「Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック対策実践問題集」通称、「ACE本」に関するサイトです。



全体レビュー


Togetterでのまとめの転記です。

1. 選択問題で「間違っている部分が曖昧な問題」と「ある概念を複数の用語で表現する」のをもう少し減らして欲しい。"標準で"を足してほしい文章がそこそこあった。
2. クラス・メソッド等リファレンスの暗記力を試す問題がちょっと多すぎる。製作コストの問題だと思うけどソースコードの穴埋めや実行結果選択など、「他の選択肢が確実にありえない」問題をもう少し増やして欲しい。
3. Android全体に関する章は特に全体的に誤解を産む表現が多い。1章なので最初に読まれる率が高いと思うのでもったいない。 もにょる例「AndroidはApache License 2.0を採用」「AndroidランタイムのJavaコアパッケージはJava SEに準拠」
4. よくこういう試験は「試験に受かっても仕事ができるわけではない」という実態はあるけど、例えば今の情報処理技術者試験は基本がやっぱり詰まっている。ところがこの本や試験に向けて勉強するとAndroid技術者としてはかえって遠回り、損をするのではと感じてしまう。

他後半では「開発機能」の章に「Eclipse, ADT, aidl」って節があったり、「JNIとASE」「NDK」って節分けがされていて、JNIとNDKが混同されている表現があったり、もう少し章構成等横方向のチェックをきちんとやるべきなのではないかと。
リファレンスベースならWidgetやLiveWallPaperがないのも気になるし、UIスレッドやANRの話もない、GCとヒープサイズとOOMの話もない。元のスキル標準と共に、世間の早いサイクルに負けないように今後更新されて欲しいと思う。

ACE本まとめ:「学習意欲のある初心者」→他の本買え 「しょうがなく試験を受けざるを得ない人」→分かる人に聞いてから買え 「Androidバリバリの人」→立ち読みしてからおサイフに余裕があればどうぞ。

選択問題の「誤」の部分が曖昧


正答を1つ選択させる問題については、例えばA-Dの選択肢でAが正解の際に、以下の様になっていて欲しいと思います。

A)正が正のため正は正である。
B)正が正のため誤は正である。
C)正が誤のため正は正である。
D)誤が正のため正は正である。

つまりどこが「誤」であるかはっきりしていて欲しいんですが、極端に書くと以下の様な感じの問題が散見されます。

A)正が正のため"オリジナル用語"は正である。
B)誤が"オリジナル用語"のため誤は正である。
C)正が誤のため"オリジナル用語"は誤である。
D)誤が正のため誤は誤である。

これは、問題の○×にはさほど影響が無いですが、この様に偽やオリジナル用語や問題文のためのダミーの間違った概念を表記すると、以下の様に解説を記載する必要が発生してしまいます。

・XXはAだ。
・XXはBではない。
・XXはCではない。
・XXはDではない。

バッドノウハウは大事ですけど、できればベストプラクティスを解説すべき。

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