小製作会社でも良い造りができるみたいなメリットはあるんだろうけど、テレビアニメが本気出したらコレだよ。
つても第一話だけ凝った作画なだけかもしんないけど。
でもって話というより細部がわかりにくいとこあるけど、先に例として出したビッグ・オー第一期の最終話みたいに、わからんまま(それまで観てた視聴者も持ち合わせない情報に由来する話を)ありったけ詰め込んで突っ走るのが良い場合もあり、今回はソレかと。
厨二全開といったが、それだけに武器とか技とかイチイチカッコいいんだよね。
まあはじまったばかりらしいんだけど、チェックするべき番組かなと思った。





故あってページが長くなりそうな気がするので次へ移動。
次はabout-15.5-2となります。
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